増加し続ける悪質なボット:全インターネット・トラフィックの約半数に到達 – Imperva

Bots dominate internet activity, account for nearly half of all traffic

2024/04/18 HelpNetSecurity — 2023 年の全インターネット・トラフィックの、49.6% はボットによるものであり、前年比で 2%増加しているという。Thales の子会社である Imperva が 2013年に 自動トラフィック監視を開始して以来、この数字は最も高い水準となった。悪質なボットが生み出す Web トラフィックの割合は、5年連続で増加し続けており、2022年の 30.2% から 2023年の 32% へと増加し、人間であるユーザーからのトラフィックは 50.4% に減少した。Web サイト/API/アプリケーションなどへの、自動化されたトラフィックが引き起こす攻撃により、年間で数十億ドル (USD) 相当の損害が、ユーザー組織に発生している。

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TP-Link Router の脆弱性 CVE-2023-1389:1年前の欠陥がボットネットに狙われている

Old Vulnerability, New Attacks: Botnets Swarm Exploited CVE-2023-1389 in TP-Link Routers

2024/04/16 SecurityOnline — TP-Link Archer AX21 ルーターの既知の脆弱性を狙った大規模な攻撃について、FortiGuard Labs のサイバー・セキュリティ専門家たちが警鐘を鳴らしている。この脆弱性は1年前に修正されたものであるが、パッチの未適用のデバイスを悪用する攻撃者により、危険なボットネットの増加に拍車が掛かっている。これらのボットネットには、Moobot/Mirai などが含まれており、それぞれが異なる悪意のアクティビティに特化している。

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LG Smart TV に4つの脆弱性:90,000台以上の TV が危険に晒されている

Over 90,000 LG Smart TVs may be exposed to remote attacks

2024/04/09 BleepingComputer — LG Smart TV で使用されている、WebOS の複数のバージョンに影響を及ぼす4つの脆弱性を、Bitdefender のセキュリティ研究者たちが発見した。これらの脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、影響を受けるデバイス上で、さまざまなレベルでの不正アクセスやの制御を行い、認証バイパス/権限昇格/コマンド・インジェクションなどを可能にするとされる。

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Log4Shell/PwnKit を悪用する FritzFrog:パッチ未適用の内部システムが標的?

FritzFrog Returns with Log4Shell and PwnKit, Spreading Malware Inside Your Network

2024/02/01 TheHackerNews — FritzFrog という P2P ボットネットを背後で操る脅威アクターが、Log4Shell の脆弱性を悪用することで、すでに侵害したネットワーク内で内部的に増殖する、新たな亜種が登場している。Akamai は、「この脆弱性は、可能な限り多くの脆弱な Java アプリケーションをターゲットとする、ブルートフォース攻撃を介して悪用される」と、The Hacker News と共有したレポートの中で述べている。

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VexTrio という悪のネットワーク帝国:60 以上のアフィリエイトたちとトラフィックを支配する

Cybercrime’s Silent Operator: The Unraveling of VexTrio’s Malicious Network Empire

2024/01/23 SecurityWeek — VexTrio は巨大で複雑かつ悪質な TDS (Traffic Direction System) 組織である。トラフィックを VexTrio へと迂回させる 60以上のアフィリエイト・ネットワークを持ち、それと同時に独自の TDS ネットワークも運営している。さまざまな研究者により、その活動の一端が発見/分析されているが、コアとなるネットワークは、ほとんど知られていない。

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7777-Botnet による脆弱性の悪用:標的は TP-Link/Xiongmai/Hikvision

The 7777-Botnet Exploit: A New Threat to TP-Link, Xiongmai, and Hikvision

2024/01/18 SecurityOnline — サイバー・セキュリティの領域において、長年にわたり課題となっているのは、洗練されたボットネットへの対処である。侵害されたデバイスで構成されるネットワーク 7777-Botnet は、そのような手ごわい存在の1つであり、世界中のセキュリティ専門家たちの注目を集めている。このボットネットは、2023年10月から話題になり始めており、Microsoft Azure のユーザー認証情報に対するブルートフォース攻撃を介して、米国と欧州の VIP ユーザーを標的としているものだ。また、7777-Botnet は、Scattered Spider や Lazarus といった、悪名高い脅威アクターたちと関連していることでも注目されている。

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QakBot の再来:新たなフィッシング・キャンペーンで再び配布されている

Qbot malware returns after this summer’s law enforcement disruption

2023/12/17 BleepingComputer — QakBot マルウェアが、新たなフィッシング・キャンペーンで再び配布されていることが発見された。2023年8月に、Operation Duck Huntと呼ばれる多国籍法執行機関が、QakBot 管理者のサーバにアクセスし、そのインフラを破壊している。それ以来、QakBot の活動は停止していたが、またしても復活したことになる。

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Volt Typhoon は中国の APT:KV-botnet で SOHO ルーターや VPN 機器を攻撃?

