情報スティーラー・ビジネスの活性化:ロシア市場での盗難ログ取引量が 670% 増

Infostealer Malware Surges: Stolen Logs Up 670% on Russian Market

2023/05/16 InfoSecurity — Secureworks Counter Threat Unit (CTU) が明らかにしたのは、ロシアのオンライン市場で、盗まれたログ情報の販売が活性化しており、その増加率は 670%を記録していることである。この最新の調査結果は、”The Growing Threat From Infostealers” というレポートに記載されているものだ。同レポートは、ランサムウェア攻撃などのサイバー犯罪活動を円滑にする上で、きわめて重要な役割を果たす、情報スティーラー市場の繁栄ぶりにフォーカスしている。Secureworks の VP of CTU である Don Smith は、「企業へのアクセスを素早く獲得し、そのアクセスからの収益化を狙うサイバー犯罪者たちが、情報スティーラーに目をつけるのは自然なことだ」とコメントしている。

Continue reading “情報スティーラー・ビジネスの活性化:ロシア市場での盗難ログ取引量が 670% 増”

ZIP/MOV という新たな TLD は危険か? セキュリティ専門家たちの間で議論が沸騰

New ZIP domains spark debate among cybersecurity experts

2023/05/16 BleepingComputer — Google た立ち上げる新たな ZIP/MOV インターネット・ドメインについて、脅威アクターがフィッシング攻撃やマルウェア配信に悪用する可能性があると、サイバー・セキュリティ研究者たちと IT 管理者たちが警告している。Google は5月初めに、Web サイトやEメールのホスティングに使用できる、8つの新しい TLD (Top-Level Domains) を発表した。それらの新しい TLD は、.dad/.esq/.prof/.phd/.nexus/.foo、そして本記事で取り上げる .zip/.mov だ。

Continue reading “ZIP/MOV という新たな TLD は危険か? セキュリティ専門家たちの間で議論が沸騰”

Qilin は新たな RaaS:Rust/Go を採用により高度なステルス攻撃を成功させている

Qilin’s Dark Web Ransomware Targets Critical Sectors

2023/05/15 InfoSecurity — Qilin ランサムウェア・グループの、オペレーションおよび Ransomware-as-a-Service (RaaS) プログラムに関する、新たな情報が明らかになった。Group-IB の Threat Intelligence Team は、最新の調査研究の一環として Qilin 内部に潜入した。そこから得られた分析の結果として、重要セクターをターゲットとしていることや、採用されている高度な技術に関する洞察が明らかになったと述べている。Qilin は Agenda とも呼ばれるランサムウェアであり、2022年8月に発見されてから、深刻な脅威として浮上しているとのことだ。

Continue reading “Qilin は新たな RaaS:Rust/Go を採用により高度なステルス攻撃を成功させている”

2023 Q1 のランサムウェア・レポートを提供:Dashboard Ransomware Monitor というプロジェクト

Introducing the DRM-Report Q1 2023: Unveiling the Current State of Ransomware

2023/05/15 SecurityAffairs — サイバー・セキュリティ監視の独立したプラットフォームである Dashboard Ransomware Monitor が、2023年 Q1 における DRM-Report を発表した。この包括的なレポートは、世界中で憂慮すべきランサムウェア攻撃の増加を掘り下げ、サイバー犯罪者の活動の状況について、貴重な洞察を提供するものだ。

Continue reading “2023 Q1 のランサムウェア・レポートを提供:Dashboard Ransomware Monitor というプロジェクト”

Brave の Forgetful Browsing という新機能:ファーストパーティ追跡を Stop!

Brave unveils new “Forgetful Browsing” anti-tracking feature

2023/05/14 BleepingComputer — Brave Browser は、プライバシーに配慮した Web ブラウザである。そして、新たな機能として、同じ Web サイトに再訪問したといきに、そのサイトがあなたを特定することを防ぐ Forgetful Browsing を導入する。この新機能は、指定した Web サイトの Cookie だけでなく、そのサイトを閉じた際にローカル・ストレージやキャッシュに残っているデータもクリアする。それにより、ユーザーはサイトから自動的にログアウトすることになるが、次回以降に同サイトにアクセスした際の、再識別を防ぐことが可能になる。

Continue reading “Brave の Forgetful Browsing という新機能:ファーストパーティ追跡を Stop!”

Microsoft のマクロ・ブロックに挑む攻撃者たち:何がどう変わったのか? – Proofpoint

How Cybercriminals Adapted to Microsoft Blocking Macros by Default

2023/05/13 DarkReading — Office Macro をデフォルトでブロックすることを、Microsoft が決定してからというもの、脅威アクターたちは進化を余儀なくされ、マルウェア配信のための新たな方法を。かつてない速度で導入している。長期間にわたって脅威アクターたちは、悪意の Microsoft Office マクロを使用して、ターゲットのコンピュータの内部にフックを仕掛けてきた。そのため、2022年に Microsoft は、インターネットからダウンロードされるファイルに対して、デフォルトでマクロをブロックするようになった (不均一ではあっても) 。

Continue reading “Microsoft のマクロ・ブロックに挑む攻撃者たち:何がどう変わったのか? – Proofpoint”

