Google One の新機能:VPN アクセス/Dark Web レポートでセキュリティを強化

Google One expands security features to all plans with dark web report, VPN access

2023/03/08 HelpNetSecurity — Google One に、2つの画期的な機能の追加が発表された。まず、VPN by Google One が全てのプランで利用可能になり、オンライン中のセキュリティが強化される。さらに、米国における Dark Web レポートの導入により、より適切な個人情報の監視が可能になるという。

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Acer でデータ侵害:160GB のデータがハッキングフォーラムで販売されている

Acer confirms breach after 160GB of data for sale on hacking forum

2023/03/07 BleepingComputer — 台湾の大手コンピュータ・メーカーである Acer は、同社の修理技術者が使用していたプライベート・ドキュメントを格納するサーバが、脅威アクターにハッキングされ、データ侵害が発生したことを明らかにした。しかし同社は、これまでの調査結果では、このセキュリティ・インシデントが顧客データに影響を与えたとは言えないとしている。2023年2月中旬に Acer から盗まれたとされる 160GBのデータが、ある脅威アクターにより、人気のハッキングフォーラムで販売され始めたことで、このデータ漏洩が認められることになった。

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LastPass ハッキングの全容を解明:エンジニアの自宅のメディアサーバが侵入経路だった

LastPass Hack: Engineer’s Failure to Update Plex Software Led to Massive Data Breach

2023/03/07 TheHackerNews — LastPass における大規模な情報漏えいは、同社のエンジニアの1人が、自宅のコンピュータで Plex のアップデートを怠った結果であり、ソフトウェアを最新に保つことを怠ることの危険性を痛感させるものだった。先週に LastPass は、「2022年8月12日以前に発生したインシデントで盗まれた情報と、サードパーティに対するデータ侵害および、一般的なメディア・ソフトウェア・パッケージ Plex の脆弱性から入手した情報を組み合わせた正体不明の人物が、2022年8月〜10月に2度目の組織的な攻撃を行ったことを明らかにした。

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Google Cloud Platform の深刻な問題:データ流出攻撃に対して死角が生じている

Experts Reveal Google Cloud Platform’s Blind Spot for Data Exfiltration Attacks

2023/03/06 TheHackerNews — Google Cloud Platform (GCP) のフォレンジック可視性が不十分であることを利用して、脅威アクターたちによる機密データの流出が可能なことが、最新の研究で明らかになった。クラウド・インシデント対応企業である Mitiga のレポートには、「残念ながら、GCP は、フォレンジック調査に必要なストレージ・ログの可視性を備えていない。そのため、潜在的なデータ流出攻撃を、組織は見過ごす可能性がある」と述べている。

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Hatch Bank のデータ侵害:GoAnywhere MFT のゼロデイ脆弱性が悪用された

Hatch Bank discloses data breach after GoAnywhere MFT hack

2023/03/02 BleepingComputer — フィンテック・バンキング Hatch Bank が開示したのは、同社のセキュア・ファイル共有プラットフォーム Fortra GoAnywhere MFT から、約 14万人の顧客の個人情報を、ハッカーが窃取するというデータ侵害に関するものだ。Hatch Bank とは、銀行間サービスへのアクセスを、中小企業に提供するフィンテック企業である。TechCrunch が報じたように、影響を受けた顧客と司法長官事務所に提出されたデータ侵害通知には、ハッカーが GoAnywhere MFT ソフトウェアの脆弱性を悪用して、139,493人の顧客のデータを盗んだと記されている。

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PyPI に colorfool という悪意のパッケージが登場:情報スティーラー/RAT を配布

Experts Identify Fully-Featured Info Stealer and Trojan in Python Package on PyPI

2023/03/02 TheHackerNews — 完全な機能を備えた情報スティラーとリモート・アクセス型トロイの木馬を含む、悪意の Python パッケージが、PyPI (Python Package Index) にアップロードされていたことが判明した。この、colorfool と名付けられたパッケージは、Kroll の Cyber Threat Intelligence Team により発見され、このマルウェア自体は Colour-Blind と呼ばれている。Kroll の研究者である Dave Truman と George Glass は、「Colour-Blind マルウェアは、他から調達したコードから複数の亜種を生成する。つまり、サイバー犯罪の不偏化により、脅威が激化していく可能性を示している」と、The Hacker News と共有したレポートで述べている。

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Web Browser Security Report 2023:ブラウザのリスクと検証の盲点について詳述する

