Dell/HP/Lenovo デバイスの問題:UEFI 実装における古い OpenSSL の使用が判明

Dell, HP, and Lenovo Devices Found Using Outdated OpenSSL Versions

2022/11/25 TheHackerNews — Dell/HP/Lenovo のデバイスのファームウェア・イメージを分析した結果、古いバージョンの OpenSSL 暗号ライブラリの存在が明らかになり、サプライチェーン・リスクが浮き彫りになっている。EFI Development Kit (EDK) は、OS とデバイスのハードウェアに組み込まれたファームウェア間のインターフェースとして機能する、UEFI (Unified Extensible Firmware Interface) のオープンソース実装である。EDK II のファームウェア開発環境には、CryptoPkg という独自の暗号パッケージがあり、OpenSSL プロジェクトのサービスを利用できる。

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OpenSSL の脆弱性 CVE-2022-3602/CVE-2022-3786 が FIX:深刻だが緊急性は低い

High-severity OpenSSL vulnerabilities fixed (CVE-2022-3602, CVE-2022-3786)

2022/11/01 HelpNetSecurity — 暗号ライブラリ OpenSSL のバージョン 3.0.7 がリリースされ、punycode decoder に存在する、サービス拒否/リモートコード実行につながる可能性のある、2つの深刻なバッファオーバーフロー脆弱性 CVE-2022-3602/CVE-2022-3786 が修正された。脆弱性 CVE-2022-3602 は、1週間前に OpenSSLプロジェクト・チームにより、その存在が事前に発表されていたが、幸運なことに、当初に想定されていたよりも、危険度が低いことが判明している。

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OpenSSL の重要な修正プログラムがリリースされる:すべてのユーザーは準備を!

Incoming OpenSSL critical fix: Organizations, users, get ready!

2022/10/26 HelpNetSecurity — このチームの独自のリスク分類によると、OpenSSL の重大な脆弱性とは、一般的な設定に影響を与え、悪用される可能性が高い脆弱性を指すとのことだ。彼らは、「それらの脆弱性に含まれる例を挙げると、サーバのメモリの内容 の大量に開示するもの (ユーザーの詳細が明らかになる可能性)/リモートから容易に悪用されてサーバの秘密鍵を危険にさらすもの/一般的な状況でリモートコード実行の可能性が高いものなどがある」と述べている

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CISA 警告:Advantech/Hitachi の ICS デバイスにおける深刻な脆弱性

CISA Warns of Critical Flaws Affecting Industrial Appliances from Advantech and Hitachi

2022/10/19 TheHackerNews — 18日に米国の CISA は、産業制御システム (ICS)  である Advantech R-SeeNet/Hitachi Energy APM Edge アプライアンスの深刻な脆弱性に関する、2件のアドバイザリを発表した。これらの脆弱性は、R-SeeNet モニタリング・ソリューションの3つの弱点に起因し、悪用に成功した攻撃者は、システム上でのファイル削除/コード実行などが、リモートから可能になるという。

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ISC BIND の深刻な脆弱性 CVE-2022-2906 などが FIX:CISA も警告

ISC fixed high-severity flaws in the BIND DNS software

2022/09/24 SecurityAffairs — この今週に、Internet Systems Consortium (ISC) は、DNS ソフトウェア BIND に存在する、リモートから悪用できる6つの脆弱性に対処する、セキュリティ・パッチを公開した。6件の脆弱性のうち4件は、いずれもサービス妨害 (DoS) の問題で、深刻度は High と判定されている。これらの脆弱性のうち、CVE-2022-2906 ( CVSS:7.5) は、TKEY RR (OpenSSL 3.0.0 + のみ) を介して Diffie-Hellman キー交換を扱うコード内のメモリ・リークの脆弱性である。

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CISA 警告:Juniper の深刻な脆弱性に対して迅速なアップデート適用を推奨