CISA/FBI の共同勧告:PaperCut の脆弱性 CVE-2023-27350 が悪用されている

PaperCut Software Flaw Sparks Ransomware Attacks, CISA Warns

2023/05/12 InfoSecurity — PaperCut ソフトウェアの深刻な脆弱性が、近ごろの一連のランサムウェア攻撃に悪用されていると、米国の CISA が警告を発している。広く採用されている印刷管理ソリューション PaperCut に存在する、脆弱性 CVE-2023-27350 の悪用に成功した攻撃者は、認証情報を必要とせずに悪意のコードをリモートで実行できるようになる。その結果として、攻撃者はランサムウェアの展開に成功し、機密データへの不正アクセスに成功している。

Continue reading “CISA/FBI の共同勧告:PaperCut の脆弱性 CVE-2023-27350 が悪用されている”

トヨタ自動車のデータ侵害:10年間にわたって 215万人の顧客情報が流出していた

Toyota: Car location data of 2 million customers exposed for ten years

2023/05/12 BleepingComputer — トヨタ自動車株式会社のクラウド環境において、2013年11月6日〜2023年4月17日の 10年間にわたり、215万人の顧客の自動車位置情報が流出するという、データ侵害があったことが公表された。トヨタが日本のニュース・ルームで発表した内容によると、このデータ侵害の原因は、データベースのミスコンフィグレーションにあり、誰もがパスワードなしでアクセスできるようになったという。

Continue reading “トヨタ自動車のデータ侵害:10年間にわたって 215万人の顧客情報が流出していた”

米国企業の 61%でソフトウェア・サプライチェーン攻撃が発生していた – Capterra 調査

Software Supply Chain Attacks Hit 61% of Firms

2023/05/12 InfoSecurity — Capterra の最新のレポートによると、これまでの1年間において米国企業の5分の3以上 (61%) が、ソフトウェア・サプライチェーンからのダイレクトな影響を受けていたことが分かった。この調査は、サードパーティー・ソフトウェアにおける脆弱性のリスクについて、米国企業の理解を深めることを目的にしたものであり、271人の IT 専門家/IT セキュリティ専門家を対象に実施された。回答者の半数は、ソフトウェア・サプライチェーンの脅威を “High” または “Extreme” と評価しており、さらに 41%は “Moderate” と評価している。

Continue reading “米国企業の 61%でソフトウェア・サプライチェーン攻撃が発生していた – Capterra 調査”

Babuk ランサムウェアのソースコード流出:VMware ESXi を狙う脅威アクターたちが特定された

Leaked source code of Babuk ransomware used by 10 different ransomware families targeting VMware ESXi

2023/05/12 SecurityAffairs — 2021年に流出した Babuk ランサムウェアのソースコードをベースにして、VMware ESXi ロッカーを使用する 10件のランサムウェア・ファミリーを、SentinelLabs の研究者たちが特定した。研究者たちが指摘するのは、これらのランサムウェア・ファミリーが、2022年下半期〜2023年上半期に確認されている点である。つまり、Babuk ランサムウェアのソースコードを使用する、脅威アクターが増加していると推測されるという。それらの脅威アクターたちは、流出したソースコードを利用することで、Linux システムを標的としたランサムウェアを、専門知識がなくても作成できるようになると、専門家たちは説明している。

Continue reading “Babuk ランサムウェアのソースコード流出:VMware ESXi を狙う脅威アクターたちが特定された”

XWorm マルウェアを配信するフィッシング攻撃が急増中:脆弱性 Follina が悪用されている

XWorm Malware Exploits Follina Vulnerability in New Wave of Attacks

2023/05/12 TheHackerNews — 独自の攻撃チェーンを利用して、標的のシステム上に XWorm マルウェアを配信する、進行中のフィッシング・キャンペーンを、サイバー・セキュリティ研究者たちが発見した。この、MEME#4CHAN と命名されたキャンペーンで標的にされているのは、主にドイツの製造会社や医療クリニックだと、Securonix は述べている。セキュリティ研究者である Den Iuzvyk/Tim Peck/Oleg Kolesnikov は、「この攻撃キャンペーンは、被害者を感染させるために、かなり珍しいミーム充填 PowerShell コードと、それに続く重く難読化された XWorm ペイロードを使用している」と、The Hacker News と共有した新しい分析で述べている。

Continue reading “XWorm マルウェアを配信するフィッシング攻撃が急増中:脆弱性 Follina が悪用されている”

Cyber Threat Landscape 2023/04:リスク・インテリジェンスの指標 – Flashpoint

Risk Intelligence Index: The April 2023 Cyber Threat Landscape

2023/05/11 SecurityBoulevard — Flashpoint の最新のランサムウェア・インフォグラフィックは、サイバー犯罪者が採用する戦術の洗練と、進化する脅威の状況を痛烈に描き出している。2023年4月に、同社のアナリストたちは、合計で 411件のランサムウェア攻撃を観測している。

Continue reading “Cyber Threat Landscape 2023/04:リスク・インテリジェンスの指標 – Flashpoint”