2023 Browser Security Report Uncovers Major Browsing Risks and Blind Spots

2023/03/02 TheHackerNews — 今日の企業環境における主要な作業用インターフェースとして、Web ブラウザが重要な役割を担っている。Web ブラウザは、従業員の管理/非管理デバイスで使用され、Web ブサイト/SaaS アプリケーション/社内アプリケーションへのアクセスを実現している。ブラウザ・セキュリティ・ベンダーである LayerX が発表した最新レポートによると、この現実を悪用する攻撃者たちは、数多くのブラウザを標的にし、ユーザー組織におけるリスクが高まっていることが判明した 。

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GitHub のシークレット・スキャン・アラートが正式運用:誰もが犯す間違いを自動的にチェック

GitHub’s secret scanning alerts now available for all public repos

2023/03/01 BleepingComputer — GitHub が発表したのは、すべての公開リポジトリにおいて、シークレット・スキャン・アラート・サービスが利用できるようになり、公開履歴全体にわたって流出したシークレットを検出できるようになったことだ。このシークレットとは、GitHub のリポジトリに誤って追加された APIキー/アカウントパスワード/認証トークンなどの機密データであり、攻撃者によるセキュリティ侵害や非公開データへのアクセスなどへといたる可能を生じるものだ。

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SaaS 内の資産は混乱している:3rd/4th パーティとの共有状況を定量化する

Public SaaS Assets Are a Major Risk For Medium, Large Firms

2023/03/01 InfoSecurity — 中堅企業の 81% および大手企業の 78% が、Google Drive/Workspace に暗号化ファイルを保存している。また、61% の組織には、会社が所有の資産を個人のメールで共有する従業員がいる。この調査結果は、DoControl の最新レポート Software-as-a-Service (SaaS) Security Threat Landscape から得られたものであり、機密資産の人手による追跡が、これまで想像されていた以上に複雑になる可能性を示唆している。

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Parallax RAT の標的は暗号通貨企業:洗練されたインジェクション技術で検出を回避

Parallax RAT Targeting Cryptocurrency Firms with Sophisticated Injection Techniques

2023/03/01 TheHackerNews — Parallax RAT と呼ばれるリモート・アクセス型トロイの木馬を配信する新しいキャンペーンにおいて、暗号通貨企業が標的にされている。Uptycs の最新レポートには、「このマルウェアは、インジェクション技術を用いて正規のプロセス内に潜伏し、検出を困難にしている。その注入を成功させた攻撃者は、おそらく通信チャネルとして機能する Windows Notepad を介して、被害者に接触するようになる。

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News Corp への不正侵入:2020〜2022年において中国由来の APT が潜み続けていた

News Corp says state hackers were on its network for two years

2023/02/24 BleepingComputer — マスメディア News Corp の発表によると、2022年に公開された情報漏えいの背後にいる攻撃者は、2020年2月から同社のシステムにアクセスし続けていたとのことだ。この状況が明らかになったのは、データ侵害の影響を受けた従業員にデータ侵害通知書が送られたからである。具体的に言うと、従業員の個人情報や健康情報の一部に不正アクセスが生じていたこと、そして、News Corp の複数の事業で使用されている、メールと文書保存システムにも不正アクセスが生じていたことが判明したのだ。

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S1deload Stealer という情報スティーラーが登場:Facebook/YouTube ユーザーが標的

Hackers Use S1deload Stealer to Target Facebook, YouTube Users

2023/02/23 InfoSecurity — Facebook/YouTube のアカウントを標的とする情報スティーラーを用いた、新たなグローバル・キャンペーンをセキュリティ研究者たちが発見した。Bitdefender が S1iDeload Stealer と命名した新しいスティーラーは、悪意のコンポーネントを実行するために、DLL サイドローディング技術を採用している。

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ワイパー・マルウェアが急増:ウクライナ侵攻により世界中で蔓延し始める

Russian Invasion Sparks Global Wiper Malware Surge

2023/02/23 InfoSecurity — セキュリティ・ベンダーの Fortinet によると、ウクライナ戦争により破壊的なマルウェアの新しい波が世界中に押し寄せており、それをサービスとして提供する、サイバー犯罪グループが増えているという。昨年にロシア軍が利用したワイパー・マルウェアだが、昨年にウクライナ国境を越えて急速に拡大し、その活動量は 2022 Q3 と Q4 の比較において 53% 増になると、同社は指摘している。

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APAC のデータセンターが標的:新たなサイバー攻撃の証拠が発見された

