2023/02/11 SecurityAffairs — CISA は、Fortra MFT/Intel ドライバ/TerraMaster NAS などに存在し、活発に悪用されている脆弱性 CVE-2023-0669/CVE-2015-2291/CVE-2022-24990 を、KEV (Known Exploited Vulnerabilities) カタログに追加した。 この CVE-2015-2291 (CVSS:7.8) は、Windows IQVW32.sys/IQVW64.sys 用の Intel イーサネット診断ドライバに存在する、サービス拒否 (DoS) の脆弱性である。
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SBOM の品質をチェック:米政府基準の最小限要素を満たすものは1%に過ぎない
Chainguard Trains Spotlight on SBOM Quality Problem
2023/01/19 SecurityWeek — ソフトウェア部品表で品質を管理しているソフトウェア・エンジニアが、驚くべき発見をした。現時点で作成されている SBOM のうち、米国政府が定義した「最小限の要素」を満たしているものは、わずか 1% に過ぎないというのだ。ソフトウェア・サプライチェーン・セキュリティの企業である Chainguard の新しいデータによると、既存のツールで生成された SBOM は、ソフトウェアの脆弱性/ライセンス/在庫の追跡を管理するために、SBOM 内で定義されている必要最小限のデータフィールドを満たしていないことが判明した。
Continue reading “SBOM の品質をチェック:米政府基準の最小限要素を満たすものは1%に過ぎない”Intel Alder Lake の UEFI ソースコードが流出:中国メーカーの従業員が関与している?
Intel Confirms Leak of Alder Lake BIOS Source Code
2022/10/10 TheHackerNews — 先週に Intel は、同社の CPU である Alder Lake に関連する独自のソースコードが、正体不明の第三者により 4chan/GitHub で公開されたと発表した。公開されたのは、2021年11月に発売された、同社の第12世代プロセッサー Alder Lake の UEFI (Unified Extensible Firmware Interface) コードだ。
Continue reading “Intel Alder Lake の UEFI ソースコードが流出:中国メーカーの従業員が関与している?”Chaos は Golang ベースのマルウェア:複数の CPU にまたがり Windows/Linux に感染
Researchers Warn of New Go-based Malware Targeting Windows and Linux Systems
2022/09/28 TheHackerNews — この数カ月にわたり、Chaos と呼ばれる多機能な Go ベースの新たなマルウェアが、Windows/Linux/SOHO ルーター/企業サーバーなどをボットネットに取り込み、その勢力を急速に拡大している状況が明らかになった。Lumen の Black Lotus Labs の研究者たちは、「Chaos の機能には、ホスト環境の列挙/リモートシェル・コマンドの実行/追加モジュールのロード/SSH 秘密鍵の窃盗/ブルートフォースによる自動伝播などに加えて、DDoS 攻撃の設定も含まれている」 と、The Hacker News に述べている。
Continue reading “Chaos は Golang ベースのマルウェア:複数の CPU にまたがり Windows/Linux に感染”Intel ファームウェア/管理ソフトウェアにおける約 60件の脆弱性が FIX
Intel Patches Severe Vulnerabilities in Firmware, Management Software
2022/08/10 SecurityWeek — 8月10日に、Intel は、27件のセキュリティ・アドバイザリを発表した。このアドバイザリでは、ファームウェア/ソフトウェア・ライブラリ/エンドポイント/データセンター管理製品などに存在する、約60件の脆弱性に対処している。これらの中で、最も深刻な CVSS スコアを持つのは、Open AMT Cloud Toolkit (OOB 管理ソリューションを統合する、オープンソースのツールキット) の権限昇格の脆弱性である。
Continue reading “Intel ファームウェア/管理ソフトウェアにおける約 60件の脆弱性が FIX”PLC/HMI パスワード・クラッキング・ツールによるマルウェア配信とは?