Linux の BPFDoor マルウェアの高スティルス亜種:Berkley Packet Filter を巧妙に悪用

Stealthier version of Linux BPFDoor malware spotted in the wild

2023/05/11 BleepingComputer — Linux マルウェアである BPFDoor で、高ステルス性の新たな亜種が発見された。このマルウェアの特徴は、より強固な暗号化とリバース・シェル通信を備えている点にある。BPFDoor はステルス性の高いバックドア・マルウェアであり、遅くとも 2017年から活動していたと見られているが、セキュリティ研究者により発見されたのは、1年ほど前のことである。このマルウェアの名前は、Berkley Packet Filter  (BPF) を悪用して、受信トラフィックのファイアウォール制限を回避することに由来している。BPFDoor は、侵入した Linux システム上で、脅威アクターが長時間の持続性を維持し、長期間にわたって検出を回避するように設計されている。

Continue reading “Linux の BPFDoor マルウェアの高スティルス亜種:Berkley Packet Filter を巧妙に悪用”

悪意のボット・トラフィックの増大:ついにインターネット全体の 30% を埋め尽くす – Imperva 調査

Bad Bots Now Account For 30% of All Internet Traffic

2023/05/11 InfoSecurity — 自動化された悪意のソフトウェアに起因するインターネット・トラフィックの量は、2021年以降において 2.5% ほど増加し、いまでは 30% を超えているようだ。この値は、2013年に Imperva が Bad Bot Report の初版を発表した以降において、最高の数値となっている。この、長期にわたるレポートの最新版で Imperva が主張しているのは、アカウント侵害/データ窃取/スパム/インフラ・コスト増加/オンライン・サービス劣化/顧客離れなどにつながる、悪質なボット攻撃により年間で数十億ドルが失われているという点だ。

Continue reading “悪意のボット・トラフィックの増大:ついにインターネット全体の 30% を埋め尽くす – Imperva 調査”

Dragos が制した攻防戦:セキュリティ企業を狙った侵害と脅迫を分析する

Dragos Employee Hacked, Revealing Ransomware, Extortion Scheme

2023/05/11 DarkReading — セキュリティ企業は、サイバー攻撃から身を守るために、一般的な組織よりも態勢を整えるべきだという意見があるかもしれない。先日の Dragos では、新入社員の個人的な電子メール・アカウント侵害の後に発生したソーシャル・エンジニアリング攻撃で、既知のランサムウェア・グループが脅迫を開始したが、失敗したようである。

Continue reading “Dragos が制した攻防戦:セキュリティ企業を狙った侵害と脅迫を分析する”

Windows のフェイク・アップデートが登場:Aurora 情報スティーラーをプッシュしている

Fake in-browser Windows updates push Aurora info-stealer malware

2023/05/10 BleepingComputer — 先日に発見された不正広告キャンペーンは、ブラウザ内の Windows アップデート・シミュレーションでユーザーを騙し、情報窃取マルウェア Aurora を配信するものだ。Golang で書かれた Aurora は、広範な機能を持ち、アンチウイルス検出率が低い情報シティーラーとして、1年以上も前から各種ハッカー・フォーラムで公開されている。Malwarebytes の研究者たちによると、このマルバーター作戦は、トラフィックの多いアダルト・コンテンツの Web サイト上のポップ・アンダー広告を用いて、そこを訪れた潜在的な被害者を、マルウェア提供場所へとリダイレクトさせるものだという。

Continue reading “Windows のフェイク・アップデートが登場:Aurora 情報スティーラーをプッシュしている”

Google の Dark Web Report が米国で発動:あなたの情報がダークウェブで見つかるかもしれない

Google brings dark web monitoring to all U.S. Gmail users

2023/05/10 BleepingComputer — 5月10日に Google が発表した計画によると、米国のすべての Gmail ユーザーは、自身のメールアドレスがダークウェブ上で開示されているかどうかを確認するための、セキュリティ機能 Dark Web Report を近々に利用できるようになるようだ。さらに Google は、アニュアル・デベロッパー・カンファレンス Google I/O での発表で、この機能は今後の数週間をかけて展開され、一部のグローバル市場からのアクセスは対しても拡大される予定だと述べている。

Continue reading “Google の Dark Web Report が米国で発動:あなたの情報がダークウェブで見つかるかもしれない”

Windows に新たなゼロデイ:Outlook クライアントの強制接続で NTLM 認証情報を盗み出す

Experts Detail New Zero-Click Windows Vulnerability for NTLM Credential Theft

2023/05/10 TheHackerNews — サイバー・セキュリティ研究者たちは、Windows の MSHTML プラットフォーム上の、すでにパッチが適用されている脆弱性の詳細を共有し、悪用の可能性があることを明らかにした。この脆弱性 CVE-2023-29324 (CVS:6.5) の悪用に成功した攻撃者は、セキュリティ機能の整合性保護をバイパスできると説明されている。この脆弱性は、2023年5月の Patch Tuesday 更新プログラムの一部として、Microsoft により対処されている。

Continue reading “Windows に新たなゼロデイ:Outlook クライアントの強制接続で NTLM 認証情報を盗み出す”

Greatness という Phishing-aaS:強力なサービス・セットで Microsoft 365 ユーザーを標的に!

