Azure VM を乗っ取る UNC3944:SIM Swapping と Serial Console 悪用を組み合わせた攻撃

Threat Group UNC3944 Abusing Azure Serial Console for Total VM Takeover

2023/05/17 TheHackerNews — 仮想マシン (VM) 上の Microsoft Azure Serial Console を悪用する脅威アクターが、侵害した環境内にサードパーティ製のリモート管理ツールをインストールしている。Google 傘下の Mandiant は、この金銭的な動機に基づく活動は、UNC3944 (Roasted 0ktapus/Scattered Spider) という名前で追跡している脅威グループによるものだと分析している。

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情報スティーラー・ビジネスの活性化:ロシア市場での盗難ログ取引量が 670% 増

Infostealer Malware Surges: Stolen Logs Up 670% on Russian Market

2023/05/16 InfoSecurity — Secureworks Counter Threat Unit (CTU) が明らかにしたのは、ロシアのオンライン市場で、盗まれたログ情報の販売が活性化しており、その増加率は 670%を記録していることである。この最新の調査結果は、”The Growing Threat From Infostealers” というレポートに記載されているものだ。同レポートは、ランサムウェア攻撃などのサイバー犯罪活動を円滑にする上で、きわめて重要な役割を果たす、情報スティーラー市場の繁栄ぶりにフォーカスしている。Secureworks の VP of CTU である Don Smith は、「企業へのアクセスを素早く獲得し、そのアクセスからの収益化を狙うサイバー犯罪者たちが、情報スティーラーに目をつけるのは自然なことだ」とコメントしている。

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MerDoor という高スティルス性のマルウェア:5年前からのバックドア展開を確認 – Symantec

Stealthy MerDoor malware uncovered after five years of attacks

2023/05/15 BleepingComputer — 南アシア/東南アジアの政府機関/航空機関/通信機関を標的に、Lancefly という新たな APT ハッキング・グループが、カスタム Merdoor バックドア・マルウェアを展開している。今日の Symantec Threat Labs の発表で明らかにされたのは、Lancefly が2018年以降において、スティルス性の高い標的型攻撃で Merdoor バックドアを展開し、企業ネットワーク上での永続性の確立/コマンドの実行/キーロギングを行ってきたことだ。

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Discord で発生したサプライチェーン攻撃:ユーザーの機密情報が流出した可能性

Discord Breached After Service Agent Targeted

2023/05/15 InfoSecurity — Discord のユーザーに送られた通知は、サードパーティ・カスタマー・サービス・エージェントのサポート・チケット・キューに、脅威アクターが不正アクセスした際に発生したデータ侵害に関するものだ。影響を受けたユーザーに送られたメッセージには、「このインシデントの性質上、あなたの電子メールアドレスおよび、あなたと Discordの 間で交換された顧客サービス・メッセージの内容および添付ファイルが、第三者に公開されている可能性がある」と書かれていることを InfoSecurity は確認している。

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Brave の Forgetful Browsing という新機能:ファーストパーティ追跡を Stop!

Brave unveils new “Forgetful Browsing” anti-tracking feature

2023/05/14 BleepingComputer — Brave Browser は、プライバシーに配慮した Web ブラウザである。そして、新たな機能として、同じ Web サイトに再訪問したといきに、そのサイトがあなたを特定することを防ぐ Forgetful Browsing を導入する。この新機能は、指定した Web サイトの Cookie だけでなく、そのサイトを閉じた際にローカル・ストレージやキャッシュに残っているデータもクリアする。それにより、ユーザーはサイトから自動的にログアウトすることになるが、次回以降に同サイトにアクセスした際の、再識別を防ぐことが可能になる。

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WordPress の Elementor プラグインの脆弱性が FIX:100 万件の Web サイトに乗っ取りの危険性

WordPress Elementor plugin bug let attackers hijack accounts on 1M sites

2023/05/11 BleepingComputer — WordPress で人気を博している、Essential Addons for Elementor に存在する権限昇格の脆弱性の悪用に成功したリモートの未認証の攻撃者が、サイトの管理者権限を獲得する可能性があることが判明した。Essential Addons for Elementor は、100万以上の WordPress サイトで使用されているページ・ビルダー Elementor 用の、90種類のエクステンションを搭載したライブラリである。2023年5月8日に PatchStack が発見した、この脆弱性 CVE-2023-32243 はプラグインのパスワード・リセット機能における、未認証の攻撃者による権限昇格を可能にするものであり、バージョン 5.4.0〜5.7.1 に影響を及ぼす。