Stealthy KV-botnet hijacks SOHO routers and VPN devices

2023/12/13 BleepingComputer — Volt Typhoon (Bronze Silhouette) という中国由来の APT ハッキング・グループは、遅くとも 2022年以降において、SOHO ルーターを標的とする攻撃するために、KV-botnet ボットネットを使用していると推定される。Volt Typhoon の手口は、主に ルーター/ファイアウォール/VPN デバイスなどに対して、悪意のトラフィックをプロキシすることで、正規のトラフィックに紛れ込ませて検知を回避するというものだ。Microsoft と米国政府による共同レポートには、攻撃者たちは米国内の通信インフラを混乱させるための悪意のインフラを構築していると記されている。

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Mirai ボットネットによる大規模な DDoS 攻撃:Router/NVR のゼロデイ脆弱性を悪用

Mirai-based Botnet Exploiting Zero-Day Bugs in Routers and NVRs for Massive DDoS Attacks

2023/11/23 TheHackerNews — 2つの RCE ゼロデイ脆弱性を悪用して、Mirai ベースの分散型サービス妨害 (DDoS) ボットネット配信し、ルーターやビデオレコーダーを悪意のネットワークに接続させるという、活発なマルウェア・キャンペーンが発生している。Akamai は今週に発表したアドバイザリで、「このペイロードは、ルーターおよび NVR (Network Video Recorder) デバイス存在する、管理者用のデフォルト認証情報を標的として、侵入に成功した後に Mirai の亜種をインストールするものだ」と説明している。

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Bad Bot の活動が止まらない:インターネット・トラフィックの 73% を占めるという

Bad Bots Account for 73% of Internet Traffic: Analysis

2023/11/16 SecurityWeek — Bad Bot による攻撃の 2023年 Q3 Top-5 は、偽アカウント作成/アカウント乗っ取り/スクレイピング/アカウント操作/製品内不正使用の順となる。この順位は、製品内不正使用がカード・テストを追い抜いてランクインした以外は、2023年 Q2 から変わっていない。Q2 から Q3 かけて最も増加した攻撃は、SMS 利用料詐欺 2,141% 増/アカウント操作 160% 増/偽アカウント作成 23% 増となる。

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Mirai DDoS マルウェアの亜種を検出:13種類のルーターを悪用するための武器とは?

Mirai DDoS malware variant expands targets with 13 router exploits

2023/10/10 BleepingComputer — IZ1H9 として追跡されている Mirai ベースのDDoS (分散型サービス拒否) マルウェア・ボットネットが、D-Link/Zyxel/TP-Link/TOTOLINK などのルーターや Linux ベースのルーターを標的とする、13種類の新たなペイロードを追加したようだ。Fortinet の研究者たちが報告しているのは、9月の第1週頃に悪用率がピークに達し、脆弱なデバイスに対する悪用の試行回数が数万回に達したことである。

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ボット攻撃による利益損失は平均で $86m:2020年の $33.3m から急増

Bot Attack Costs Double to $86m Annually

2023/09/21 InfoSecurity — Netacea の最新レポートによると、悪質なボット攻撃が原因となり、一般的な米国/英国の企業は、毎年オンライン収益の 4% 以上を失っているという。Netacea の Death by a Billion Bots レポートは、米国と英国におけるツアー/エンターテインメント/eコマース/金融サービス/電気通信の各分野において、440社を対象とした調査から作成された。なお、それらの企業におけるオンライン収益は、平均で $1.9bn にいたるという。

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40万のプロキシ・ボットネット:ステルス・マルウェア感染で構築される

Massive 400,000 proxy botnet built with stealthy malware infections

2023/08/16 BleepingComputer — 少なくとも 40万台の Windows システムに、プロキシ・サーバ・アプリを配信するという、大規模なキャンペーンが発見された。これらのデバイスは、ユーザーの同意なしにレジデンシャル用の出口ノードとして機能し、マシンを介して実行されるプロキシ・トラフィックの料金が発生することになる。レジデンシャル・プロキシは、大量の新規 IP アドレスを必要とする、大規模なクレデンシャル・スタッフィング攻撃の展開に有用であるため、サイバー犯罪者にとって貴重な存在となる。

