CVE-2024-9164 (CVSS 9.6): GitLab Users Urged to Update Now
2024/10/09 SecurityOnline — 10月9日に GitLab がリリースした、 Community Edition(CE)/Enterprise Edition(EE) のバージョン 17.4.2/17.3.5/17.2.9 は、いくつかのセキュリティ・アップデートを取り込んだものである。これらのアップデートは、8件の脆弱性に対処するものだが、その中には、深刻度 Critical と評価される、脆弱性 CVE-2024-9164 も含まれている。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、任意のブランチでパイプラインを実行する可能性を得るため、影響を受けるインスタンスに重大なセキュリティ・リスクが生じる。

今回のアップデートで対処された、上記の脆弱性 CVE-2024-9164 は、GitLab EE の 12.5 から 17.2.9 未満の全バージョンに影響を及ぼす。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、任意のブランチでパイプライン実行を達成し、機密データやシステムへの不正アクセスの可能性を手にする。この脆弱性には、深刻度が高いことを示す CVSS スコア 9.6 が割り当てられている。
このアップデートで対処された、その他の重要な脆弱性には、以下のものがある:
- CVE-2024-8970:特定の条件下で、任意のユーザーへのなりすましを許し、不正な操作やデータ漏洩につながる可能性がある。
- CVE-2024-8977:Analytics ダッシュボードの SSRF (server-side request forgery) 脆弱性により、内部のリソースやサービスへのアクセスを許す可能性がある。
- CVE-2024-9631:マージ・リクエストの競合における、コードの差異の表示に費やされる時間により、DoS (denial-of-service) 状態にいたる可能性がある。
- CVE-2024-6530:OAuthページにおける XSS (cross-site scripting) の脆弱性により、悪意のスクリプトが挿入され、ユーザー・データ窃取にいたる可能性がある。
すでに GitLab は、CE/EE のバージョン 17.4.2/17.3.5/17.2.9 で、これらの脆弱性を修正している。ユーザーに対して強く推奨されるのは、これらのバージョンのいずれかに、ただちにアップグレードすることだ。
GitLab CE/EE の複数の脆弱性が FIX しましたが、その中の CVE-2024-9164 は Critical なものであり、注意が必要とのことです。最近の GitLab 関連の記事としては、2024/10/06 の「Ruby-SAML/GitLab の脆弱性 CVE-2024-45409 が FIX:認証バイパス PoC が登場」が気になっています。よろしければ、GitLab で検索と併せて、ご参照ください。
You must be logged in to post a comment.