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悪意のボット・トラフィックの増大:ついにインターネット全体の 30% を埋め尽くす – Imperva 調査

Bad Bots Now Account For 30% of All Internet Traffic

2023/05/11 InfoSecurity — 自動化された悪意のソフトウェアに起因するインターネット・トラフィックの量は、2021年以降において 2.5% ほど増加し、いまでは 30% を超えているようだ。この値は、2013年に Imperva が Bad Bot Report の初版を発表した以降において、最高の数値となっている。この、長期にわたるレポートの最新版で Imperva が主張しているのは、アカウント侵害/データ窃取/スパム/インフラ・コスト増加/オンライン・サービス劣化/顧客離れなどにつながる、悪質なボット攻撃により年間で数十億ドルが失われているという点だ。

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Google の Dark Web Report が米国で発動:あなたの情報がダークウェブで見つかるかもしれない

Google brings dark web monitoring to all U.S. Gmail users

2023/05/10 BleepingComputer — 5月10日に Google が発表した計画によると、米国のすべての Gmail ユーザーは、自身のメールアドレスがダークウェブ上で開示されているかどうかを確認するための、セキュリティ機能 Dark Web Report を近々に利用できるようになるようだ。さらに Google は、アニュアル・デベロッパー・カンファレンス Google I/O での発表で、この機能は今後の数週間をかけて展開され、一部のグローバル市場からのアクセスは対しても拡大される予定だと述べている。

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Windows に新たなゼロデイ:Outlook クライアントの強制接続で NTLM 認証情報を盗み出す

Experts Detail New Zero-Click Windows Vulnerability for NTLM Credential Theft

2023/05/10 TheHackerNews — サイバー・セキュリティ研究者たちは、Windows の MSHTML プラットフォーム上の、すでにパッチが適用されている脆弱性の詳細を共有し、悪用の可能性があることを明らかにした。この脆弱性 CVE-2023-29324 (CVS:6.5) の悪用に成功した攻撃者は、セキュリティ機能の整合性保護をバイパスできると説明されている。この脆弱性は、2023年5月の Patch Tuesday 更新プログラムの一部として、Microsoft により対処されている。

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Greatness という Phishing-aaS:強力なサービス・セットで Microsoft 365 ユーザーを標的に!

New ‘Greatness’ service simplifies Microsoft 365 phishing attacks

2023/05/10 BleepingComputer — Greatness という名の Phishing-as-a-Service (PhaaS) プラットフォームは、Microsoft 365 を使用している組織を、米国/英国/カナダ/オーストラリア/南アフリカでターゲットとしており、活動量を急増させていることが判明した。クラウドベースの Microsoft 365 は、世界中の多くの組織で使用されており、ネットワーク侵害で悪用するデータや認証情報を盗み出すサイバー犯罪者にとって、貴重なターゲットになっている。

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GitHub のプッシュ・プロテクション:すべてのパブリック・リポジトリで無料化

Never leak secrets to your GitHub repositories again

2023/05/10 HelpNetSecurity — GitHub のプッシュ・プロテクション (リポジトリでの機密漏えいを自動的に防ぐためのセキュリティ機能) が、すべてのパブリック・リポジトリの所有者に向けて無料化された。これまでは、GitHub Advanced Security ライセンスを持つ、プライベート・リポジトリの所有者のみが利用可能だった。この機能は、オープンソースの開発者やメンテナが、コードのセキュリティを積極的に確保することを目的としている。

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Microsoft と MFA 疲労攻撃:Authenticator のプッシュ通知で番号照合を実施

Microsoft enforces number matching to fight MFA fatigue attacks

2023/05/08 BleepingComputer — Microsoft は、MFA 疲労攻撃を防ぐため、Microsoft Authenticator のプッシュ通知において番号照合を実施することにした。この種の、プッシュボミング/MFA プッシュスパム攻撃を実施する脅威アクターたちは、盗み出した認証情報を悪用し、モバイル・プッシュ通知が承認されるまでターゲットに送り続け、企業アカウントにログインしようとする。多くのケースにおいて、標的にされた被害者は、無限に続く警告を止めるために、あるいは、誤って悪意の MFA プッシュ要求に応じ、アカウントへの攻撃者のログインを許してしまう。

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Netgear NMS300 ProSAFE の深刻な脆弱性:権限昇格と認証情報の漏えい – Flashpoint