Resecurity warns about cyber-attacks on data center service providers

2023/02/21 SecurityAffairs — カリフォルニアに拠点を置くサイバー・セキュリティ企業の Resecurity は、複数のデータセンターに対して、それらの組織と顧客を標的としたサイバー攻撃に関する警告を。 2021年9月から発してきたことを公表した。同社は最新のレポートで、通知の対象とされた組織は、サプライチェーンの重要な部分として機能しており、国家支援 APT/犯罪者/サイバー・スパイグループなどの格好のターゲットだと述べている。この、Resecurity による通知の詳細は、さらなる分析とリスク軽減のために、影響を受けた当事者および、中国/シンガポール政府の緊急対応チームと共有された。さらに、2022年と 2023年1月にアップデートされた同通知は、発見されたデータセットに Fortune 500 の大企業が多数存在していたことから、米国の法執行機関とも共有された。

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Stealc 情報スティーラーは MaaS へと進化:YouTube 動画をルアーに使用

Researchers Discover Numerous Samples of Information Stealer ‘Stealc’ in the Wild

2023/02/21 TheHackerNews — ダークウェブで宣伝されている Stealc という新しい情報スティーラーが、他の同種のマルウェアの有力な競合相手として頭角を現しているようだ。SEKOIA は 2月20日 (月) のレポートで、「Stealc は、完全な機能を備え、即座に使用できるスティーラーとして脅威アクターに紹介されている。そのテクノロジーは、Vidar/Raccoon/Mars/RedLine などのスティーラーを拠り所にしている」と述べている。

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WhiskerSpy という北朝鮮のマルウェア:ウォータリング・ホール攻撃で中国と日本を狙う

New WhiskerSpy malware delivered via trojanized codec installer

2023/02/18 BleepingComputer — セキュリティ研究者たちが発見したのは、北朝鮮に関心を示す個人を標的とする、最近の脅威アクター Earth Kitsune のキャンペーンで使用されている、新しいバックドア WhiskerSpy だ。この脅威アクターは、試行錯誤の末に、北朝鮮の親サイトのビジターからターゲットを選び出すという、ウォータリング・ホール攻撃として知られる手口を採用していた。この新しいオペレーションの存在は、2019年から Earth Kitsune の活動を追跡してきた、サイバーセキュリティ企業の Trend Micro の研究者たちにより、昨年末に発見された。

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GoDaddy でデータ侵害が発生:不正アクセスは数年前から始まっていた

GoDaddy: Hackers stole source code, installed malware in multi-year breach

2023/02/17 BleepingComputer — Web ホスティング大手の GoDaddy の発表は、数年にわたる攻撃により cPanel 共有ホスティング環境が侵害され、未知の攻撃者にソースコードを盗み出され、サーバにマルウェアをインストールされるという侵害に遭ったというものだ。GoDaddy がセキュリティ侵害を発見したのは、自社のサイトがランダムなドメインへのリダイレクトに利用されているという、顧客からの報告を受けた 2022年12月上旬のことだった。しかし攻撃者の不正アクセスは、その数年前から発生していたという。

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Atlassian で発生した情報流出:サプライチェーン内で責任転嫁が始まった

Atlassian says recent data leak stems from third-party vendor hack

2023/02/16 BleepingComputer — Atlassian におけるデータが流出だが、サードパーティへの侵害が原因であり、同社のネットワークと顧客情報は安全であることが確認された。すでに Cyberscoop が報じているように、オーストラリアに拠点を置くコラボレーション・ソフトウェア会社 Atlassian から盗んだと主張するデータを、SiegedSec という名のハッキング・グループが 昨日に Telegram で流出させた。

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Havoc という OSS C2 フレームワーク:Microsoft Defender をバイパスする能力とは?

Hackers start using Havoc post-exploitation framework in attacks

2023/02/15 BleepingComputer — Cobalt Strike や Brute Ratel などの有料オプションに代わるものとして、Havoc という新しいオープンソースの Command and Control (C2) フレームワークへと脅威アクターが乗り換えていることを、セキュリティ研究者たちは確認している。クロス・プラットフォームに対応する Havoc は、スリープの難読化/リターン・アドレス・スタックのスプーフィング/間接的なシステムコールを用いて、最新の Windows 11 と Microsoft Defender をバイパスしていく。

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A10 Networks にデータ侵害が発生:Play ランサムウェア攻撃が原因