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AVRecon ボットネットの標的は SOHO ルーター:不正なプロキシを増殖してサーバー犯罪を支援

AVRecon Botnet Leveraging Compromised Routers to Fuel Illegal Proxy Service

2023/07/31 TheHackerNews — AVReconと呼ばれるボットネットの詳細が明らかになった。このボットネットは、遅くとも 2021年5月以降における、複数年にわたるキャンペーンの一環として、侵害した SOHO ルーターを悪用していることが確認されている。7月の初めに AVRecon は、Lumen Black Lotus Labsにより公開されたマルウェアであり、追加コマンドを実行し、被害者の帯域幅を盗み、他の脅威アクターが利用できるようするという、違法なプロキシ・サービスだと思われる。また、その規模は QakBot を上回り、世界20カ国に存在する 41,000台を超えるノードに侵入していという。

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Apache Tomcat サーバが標的:ハニーポットで収集された Mirai ボットネットを分析

Hackers Target Apache Tomcat Servers for Mirai Botnet and Crypto Mining

2023/07/27 TheHackerNews — ボットネット・マルウェア Mirai などの標的として、また、暗号通貨マイナーを配信する新たなキャンペーンの一環として、コンフィグレーションやセキュリティに不備がある Apache Tomcat サーバーが狙われている。この調査結果は Aqua によるもので、Tomcat サーバのハニーポットに対して、2年間で 800件以上の攻撃を検出し、そのうちの 96%が、Mirai ボットネットに関連していたことが判明した。これらの攻撃のうちの 20% (152件) は、24のユニークな IP アドレスから発信された “neww” と呼ばれる Web シェル・スクリプトの使用を伴うものであり、その 68%は単一の IP アドレス (104.248.157[.]218) から発信されていた。

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AVrecon という SOHO Router ボットネット:20カ国の 70,000 万台のデバイスを制御

New SOHO Router Botnet AVrecon Spreads to 70,000 Devices Across 20 Countries

2023/07/14 TheHackerNews — SOHO (Small Office/Home Office) ルーターを2年以上にわたって密かに標的とし、70,000台以上のデバイスに侵入した上で、20カ国にまたがる 40,000 ノードのボットネットを構築した、新種のマルウェアが発見された。Lumen Black Lotus Labs により、AVrecon と名付けられたマルウェアは 、この1年間において SOHO ルーターに焦点を当てた、 ZuoRAT と HiatusRAT に続く3番目のマルウェアとなった。Black Lotus Labs は、「AVrecon は、SOHO ルーターを標的とするボットネットとしては、過去最大級のものである。このキャンペーンの目的は、パスワードの散布からデジタル広告詐欺に至るまで、さまざまな犯罪行為を下支えする秘密のネットワークの構築にあるようだ」と述べている。

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D-Link/Zyxel/Netgear デバイス:Mirai ボットネットが 22件の脆弱性を狙っている

Mirai botnet targets 22 flaws in D-Link, Zyxel, Netgear devices

2023/06/22 BleepingComputer — Mirai ボットネットの亜種が、D-Link/Arris/Zyxel/TP-Link/Tenda/Netgear/MediaTek などのデバイスを制御し、分散型サービス拒否 (DDoS) 攻撃を実行するために、約 20件の脆弱性を標的にしているという。このマルウェアは、3月14日に始まり 4月と6月に急増している。そして、この2つの進行中のキャンペーンを調査していた、Palo Alto Networks Unit 42 の研究者たちにより発見されている。6月22日に発表されたレポートの中で研究者たちは、このボットネット開発者は、悪用可能な脆弱性に関するコードを追加し続けていると警告している。

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Mirai ボットネットが Zyxel Firewall をハッキング:修正済の CVE-2023-28771 を悪用

Zyxel Firewalls Hacked by Mirai Botnet

2023/05/26 SecurityWeek — Mirai ボットネットの亜種が、最近にパッチがリリースされた脆弱性 CVE-2023-28771 を悪用して、Zyxel ファイアウォールを大量にハッキングしている。4月25日の時点で Zyxel は、影響を受ける ATP/VPN/USG Flex/ZyWALL/USG/ファイアウォールに対してパッチをリリースし、このセキュリティ脆弱性について顧客に通知を行っている。

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AndoryuBot という新たなボットネット:Ruckus Wireless の脆弱性を突いて増殖している

