Microsoft 警告:クラウドなどを標的としたパスワード・スプレー攻撃が増加

Microsoft warns of rise in password sprays targeting cloud accounts

2021/10/31 BleepingComputer — Microsoft の DART (Detection and Response Team) によると、クラウドの特権アカウントやCレベル役員などを標的とした、パスワード・スプレー攻撃の増加を検出したとのことだ。パスワード・スプレーとは、ブルートフォース攻撃の一種であり、よく使われる少数のパスワードを使って、大量のアカウント・リストへのアクセスを試みるものだ。

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コネクテッドカーのインフラ:サイバー犯罪者が狙う格好の標的になる

Cybercriminals Take Aim at Connected Car Infrastructure

2021/10/30 DarkReading — 自動車のコネクテッド化が進む中、さまざまな攻撃が発生している。自動車盗難者はキーレス・エントリー・システムを悪用し、ハッカーは自動車の部品を悪用する新たな方法を見つけだし、自動車金融を狙った詐欺行為が行われていると、自動車サイバー・セキュリティの専門家が、今週のインタビューで語っている。

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MITRE/CISA が発行した重視すべきハードウェア脆弱性リスト 2021 とは?

MITRE and CISA publish the 2021 list of most common hardware weaknesses

2021/10/30 SecurityAffairs — MITRE と CISA (Cybersecurity and Infrastructure Security Agency) が、2021 Common Weakness Enumeration (CWE) Most Important Hardware Weaknesses リストを発表した。

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DevOps 2021:サプライチェーンを Ephemerality 概念の導入で守る

All Day DevOps 2021: Securing the software supply chain with ephemerality and the least-privilege principle

2021/10/29 DailySwig — 1974年にコンピュータ科学者の Jerry Saltzer は、「すべてのプログラムとシステムにおける、すべての特権ユーザーは、必要な最小限の特権を用いて、仕事を完了すべきである」と述べた。半世紀近く経った今でも、ソフトウェア開発において最小特権の原則は最重要事項であると、VMware の CTO for Modern Application Platform である James Watters は、今年の All Day DevOps の参加者に向けて語った。

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Apple macOS の SIP 回避脆弱性を Microsoft が発見し Shrootless と命名

Shrootless: macOS Vulnerability Found by Microsoft Allows Rootkit Installation

2021/10/29 SecurityWeek — 木曜日に Microsoft は、Apple macOSに存在する脆弱性の情報を公開した。この脆弱性により、攻撃者は System Integrity Protection (SIP) を回避し、OS のファイルを変更することが可能になる。この脆弱性は、CVE-2021-30892 として追跡され、Microsoft により Shrootless と名付けられた。

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Hive ランサムウェアによる暗号化:Linux と FreeBSD がターゲットに追加

Hive ransomware now encrypts Linux and FreeBSD systems

2021/10/29 BleepingComputer — ランサムウェア Hive は、Linux や FreeBSD をターゲットに開発された新種のマルウェアを用いて、これらのプラットフォームも暗号化してしまう。しかし、スロバキアのインターネット・セキュリティ企業 ESET が発見したように、Hive の新しい暗号化ツールは開発中であり、機能が不足している。

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CISA の新たな役割:重要インフラのマッピングと攻撃に対する防御

CISA starts identifying targets most necessary to protect from hacking

2021/10/29 CyberScoop — 金曜日に、Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) の Director である Jen Easterly は、ハッキングが生じた場合に、国家安全保障と経済的利益に深刻な影響を及ぼす可能性のある、米国の重要インフラをマッピングする作業を開始したと発表した。

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Trickbot マルウェア開発者の逮捕:バンキング・トロイの木馬などの容疑

Trickbot arrest: Russian national extradited to US for alleged role in developing notorious banking trojan

2021/10/29 DailySwig — Trickbot グループのメンバーとして疑われているロシア人が、韓国から米国に送還され、連邦裁判所に初出廷した。Vladimir Dunaev (38歳) は、Trickbot グループのマルウェア開発者として、マルウェアの実行管理、および、ブラウザ改竄プログラムの開発、マルウェアの難読化といった、技術支援を行っていたとされる。

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中国政府の規制強化によりデータ輸出のハードルが引き上げられていく

China drafts tough rules to stop data from leaving its borders as Beijing tightens grip on information

2021/10/29 SCMP — 金曜日に、中国のインターネット監視機関である Cyberspace Administration of China (CAC) が発表した新しい規則案には、中国国内のデータの管理を強化するために、国内のデータを海外に転送しようとする企業への、追加要件が記載されている。この規制案は、11月28日に終了する Public Feedback 以降に決定される予定であり、中国企業の海外上場や、国内で活動する多国籍企業の日常業務にも、大きな影響を与えることになる。

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Chrome 95 ゼロデイ脆弱性と中国の Tianfu Cup ハッキング・コンテスト