A10 Networks confirms data breach after Play ransomware attack

2023/02/10 BleepingComputer — カリフォルニアに拠点を置くネットワーク・ハードウェア・メーカー A10 Networks は、Play ランサムウェア・ギャングの攻撃により、同社の IT インフラに一時的な不正アクセスが発生し、データが侵害されたことを BleepingComputer に対して認めた。A10 Networks の専門分野は、ソフトウェア/ハードウェアの ADC (Application Delivery Controllers)/ID 管理ソリューション/帯域幅管理アプライアンスの製造などであるが、ファイアウォールや DDoS 脅威のインテリジェンス/軽減サービスも提供している。

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Reddit にフィッシング攻撃:従業員を騙して機密情報を漏洩させる

Reddit Hit By Phishing Attack, Source Code Stolen

2023/02/10 InfoSecurity — 2023年2月5日に Reddit でサイバー攻撃が発生し、従業員の機密情報を漏洩したが、高度に洗練された標的型フィッシング攻撃により、内部システムが侵害されたことに原因がある。同社は木曜日に、「攻撃者は、認証情報とセカンド・ファクター・トークンを盗むために、イントラネットのゲートウェイの動作を模倣した Web サイトを、従業員に示すというプロンプトを送信した。一人の従業員の認証情報の取得に成功した攻撃者は、いくつかの内部文書/コード/内部ダッシュボード/ビジネスシステムなどにアクセスできるようになった」と述べている。

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Baicells デバイスの深刻な脆弱性 CVE-2023-24508:通信ネットワークが盗聴される可能性

Critical Baicells Device Vulnerability Can Expose Telecoms Networks to Snooping

2023/02/06 SecurityWeek — Baicells Technologies の無線通信基地局に影響を及ぼす、深刻な脆弱性が発見された。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、通信ネットワークの膨大や、データ/音声トラフィックの完全な制御が可能だと、ある研究者が述べている。Baicells Technologies は、米国を拠点とする 4G/5G ネットワーク向けの通信機器プロバイダーである。同社によると、世界 64カ国に 10万台以上の基地局が設置されているという。

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InTheBox は Web インジェクション販売業者:バンキング狙いのツール 1,800種類を提供

Over 1,800 Android phishing forms for sale on cybercrime market

2023/02/02 BleepingComputer — ロシアのサイバー犯罪フォーラムで、InTheBox という脅威アクターが宣伝しているのは、銀行/暗号通貨取引所/電子商取引などのアプリから、認証情報や機密データを盗むための Web インジェクション (フィッシング・ウィンドウのオーバーレイ) 1,894 件の商品目録である。このオーバーレイは、多様な Android バンキング・マルウェアと互換性があり、世界の数十カ国で使用されている、主要な犯罪組織が運営するアプリを模倣している。このような悪意のプロダクトが、大量かつ安価に入手できるサイバー犯罪者たちは、マルウェアの開発などに集中することが可能であり、また、さまざまな国々へと攻撃を拡大できる。

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GitHub から盗まれたコード署名証明書:Desktop/Atom 版が 2月2日に失効

GitHub revokes code signing certificates stolen in repo hack

2023/01/30 BleepingComputer — 未知の攻撃者が GitHub の開発とリリース計画にリポジトリにアクセスし、Desktop/Atom アプリケーションの暗号化されたコード署名証明書を盗み出したとのことだ。GitHub によると、盗み出されてしまったパスワード保護された証明書 (Apple Developer ID 証明書1枚と Windows アプリに使用される Digicert コード・サイニング証明書2枚) が、悪意の目的で使用されたという証拠は、これまでのところ発見されていない。

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Yandex のソースコードが漏洩:元従業員が BreachForums に 44.7GB のファイルを公開

An unfaithful employee leaked Yandex source code repositories

2023/01/26 SecurityAffairs — 不正な Yandex git ソースへのマグネット・リンクが含まれたアナウンスメントが、BreachForums に公開された。この投稿の背後にいる脅威アクターは、2022年7月に 44.7GB のファイルを入手したと主張しており、すべてのファイルの日付は 2022年2月24日 (ロシアのウクライナ侵攻の日) にまでさかのぼる。脅威アクターの主張は、このソースコード・リポジトリには、アンチ・スパム・ルールを除くソースコードが含まれているというものだ。

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WordPress サイト 4,500 以上でハッキングが発生:ビジターを悪意の広告ページへ誘導