New Botnet Campaign Exploits Ruckus Wireless Flaw

2023/05/09 InfoSecurity — Linux ベースの Ruckus AP (access point) に存在する深刻な脆弱性が、リモート攻撃を仕掛ける脅威アクターにより制御を奪われる可能性があることが判明した。Fortinet の最新アドバイザリによると、2023年2月に発見された脆弱性 CVE-2023-25717 が、AndoryuBot という新たなボットネットに悪用されているという。

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CISA KEV 警告 23/05/01:Oracle WebLogic の脆弱性 CVE-2023-21839 などが追加

CISA Warns of Attacks Exploiting Oracle WebLogic Vulnerability Patched in January

2023/05/02 SecurityWeek — 米国の Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) は、KEV (Known Exploited Vulnerabilities) カタログに3件の脆弱性を追加したが、その中には 2023年1月にパッチが適用された Oracle WebLogic の脆弱性も含まれる。ただし、WebLogic の脆弱性の悪用について記述された、公的な報告は存在しないようだ。この脆弱性 CVE-2023-21839 は、リモート・コードの実行において悪用される可能性があり、攻撃者による対象サーバの完全な制御に至る恐れがある。この脆弱性は、Oracle の January 2023 Critical Patch Update (CPU) で修正されたものだ。

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CryptBot 配布者を Google が訴訟:サイバー犯罪エコシステムに責任を求める

Google Gets Court Order to Take Down CryptBot That Infected Over 670,000 Computers

2023/04/27 TheHackerNews — 4月26日 (水) に Google は、CryptBot と呼ばれる Windows ベースの情報窃取型マルウェアの配信を阻止し、その増殖を減速させるために、米国の裁判所から仮の命令を取得したことを発表した。この取り組みは、マルウェアの犯罪オペレーターだけでなく、その配布により利益を得る者に対して責任を追求する措置でもあると、Google の Mike Trinh と Pierre-Marc Bureau は述べている。

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TP-Link Archer WiFi の脆弱性 CVE-2023-1389 が FIX:Mirai による悪用も検出

TP-Link Archer WiFi router flaw exploited by Mirai malware

2023/04/25 BleepingComputer — マルウェア・ボットネット Mirai は、TP-Link Archer A21 (AX1800) WiFi ルーターに存在する脆弱性 CVE-2023-1389 を積極的に悪用して、このデバイスを DDoS (分散サービス拒否) の大群に組み込んでいる。2022年12月に開催された Pwn2Own Toronto のハッキング・イベントで、この欠陥の悪用に挑んだ2つのハッキング・チームが、異なる経路 (LAN/WAN インターフェイス・アクセス) を介して、このデバイスへの侵入を成功させた。

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HTTP/S DDoS 攻撃が3年間で 487%急増:ウクライナをめぐるサイバー戦争が激化

HTTP/S DDoS Attacks Soar 487% in Three Years

2023/04/04 InfoSecurity — Netscout によると、HTTP/HTTPS の Web サイトを標的としたアプリケーション層の DDoS (Distributed Denial of Service) 攻撃の量は、Killnet などにより、2019年から2022年にかけて 487% も急増したという。セキュリティ・ベンダーである Netscout の 2022 H2 レポート “DDoS Threat Intelligence Report” は、93カ国と世界のインターネット・トラフィックの 50%以上をカバーする、同社の ATLAS ネットワークが収集したデータを基に作成されたものだ。2019年以降に、Web サイトへの攻撃が最も急増したのは 2022年下半期で、親ロシア・ハクティビストの活動による影響が大きい。

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HinataBot というボットネット が登場:Mirai 由来のハッカーたちが開発

Mirai Hackers Use Golang to Create a Bigger, Badder DDoS Botnet

2023/03/21 DarkReading — HinataBot と名付けられた新しいボットネットを、Mirai 由来のハッカーたちが開発した。このボットネットは、従来のものと比べて、はるかに少ないリソースで大きなダメージを与える可能性があるという。Mirai は、世界で最も悪名高いボットネットの1つだ。2010年代半ばから流通し、ルーターやカメラなどの IoT 機器を利用して、大量のトラフィックでターゲットを攻撃し、分散型サービス拒否 (DDoS) を仕掛けてきた。最も被害の大きかった攻撃は、フランスのテクノロジー企業 OVH/リベリア政府/DNS プロバイダー Dyn などに対するものであり、Twitter/Reddit/GitHub/CNN などの Web サイトが被害を被った。

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MyloBot ボットネットが全世界に拡大:毎日5万台以上のデバイスを感染させている