Chrome 95 Update Patches Exploited Zero-Days, Flaws Disclosed at Tianfu Cup

2021/10/29 SecurityWeek — 木曜日に Google がリリースした Chrome 95 アップデートは、2つの積極的に悪用されているゼロデイ脆弱性と、先日に中国のハッキング・コンテストで公開された欠陥を修正するものだ。積極的に悪用されている脆弱性は、CVE-2021-38000 として追跡されており、Intents への信頼できない入力に対する不十分な検証の問題とされている。また、CVE-2021-38003 は、V8 JavaScript エンジンに影響をおよぼす不適切な実装の問題である。CVE-2021-38000 は9月に発見され、CVE-2021-38003は僅か3日前に確認されたものである。

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KDDI あんしんセキュリティを装う Android スパイウェアが配信されている

Android spyware spreading as antivirus software in Japan

2021/10/28 BleepingComputer — 日本のセキュリティ研究者が、FakeCop と呼ばれる Android 情報窃盗プログラムの亜種を発見し、この悪質な APK の配布が加速していると警告している。FakeCop は、日本のセキュリティ研究者である Yusuke Osumi により先週に発見され、KDDI を装ったフィッシング・キャンペーンで配布されている。

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ドイツの捜査官が REvil ランサムウェアのコアメンバーを特定

German investigators identify REvil ransomware gang core member

2021/10/28 BleepingComputer — ドイツの捜査当局は、最近で最も成功したランサムウェア・グループの1つである、REvil ランサムウェアのコア・メンバーの一人と思われるロシア人男性を特定したと報じている。この男は、暗号通貨の投資家やトレーダーだと自称しているが、ドイツ当局が長年にわたって行って追跡してきた BitCoin 支払いなどを分析した結果、そうではないと考えられている。

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Wslink マルウェア:サーバーとして機能しインメモリでモジュールを実行

New Wslink Malware Loader Runs as a Server and Executes Modules in Memory

2021/10/28 TheHackerNews — サイバー・セキュリティ研究者たちが、中央ヨーロッパ/北米/中東を標的とした、「シンプルかつ驚くべき」悪意の Windows バイナリ・マルウェア・ローダーを公開した。ESET 社が Wslink というコードネームで発表した、このマルウェアはサーバーとして動作し、受信したモジュールをメモリ上で実行するという点で、他のマルウェアとは一線を画している。

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Microsoft が発見した macOS のバグ:System Integrity Protection がバイパスされる

Microsoft found Shrootless bug in macOS that could bypass System Integrity Protection

2021/10/28 SecurityAffairs — Microsoft は、Shrootless (CVE-2021-30892) と呼ばれる macOS の脆弱性を発見した。この脆弱性により、攻撃者は System Integrity Protection (SIP) を回避し、脆弱なデバイスでの root 権限取得や、rootkit のインストールなどの、悪意のアクティビティを実行できる。

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Google Chrome の緊急アップデート:2つのゼロデイ脆弱性が悪用されている

Emergency Google Chrome update fixes zero-days used in attacks

2021/10/28 BleepingComputer — Google は、Windows/Mac/Linux 用の Chrome 95.0.4638.69 をリリースし、攻撃者に積極的に悪用されている2つのゼロデイ脆弱性を修正した。Google は、「CVE-2021-38000 および CVE-2021-38003 の悪用が、ワイルドに行われていることを認識している」と、本日にリリースされた Google Chrome のセキュリティ修正のリストで述べている。

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Atom Silo/LockFile ランサムウェアに対する無償の復号ツールがリリース

Free decryptor released for Atom Silo and LockFile ransomware

2021/10/27 BleepingComputer — Avast がリリースしたのは、AtomSilo と LockFile ランサムウェアの被害者が身代金を支払うことなく、ファイルの一部を無料で復元するための復号化ツールである。今日の未明に Avast は、Babuk ランサムウェアの被害者がファイルを無料で復元するための、別の復号化ツールもリリースしている。

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Babuk ランサムウェアの復号ツールが無償でリークされた

Babuk ransomware decryptor released to recover files for free

2021/10/27 BleepingComputer — チェコのサイバーセキュリティ・ソフトウェア企業である Avast は、Babuk ランサムウェアの被害者に対して、ファイルを復元する復号ツールを作成し、無料で公開した。Avast Threat Labs によると、Babuk の復号ツールは、流出したソースコードと復号キーを使用して作成されたとのことだ。

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米 FCC による China Telecom 免許取り消しの経緯

US bans China Telecom Americas over national security risks

2021/10/27 BleepingComputer — 米国の Federal Communications Commission (FCC) は、China Telecom Americas に与えられていた、米国内での電気通信サービス提供免許を取り消した。China Telecom Americas は、中国の国有通信会社である China Telecom Corporation における最大の海外子会社である。世界 100カ国以上で、1億3,500万人以上のブロードバンド加入者と、2億5,500万人以上のモバイル通信加入者にサービスを提供している。

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全米ライフル協会がロシアの Evil Corp ランサムウェアにハッキングされた?