Over 4,500 WordPress Sites Hacked to Redirect Visitors to Sketchy Ad Pages

2023/01/25 TheHackerNews — 2017年ころから活動しているとされる、長期的かつ大規模なキャンペーンにより、4,500 件以上の WordPress サイトが感染していることが明らかになった。GoDaddy 系列の Sucuri によると、悪意のドメイン track[.]violetlovelines[.]com にホストされている、難読化された JavaScript の注入により感染が広まり、悪意のサイトへと訪問者たちがリダイレクトされているようだ。urlscan.io のデータによると、2022年12月26日から動きが活発になっているようだ。2022年12月初旬に確認された攻撃では 3,600 件以上のサイトが影響を受け、2022年9月に記録された別の攻撃では、7,000以上のサイトが被害に遭ったとされている。

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CISA が連邦政府組織に警告:正規の RMM ソフトウェアを介した攻撃が蔓延

CISA: Federal agencies hacked using legitimate remote desktop tools

2023/01/25 BleepingComputer — 今日の共同アドバイザリで CISA/NSA/MS-ISAC は、正規の RMM (Remote Monitoring and Management) ソフトウェアを悪意の目的で、攻撃者たちが使用する傾向が強まっていることを警告した。さらに心配なことに、2022年10月中旬の Silent Push レポートの発表後に、複数の連邦民間行政機関 (FCEB) ネットワーク内において、CISA が EINSTEIN 侵入検知システムで管理しているにも関わらず、悪意のアクティビティが発見されている点だ。

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Ethereum $100M 相当が Harmony から消えた:北朝鮮の Lazarus と APT38 の犯行

FBI: North Korean hackers stole $100 million in Harmony crypto hack

2023/01/24 BleepingComputer — FBI の発表によると、2022年6月に Harmony Horizon から $100 million 相当の Ethereum が盗まれたが、その背後には、北朝鮮の国家的なハッキング・グループ Lazarus と APT38 が存在することが確認されたという。Harmony Horizon は Ethereum のクロス・チェーンブリッジであり、2022年6月に侵害を受け、MultiSigWallet の制御をハッカーが奪ったことで、大量のトークンが犯罪者のアドレスに転送された。

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GoTo で発生したデータ侵害:暗号化されたバックアップや MFA 設定などを窃取

GoTo Says Hackers Stole Encrypted Backups, MFA Settings

2023/01/24 SecurityWeek — IT マネージメント・ソフトウェアを提供する GoTo は、2022年に発生した LastPass 関連会社に影響を及ぼしたセキュリティ侵害において、暗号化されたバックアップと一部の暗号化キーが、正体不明の脅威アクターに盗まれたと発表した。GoTo の CEO である Paddy Srinivasan は、このセキュリティ侵害が、当初の報告よりもはるかに深刻であることを認めている。具体的に言うと、アカウントのユーザー名および、ソルト化/ハッシュ化されたパスワード、MFA 設定の一部に加えて、一部製品のコンフィグレーション/ライセンス情報が盗まれたようだ。

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Microsoft OneNote ファイルに要注意:新たなマルウェア配布が始まっている

Hackers now use Microsoft OneNote attachments to spread malware

2023/01/21 BleepingComputer — OneNote の添付ファイルをフィッシング・メールに使用する攻撃者たちが、被害者のマシンにリモート・アクセスに対応するマルウェアを感染させ、さらなるマルウェアのインストールや、パスワードの窃取、暗号通貨ウォレット侵害へとエスカレートさせようとしている。長年にわたり攻撃者たちは、電子メールに添付した Word/Excel ファイルに隠したマクロを起動させ、マルウェアをダウンロード/インストールするという方式で、マルウェアを配布してきた。しかし、2022年7月に Microsoft は、Office 文書に含まれるマクロをデフォルトで無効にし、マルウェアの配布に利用できないようにした。

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製造業の 76% に未パッチの深刻な脆弱性:マルウェア感染は 40% 以上

Critical Manufacturing Sector in the Bull’s-eye

2023/01/21 DarkReading — 製造業の4社に3社以上が、未パッチの深刻度の高い脆弱性をシステム内に抱えていることが、この分野に関する調査で明らかになった。SecurityScorecard による最新のテレメトリ測定では、これらの組織における深刻な脆弱性は、前年比で増加していることが示されている。同社の共同設立者/CEO である Aleksandr Yampolskiy は、「2022年において、我々のプラットフォーム上の製造業の IP アドレスから調べたところ、約 76% 組織でパッチが適用されていない CVE を発見された」と述べている。

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Zendesk で顧客情報の漏洩が発生:従業員を狙った SMS フィッシングに起因