MyloBot Botnet Spreading Rapidly Worldwide: Infecting Over 50,000 Devices Daily

2023/02/21 TheHackerNews — MyloBot という高度なボットネットは、数千のシステムを侵害しており、その大半がインド/米国/インドネシア/イランなどに配置されている。 これは BitSight の最新の調査結果によるもので、現時点において、毎日 50,000 以上のユニークな感染システムが確認されているが、2020年の最高値である 250,000 のユニークなホストからは減少しているとのことだ。また、MyloBot のインフラの分析により、BHProxies と呼ばれる住宅用プロキシ・サービスへの接続が見つかり、侵害されたマシンが利用されていたことが判明した。

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Killnet の Proxy IP リストを公開:ブラックリスト化してロシアからの攻撃に備える

Experts published a list of proxy IPs used by the pro-Russia group Killnet

2023/02/09 SecurityAffairs — 親ロシア派グループ Killnet の運営を妨害し、その攻撃をブロックするために、SecurityScorecard の研究者たちが Killnet のプロキシ IP リストを公開した。彼らは、「ユーザー組織の保護を強化するために、Killnet DDoS ボットのブロックに役立つ、プロキシ IP リストを公開した」と述べている。Killnet は 2022年3月から活動しているグループであり、ウクライナ支援を表明したイタリア/ルーマニア/モルドバ/チェコ/リトアニア/ノルウェー/ラトビアなどの、政府や重要インフラに対して DDoS 攻撃を仕掛け続けている。

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KmsdBot ボットネットは DDoS 傭兵:ゲームサーバから高級ブランドまでが標的

KmsdBot Botnet Suspected of Being Used as DDoS-for-Hire Service

2022/12/20 TheHackerNews — KmsdBot ボットネットの継続的な分析により、それが DDoS-for-Hire であり、他の脅威アクターに提供されている可能性が浮上してきた。Akamai は、その理由として、KmsdBot ボットネットが攻撃した業界や地域が異なる点を挙げている。注目すべきターゲットとしては、Grand Theft Auto V や Red Dead Redemption 2 のゲーム改造を行う FiveM や RedM があるが、その一方では、高級ブランドやセキュリティ企業なども挙げられている。

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Glupteba ボットネットが復活:ブロックチェーンを用いて再生される?

Glupteba botnet is back after Google disrupted it in December 2021

2022/12/19 SecurityAffairs — 2021年12月に Google は、Grupteba ボットネットが運用するインフラを停止したことを発表し、また、ボットネットを作成/運用したとするロシア人 Dmitry Starovikov と Alexander Filippov を提訴した。Grupteba ボットネットは 2011年ころから活動しており、2021年12月時点で研究者たちは、世界中に点在する 100万台以上の Windows PC により、このブロックチェーン対応のボットネットが構成されていると推定していた。

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Minecraft を狙う DDoS ボットネット:PC から IoT デバイスへと広がる感染経路

Minecraft Servers Under Attack: Microsoft Warns About Cross-Platform DDoS Botnet

2022/12/16 TheHackerNews — 12月15日 (木) に Microsoft は、主にプライベートな Minecraft サーバに対して DDoS 攻撃を行うために設計された、クロスプラットフォーム・ボットネットにフラグを立てた。このボットネットは MCCrash と呼ばれ、Windows ホスト上でダウンロードされた悪意のソフトウェアから発生するが、Linux ベースのデバイスに伝播するという、独自の拡散メカニズムが特徴となっている。

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金融サービス Web App/API への攻撃が 257% の急増:Akamai の調査レポート2022

Web App and API Attacks Surge 257% in Financial Services

2022/11/29 InfoSecurity — クラウド・セキュリティ・ベンダーの Akamai によると、過去 12ヶ月間に検出された Web アプリケーション/API への攻撃は、金融サービス分野においては前年比 3.5 倍に急増し、あらゆる業種の中で最多となっているという。同社の最新レポート Enemy at the Gates は、2021年10月1日から 2022年9月26日までの世界の顧客トラフィックの分析に基づいたものとなっている 。

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Emotet の大規模マルスパム・キャンペーンを検出:IcedID や Bumblebee などをドロップ

Notorious Emotet Malware Returns With High-Volume Malspam Campaign

2022/11/21 TheHackerNews — Emotet マルウェアだが、IcedID や Bumblebee などのペイロードをドロップするためにデザインされた、大規模なマルスパム・キャンペーンの一部として、再び勢いを増して戻ってきた。先週に Proofpoint は、「2022 年11月初旬から、1日あたり数十万通の電子メールが送信されている。この、新たなアクティビティは、Emotet が主要なマルウェア群の配信ネットワークとして機能し、完全に復活したことを示唆している」と述べている。標的となる主な国々としては、米国/英国/日本/ドイツ/イタリア/フランス/スペイン/メキシコ/ブラジルなどが挙げられている。