Netgear Vulnerabilities Lead to Credentials Leak, Privilege Escalation

2023/05/03 SecurityWeek — Netgear の NMS300 ProSAFE に存在する脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、平文の認証情報を取得し、権限昇格を可能にすると、サイバー・セキュリティ企業 Flashpoint が報告している。この Netgear のネットワーク・ツールは、デバイスを管理するための Web ベース・インターフェイスをユーザーに提供するものだ。その通信には TCP ポート 8080 を使用し、管理者アカウントに加えて、権限の低いオペレーターや、オブザーバーなどの、アカウント・ロールをサポートしている。その中でも、オブザーバー・アカウントのユーザーに許されるのは、ネットワーク機能の表示と監視だけであるが、この低特権のロールからから、デバイスを管理するロールへと、権限昇格が可能なことを Flashpoint は確認している。

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Facebook を攻撃する NodeStealer は情報窃取マルウェア:セッション・クッキー侵害の容易さを証明

Facebook disrupts new NodeStealer information-stealing malware

2023/05/03 BleepingComputer — Facebook が発見したのは、新たな情報スティーラー・マルウェア NodeStealer であり、ブラウザ・クッキーを盗み出した脅威アクターに対して、Meta/Gmail/Outlook アカウントの乗っ取りを許すものである。有効なユーザー・セッション・トークンを含むクッキーのキャプチャは、サイバー犯罪者の間で人気が高まっている戦術であり、二要素認証による保護をバイパスしながら認証情報を盗み出し、ターゲットとの対話を必要とすること無く、アカウントの乗っ取りへと至るものだ。

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ChatGPT の偽デスクトップ・アプリ:Chrome のログイン・データを盗み出すマルウェアだ – Trend Micro

Fake ChatGPT desktop client steals Chrome login data

2023/05/02 HelpNetSecurity — ChatGPT Windows デスクトップ・クライアントを模倣したマルウェアにより、Google Chrome のログインデータ・フォルダに保存された認証情報をコピーしていく情報窃盗犯について、研究者たちが警告を発している。ChatGPT は公式のデスクトップ・クライアントをリリースしていないが、この偽バージョンは、ユーザーが期待するものを作り込んでいるという。

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1Password からの誤通知:Secret Key/Password の変更は生じていなかった

1Password explains scary Secret Key and password change alerts

2023/05/02 BleepingComputer — 先日に 1Password で発生した、パスワードの変更に関する顧客への通知というインシデントは、サービスの中断の結果であり、セキュリティ侵害が生じたわけではないとのことだ。1Password のインシデント・レポートが明らかにしたのは、この通知は誤りであること、そして、4月27日 (木) に予定されていた定期的なデータベース・メンテナンスに関連していたことである。

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Apache Superset の脆弱性 CVE-2023-27524 が FIX:脆弱なインスタンスが散在している状況

Apache Superset Vulnerability: Insecure Default Configuration Exposes Servers to RCE Attacks

2023/04/26 TheHackerNews — OSS データ可視化ソフトウェア Apache Superset (BI Tool) のメンテナたちは、リモート・コード実行を許す可能性のある、安全性が担保されないデフォルト・コンフィグレーションの問題を修正するプログラムをリリースした。この脆弱性 CVE-2023-27524 (CVSS:8.9) は、Apache Superset バージョン 2.0.1 以下に影響を及ぼす。そして、デフォルトの SECRET_KEY の悪用に成功した攻撃者は、インターネットに露出したインスタンスに対して、不正な認証/リソース・アクセスを行っていく。

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Google Authenticator の新機能:TOTP コードのクラウド・バックアップが可能に

Google Authenticator App Gets Cloud Backup Feature for TOTP Codes

2023/04/25 TheHackerNews — 4月24日 (月) に Google は、12年の歴史を持つ Android/iOS 用の Authenticator アプリに関する、アカウント同期オプションのメジャー・アップデートを発表し、ワンタイム・パスワード (TOTPs:Time-based One-Time Passwords) コードを、ユーザーがクラウドにバックアップできるようにした。

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Facebook で新たなフィッシング・キャンペーン:3200件の偽プロフィールを展開 – Group-IB

Scammers Impersonate Meta in Facebook Campaign With 3200 Profiles

2023/04/24 InfoSecurity — Facebook ユーザーを対象として、3,000以上の偽プロフィールを展開している脅威アクターが、新しいフィッシング・スキームを用いて、認証情報を盗み出そうとしていることが判明した。4月24日 (月) に発表したアドバイザリで、Group-IB DRP (Digital Risk Protection) の専門家たちは、「現時点において依然としてアクティブに活動している」と、このキャンペーンについて説明している。Group-IB の Sharef Hlal と Karam Chatra は、「2023年2月〜3月に、このキャンペーンを操るサイバー犯罪者が侵害/作成した、3,200以上の詐欺プロフィールを発見した」と述べている。

