Palo Alto Unit 42 の調査:脆弱性が公表された 15分後には悪意のスキャンが始まる

Hackers scan for vulnerabilities within 15 minutes of disclosure

2022/07/26 BleepingComputer — この新しいレポートにより、脅威アクターたちは新しい CVE が公開されてから 15分以内に、脆弱なエンドポイントをスキャンしていることが明らかになった。Palo Alto Unit 42 の 2022 Incident Response Report によると、ハッカーたちは常にソフトウェ・アベンダーの掲示板を監視し、企業ネットワークへのイニシャル・アクセスやリモートコード実行に利用できる、新しい脆弱性の告知を探し求めているようだ。つまり、脅威アクターたちの脆弱性スキャンを開始するスピードが速いため、システム管理者は、脆弱性が悪用される前にバグを修正する必要に迫られることになる。

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EnemyBot の狙う脆弱性がエグイ:即座に VMware/Spring/F5 BIG-IP に対応

EnemyBot malware adds exploits for critical VMware, F5 BIG-IP flaws

2022/05/29 BleepingComputer — 複数のマルウェア・コードをベースにしたボットネット EnemyBot は、Webサーバー/CMS/IoT/Android 端末などで公開されたばかりの、深刻な脆弱性の悪用に迅速に対応し、その範囲を拡大している。このボットネットは、Securonix の研究者により 3月に初めて発見され、Fortinet から新しいサンプルの分析結果が提供された 4月には、すでに 12種類以上のプロセッサ・アーキテクチャの不具合を統合していた。このマルウェアは、分散型サービス拒否 (DDoS) 攻撃を主目的としており、新しいターゲット・デバイスをスキャンして感染させるモジュールも備えている。

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CISA と MS-ISAC の共同勧告:進行中の F5 BIG-IP 攻撃をブロックするためのガイダンス

CISA shares guidance to block ongoing F5 BIG-IP attacks

2022/05/18 BleepingComputer — CISA と Multi-State Information Sharing and Analysis Center (MS-ISAC) は、本日に発表した共同アドバイザリにおいて、F5 BIG-IP ネットワーク・セキュリティの深刻な脆弱性 CVE-2022-1388 を狙う攻撃が活発化しているとして、管理者たちに警告を発した。このアドバイザリには、「CISA と MS-ISAC は、政府機関および民間企業のネットワークにおいて、未パッチの F5 BIG-IPデバイス (主に管理ポートまたは自己 IP が公開されている) が広範囲で悪用されると推測する」と記されている。

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CISA 警告 5/10:F5 BIG-IP の深刻な脆弱性 CVE-2022-1388 を KEV リストに追加

CISA tells federal agencies to fix actively exploited F5 BIG-IP bug

2022/05/11 BleepingComputer — 米国の Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) は、積極的に悪用されるバグのリストに、BIG-IP ネットワーク・デバイスに深刻な影響を与える、脆弱性 CVE-2022-1388 を新たに追加した。BIG-IP ソリューションを使用する F5 の顧客の中には、連邦政府機関/Fortune 500 企業/銀行/サービス・プロバイダ/コンシューマ・ブランド (Microsoft/Oracle/Facebook など) が含まれているが、同社は Fortune 50 のうちの 48社が F5ユーザーだとしている。

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F5 BIG-IP の深刻な脆弱性 CVE-2022-1388 が FIX:デバイスの消去も起こり得る

Critical F5 BIG-IP vulnerability exploited to wipe devices

2022/05/10 BleepingComputer — 先日に公開された F5 BIG-IP の脆弱性は、デバイスのファイル・システムを消去し、サーバを使用不能にするという、破壊的な攻撃に悪用されかねないものである。先週に F5 は、脆弱性 CVE-2022-1388 を公開し、リモート攻撃者が認証なしで BIG-IP ネットワーク・デバイス上で、root としてコマンドを実行できる問題を示した。このバグは極めて深刻であるため、F5 は管理者に対して、可能な限り早急にアップデートを適用するよう促している。

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F5 BIG-IP の深刻な脆弱性 CVE-2022-1388 が FIX:bash を狙ったバックドア展開が多発

Hackers exploiting critical F5 BIG-IP flaw to drop backdoors

2022/05/09 BleepingComputer — F5 BIG-IP の、すべてのモジュールの複数のバージョンに影響を与える、深刻な脆弱性の悪用に成功した攻撃者たちが、悪意のペイロードをドロップするという脅威が大量に発生し始めている。先週に F5 は、BIG-IP iControl の REST 認証コンポーネントに影響を及ぼす、脆弱性 CVE-2022-1388 (CVSS:9.8) に対するパッチをリリースした。

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F5 BIG-IP の RCE 脆弱性 CVE-2022-1388 が FIX:16,000台のデバイスに乗っ取りの可能性

F5 warns of critical BIG-IP RCE bug allowing device takeover

2022/05/04 BleepingComputer — F5 はセキュリティ・アドバイザリを発表し、ネットワーク・アクセス権を持つ未認証の攻撃者に対して、BIG-IP 上で任意のシステム・コマンド実行や、ファイル操作、サービスの無効化などを、許してしまう欠陥について注意を促している。この脆弱性 CVE-2022-1388 の深刻度は Critical (CVSS:9.8) に分類され、悪用によりシステムを完全に乗っ取られる可能性がある。

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OpenSSL の脆弱性 CVE-2022-0778 の追跡調査:各ベンダーたちの現状について

Cybersecurity Vendors Assessing Impact of Recent OpenSSL Vulnerability

2022/03/31 SecurityWeek — 3月の初めに発生した OpenSSL の脆弱性が、自社の製品やサービスに与える影響について、セキュリティ/クラウド/ストレージなどのベンダーたちが評価を進めている。OpenSSL プロジェクトが公開した更新プログラムでは、証明書の解析に関連する深刻度の高いサービス拒否 (DoS) 脆弱性に対してパッチが適用されている。このセキュリティ・ホールは、Google の脆弱性研究者である Tavis Ormandy が報告したものであり、CVE-2022-0778 として追跡され、OpenSSL の Ver 1.0.2/1.1.1/3.0 に影響を及ぼしている。このリリースにより、Ver 1.0.2zd/1.1.1n/3.0.2 で修正されている。

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F5 BIG-IP の Critical バグは特定の条件下で 9.9 の深刻度に変容する

Critical F5 BIG-IP bug impacts customers in sensitive sectors

2021/08/25 BleepingComputer — F5 BIG-IP アプリケーション・サービスだが、同社のネットワーク機器に存在する十数件の深刻度の高い脆弱性を修正し、そのうちの1件は特定の条件下での深刻度が Critical へと昇格した。これらの問題は、今月に配信されたセキュリティ・アップデートの一部であり、複数の F5 デバイスに存在する約30件の脆弱性に対応するものだ。

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米保険大手の AJG にデータ侵害が発生したのは昨年のランサム攻撃のせい?

US insurance giant AJG reports data breach after ransomware attack

2021/07/01 BleepingComputer — Arthur J. Gallagher (AJG 世界最大級の保険ブローカー) は、2020年9月下旬に受けたランサムウェア攻撃により、影響を受けた可能性のある顧客に対して、情報漏えい通知書を郵送している。AJG は、「サイバー・セキュリティおよびフォレンジックの専門家と協力して、何が起こったのか、どのような情報が影響を受けたのかを確認した。

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