PLC and HMI Password Cracking Tools Deliver Malware
2022/07/18 SecurityWeek — HMI/PLC などの産業用製品のパスワードを解読できると主張するツールに、ゼロデイ脆弱性が発見され、これらのツールを使ったマルウェア配信が、脅威アクターにより行われていることが判明した。組織内の産業用システムを担当するエンジニアが、ある日、突然に、更新が必要な PLC/HMI や、プロジェクト・ファイルがパスワードで保護され、ログインできないとうい状況に直面することがある (パスワードの失念や、退職者による設定)。
Continue reading “PLC/HMI パスワード・クラッキング・ツールによるマルウェア配信とは?”Hertzbleed サイドチャネル攻撃:Intel/AMD の最新 CPU から暗号化キーが漏れる
Hertzbleed Side-Channel Attack allows to remotely steal encryption keys from AMD and Intel chips
2022/06/15 SecurityAffairs — テキサス大学/イリノイ大学/ワシントン大学の研究者たちは、Hertzbleed と呼ばれる新たなサイドチャネル攻撃の技術を考案し、最新の Intel/AMD チップからリモートの攻撃者が、暗号化キーを盗み出せることを証明した。研究者たちは、「Hertzbleed は、サイドチャネル攻撃の新しいファミリーである周波数サイドチャネルである。最悪の場合、これらの攻撃に成功した攻撃者は、以前は安全だと信じられていたリモートサーバーから、暗号化キーを抽出できるようになる」と述べている。研究者たちは、2022年8月10日~12日にボストンで開催される、第31回 USENIX セキュリティ・シンポジウムで、この研究成果を発表する予定だという。
Continue reading “Hertzbleed サイドチャネル攻撃:Intel/AMD の最新 CPU から暗号化キーが漏れる”Conti の置きみやげ:Intel ファームウェアを標的とするスティルス攻撃が消えない
Conti ransomware targeted Intel firmware for stealthy attacks
2022/06/02 BleepingComputer — Conti ランサムウェアから流出したチャットを分析した研究者たちは、ロシアのサイバー犯罪グループ内のチームが、ファームウェアのハッキングを積極的に行ってきたことを発見した。このサイバー犯罪シンジケートのメンバーたちが交わしたメッセージによると、Conti の開発者は、Intel の Management Engine (ME) を活用してフラッシュを上書きし、System Management Mode (SMM) を実行させる PoC コードを作成していたことが判明した。
Continue reading “Conti の置きみやげ:Intel ファームウェアを標的とするスティルス攻撃が消えない”Intel がロシアから撤退:すべての事業活動を停止すると表明
Intel shuts down all business operations in Russia
2022/04/05 BleepingComputer — 火曜日の夜に Intel は、ウクライナ侵攻によりロシアから撤退した他のハイテク企業と同様に、ロシアでの全事業を停止したと発表した。先月に Intel は、米国政府がロシアとベラルーシへの技術輸出を禁じる大規模な制裁措置を発動した後に、ロシアとベラルーシの顧客への出荷をすべて停止していた。1,200人の従業員をロシアで抱えていた Intel だが、本日の発表により、その全事業活動を停止することになる。
Continue reading “Intel がロシアから撤退:すべての事業活動を停止すると表明”HP が 16 件の UEFI ファームウェア・バグに対応:永続的マルウェア埋め込みの可能性
HP patches 16 UEFI firmware bugs allowing stealthy malware infections
2022/03/08 BleepingComputer — セキュリティ・ソフトウェアで検出されないマルウェアをデバイスを感染させ、脅威アクターに高い特権を取得させる可能性のある、UEFI ファームウェアに存在する 16件の脆弱性を、HP が開示した。これらの脆弱性は、ノートパソコン/デスクトップパソコン/POS システム/エッジコンピューティング・ノードなどの、HP の複数の機種に影響を与える。
Continue reading “HP が 16 件の UEFI ファームウェア・バグに対応:永続的マルウェア埋め込みの可能性”Intel の Software/Firmware がアップデート:18 件の深刻な脆弱性が FIX
Intel Software and Firmware Updates Patch 18 High-Severity Vulnerabilities
2022/02/17 SecurityWeek — 先週に Intel は、22件のセキュリティ勧告を発表し、そのうち7件の深刻度は High となっている。これらのアドバイザリには、18件の深刻度 High の脆弱性が記載されており、そのほとんどが特権の拡大に悪用される可能性を持つ。また、情報漏えいやサービス拒否 (DoS) を引き起こす可能性も生じるという。ただし、これらの脆弱性を悪用するには、対象となるデバイスへのローカル・アクセスが必要となる。
Continue reading “Intel の Software/Firmware がアップデート:18 件の深刻な脆弱性が FIX”UEFI ファームウェアで発見された 23件の脆弱性:ハードウェア・ベンダー 25社に影響
UEFI firmware vulnerabilities affect at least 25 computer vendors
2022/02/02 BleepingComputer — ファームウェア・プロテクション企業である Binarly の研究者たちは、Fujitsu/Intel/AMD/Lenovo/Dell/ASUS/HP/Siemens/Microsoft/Acer などの、複数のコンピュータ・ベンダーが採用している InsydeH2O の UEFI ファームウェアに、深刻な脆弱性が存在することを発見した。
UEFI (Unified Extensible Firmware Interface) ソフトウェアとは、デバイスのファームウェアとオペレーティング・システムの間のインターフェースであり、起動プロセス/システム診断/修復機能などに対応する。
Continue reading “UEFI ファームウェアで発見された 23件の脆弱性:ハードウェア・ベンダー 25社に影響”ファームウェア・ベース Rootkit の危険性:MoonBounce を含む3つのマルウェアとは?