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Kubernetes の RBAC を悪用:暗号マイニングの大規模キャンペーンが始まっている – Aqua

Kubernetes RBAC Exploited in Large-Scale Campaign for Cryptocurrency Mining

2023/04/21 TheHackerNews — この、野放し状態の大規模な攻撃キャンペーンは、Kubernetes (K8s) の Role-Based Access Control (RBAC) を悪用してバックドアを作成し、暗号通貨マイナーを走らせていた。クラウド・セキュリティ会社の Aqua は、「攻撃者は、標的である K8s クラスターのリソースを乗っ取り、ハイジャックするために DaemonSets を展開した。この攻撃を RBAC Buster と名付けた同社は、このキャンペーンの背後にいる脅威アクターにより悪用された、60 件の露出した K8s クラスターを発見した」と、The Hacker News と共有したレポートの中で述べている。

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Google Cloud Platform の脆弱性 GhostToken:悪意のアプリをスティルス化

GhostToken Flaw Could Let Attackers Hide Malicious Apps in Google Cloud Platform

2023/04/21 TheHackerNews — サイバー・セキュリティ研究者が、Google Cloud Platform (GCP) のゼロデイ欠陥 (パッチ適用済み) の詳細を明らかにした。この欠陥は、企業向けの Workspace アカウントを含む、すべての Google アカウントに影響を及ぼすものであり、イスラエルのサイバー・セキュリティ企業 Astrix Security により GhostToken と名付けられた。同社により、2022年6月19日に発見され、すでに Google に報告されている。そして、9ヶ月が経過した 2023年4月7日に、Google はグローバル・パッチを展開した。

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クラウド・セキュリティ警告の解決には約6日が必要:OSS への依存が要因 – Palo Alto 調査

Cloud Security Alerts Take Six Days to Resolve

2023/04/18 InfoSecurity — Palo Alto Networks が最新のレポートが警告しているのは、クラウド・セキュリティ・チームは、アラートへの迅速な対処を怠ることで、サイバーリスクが高まる可能性を生み出し、組織をさらしているということだ。同社は、様々なクラウド・サービス・プロバイダー (CSP) /業界/国々にまたがる組織に配備された数万個のセンサーや、GitHub/NVD (National Vulnerability Database) などの公開ソースを調査した。

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RedLine の GitHub リポジトリをテイクダウン:C2 サーバの管理画面を破壊した!

Takedown of GitHub Repositories Disrupts RedLine Malware Operations

2023/04/18 SecurityWeek — 2020年の初頭からは活動していたと思われる、コモディティ・マルウェアの一種である RedLine stealer は、.NET で書かれており、幅広いデータ流出能力を搭載している。このマルウェアがターゲットにするのは、システム情報および、クッキーなどのブラウザ・データ、各種アプリ/サービスのログイン認証情報、クレジットカード情報、暗号ウォレットなどである。

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Active Directory のセキュリティ:Tier-Zero 資産の特定と保護を最優先すべきだ

How to Define Tier-Zero Assets in Active Directory Security

2023/04/13 DarkReading — Active Directory 環境のセキュリティ向上を目指す企業は、「攻撃者の選択肢が多すぎる」というシンプルな問題に直面している。平均的な企業の AD 環境には、数千から数万もの攻撃経路が存在する。それは、低特権ユーザーのアカウントへの初期アクセスに成功した攻撃者が、特権を拡大し、高特権ユーザーへと移動し、ドメイン乗っ取りに可能にするという、ミスコンフィグレーションの連鎖である。すべてのミスコンフィグレーションの修正は不可能かもしれないが、セキュリティ/アイデンティティ/アクセスの管理者は、AD の安全性を確保するために、有意義な進歩を遂げていくはずだ。しかし、それを成功させるためには、作業に優先順位をつける方法が不可欠となる。

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LastPass 侵害を再考する:そこから学ぶことがタクサンあるはず

LastPass Breach Reveals Important Lessons

2023/04/13 DarkReading — LastPass の情報漏えいは、ある種の典型的な出来事として記憶されるだろう。この2022年8月に発生した情報漏えいの爆発半径は、6ヶ月の間に悪い状態から破滅的な状態にまで拡大した。当初、LastPass の CEO は侵害の封じ込めを宣言した。しかし、2022年11月に未知の脅威アクターが、8月のインシデントで得た情報を使って、LastPass のクラウドベース・ストレージ環境と暗号化されたパスワード保管庫にアクセスしたことが発覚した。そして、2022年末までに LastPass は、暗号化されたパスワードやユーザー名などの、顧客データが漏洩したことを認めた。