CISA urges to fix multiple critical flaws in Juniper Networks products

2022/07/16 SecurityAffairs — CISA が発した警告は、Juniper Networks 製品のユーザーと管理者たちに対して、同社のセキュリティ・アドバイザリを確認し、Junos Space/Contrail Networking/NorthStar Controller などの一部の製品について、利用可能なアップデートの適用を促すものだ。これらの脆弱性の悪用に成功した脅威アクターたちは、影響を受けるシステムの乗っ取りが可能になるという。

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OpenSSL の深刻な 脆弱性 CVE-2022-2274 が FIX:RCE にいたる恐れがある

OpenSSL Releases Patch for High-Severity Bug that Could Lead to RCE Attacks

2022/07/06 TheHackerNews — OpenSSL プロジェクトのメンテナたちは、特定のシナリオでリモートコード実行につながる可能性のある、暗号ライブラリに存在する極めて深刻なバグに対処するパッチを公開した。この脆弱性には、識別子 CVE-2022-2274 が割り当てられており、2022年6月21日にリリースされた OpenSSL Ver 3.0.4 で取り込まれてしまった、RSA 秘密鍵操作によるヒープメモリ破壊に起因すると説明されている。

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OpenSSL 3.0.4 のリモートメモリ破壊の脆弱性:悪用の形跡はないがパッチ対応はこれから

OpenSSL to Release Security Patch for Remote Memory Corruption Vulnerability

2022/06/28 TheHackerNews — OpenSSL ライブラリの最新バージョン存在する脆弱性による、一部のシステムではリモートメモリ破壊が生じることが判明した。この問題は、2022年6月21日にリリースされた OpenSSL バージョン 3.0.4 で確認されており、AVX-512 命令セットを搭載した x64 システムに影響を及ぼすという。ただし、OpenSSL 1.1.1 および、OpenSSL フォークである BoringSSL と LibreSSL は影響を受けない。

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Zimbra の脆弱性 CVE-2022-27924 が FIX:ユーザー操作なしでEメールのログイン情報が窃取される

Zimbra bug allows stealing email logins with no user interaction

2022/06/15 BleepingComputer — Eメール・ソリューションのひとつである Zimbra は、世界の政府機関/金融機関/教育機関などの、数多くの組織で広く利用されている。その Zimbra の特定のバージョンに影響する深刻な脆弱性について、技術的な詳細が明らかにされた。脆弱性 CVE-2022-27924 は、悪用に成功した攻撃者に対して、認証/ユーザー操作を必要としないログイン情報の窃取を許し、オープンソース版/商用版の Zimbra 8.8.x/9.x に影響を及ぼす。

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TLStorm 2.0 という NanoSSL の深刻な脆弱性:Aruba/Avaya ネットワーク・スイッチに影響

TLStorm 2.0: Critical bugs in widely-used Aruba, Avaya network switches

2022/05/03 HelpNetSecurity —

Armis の研究者たちにより、複数のネットワークスイッチ・モデルにおける、TLS 通信実装に5つの深刻な脆弱性が存在することが判明した。この TLStorm 2.0 と名付けられた脆弱性は、以前の TLStorm 脆弱性で確認されたような設計上の欠陥に起因している、そのときの、TLStorm が影響する範囲は、膨大な数のエンタープライズ・クラス・ネットワーク・インフラに広がっていった。しかし、現時点において、この脆弱性を攻撃者が悪用した形跡がないことは朗報である。

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HP Teradici PCoIP に影響をおよぼす OpenSSL の脆弱性 CVE-2022-0778

Critical HP Teradici PCoIP flaws impact 15 million endpoints

2022/04/12 BleepingComputer — HP は、Windows/Linux/macOS 向けの Teradici PCoIP クライアント/エージェントに存在する深刻な脆弱性が、1500万台のエンド・ポイントに影響を与える可能性があるとして、警告を発している。先日に公開された OpenSSL 証明書解析バグにより、Teradici にに無限ループが生じることが発見された。

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Palo Alto Networks の Firewall/VPN に OpenSSL の脆弱性が影響をおよぼす