Researchers Discover Dangerous Firmware-Level Rootkit
2022/01/21 DarkReading — ファームウェア・ベースの Rootkit は、現時点では珍しいものであるが、標的となるネットワーク上で検出困難なかたちで持続性を維持する手段として、脅威アクターたちの間で注目を集めている。Kaspersky の研究者たちは、顧客のコンピュータの UEFI (Unified Extensible Firmware Interface) ファームウェアの深層で、このような脅威の最新サンプルを発見した。
Continue reading “ファームウェア・ベース Rootkit の危険性:MoonBounce を含む3つのマルウェアとは?”Intel の脆弱性 CVE-2021-0146 は Note PC から IoT にまで影響をおよぼす
2021/11/15 AutomationCom — 脆弱性 CVE-2021-0146 により、複数のインテル・プロセッサーにおいて、テスト・モードまたはデバッグ・モードへの変更が可能になってしまう。これにより、物理的なアクセス権を持つ不正なユーザーが、システム上で拡張された権限を取得できる可能性が生じる。
Continue reading “Intel の脆弱性 CVE-2021-0146 は Note PC から IoT にまで影響をおよぼす”Google Chrome/Chromium で発見された Spook.js サイドチャネル攻撃とは?
2021/09/10 DailySwig — Google Chrome を標的とする、サイドチャネル攻撃が新たに発見された。攻撃者は、この Web ブラウザのセキュリティ保護機能を回避し、Spectre 型攻撃を用いて機密情報を取得できる。この、Spook.js と名付けられたサイドチャネル攻撃は、投機的実行 (Spectre) 攻撃に対するChromeの防御機能を回避し、認証情報や個人情報などを盗み出すことができます。
Continue reading “Google Chrome/Chromium で発見された Spook.js サイドチャネル攻撃とは?”Zephyr RTOS の深刻な Bluetooth 脆弱性が FIX された
Zephyr RTOS fixes Bluetooth bugs that may lead to code execution
2021/06/22 BleepingComputer — 組込み機器向けの RTOS である Zephyr は、6月の初めにアップデートを行い、サービス拒否 (DoS) やリモート・コード実行を引き起こす可能性のある、複数の脆弱性を修正した。これらの問題は、Zephyr の Bluetooth LE Link Layer (LL) および Logical Link Control and Adaptation Protocol (L2CAP) の実装において発見されている。
Continue reading “Zephyr RTOS の深刻な Bluetooth 脆弱性が FIX された”Intel の June 2021 Platform Update は 73 件の脆弱性に対応
Intel fixes 73 vulnerabilities in June 2021 Platform Update
2021/06/08 BleepingComputer — Intel は、2021年6月のパッチ・チューズデーの一環として、Intel Security Library の一部バージョンおよび、Intel Processor BIOS ファームウェアに影響する、73件の脆弱性に対処した。また同社は、Product Security Center で公開された29件のセキュリティ勧告の中で、セキュリティ上の欠陥を詳しく説明している。
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