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Cloud9 は Chrome ボットネット:リモート操作+多彩な機能で攻めてくる

Malicious extension lets attackers control Google Chrome remotely

2022/11/08 BleepingComputer — Cloud9 という新しい Chrome ブラウザ・ボットネットが、野放し状態で発見された。このボットネットは、悪意のエクステンションを使用して、オンライン・アカウントの窃盗/キーストロークの記録/広告や悪意の JS コードの注入/被害者のブラウザへの DDoS 攻撃などをしていたという。Cloud9 ブラウザ・ボットネットは、Google Chrome/Microsoft Edge を含む Chromium Web ブラウザ用のリモート・アクセス型トロイの木馬 (RAT:Remote Access Trojan) であり、脅威アクターによるリモート・コマンドの実行を可能にする。

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Emotet の最新分析:進化するモジュールとインフラを VMware が徹底追跡

Experts analyzed the evolution of the Emotet supply chain

2022/10/11 SecurityAffairs — VMware の研究者たちは、Emotet マルウェアの背後に存在するサプライチェーンを分析し、そのオペレータが検出を回避するために取っている TTP が継続的に変更されていることを報告した。Emotet バンキング・トロイの木馬は、2014年ころから活動しており、このボットネットは TA542. として追跡されている脅威アクターにより運営されている。Emotet が利用されるケースは、Trickbot/QBot などのトロイの木馬の配信および Conti/ProLock/Ryuk/Egregor などのランサムウェアなど配信である。

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Chaos は Golang ベースのマルウェア:複数の CPU にまたがり Windows/Linux に感染

Researchers Warn of New Go-based Malware Targeting Windows and Linux Systems

2022/09/28 TheHackerNews — この数カ月にわたり、Chaos と呼ばれる多機能な Go ベースの新たなマルウェアが、Windows/Linux/SOHO ルーター/企業サーバーなどをボットネットに取り込み、その勢力を急速に拡大している状況が明らかになった。Lumen の Black Lotus Labs の研究者たちは、「Chaos の機能には、ホスト環境の列挙/リモートシェル・コマンドの実行/追加モジュールのロード/SSH 秘密鍵の窃盗/ブルートフォースによる自動伝播などに加えて、DDoS 攻撃の設定も含まれている」 と、The Hacker News に述べている。

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ウクライナのサイバー警察:フェイクニュース拡散に使われた 100万個のボットを停止

Ukraine takes down 1,000,000 bots used for disinformation

2022/08/03 BleepingComputer — ウクライナのサイバー警察 (SSU) は、SNS でフェイク・ニュースを拡散するために使用されていた、100万個のボットによる大規模なボットファームを停止させた。このボットファームの目的は、ウクライナ国家の公式情報を信用させず、同国の社会的/政治的状況を不安定にし、内戦を引き起こすことだった。ボットが拡散していたメッセージは、ロシアのプロパガンダに沿ったものであることから、そのオペレーターはロシアの特殊部隊のメンバーであると考えられている。

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Cloudflare 対 Mantis ボットネット:毎秒 2600万リクエストの HTTPS DDoS 攻撃を緩和

Mantis botnet powered the largest HTTPS DDoS attack in June

2022/07/14 SecurityAffairs — 2022年6月に、DDoS 緩和企業である Cloudflare は、彼らが Mantis と呼ぶボットネットにより実施された、最大の HTTPS DDoS 攻撃を緩和したと発表した。Mantis ボットネットは、約 5000台の乗っ取った仮想マシンと、強力なサーバー群を使用して、毎秒 2600万リクエストを発生させたという。

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Atlassian Confluence の深刻な脆弱性 CVE-2021-26084 を Linux ボットネットが侵害

Linux botnets now exploit critical Atlassian Confluence bug

2022/06/08 BleepingComputer — Atlassian の Confluence Server/Data Center に存在するリモートコード実行 (RCE) 脆弱性を、複数のボットネットが狙っており、パッチが適用されていない Linux サーバーへの感染が広まっている。この脆弱性 CVE-2021-26084 の悪用に成功した未認証の攻撃者は、新たな管理者アカウントを作成し、コマンドを実行し、インターネットに公開されたサーバーを乗っ取り、最終的にはバックドアとしてリモート操作することが可能となる。