New ‘Greatness’ service simplifies Microsoft 365 phishing attacks

2023/05/10 BleepingComputer — Greatness という名の Phishing-as-a-Service (PhaaS) プラットフォームは、Microsoft 365 を使用している組織を、米国/英国/カナダ/オーストラリア/南アフリカでターゲットとしており、活動量を急増させていることが判明した。クラウドベースの Microsoft 365 は、世界中の多くの組織で使用されており、ネットワーク侵害で悪用するデータや認証情報を盗み出すサイバー犯罪者にとって、貴重なターゲットになっている。

Continue reading “Greatness という Phishing-aaS:強力なサービス・セットで Microsoft 365 ユーザーを標的に!”

GitHub のプッシュ・プロテクション:すべてのパブリック・リポジトリで無料化

Never leak secrets to your GitHub repositories again

2023/05/10 HelpNetSecurity — GitHub のプッシュ・プロテクション (リポジトリでの機密漏えいを自動的に防ぐためのセキュリティ機能) が、すべてのパブリック・リポジトリの所有者に向けて無料化された。これまでは、GitHub Advanced Security ライセンスを持つ、プライベート・リポジトリの所有者のみが利用可能だった。この機能は、オープンソースの開発者やメンテナが、コードのセキュリティを積極的に確保することを目的としている。

Continue reading “GitHub のプッシュ・プロテクション:すべてのパブリック・リポジトリで無料化”

Snake はロシア FSB 由来:米政府が無効化した最強のスパイツールとは?

U.S. Government Neutralizes Russia’s Most Sophisticated Snake Cyber Espionage Tool

2023/05/10 TheHackerNews — ロシア連邦の FSB (Federal Security Service) が保有する、高度なマルウェア Snakeが侵害したグローバル・ネットワークを、裁判所の許可を得た米国政府が、5月12日に停止したことが発表された。最も洗練されたサイバー・スパイ・ツールとされる Snake の背後には、Turla (別名 Iron Hunter/Secret Blizzard/SUMMIT/Uroburos/Venomous Bear/Waterbug) と呼ばれるロシアの国家支援グループがいるとされるが、その正体について米国政府は、FSB の Center 16 のユニットであると見ている。

Continue reading “Snake はロシア FSB 由来:米政府が無効化した最強のスパイツールとは?”

SBOM について考える:複数のプラットフォーム間でのデータの標準化は?

The SBOM Bombshell

2023/05/09 SecurityWeek — リスク管理や脆弱性の影響を判断する際に SBOM は有用であるが、複数のプラットフォームでデータが標準化されていないと、全体的なリスク・モデルを構築することは極めて困難になる。2021年5月に発せられたバイデン大統領の大統領令 14028号には、「ソフトウェアのサプライチェーンを理解し、SBOM を取得し、それを使って既知の脆弱性を分析することが、リスク管理において重要である」と記されており、ソフトウェアを政府調達する際の SBOM の必要性を訴えるものだった。 そのことが、セキュリティ分野における大きな契機となり、米政府の機関と請負業者の双方において、広く使われているソフトウェアの内部構造に関して、さまざまな疑問が生じることになった。

Continue reading “SBOM について考える:複数のプラットフォーム間でのデータの標準化は?”

Microsoft Secure Boot のゼロデイ CVE-2023-24932:アップデートしてもデフォルトでは無効?

Microsoft issues optional fix for Secure Boot zero-day used by malware

2023/05/09 BleepingComputer — Microsoft がリリースしたセキュリティ・アップデートは、Secure Boot のゼロデイ脆弱性に対応するものであり、パッチを適用した Windows システムであっても、BlackLotus UEFI Bootkit による感染を許すものだった。Secure Boot とは、セキュリティ機能のひとつである。Unified Extensible Firmware Interface (UEFI) ファームウェアと Trusted Platform Module (TPM) チップを搭載したコンピュータにおいて、OEM に信頼されていないブートローダーがブロックされ、起動プロセス中にルートキットがロードされないようにするものだ。

Continue reading “Microsoft Secure Boot のゼロデイ CVE-2023-24932:アップデートしてもデフォルトでは無効?”

API の氾濫という深刻な問題:過去のインシデントを学習して将来を見据える

Unattended API challenge: How we’re losing track and can we get full visibility

2023/05/09 HelpNetSecurity — かつてないスピードで、API が開発/導入される現代の企業において、API スプロール (氾濫) の問題が広まり始めている。Postman の 2022 State of the API Report では、「回答者の 89%が、組織の API への時間とリソースの投資は、今後 12ヶ月間で増加するか、変わらないだろうと答えている」と指摘されている。つまり、API の開発/展開が進むだろうと、それぞれの組織は自信を持っているのだ。

Continue reading “API の氾濫という深刻な問題:過去のインシデントを学習して将来を見据える”

IT Security 意思決定者たちの困惑:分かっていない取締役が多すぎる – Delinea 調査

Only 39% of IT Security Decision-Makers See it As Business Enabler

2023/05/09 InfoSecurity — ITセ キュリティの意思決定者 2000人以上を対象とした最近の調査で、ビジネスの成功におけるサイバー・セキュリティの役割を、自社のリーダーが的確に把握していると考えている人が、39% に過ぎないことが判明した。PAM (Privileged Access Management) ソリューション・プロバイダーの Delinea が発表したレポートでは、コンプライアンスや規制上の要求の観点からのみ、サイバー・セキュリティが重視されていると、回答者の 36% が捉えていることも示唆されている。