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Facebook 上の ChatGPT/Google Bard 偽広告:RedLine スティラーを配布している

Attackers Hide RedLine Stealer Behind ChatGPT, Google Bard Facebook Ads

2023/04/12 DarkReading — サイバー犯罪者たちは、Facebook のビジネスページやコミュニティページを乗っ取り、ChatGPT や Google Bard などの正規のスポンサーを装い、AI チャットボットの無料ダウンロードを宣伝する広告を展開している。それらの広告に誘導されたユーザーは、AI チャットボットではなく、RedLine Stealer と呼ばれる有名な情報スティーラー・マルウェアをダウンロードしていることが、研究者たちの調査により判明した。RedLine Stealer とは、オンライン・ハッカー・フォーラムを通じて販売されている Malware-as-a-Service (MaaS) プラットフォームだ。Web ブラウザを標的にして、認証情報や支払いカードの詳細などの、様々なユーザー情報を収集する。さらに、次の攻撃にむけて攻撃対象領域を評価するために、システムのインベントリを取得する。

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Microsoft Azure ユーザーへの警告:侵害された Shared Key 認証がもたらす甚大な被害とは?

Microsoft Azure Users Warned of Potential Shared Key Authorization Abuse

2023/04/11 SecurityWeek — Azure Active Directory (Azure AD) の認証情報と同様に、Microsoft Azure Storage アカウントで利用できる認証方法には Shared Key があり、Azure のデフォルト・インフラの一部になっている。この Shared Key は、Azure AD と比較してセキュリティが劣るため、きめ細かいアクセスが必要な場合には、アクセスキーによるストレージ認証は非推奨とされている (組織がリスクにさらされる可能性があるため)。今回、Orca が発見した攻撃シナリオは、こうしたリスクを証明するものであり、Shared Key による認証を無効化する必要性を、セキュリティ・ベストプラクティスとして強調するものである。

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脆弱性の 2%に対処すれば資産の 90%を保護できる:XM Cyber/Cyentia Institute の共同調査

Eliminating 2% of Exposures Could Protect 90% of Critical Assets

2023/04/11 InfoSecurity — 攻撃者が悪用できるセキュリティ脆弱性は数多く存在するが、重要な資産にシームレスにアクセスできるものは全体の 2%に過ぎず、さらに、75% は重要な資産を危険にさらすものではないことが判明した。この調査結果は、XM Cyber がオンプレミス/クラウド上の 1,000 万以上のエンティティに影響をおよぼす、6,000 万以上の脆弱性を分析した、最新レポートによるものだ。

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Microsoft Exchange Online に計画変更:Azure AD CA への移行は 2024年まで延期

Microsoft delays Exchange Online CARs deprecation until 2024

2023/04/08 BleepingComputer — 今日に Microsoft は、Exchange Online における Client Access Rules (CAR) の非推奨化を1年延期し、2024年9月までにすると発表した。Microsoft 365 の管理者は、優先値/例外/アクション/条件などで構成される CAR を利用して、Exchange Online へのクライアント・アクセスを、様々な要素でフィルタリングしてきた。これらの要素には、クライアントの IP アドレスや認証タイプ/接続を確立するために使用する、プロトコル/アプリケーション/サービスなどが含まれる。これらは一度コンフィグレーションが行われると、組織内の Exchange Online リソースへのアクセス制御に役立つ。

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Android アプリに新たなデータ削除規定:Google からの開発者への要求とは?

Google Mandates Data Deletion Policy For Android Apps

2023/04/06 InfoSecurity — Android アプリアによるカウント作成について、Google が新しいポリシーの導入を発表した。この新たなルールにより、それらのアプリは、アカウントの削除と、関連するデータの削除を、オプションとしてユーザーに提供することが義務付けられる。

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Uber ドライバーの機密情報が流出:法律事務所へのサプライチェーン攻撃が原因

Uber Drivers’ Data Exposed in Breach of Law Firm’s Servers

2023/04/06 InfoSecurity — Uber の代理として機能する中堅の法律事務所が、サイバー攻撃により機密データが暴露され盗まれたことを、不特定のドライバーたちに通知した。The Register が入手したのは、ニュージャージー州に拠点を置く Genova Burns が、顧客向けの電子メールで公表した、この情報漏洩の内容である。

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Telegram でフィッシング:さまざまな悪意の商品に群がる脅威アクターたち