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XLoader ボットネットの最新技術:確率論を用いて C2 サーバーの所在を隠す

New XLoader botnet uses probability theory to hide its servers

2022/05/31 BleepingComputer — 脅威アナリストたちが明らかにしたのは、ボットネット・マルウェア XLoader の新バージョンでは、確率論を用いた Command and Control (C2) サーバー隠蔽機能が実装され、マルウェアの対策が困難になるという点である。それにより、マルウェアの運営者は、特定された IP アドレスのブロックによりノードを失うというリスクを負うことなく、同じインフラを使い続けることが可能となり、また、追跡/特定のリスクも低減されるという。

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EnemyBot の狙う脆弱性がエグイ:即座に VMware/Spring/F5 BIG-IP に対応

EnemyBot malware adds exploits for critical VMware, F5 BIG-IP flaws

2022/05/29 BleepingComputer — 複数のマルウェア・コードをベースにしたボットネット EnemyBot は、Webサーバー/CMS/IoT/Android 端末などで公開されたばかりの、深刻な脆弱性の悪用に迅速に対応し、その範囲を拡大している。このボットネットは、Securonix の研究者により 3月に初めて発見され、Fortinet から新しいサンプルの分析結果が提供された 4月には、すでに 12種類以上のプロセッサ・アーキテクチャの不具合を統合していた。このマルウェアは、分散型サービス拒否 (DDoS) 攻撃を主目的としており、新しいターゲット・デバイスをスキャンして感染させるモジュールも備えている。

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EnemyBot という Mirai 亜種:Router/IoT デバイスを大量に収穫して勢力を拡大中

New EnemyBot DDoS botnet recruits routers and IoTs into its army

2022/04/13 BleepingComputer — Mirai ベースの新しいボットネット・マルウェア EnemyBot は、モデム/ルーター/IoT デバイスの脆弱性を介して感染させたデバイスの勢力を拡大させ、それを操作する脅威アクターが Keksec であることが確認されている。この脅威グループは、クリプトマイニングと DDoS を専門としており、いずれも IoT デバイスに巣食い、そのコンピュータ資源を乗っ取ることが可能な、ボットネット・マルウェアにより支えられている。

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MicroTik ルーターの Botnet-as-a-Service 化:20万台以上が支配下に

Over 200,000 MicroTik Routers Worldwide Are Under the Control of Botnet Malware

2022/03/23 TheHackerNews — MikroTik の脆弱なルーターが大規模に悪用され、サイバー・セキュリティ研究者が近年で最大級の Botnet-as-a-Service の1つと呼ばれる物が形成されている。Avast が発表した新たな調査結果によると、新たな破壊型 Glupteba ボットネットと、TrickBot マルウェアを活用した、暗号通貨マイニング・キャンペーンの全てが、同一の Command and Control (C2) サーバーを使用して配布されたようだ。

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ウクライナ政府:ハイブリッド戦争の大規模な波に攻撃されている

Ukraine says it’s targeted by ‘massive wave of hybrid warfare’

2022/02/14 BleepingComputer — 今日の、ウクライナ保安局 (Security Service of Ukraine : SSU) の発表によると、国家の能力に対する社会の信頼を損ね、不安を煽ることを目的とした、現在進行中のハイブリッド戦争の波の標的となっているとのことだ。SSU は、「システム的にパニックを引き起こし、偽の情報を広め、現実の状況を歪めようとする試みに、ウクライナは直面している。これは、ハイブリッド戦争の大規模な波に他ならない」と述べている。

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Microsoft が耐えた 3.47 Tbps の DDoS 攻撃:更新され続ける史上最大規模

Microsoft mitigated a 3.47 Tbps DDoS attack, the largest one to date

2022/01/27 SecurityAffairs — Microsoft の Azure DDoS 保護プラットフォームが、同社のある顧客を標的とする、3億4000万パケット/秒 (pps) の、記録的な 3.47 Tbps 攻撃を軽減した。この攻撃に関するニュースは、Azure DDoS Protection -2021 Q3 and Q4 DDoS attack trends で報告されている。2021年11月に Microsoft は、アジアの Azure 顧客を標的としたスループット3.47Tbps、パケットレート3.4億パケット/秒 (pps) の DDoS 攻撃を軽減した。これは史上最大の攻撃であると考えられる。

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Log4Shell 攻撃で最初のランサムウェアを検出:Khonsari はワイパー型マルウェアかも?