Continue reading “IT Security 意思決定者たちの困惑:分かっていない取締役が多すぎる – Delinea 調査”

SBOM エコシステムを CISA が推進:OSS の可視性を高めていく – ETIC 2023

ETIC 2023: CISA Developing SBOM Ecosystem for Open-Source Software Visibility

2023/05/08 FedTechMagazine — 米国の CISA (Cybersecurity and Infrastructure Security Agency) は、ソフトウェア・プログラミングの基礎であるライブラリ/バージョン/コンポーネントの可視性を高めるために、企業が公開する SBOM (Software Bill Of Materials) のエコシステムを推進している。ACT-IAC の Emerging Technology and Innovation Conference において、CISA の Technical Director for Cyber である Christopher Butera は、今後の SBOM ガイダンスが詳細なレベルで実現するためには、ベンダーからのフィードバックが必要だと述べている。

Continue reading “SBOM エコシステムを CISA が推進:OSS の可視性を高めていく – ETIC 2023”

QR コードで $20,000 を盗まれる:偽のアンケートで Android マルアプリに感染

QR codes used in fake parking tickets, surveys to steal your money

2023/05/08 BleepingComputer — QR コードは便利なものであるため、スーパーボウルの広告や駐車料金の徴収といった、合法的な組織で多く利用されている一方で、この技術を悪用する詐欺師も出現している。シンガポールではタピオカの専門店で QR コード・アンケートに答えた女性が $20,000 を騙し取られ、米国や英国では QR コード付きの偽駐車違反キップの事例が確認されている。

Continue reading “QR コードで $20,000 を盗まれる:偽のアンケートで Android マルアプリに感染”

Microsoft と MFA 疲労攻撃:Authenticator のプッシュ通知で番号照合を実施

Microsoft enforces number matching to fight MFA fatigue attacks

2023/05/08 BleepingComputer — Microsoft は、MFA 疲労攻撃を防ぐため、Microsoft Authenticator のプッシュ通知において番号照合を実施することにした。この種の、プッシュボミング/MFA プッシュスパム攻撃を実施する脅威アクターたちは、盗み出した認証情報を悪用し、モバイル・プッシュ通知が承認されるまでターゲットに送り続け、企業アカウントにログインしようとする。多くのケースにおいて、標的にされた被害者は、無限に続く警告を止めるために、あるいは、誤って悪意の MFA プッシュ要求に応じ、アカウントへの攻撃者のログインを許してしまう。

Continue reading “Microsoft と MFA 疲労攻撃:Authenticator のプッシュ通知で番号照合を実施”

AI による音声クローン作成:3秒間のデータがあれば詐欺の成功率は 85% というレベル – McAfee

Your voice could be your biggest vulnerability

2023/05/08 HelpNetSecurity — McAfee によると、オンライン音声詐欺の増加に AI 技術が拍車をかけており、人の声を複製するのに必要な音声は、わずか3秒であることが判明している。7カ国の 7,054人を対象に McAfee が調査したところ、成人の 4分の1 が何らかの AI 音声詐欺を経験したことがあり、10人に 1人が個人的に狙われ、15% が知人に起こったと回答している。結果として、被害者の 77% が騙され、金銭を失ったと回答している。McAfee Labs のセキュリティ研究者たちは、AI 音声クローニング技術と、サイバー犯罪者による悪用に関する、徹底的な調査から得た知見と分析を明らかにした。

Continue reading “AI による音声クローン作成:3秒間のデータがあれば詐欺の成功率は 85% というレベル – McAfee”

BlackBerry 脅威レポート:1位 米国/2位 ブラジル/3位 日本という攻撃頻度が判明

BlackBerry Report Surfaces Increasing Rate of Cyberattacks

2023/05/05 SecurityBoulevard — BlackBerry が発表した脅威インテリジェンス・レポートによると、同社のサイバー・セキュリティ・ソフトウェア/サービスを利用している組織に対して、2022年12月〜2023年2月には1分あたり12件のサイバー攻撃が行われ、そのうち 1.5件は新しいマルウェア・サンプルに基づく攻撃であることが判明した。BlackBerry のレポートでは、これらの攻撃が行われているロケーションの変化についても指摘されている。1位の米国に次いで、2位はブラジル、3位は日本、4位はカナダとなり、シンガポールが初めて Top-10 にランクインしたとのことだ。

Continue reading “BlackBerry 脅威レポート:1位 米国/2位 ブラジル/3位 日本という攻撃頻度が判明”

SBOM によるセキュリティ強化:Gartner の予測値について考える – Rezilion

Enhance Your Cybersecurity With An SBOM

2023/05/04 SecurityBoulevard — SBOM が提供するサイバー・セキュリティの利点は、ずっと以前からソフトウェア開発のライフサイクルで、使用されていなかったことが不思議なくらいのものだ。現代のソフトウェア開発では、オープンソースがコアとして用いられるため、SBOM を必要とする声が増している。