Threat Actors Increasingly Use Telegram For Phishing Purposes

2023/04/06 InfoSecurity — フィッシング技法の開発に注目する脅威アクターたちが、アクティビティの自動化や各種のサービス提供において、Telegram を悪用するケースが増えている。このような傾向は、Kaspersky のサイバー・セキュリティ専門家たちの調査/分析によるものである。水曜日のアドバイザリで、Web コンテンツ・アナリストである Olga Svistunova は、「フィッシャーたちは商品を宣伝するために Telegram チャネルを作り、そこでフィッシングについて聴衆を教育し、投票によりサブスクライバーを楽しませている。このようなチャネルへのリンクは、彼らのフィッシング・キットや YouTube/GitHub などを通じて拡散される」と述べている。

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STYX というダークウェブが登場:金融詐欺に特化してサイバー犯罪者の支持を集める

STYX Marketplace emerged in Dark Web focused on Financial Fraud

2023/04/05 SecurityAffairs — 2023年の初めに、STYX というマーケットプレイスが立ち上げられた。このプラットフォームは、特に金融犯罪を促進するために設計されており、盗んだ金融データ/クレジットカード情報/偽造文書/マネー・ロンダリング・サービス/被害者の偵察をする “lookups” などの、様々なサービスをサイバー犯罪者たちに提供している。この事例は、サイバー犯罪の流行後の脅威と、それが金融機関とその顧客にもたらす脅威を物語っている。デジタル・バンキングや暗号通貨口座を悪用して、マネー・ロンダリング・サービスを提供する脅威アクターの大幅な増加を、Resecurity の金融犯罪リスクのアナリストたちが観測している。それと、STYX の発見が一致しているのだ。

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npm への DoS 攻撃:レジストリが断続的にダウンするという最悪の事態に

Malicious Spam Campaign Downs npm RegiSEO poisoningstry

2023/04/05 InfoSecurity — この1ヶ月の間に、npm レジストリが断続的なサービス拒否 (DoS) 停止に陥っていたことを、セキュリティ専門家たちが明らかにした。そして、ボット対策技術を導入するよう促している。 npm は、世界最大のソフトウェア・レジストリとして知られており、200万以上の JavaScript パッケージがダウンロードできるようになっている。Checkmarx の Head of Software Supply Chain Security である Jossef Harush Kadouri は、「過去にもスパム・キャンペーンによる被害があったが、この1ヶ月間における被害は、それらとは比較にならないほどの酷いものであった」と述べている。

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Veritas Backup の3つの脆弱性:ALPHV/BlackCat ランサムウェアの標的になっている

ALPHV/BlackCat ransomware affiliate targets Veritas Backup solution bugs

2023/04/04 SecurityAffairs — ALPHV/BlackCat ランサムウェア・ギャングのアフィリエイトである UNC4466 が、Veritas Backup の3つの脆弱性を悪用して、ターゲットのネットワークへのイニシャル・アクセスを取得していることが確認された。この UNC4466 は、他の ALPHV のアフィリエイトとは異なり、ターゲットの環境へのイニシャル・アクセスにおいて、盗み出した認証情報に依存していない。2022年10月22日に、Mandiant の研究者たちは、このアフィリエイトが Veritas の脆弱性をターゲットにしていることを初めて観測した。

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Rilide マルウェアは Chromium を狙う:偽物の Google Drive エクステンションに要注意

New Rilide Malware Targeting Chromium-Based Browsers to Steal Cryptocurrency

2023/04/04 TheHackerNews — Chromium ベースの Web ブラウザが、新しいマルウェア Rilide の標的になっている。このマルウェアは、正規のエクステンションを装い、機密データを採取し、暗号通貨を吸い上げる。Trustwave SpiderLabs Research は、「Rilide マルウェアは、正規の Google Drive エクステンションに偽装されており、脅威アクターに対して各種の悪意のアクティビティを提供する。具体的に言うと、閲覧履歴の監視/スクリーンショットの撮影に加えて、各種の暗号通貨取引所から資金を引き出すための悪意のスクリプトの挿入なども可能にする」と、The Hacker News に提供されたレポートで述べている。

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WinRAR/7-Zip アーカイブに仕込まれたトリック:検出を回避して PowerShell などを実行

WinRAR SFX archives can run PowerShell without being detected

2023/04/03 BleepingComputer — 脅威アクターたちは、WinRAR 自己解凍アーカイブを無害なファイルで偽装した上で、悪意の機能を追加することで、ターゲットシステムのセキュリティ・エージェントを起動させることなく、バックドアを仕掛けるようになってきた。WinRAR や 7-Zip などの圧縮ソフトウェアで作成される、自己解凍型アーカイブ (SFX:Self-extracting archives) は、基本的に、アーカイブされたデータと内蔵の解凍スタブ (データを解凍するためのコード) で構成される実行型のファイルである。そして、SFX ファイルには、不正なアクセスを防止するためのパスワードが設定されている。