Compromised Zendesk Employee Credentials Lead to Breach

2023/01/21 DarkReading — SaaS 版の CRM (Customer Relationship Management) を提供する Zendesk が、2022年10月に脅威アクターによる不正アクセスを受け、顧客情報の漏洩が発生したこと明らかになった。ことの発端は、2023年1月13日に同社から顧客に送られたメールである。インシデントの詳細が記された Zendesk からのメールは、仮想ウォレット・サービスを提供する Coinigy により公開されたものだ。Coinigy は侵害に関する投稿で、「我々の顧客に開示する必要性を感じた」と述べている。

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T-Mobile にデータ侵害が発生:API 攻撃により 3,700万人分の顧客情報が漏えい

API Attacker Steals Data on 37 Million T-Mobile Customers

2023/01/20 InfoSecurity — T-Mobile は、数千万人の顧客の個人情報やアカウント情報に対して、脅威アクターがAPI 経由で不正にアクセスしたことを認めた。同社は、2023年1月19日の SEC ファイリングで、この攻撃は 2022年11月25日頃に始まり、また、2023年1月5日まで発見されなかったが、発見後の1日以内にインシデントは解決したと説明している。

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PayPal ユーザー 35,000 人の個人情報に不正アクセス:クレデンシャル・スタッフィングの可能性大

Massive Credential Stuffing Campaign Hits 35,000 PayPal Users

2023/01/20 InfoSecurity — 今週に PayPal が公表したのは、2022年12月に発生したアカウントへの不正アクセスと、米国の数万人の顧客に対して通知が行われたことだ。この不正アクセスは、12月6日〜12月8日に発生し、その後に事態を把握した同社は、脅威となった人物によるアクセスを排除した。PayPal からメイン州司法長官事務所に提出された侵害通知書には、「この間において、不正な第三者が、特定の PayPal ユーザーの個人情報の一部を閲覧し、取得した可能性がある」と記されている。

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FortiOS SSL-VPN の脆弱性 CVE-2022-42475:中国由来のハッカーが 2022年10月から侵害

Chinese hackers used recently patched FortiOS SSL-VPN flaw as a zero-day in October

2023/01/20 SecurityAffairs — 先日にパッチが適用された FortiOS SSL-VPN の脆弱性 CVE-2022-42475 を、中国の脅威アクターと思われる人物が、ゼロデイとして悪用したことを、Mandiant の研究者たちが報告している。この脆弱性は、欧州の政府機関やアフリカの MSP などを標的とする、一連の攻撃で悪用されたと、同社は述べている。この脆弱性は、2022年12月に Fortinet により対処されているが、攻撃自体は 10月の時点で生じていた。専門家たちが集めた証拠によると、中国のサイバースパイ活動の一環であることが示唆されている。

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Datadog が RPM 署名キーを変更:CircleCI ハッキング・インシデントを受けて

Datadog rotates RPM signing key exposed in CircleCI hack

2023/01/16 BleepingComputer — クラウド・セキュリティ企業 Datadog の発表によると、先日に発生した CircleCI のセキュリティ侵害により、同社の RPM (Redhat Package Manager) における GPG (Gnu Privacy Guard) 署名キーの1つと、そのパスフレーズが流出したとのことだ。ただし同社は、この署名キーの流出/悪用については、現時点で証拠は見つかっていないと付け加えている。

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PyPI に悪意の3つのパッケージ:数日で 500件以上のダウンロードにいたる

Malicious ‘Lolip0p’ PyPi packages install info-stealing malware

2023/01/16 BleepingComputer — ある脅威アクターが、PyPI (Python Package Index) リポジトリにアップロードした3つの悪意のパッケージには、開発者たちのシステムに情報窃取マルウェアをドロップするコードが搭載されている。Fortinet が発見した悪意のパッケージは、その全てが 2023年1月7日〜12日の間に、”Lolip0p” という作者によりにアップロードされたものだ。それらの名称は、colorslib/httpslib/libhttps であり、すでに PyPI からは削除されている。

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Raccoon/Vidar 情報スティーラーが蔓延:AnyDesk/Notepad++/Zoom などをルアーに使う

Raccoon and Vidar Stealers Spreading via Massive Network of Fake Cracked Software

2023/01/16 TheHackerNews — Raccoon や Vidar などの情報窃取型マルウェアの配布において、250以上のドメインで構成される大規模で弾力性のあるインフラが、2020年初頭から利用されている。サイバー・セキュリティ企業である SEKOIA は、今月の初めに発表した分析で、「偽のソフトウェア・カタログを使用すると、約 100 の Web サイトへとリダイレクトされた後に、GitHub などのファイル共有プラットフォームでホストされている、ペイロードをダウンロードすることになる」と述べている。