Continue reading “SBOM によるセキュリティ強化:Gartner の予測値について考える – Rezilion”

Facebook を攻撃する NodeStealer は情報窃取マルウェア:セッション・クッキー侵害の容易さを証明

Facebook disrupts new NodeStealer information-stealing malware

2023/05/03 BleepingComputer — Facebook が発見したのは、新たな情報スティーラー・マルウェア NodeStealer であり、ブラウザ・クッキーを盗み出した脅威アクターに対して、Meta/Gmail/Outlook アカウントの乗っ取りを許すものである。有効なユーザー・セッション・トークンを含むクッキーのキャプチャは、サイバー犯罪者の間で人気が高まっている戦術であり、二要素認証による保護をバイパスしながら認証情報を盗み出し、ターゲットとの対話を必要とすること無く、アカウントの乗っ取りへと至るものだ。

Continue reading “Facebook を攻撃する NodeStealer は情報窃取マルウェア:セッション・クッキー侵害の容易さを証明”

Apple と Google が連携:AirTags 悪用などによる不正追跡を排除するスタンダードとは?

Apple and Google Join Forces to Stop Unauthorized Tracking Alert System

2023/05/03 TheHackerNews — Apple と Google が連携して取り組み始めたのは、たとえば AirTags のようなデバイスが悪用され、ユーザーの知らないうちに追跡されている場合に警告し、安全上のリスクを取り除くための仕様のドラフトである。両社は共同声明で、「この業界初の仕様により、Bluetooth 位置追跡デバイスは、Android/iOS プラットフォームにおいて、不正な追跡の検出と警告の対象になる」と述べている。

Continue reading “Apple と Google が連携:AirTags 悪用などによる不正追跡を排除するスタンダードとは?”

BGP に存在する3つの脆弱性:DoS 状態が無期限に延長される可能性 – Forescout

Researchers found DoS flaws in popular BGP implementation

2023/05/03 SecurityAffairs — Forescout Vedere Labs の研究者が、Border Gateway Protocol (BGP) のソフトウェア実装に存在する、複数の脆弱性を発見した。これらの問題は、プロトコルの主要なオープンソース実装である、FRRouting 実装のバージョン 8.4 における BGP メッセージの解析に起因するものだ。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、BGP ピアでのサービス拒否 (DoS) 状態を引き起こす可能性が生じる。技術的に見ると、この欠陥を悪用することで、すべての BGP セッションとルーティング・テーブルを削除し、ピアを無応答にすることができるという。

Continue reading “BGP に存在する3つの脆弱性:DoS 状態が無期限に延長される可能性 – Forescout”

ChatGPT の偽デスクトップ・アプリ:Chrome のログイン・データを盗み出すマルウェアだ – Trend Micro

Fake ChatGPT desktop client steals Chrome login data

2023/05/02 HelpNetSecurity — ChatGPT Windows デスクトップ・クライアントを模倣したマルウェアにより、Google Chrome のログインデータ・フォルダに保存された認証情報をコピーしていく情報窃盗犯について、研究者たちが警告を発している。ChatGPT は公式のデスクトップ・クライアントをリリースしていないが、この偽バージョンは、ユーザーが期待するものを作り込んでいるという。

Continue reading “ChatGPT の偽デスクトップ・アプリ:Chrome のログイン・データを盗み出すマルウェアだ – Trend Micro”

1Password からの誤通知:Secret Key/Password の変更は生じていなかった

1Password explains scary Secret Key and password change alerts

2023/05/02 BleepingComputer — 先日に 1Password で発生した、パスワードの変更に関する顧客への通知というインシデントは、サービスの中断の結果であり、セキュリティ侵害が生じたわけではないとのことだ。1Password のインシデント・レポートが明らかにしたのは、この通知は誤りであること、そして、4月27日 (木) に予定されていた定期的なデータベース・メンテナンスに関連していたことである。

Continue reading “1Password からの誤通知:Secret Key/Password の変更は生じていなかった”

ScarCruft という北朝鮮の APT:感染チェーンに大容量 LNK ファイルを使用 – Check Point

North Korea-linked ScarCruft APT uses large LNK files in infection chains

2023/05/02 SecurityAffairs — 北朝鮮に関連する ScarCruft APT グループ (別名:APT37/Reaper/Group123) による、2022年以降の攻撃に関するレポートが、Check Point の研究者たちにより公開され。このレポートによると、観測された感染チェーンでは、マルウェアの配信手段が、悪意のドキュメントから、悪意のペイロードを埋め込んだ大容量の LNK ファイルに変わったとのことだ。

Continue reading “ScarCruft という北朝鮮の APT:感染チェーンに大容量 LNK ファイルを使用 – Check Point”

CISA KEV 警告 23/05/01:Oracle WebLogic の脆弱性 CVE-2023-21839 などが追加

CISA Warns of Attacks Exploiting Oracle WebLogic Vulnerability Patched in January