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リモート・ワーカーの 32%が未承認アプリを利用:BYOD の実態を調査する

Unapproved Apps Used By 32% of Remote Workers

2023/04/03 InfoSecurity — リモート・ワーカーとハイブリッド・ワーカーのおよそ3人に1人 (32%) が、IT 部門が承認していないアプリやソフトウェアを使用している。さらに、リモート・ワーカーの 92%が、個人のタブレットやスマートフォンを用いて、仕事のタスクをこなしていることが判明した。このデータは、クラウド・セキュリティ企業である Lookout の最新レポートによるものだ。また、調査対象となったリモート・ワーカーの 46%が、仕事のファイルを個人用デバイスに保存している。さらに、45%が、仕事と個人のアカウントで、同じパスワードを使用していることも判明した。

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従業員の 70% 以上に問題あり:個人のデバイスに仕事用のパスワードを保持

Over 70% of Employees Keep Work Passwords on Personal Devices

2023/03/30 InfoSecurity — 従業員の5人に4人 (71%) が、個人のスマフォに仕事用の機密パスワードを保存し、66% が個人用のテキスト・アプリを仕事に使用している。このデータは、SlashNext の最新の Mobile BYOD Security Report によるものであり、プライベート・メッセージング・アプリを介したフィッシング攻撃について、セキュリティ・リーダーの 95% が懸念を強めていることも示されている。SlashNext の CEO である Patrick Harr は、「職場において個人のモバイル・デバイスが広く使われるようになり、機密情報のセキュリティを雇用主が確保することが、ますます難しくなっている」と述べている。

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Microsoft Cloud の脆弱性:Bing 検索のハイジャック/Office 365 でデータ流出の可能性

Microsoft Cloud Vulnerability Led to Bing Search Hijacking, Exposure of Office 365 Data

2023/03/30 SecurityWeek — サイバー・セキュリティ企業の Wiz によると、Azure Active Directory (AAD) のミスコンフィグレーションにより、アプリケーションが不正アクセスにさらされ、Bing.com が乗っ取られる可能性もあったという。Microsoft AAD は、クラウドベースの IAM (Identity and Access Management) サービスであり、一般的には Azure App Services/Azure Functions アプリケーションの認証メカニズムとして使用される。このサービスは、マルチテナントを含む各種のアカウント・アクセスをサポートしており、適切な制限がない限り、任意の Azure テナントに属するユーザーが、自分自身の OAuth トークンを発行できるようになっている。

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クラウド環境の ID を再考する:人間とマシンに付与された権限の 1% だけが使用されている

Just 1% of Cloud Permissions Are Actively Used

2023/03/29 InfoSecurity — Microsoft によると、クラウド・インフラを運用する組織における、ワークロード ID/スーパー・アドミン/過剰な権限付与の急増が、サイバー・リスクの増大に拍車をかけているという。Microsoft が発表した 2023 State of Cloud Permissions Risks レポートによると、主要なクラウド・プラットフォームでは4万以上の権限が付与されているが、そのうちの半数以上が高リスクであることが判明した。パーミッションとは、ユーザーやマシンが特定のリソースに対して、アクセスするために与えられる権限のことを指す。

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API セキュリティの調査:この6ヶ月の攻撃件数が 400% も増加している!

Attacks Targeting APIs Increased By 400% in Last Six Months

2023/03/29 InfoSecurity — API (Application Programming Interfaces) を標的とした攻撃が、この6ヶ月間で 400% も増加している。この調査結果は、Salt Security の最新レポートからのものであり、これらの攻撃における 80%が、認証された API で生じているという。このレポート ”State of API Security Q1 Report 2023″ は、400人のセキュリティ専門家と API 開発者を対象とした、調査の回答から作成されたものだ。この1年間の特筆すべき数値として、回答者の 94%がプロダクション環境での API でセキュリティ問題を経験し、17% が API 関連の侵害を経験したことも示されている。このような問題が生じたことで、API セキュリティが経営陣で議論されたと、48% が回答している。

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Latitude Financial にデータ侵害:1400万件以上の顧客データが盗まれた

Latitude Financial Admits Breach Impacted Millions

2023/03/27 InfoSecurity — Latitude Financial が公表したのは、3月の初めに明らかになったサイバー攻撃により、機密個人情報を含む 1400万件以上の顧客データが盗まれたインシデントに関するものだ。今日の声明の中で説明されているのは、あるハッカーがオーストラリアとニュージーランドの運転免許証番号 790万件を持ち出したインシデントである。このメルボルンに本社を置く消費者金融会社は、盗まれた免許証番号の 40% が、これまでの 10年間において、同社に提出されたものだったと述べている。