New ransomware now being deployed in Log4Shell attacks

2021/12/14 BleepingComputer — 脆弱性 Log4Shell が、ランサムウェアのダウンロード/インストールに使用されるという、最初の事例が研究者により発見された。先週の金曜日に、Java ベースのロギング・プラットフォーム Apache Log4j に存在する、Log4Shell (CVE-2021-44228) と名付けられた深刻なゼロデイ脆弱性に対するエクスプロイトが公開された。Log4j は、開発者が Java アプリケーションに対して、エラーやイベントのログを追加するための開発フレームワークである。

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Log4Shell 攻撃を予測:不正スキャン/クリプトマイナー/Mirai/Cobalt Strike

Hackers start pushing malware in worldwide Log4Shell attacks

2021/12/12 BleepingComputer — 脅威アクターたちは、Log4j Log4Shell CVE-2021-44228 の脆弱性をスキャン/悪用し、脆弱なサーバを見つけ出しマルウェアの展開などを行っている。この記事では、Log4j の脆弱性を悪用する既知のペイロード/スキャン/攻撃をまとめている。周知の通り、金曜日の早朝に、Web サーバーやアプリケーションのログ・アクセスに使用される、Java ベースのログ・プラットフォーム Apache Log4j に存在する、「Log4Shell」と呼ばれる深刻なゼロデイ脆弱性のエクスプロイトが公開された。

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Dark Mirai ボットネット:TP-Link の脆弱性 CVE-2021-41653 を狙っている

Dark Mirai botnet targeting RCE on popular TP-Link router

2021/12/09 BleepingComputer — Dark Mirai (通称:MANGA) と呼ばれるボットネットが、2017年に発売されたホームルーター TP-Link TL-WR840N EU V5 に存在する、新たな脆弱性を悪用していることが確認された。この欠陥は、CVE-2021-41653 として追跡されており、認証されたユーザーがデバイス上でコマンドを実行するために使用する、脆弱な host 変数が原因となっている。

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Emotet が偽の Adobe インストーラーを介して広まり始めている

Emotet now spreads via fake Adobe Windows App Installer packages

2021/12/01 BleepingComputer — 現在、マルウェア Emotet は、Adobe PDF ソフトウェアを装う、悪意の Windows App Installer パッケージを介して配布されている。Emotet は、フィッシング・メールや悪意の添付ファイルを介して拡散する、悪名高いマルウェアである。インストールされると、他のスパム・キャンペーンのために被害者のメールを盗み、TrickBot や Qbot などのマルウェアを展開して、ランサムウェア攻撃などへつなげる。

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TP-Link Wi-Fi 6 にゼロデイ脆弱性:ダークウェブでエクスプロイトが販売されている?

Exclusive: Resecurity discovered 0-day vulnerability in TP-Link Wi-Fi 6 devices

2021/11/26 SecurityAffairs — 米国ロサンゼルスに拠点を置くサイバーセキュリティ企業 Resecurity は、主に企業向けに販売されている TP-Link TL-XVR1800L (Enterprise AX1800 Dual Band Gigabit Wi-Fi 6 Wireless VPN Router) に存在するゼロデイ脆弱性を発見した。この脆弱性を悪用されると、リモートコード実行 (RCE) が可能となり、デバイスを乗っ取った後に、悪意の目的での使用や、機密データの窃取などを許すことにもなる。また、この脆弱性は、同一シリーズの他のデバイスにも存在する可能性がある。

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Cloudflare 対 Mirai:2 Tbps の DDoS 攻撃が緩和される

Cloudflare mitigated 2 Tbps DDoS attack, the largest attack it has seen to date

2021/11/15 SecurityAffairs — 米国の Web インフラ/セキュリティ企業である Cloudflare, Inc.は、コンテンツ配信ネットワークおよび DDoS 対策サービスを提供している。Cloudflare は、同社において最大規模となる、毎秒2TBytes (Tbps) 弱の分散型サービス拒否 (DDoS) 攻撃を軽減したと発表した。

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Emotet が再生/復活:TrickBot を介してインフラを急速に拡大

Emotet malware is back and rebuilding its botnet via TrickBot

2021/11/15 BleepingComputer — スパム・キャンペーンや悪意の添付ファイルを介して広まる Emotet は、これまでに最も拡散したマルウェアだと言われてきた。Emotet は、感染したデバイスを悪用して他のスパム・キャンペーンを行い、QakBot (Qbot)/Trickbot マルウェアなどのペイロードをインストールしていた。これらのペイロードは、その後に、Ryuk/Conti/ProLock/Egregor などのランサムウェアを展開する脅威アクターのための、初期アクセスに使用されてきた。

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