2023/05/02 SecurityWeek — 米国の Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) は、KEV (Known Exploited Vulnerabilities) カタログに3件の脆弱性を追加したが、その中には 2023年1月にパッチが適用された Oracle WebLogic の脆弱性も含まれる。ただし、WebLogic の脆弱性の悪用について記述された、公的な報告は存在しないようだ。この脆弱性 CVE-2023-21839 は、リモート・コードの実行において悪用される可能性があり、攻撃者による対象サーバの完全な制御に至る恐れがある。この脆弱性は、Oracle の January 2023 Critical Patch Update (CPU) で修正されたものだ。

Continue reading “CISA KEV 警告 23/05/01:Oracle WebLogic の脆弱性 CVE-2023-21839 などが追加”

TBK DVR カメラの脆弱性 CVE-2018-9995 の悪用:攻撃試行が5万回に達した – Fortinet

Hackers Exploit High Severity Flaw in TBK DVR Camera System

2023/05/02 InfoSecurity — TBK の DVR カメラ・システムに存在する5年前の脆弱性 CVE-2018-9995 が、2023年4月の時点で、野放し状態で悪用されていることが、Fortinet のセキュリティ研究者たちの調査により判明した。この深刻な脆弱性は、悪意を持って細工された HTTP クッキーを処理する際に、カメラで生じるエラーに起因する。この脆弱性の悪用に成功したリモートの攻撃者は、認証を回避して管理者権限を取得し、最終的にはカメラからビデオ・フィードへとアクセスする可能性を引き起こす。

Continue reading “TBK DVR カメラの脆弱性 CVE-2018-9995 の悪用:攻撃試行が5万回に達した – Fortinet”

hVNC は高スティルス性のマルウェア:ロシアの犯罪グループ Lobshot が API を介して悪用

New ‘Lobshot’ hVNC Malware Used by Russian Cybercriminals

2023/05/01 SecurityWeek — ロシアのサイバー犯罪グループ TA505 が、最近の攻撃で新たな hVNC (Hidden Virtual Network Computing) マルウェアを使用していると、脅威情報会社 Elastic が報告している。この、Lobshot と呼ばれるマルウェアは、不正検知エンジンを回避し、感染させたマシンに対して、攻撃者によるステルス・アクセスを可能にする。その攻撃は、Google 広告や偽サイトのネットワークを悪用して、ユーザーを騙すところから始まる。そして、バックドアを含む正規のインストーラをダウンロードさせる、マルバタイジングにより配布されていく。

Continue reading “hVNC は高スティルス性のマルウェア:ロシアの犯罪グループ Lobshot が API を介して悪用”

T-Mobile でデータ侵害が発生:2023 年に入って二度目の深刻なインシデントを公表

T-Mobile discloses second data breach since the start of 2023

2023/05/01 BleepingComputer — 2023年2月下旬から1ヶ月以上にわたって、T-Mobile の数百人分の個人情報に、攻撃者がアクセスしていたことが判明し、同社は今年に入ってからの2度目のデータ漏洩を公表した。T-Mobile が過去に報告したデータ漏洩インシデント (最新のものは 3700万人に影響を与えた) と比較すると、今回は 836人の顧客が影響を受けただけだった。それでも、漏洩した情報の量はきわめて広範囲に及び、影響を受けた個人は、個人情報の盗難やフィッシング攻撃にさらされることになる。

Continue reading “T-Mobile でデータ侵害が発生:2023 年に入って二度目の深刻なインシデントを公表”

Western Digital のデータ侵害:脅威アクター ALPHV からの脅迫がエスカレート

Hackers leak images to taunt Western Digital’s cyberattack response

2023/05/01 BleepingComputer — BlackCat という名で活動する ALPHV ランサムウェア・オペレーションだが、Western Digital から盗んだとする内部メールやビデオ会議のスクリーン・ショットを公開し、同社が侵害に対応する間もシステムにアクセスし続けていた可能性が高いことを示した。この情報の開示は、4月17日に脅威アクターが Western Digital に対して、身代金が支払われない場合は、我慢できないところまで痛めつけると、警告した後のことである。

Continue reading “Western Digital のデータ侵害:脅威アクター ALPHV からの脅迫がエスカレート”

人工衛星の乗っ取りを実演:Thales が証明した制御方法とは?

White hat hackers showed how to take over a European Space Agency satellite

2023/04/30 SecurityAffairs — 宇宙産業のサイバー・セキュリティに特化した、欧州のイベントである CYSAT の第3回目が開催された。同イベントで ESA (European Space Agency) は、衛星のテスト・ベンチを設置し、ホワイトハット・ハッカーを招き、デモンストレーション目的で運用している超小型衛星 OPS-SAT を制御する試みを行った。そこで、Thales の Offensive Cybersecurity Team は、世界初の倫理的衛星ハッキング演習とされる、ESA 衛星の制御方法を実演した。

Continue reading “人工衛星の乗っ取りを実演:Thales が証明した制御方法とは?”

ViperSoftX 情報スティーラー:KeePass/1Password も標的にする最凶のマルウェアとは?