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Cacti の脆弱性 CVE-2022-46169:大量の未パッチ・サーバがインターネットに露出している

Most internet-exposed Cacti servers exposed to hacking

2023/01/14 SecurityAffairs — Cacti は、堅牢で拡張性の高い運用監視/障害管理フレームワークを、ユーザーに提供するオープンソースのプラットフォームである。Censys の研究者が発見したのは、インターネットに公開されている Cacti サーバの大部分に、現時点で積極的に悪用されている、深刻な脆弱性 CVE-2022-46169 が存在することだ。

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CircleCI のデータ侵害:セッションクッキーが窃取され 2FA が突破された

Malware Attack on CircleCI Engineer’s Laptop Leads to Recent Security Incident

2023/01/14 TheHackerNews — 2023年1月13日に DevOps プラットフォームの CircleCI が明らかにしたのは、昨年12月に未知の脅威アクターが従業員のラップトップを侵害し、マルウェアを用いて 2FA 認証に裏付けられた認証情報を盗み出し、同社システムに侵入しデータを侵害したことだ。CI/CD サービスの CircleCI によると、この高度な攻撃は、2022年12月16日に行われ、そこで用いられたマルウェアを、同社のウイルス対策ソフトウェアは検出できなかったとのことだ。

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CircleCI/LastPass/Okta/Slack が狙われる:サプライチェーン攻防の要は ID 管理と開発環境だ

CircleCI, LastPass, Okta, and Slack: Cyberattackers Pivot to Target Core Enterprise Tools

2023/01/14 DarkReading — 開発パイプライン・サービスを提供する CircleCI が、1月上旬にセキュリティ侵害について警告し、同社のプラットフォーム上に保存/管理されている、パスワードや SSH キーなどの機密情報などを、直ちに変更するようユーザー企業に呼びかけている。CircleCI は、DevOps サービスへの攻撃から生じる、侵害範囲の特定/ソフトウェア改ざんの抑制/開発機密の侵害の特定などに躍起になっていた。具体的に言うと、認証トークンのローテーション/コンフィグレーションの変更/他のプロバイダーとの連携によるキーの失効/インシデント調査などを、同社は進めてきた。

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Aflac/Zurich でハッキングが発生:日本人顧客約 200万人の情報が漏洩

Millions of Insurance Customers Compromised Via Supplier

2023/01/13 InfoSecurity — 保険会社である Aflac/Zurich は、第三者である請負業者がハッキングについて報告した後に、数百万人の日本人顧客の情報が侵害され、売りに出されていたことを明らかにした。両社の発表では、ハッキングされた業者の名前は明らかにされていないが、東京の通信社である時事通信の現地レポートでは、米国内の下請け業者に原因があるとされている。このインシデントの被害を受けたのは、Aflac のがん保険加入者 130万人と、Zurich の自動車保険契約者 76万人を含む、合計で約 200万人の顧客だという。

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Telegram Bot とフィッシング:2022年の悪用は前年比で 800% 増

Telegram Bot Abuse For Phishing Increased By 800% in 2022

2023/01/12 InfoSecurity — Telegram Bot からのフィッシング情報の流出先として悪用が、2021年〜2022年の間に 800% も増加した。この新データは、2023年1月12日に Cofense のセキュリティ研究者たちが、それらに関する最新データをレポートとして発表した。この伸びを調査した結果は、資格情報をフィッシングする際の配信方法として、HTMLの添付ファイルを使用する戦術が、ますます一般的になっていることに関連している。

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Cuba ランサムウェアも Exchange 侵害に参戦:Microsoft が警告する OWASSRF 欠陥とは?