Palo Alto Networks firewalls, VPNs vulnerable to OpenSSL bug

2022/04/07 BleepingComputer — 4月2日に、米国のサイバー・セキュリティ企業である Palo Alto Networks は、同社の Firewall/VPN/XDR 製品の一部に、3週間前に公開された深刻度の高い OpenSSL 無限ループの脆弱性 CVE-2022-0778 が存在すると顧客に警告した。この脆弱性の悪用に成功した脅威アクターは、サービス拒否状態を引き起こし、未パッチのソフトウェアを実行しているデバイスを、リモートからクラッシュさせることが可能となる。

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OpenSSL の脆弱性 CVE-2022-0778 の追跡調査:各ベンダーたちの現状について

Cybersecurity Vendors Assessing Impact of Recent OpenSSL Vulnerability

2022/03/31 SecurityWeek — 3月の初めに発生した OpenSSL の脆弱性が、自社の製品やサービスに与える影響について、セキュリティ/クラウド/ストレージなどのベンダーたちが評価を進めている。OpenSSL プロジェクトが公開した更新プログラムでは、証明書の解析に関連する深刻度の高いサービス拒否 (DoS) 脆弱性に対してパッチが適用されている。このセキュリティ・ホールは、Google の脆弱性研究者である Tavis Ormandy が報告したものであり、CVE-2022-0778 として追跡され、OpenSSL の Ver 1.0.2/1.1.1/3.0 に影響を及ぼしている。このリリースにより、Ver 1.0.2zd/1.1.1n/3.0.2 で修正されている。

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QNAP 警告:NAS に影響をおよぼす OpenSSL 無限ループの脆弱性を FIX

QNAP Warns of OpenSSL Infinite Loop Vulnerability Affecting NAS Devices

2022/03/30 TheHackerNews — 今週に台湾の QNAP は、同社の NAS アプライアンスの一部が、先日に公開されたオープンソース OpenSSL Cryptographic Library の影響を受けることを明らかにした。同社は、2022年3月29日に発表したアドバイザリーで、「OpenSSL における無限ループの脆弱性が、特定の QNAP NAS に影響を及ぼすことが報告されている。この脆弱性が悪用された場合、攻撃者はサービス拒否攻撃を行うことが可能になる」と述べている。

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Cyclops Blink ボットネット:ロシアから ASUS ルーターを狙っている

New Variant of Russian Cyclops Blink Botnet Targeting ASUS Routers

2022/03/17 TheHackerNews — ASUS ルーターが、Cyclops Blink と呼ばれる新たなボットネットのターゲットとして浮上してきた。このマルウェアは、侵害したネットワークへのリモート・アクセスを取得する足がかりとして、WatchGuard ファイアウォール・アプライアンスを悪用したことが明らかになってから、約1ヶ月後のことである。

Trend Micro が発表した新しいレポートによると、このボットネットの主な目的は、価値の高いターゲットに対するさらなる攻撃のための、インフラを構築することである。ただし、感染した全てのホストについて調べたところ、重要な経済/政治/軍事などの組織は標的にしていないことが判明している。

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OpenSSL 証明書解析の脆弱性 CVE-2022-0778 が FIX:サービス拒否が発生

OpenSSL cert parsing bug causes infinite denial of service loop

2022/03/16 BleepingComputer — OpenSSL が公開したセキュリティ・アップデートは、そのライブラリの脆弱性を悪用により無限ループ関数が作動し、サービス拒否状態に陥るという脆弱性に対処するためのものである。サービス拒否攻撃は、最も悲惨なセキュリティ問題ではないかもしれないが、重要な事業の中断/長期的な財務的影響、ブランド評価の低下などを引き起こす可能性が生じる。

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McAfee Agent の 脆弱性が FIX:SYSTEM 権限での任意のコード実行

McAfee Agent bug lets hackers run code with Windows SYSTEM privileges

2022/01/21 BleepingComputer — McAfee Enterprise (現在は Trellix に社名変更) は、同社の Windows 用ソフトウェアである McAfee Agent で発見されたセキュリティ上の脆弱性を修正し、攻撃者による特権昇格と SYSTEM 権限での任意のコード実行の問題に対処した。McAfee Agent は、McAfee ePolicy Orchestrator (McAfee ePO) のクライアント側コンポーネントであり、エンドポイント・ポリシーのダウンロードと適用/アンチウイルスのシグネチャ/アップグレード/パッチ/新製品などの、企業エンドポイントへの展開を行なう。