ViperSoftX info-stealing malware now targets password managers

2023/04/28 BleepingComputer — 情報窃取型マルウェア ViperSoftX の新バージョンが発見され、パスワード・マネージャーである KeePass や 1Password などに狙いを定めるという、より幅広いターゲットにアプローチしていることが判明した。Trend Micro の研究者たちからの報告によると、ViperSoftX は以前よりも多数の暗号通貨ウォレットをターゲットにして、Chrome 以外のブラウザにも感染が可能となり、さらには、パスワード・マネージャーもターゲットにし始めているようだ。さらに言うなら、この情報窃取型マルウェアの最新バージョンは、コード暗号化を強化し、セキュリティ・ソフトウェアによる検出を回避する機能を備えている。

Continue reading “ViperSoftX 情報スティーラー:KeePass/1Password も標的にする最凶のマルウェアとは?”

北朝鮮の Lazarus/ScarCruft:戦術の拡大と標的のグローバル化 – Kaspersky 調査

Lazarus, ScarCruft North Korean APTs Shift Tactics, Thrive

2023/04/28 DarkReading — 北朝鮮の APT (Advanced Persistent Threats) は、新たなペイロードの開発における TTP (Tactics, Techniques, and Procedures) を変更することで、新たな分野や個人を偏りなく標的にすることへ向けて進化し、その個人が北朝鮮人であったとしても標的にし始めている。Kaspersky は、APT Trends Report Q1 2023 において、世界各地における APT 活動の進展を紹介している。たとえば、ロシアでは、動機に決定的な違いがあっても、脅威の主体が重なり合い、協力し合っている。また、イランでは、MuddyWater や OilRig といった既知のグループが新たなキャンペーンを実施し、マルウェアを修正している。特に前者は、エジプト/カナダ/マレーシアといった、遠方の国々へと広がっている。

Continue reading “北朝鮮の Lazarus/ScarCruft:戦術の拡大と標的のグローバル化 – Kaspersky 調査”

2023年 Q1 のサイバー攻撃:グローバルでの件数は 7% の増加 – Check Point 調査

Global Cyber Attacks Rise by 7% in Q1 2023

2023/04/28 InfoSecurity — 2023年 Q1 におけるサイバー攻撃は、昨年同期と比較して全世界で 7% 増加し、調査対象となった各企業は、平均で 1248件/週の攻撃に直面していることが判明した。この数字は、Check Point の最新調査レポートによるものであり、教育/研究の分野が最も多くの攻撃を受け、平均で 2507件/週 (前年比で 15% 増) まで上昇したことも示されている。このレポートには、「攻撃の量は僅かな上昇に留まっているが、正規のツールを武器化する方法を見つけ出したサイバー犯罪者による、洗練された悪意のキャンペーンを目撃している」と記されている。

Continue reading “2023年 Q1 のサイバー攻撃:グローバルでの件数は 7% の増加 – Check Point 調査”

Minecraft クローンに御用心:Google Play から 3500万ダウンロードされたアドウェア – McAfee

Minecraft Clones with 35 Million Installs Contained Adware

2023/04/28 InfoSecurity — Google Play からダウンロードした Minecraft 風のモバイル・ゲーム数十本に、秘密のアドウェアが含まれていたことが McAfee の調べで明らかになった。McAfee によると、Block Box Master Diamond/Craft Monster Crazy Sword/Craft Rainbow Mini Builder といったタイトルのゲーム計 38本が発見され、世界中で少なくとも 3500万人のユーザーがインストールしたことを明らかにした。McAfee が検出した問題のアドウェア Android/HiddenAds.BJL とは、ユーザーに知られることなく収益を得るために、バックグラウンドで広告をロードするものだ。

Continue reading “Minecraft クローンに御用心:Google Play から 3500万ダウンロードされたアドウェア – McAfee”

Google Play の 2022年の戦い:ブロックした悪質なアプリは 140万件!

Google Blocked 1.4 Million Bad Apps From Google Play in 2022

2023/04/28 SecurityWeek — Google Play におけるセキュリティ機能の強化により、悪質なアプリケーションの公開が、2022年には 140万件以上もブロックされたとのことだ。強化されたポリシーに加えて、機械学習とアプリ審査プロセスの改善を組み合わせたことで、Google Play のポリシーに違反する悪質なアプリを、自動的にブロックすることができたと、同社は述べている。さらに、Android の保護とポリシーの強化に加えて、開発者への教育が進んだことで、これまでの3年間で 50万件以上のアプリにおいて、不必要な機密権限へのアクセスが遮断されたと Google は付け加えている。

Continue reading “Google Play の 2022年の戦い:ブロックした悪質なアプリは 140万件!”

Codenotary SBOM Center のプレビューが公開:セキュアな SBOM の作成が可能に

Codenotary Previews Secure SBOM Creation Service

2023/04/27 DevOps — 今日、Codenotary が公開したのは、SBOM (Software Bills Of Materials) を作成/保管し、必要に応じて安全に共有するための、集中型リポジトリ・サービスのプレビューである。このサービスについて、Codenotary の CEO である Moshe Bar は、「SBOMCenter は、ソフトウェアのサプライチェーン保護の必要性の高まりにつれて頻繁になる SBOM の作成を、より簡単に運用するのに役立つ」と説明している。彼によると、現時点で無料トライアルとして提供されている SBOMCenter は、改ざんされていないことを保証する方法で、SBOM を作成/保存する機能を備えているという。

Continue reading “Codenotary SBOM Center のプレビューが公開:セキュアな SBOM の作成が可能に”