Microsoft: Cuba ransomware hacking Exchange servers via OWASSRF flaw

2023/01/12 BleepingComputer — Microsoft によると、Cuba ランサムウェア/ギャングも、Exchange サーバに存在する深刻なサーバ・サイド・リクエスト・フォージェリ (SSRF) の脆弱性を悪用して、Play ランサムウェア攻撃と同様に侵害を繰り返しているようだ。 先日には、この脆弱性 CVE-2022-41080 を悪用する Play ランサムウェアが、 OWASSRF ゼロデイと呼ばれる攻撃により、ProxyNotShell URL リライト緩和策をバイパスした後に、Rackspace ネットワーク上のパッチ未適用の Microsoft Exchange サーバを侵害している。

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IcedID マルウェアの蔓延:侵入から24時間以内に Active Directory ドメインを侵害

IcedID Malware Strikes Again: Active Directory Domain Compromised in Under 24 Hours

2023/01/12 TheHackerNews — 先日に発生した IcedID マルウェア攻撃では、イニシャル・アクセスから 24時間以内に、無名ターゲットの Active Directory ドメインが侵害されていたという。今週に発表されたレポートで Cybereason の研究者たちは、「この脅威アクターは攻撃の最中に、偵察コマンド操作/認証情報窃取/横方向への移動に加えて、侵入したホスト上での Cobalt Strike の実行という手順を踏んでいた」と述べている。IcedID (別名 BokBot) は、2017年にバンキング・トロイの木馬としてスタートした後に、他のマルウェアを支援するドロッパーへと進化し、Emotet/TrickBot/Qakbot/Bumblebee/Raspberry Robin などの仲間に加わった。

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Dark Pink という APT グループ:APAC の政府/軍事を狙って7件の攻撃を達成

Dark Pink APT Group Targets Governments and Military in APAC Region

2023/01/11 TheHackerNews — アジア太平洋地域における政府機関/軍事組織などが、未知の高度持続的脅威 (APT:Advanced Persistent Threat) アクターの標的にされていることが、最新の調査により明らかになった。シンガポールに本社を置く Group-IB は、The Hacker News と共有したレポートの中で、「Dark Pinkと命名された進行中のキャンペーンを追跡しており、同グループは 2022年6月〜12月の間に7つの攻撃を成功させた」と述べている。

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Twitter が2億人分のユーザーデータ販売を調査:同社の脆弱性とは無関係と主張

Twitter claims leaked data of 200M users not stolen from its systems

2023/01/11 BleepingComputer — Twitter の発表によると、数億人の Twitter ユーザーのメールアドレスが流出し、オンラインで販売されたとの報道があるが、同社システムの脆弱性を悪用してデータが取得された証拠は見つからなかったとのことだ。同社はブログで、「Twitter ユーザーのデータがオンラインで販売されているという最近の報道を受け、徹底的な調査を行ったが、最近販売されているデータが、Twitter システムの脆弱性を悪用して入手されたという証拠はない」と述べている。

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Pokemon NFT ゲームカード:偽の Web サイトとトロイの木馬に御用心

Fake Pokemon NFT game installer lets hackers hijack your PC

2023/01/08 BleepingComputer — 巧妙に作られたポケモン NFT カードゲーム Web サイトを用いる脅威アクターたちは、NetSupportリモートアクセス・ツールを配布することで、被害者のデバイスを制御している。この Web サイト “pokemon-go[.]io” は、本稿の執筆時点ではオンラインであり、ポケモンのフランチャイズに基づく新しい NFT カードゲームを提供し、戦略的な楽しさと NFT 投資の利益を提供すると、ユーザーに対して主張している。

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Amazon S3 上で AES-256 暗号化がデフォルト適用:新規/既存データの保護を強化

Amazon S3 will now encrypt all new data with AES-256 by default

2023/01/06 BleepingComputer — Amazon Simple Storage Service (S3) では、サーバ側でバケットに追加された全ての新規オブジェクトが、デフォルトで用いられる AES-256 により自動的に暗号化されるようになった。AWS におけるサーバ側での暗号化システムは、10年以上も前から利用可能だったが、それがデフォルトで有効化され、セキュリティが強化された。したがって、新しい暗号化システムによるバケット保護のための、AWS 管理者によるアクションは不要であり、また、パフォーマンスに悪影響が生じることもないと、Amazon は指摘している。

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Slack の GitHub コード・リポジトリで侵害が発生:従業員トークンの窃取が原因

Slack’s private GitHub code repositories stolen over holidays

2023/01/05 BleepingComputer — 年末年始の休暇中に、Slack の GitHub プライベート・コード・リポジトリの一部に影響を与える、セキュリティ・インシデントが発生した。Salesforce が所有する IM アプリである Slack は、世界中の職場やデジタル・コミュニティで、推定 1800万人のユーザーに利用され、絶大な人気を誇っている。BleepingComputer は、2022年12月31日に Slack が発行したセキュリティ・インシデント通知を目にした。このインシデントでは、脅威アクターが限られた数の Slack 従業員トークンを盗み、Slack の外部でホストされている GitHub リポジトリにアクセスしたという。

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