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CISA 勧告:Hitachi Energy 製品群における OpenSSL/LibSSL/libxml2 などの脆弱性

CISA warns of vulnerabilities in Hitachi Energy products

2021/12/04 SecurityAffairs — 米国の Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) は、Hitachi Energy の製品に影響を与える脆弱性について、セキュリティ・パッチの提供や通知に関連する、6つの勧告を発表した。

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Kali Linux 2021.3 のペンテスト能力:OpenSSL/VM 対応を強化

Kali Linux 2021.3 released with new pentest tools, improvements

2021/09/15 BleepingComputer — 昨日に Offensive Security からリリースされた Kali Linux 2021.3 には、新しいツールセットや、改善された仮想化サポート、攻撃対象領域が増えた新しい OpenSSL コンフィグレーションなどが含まれている。

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Microsoft 警告:中国ハッカーが関与する SolarWinds Serv-U SSH ゼロデイ攻撃

Microsoft Says Chinese Hackers Were Behind SolarWinds Serv-U SSH 0-Day Attack

2021/09/04 TheHackerNews — Microsoft は、SolarWinds Serv-U マネージド・ファイル転送サービスに影響をおよぼす、Critical な脆弱性について技術的な詳細を共有している。この脆弱性は、現時点では修正されているが、積極的に悪用されている状況にあり、中国で活動している脅威アクターが、関与している可能性が、きわめて高いとしている。

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Moxa の鉄道用デバイスに影響をおよぼす 60件の脆弱性

Flaws in Moxa Railway Devices Could Allow Hackers to Cause Disruptions

2021/09/02 SecurityWeek — 台湾の産業用ネットワーク/オートメーション企業である Moxa が製造する、鉄道向けの無線通信デバイスには、60件近くの脆弱性が存在する。今週に、Atos 傘下のサイバーセキュリティ・コンサルティング会社である SEC Consult は、同社の研究者が Moxa デバイスに、新たに2つの脆弱性を発見したほか、数十の欠陥をもたらす古いサードパーティ製ソフトウェア・コンポーネント群を発見した。

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QNAP NAS と OpenSSL 脆弱性:現時点では対応中とのこと

QNAP works on patches for OpenSSL bugs impacting its NAS devices

2021/08/30 BleepingComputer — 先週のこと、NAS メーカーの QNAP は、OpenSSL によるパッチが適用されたリモートコード実行 (RCE) およびサービス拒否 (DoS) の脆弱性に対処するため、セキュリティ・アップデートの調査と作業を行っている。脆弱性 CVE-2021-3711 CVE-2021-3712 は、QTS / QuTS hero / QuTScloud / HBS 3 Hybrid Backup Sync を実行する QNAP NAS デバイスに影響する。

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Synology NAS 問題:OpenSSL の脆弱性が一部のバージョンに影響

Synology: Multiple products impacted by OpenSSL RCE vulnerability

2021/08/26 BleepingComputer — 台湾の NAS メーカーである Synology の発表によると、最近の公開された OpenSSL 脆弱性である、リモートコード実行 (RCE) およびサービス拒否 (DoS) が、同社の一部の製品に影響を与えるとのことだ。

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DarkRadiation ランサムウェアは Linux と Docker インスタンスに感染していく?

Wormable DarkRadiation Ransomware Targets Linux and Docker Instances

2021/06/22 TheHackerNews — このランサムウェアは、すべてが Bash で実装されており、Linux や Docker クラウド・コンテナを標的とし、メッセージング・サービス Telegram を command-and-control (C2) 通信に利用している。Trend Micro の研究者たちは、先週に発表したレポートの中で、「このランサムウェアは、Bash スクリプトで書かれており、Red Hat/CentOS および Debian の Linux ディストリビューションをターゲットにしている。

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