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IcedID の新たな亜種:バンキング詐欺からマルウェア配信へとシフトしている

New IcedID variants shift from bank fraud to malware delivery

2023/03/27 BleepingComputer — IcedID の新しい亜種は、通常のオンライン・バンキング詐欺の機能を持たない代わりに、侵害したシステムに新たなマルウェアをインストールすることに、重点を置いていることが判明した。Proofpoint によると、これらの新しい亜種は、昨年末から7つのキャンペーンで、3つの異なる脅威アクターにより使用されており、ランサムウェアなどのペイロードの配信に重点を置いていることが確認されている。

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MacStealer という新たな macOS マルウェア:iCloud Keychain からパスワードを窃取

New MacStealer macOS malware steals passwords from iCloud Keychain

2023/03/27 BleepingComputer — Mac ユーザーを標的とする、MacStealer とう名の新たな情報スティーラー・マルウェアが、iCloud KeyChain や Web ブラウザに保存されている認証情報や暗号通貨ウォレットなどの、機密ファイルなどを窃取しているようだ。この MacStealer は、Malware-as-a-Service (MaaS) として配布されており、開発者はプレメイドのビルドを $100 で販売し、購入者はキャンペーンでマルウェアを拡散している。Uptycs 脅威研究チームが発見した MacStealer は、macOS Catalina 10.15 〜 Ventura 13.2 の環境で動作するという。

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Outlook の脆弱性 CVE-2023-23397 の悪用:Microsoft のガイダンスで攻撃に対抗

Microsoft shares guidance for investigating attacks exploiting CVE-2023-23397

2023/03/26 SecurityAffairs — 先日にパッチが適用された Outlook の脆弱性 CVE-2023-23397 について、Microsoft が悪用と攻撃に関するガイダンスを公開した。Microsoft Outlook における成りすましの脆弱性から生じる、この問題は認証バイパスへとつながるものだ。この脆弱性の悪用に成功したリモートの攻撃者は、影響を受けるシステムに対して特別に細工した電子メールを送信することで、ユーザーの Net-NTLMv2 ハッシュに、未認証でアクセスできる。

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GitHub の RSA SSH シークレット・キー:パブリック・リポジトリに誤って公開される

GitHub’s Private RSA SSH Key Mistakenly Exposed in Public Repository

2023/03/25 DarkReading — 暗号化方式の RSA SSH ホスト鍵の機密部分が、未知の脅威アクターにより公開されたことで、GitHub は SSH キーを交換した。GitHub のオープン・リポジトリで、脅威アクターがシークレット・キーを公開したと思い込み、飛びつく人もいるかもしれないが、これはヒューマン・エラーによって発生したものだった。SSH キーには、パブリック・キーとシークレット・キーがあり、パブリック・キーは共有/公開できるが、シークレット・キーは秘密にしておくことが不可欠なのだ。誰が公開したのか、どこで公開されたのかという点について、GitHub は情報を公表していないが、管理者はブログで状況を説明している。

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SharePoint を狙うフィッシング活動を発見:欧米の 1600 人の個人がターゲット

SharePoint Phishing Scam Targets 1600 Across US, Europe

2023/03/23 InfoSecurity — Microsoft のコラボレーション・プラットフォーム SharePoint の、正規サーバを悪用する新たなフィッシング詐欺が、ネイティブの通知メカニズムを介して、欧州/米国などの国々で、少なくとも 1600人の個人を標的にしていることが判明した。2023年3月23日の未明に、Kaspersky のセキュリティ研究者たちが発表したアドバイザリでは、この詐欺を実行するサイバー犯罪者たちが、Yahoo!/AOL/Outlook/Office 365 などの、電子メール・アカウントの認証情報を盗んでいると説明されている。

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Okta のパスワード誤入力が狙われる:不適切なログ管理に起因する攻撃手法とは?

New Post-Exploitation Attack Method Found Affecting Okta Passwords

2023/03/23 InfoSecurity — 企業向け ID ソリューション・プロバイダーである Okta のソフトウェア監査ログから、攻撃者がユーザーのパスワードや認証情報を読み取ることができる、ポストエクスプロイトにおける新たな攻撃方法が発見された。この手法は、フォレンジック専門家である Mitiga により発見され、本日の未明に同チームが発表したアドバイザリで説明されている。

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