A Russian-speaking ransomware gang says it hacked the National Rifle Association

2021/10/27 CyberScoop — Grief と呼ばれるランサムウェア・グループが、水曜日に全米ライフル協会 (NRA) をハッキングし、同協会のものとされる13件の文書を公開し、同協会が身代金を支払わなければ、さらに多くの文書を公開すると主張している。

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FBI 警告:Ranzy Locker ランサムウェアにより米国産業分野の 30社に被害が

FBI: Ranzy Locker ransomware hit at least 30 US companies this year

2021/10/26 BleepingComputer — 月曜日に FBI は、ランサムウェア Ranzy Locker のオペレーターが、今年に入ってから各種産業分野の少なくとも30社の米国企業に危害を加えていたと発表した。FBI は、TLP:WHITE の FLASH Alart で、「Ranzy Locker ランサムウェアを使用する未知のサイバー犯罪者が、2021年7月の時点で、30社以上の米国企業を危険にさらしていた。

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QR コード・メール・フィッシング:Microsoft の認証情報を盗み出そうとする手口とは?

Scammers are emailing waves of unsolicited QR codes, aiming to steal Microsoft users’ passwords

2021/10/26 CyberScoop — 電子メールを悪用する詐欺師たちは、レストランなどで見かけるようになったクイック・レスポンス・コードの注目度に乗じて、QR コードを利用してユーザーの Microsoft 認証情報などを盗もうとしている。

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Microsoft Defender ATP における Linux/macOS 対応が発表された

Microsoft Defender ATP adds live response for Linux and macOS

2021/10/25 BleepingComputer — Microsoft は、Windows 10 Defender Antivirus のエンタープライズ版である Defender for Endpointに、macOS と Linux 対応を追加すると発表した。この新機能は、Enterprise Endpoint Security Platform (旧称 : Microsoft Defender Advanced Threat Protection) でパブリック・プレビューが開始されており、新たなプラットフォーム向けに独自のコマンドが用意されている。

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Microsoft 警告: Nobelium による新たなサプライチェーン攻撃が発見された

Microsoft Warns of Continued Supply-Chain Attacks by the Nobelium Hacker Group

2021/10/25 TheHackerNews — 2020年12月に発生した SolarWinds 不正アクセス事件の背後には、複数のクラウド・サービス・プロバイダー (CSP) や、マネージド・サービス・プロバイダー (MSP) などの、IT サービス企業の下流顧客 14社を標的にした、継続的な攻撃の波が押し寄せている。そのため、「1つの侵害から複数の侵害へ」というアプローチでサプライチェーンを標的にする、敵対者の継続的な関心が示されている。

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BillQuick Billing Software のリモート SQL インジェクションの脆弱性

Hackers Exploited Popular BillQuick Billing Software to Deploy Ransomware

2021/10/25 TheHackerNews — この金曜日に、サイバーセキュリティ研究者たちは、BillQuick という Time and Billing システムの複数のバージョンに存在する、現在パッチが適用されている深刻な脆弱性の情報を公開した。

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Microsoft 365 がサポートする ARC により成りすまし検知が強化される

Microsoft 365 will get support for custom ARC configurations

2021/10/24 BleepingComputer — Microsoft において、Defender for Office 365 にカスタム ARC (Authenticated Received Chain) コンフィグレーションを追加する作業が進んでいる。ARC とは、メッセージの認証された Chain of Custody を提供する認証メカニズムであり、発信サーバーから受信者のメールボックスまでの間で、電子メールを処理する全ての仲介者が、他のエンティティが以前に処理した電子メールを確認できるものとなる。

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Microsoft に成りすます TodayZoo フィッシング攻撃に御用心

Microsoft Warns of TodayZoo Phishing Kit Used in Extensive Credential Stealing Attacks

2021/10/23 TheHackerNews — 木曜日に Microsoft は、ユーザーのログイン情報を吸い上げるために、少なくとも5種類の流通しているコンポーネントを組み合わせた、カスタム・フィッシングキットを利用するクレデンシャル・フィッシング・キャンペーンに関する情報を公開した。

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2022年の攻撃ベクターを予測:Top-5 に対処するためには?

Top 5 Attack Vectors to Look Out For in 2022

2021/10/21 SecurityAffairs — 悪質なサイバー犯罪者たちは、サイバー攻撃を成功させるための、より狡猾な方法を常に探し出そうとしている。サイバー犯罪者は、給料日の到来を予測や、機密情報へのアクセス経路の探索など、目的を達成するために最も効果的な方式を熟知している。この記事では、組織が警戒し防御すべき、2022年の Top-5 攻撃ベクターに焦点を当てる。

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Windows 用のファイル・アーカイブ WinRAR の RCE 脆弱性

Bug in Popular WinRAR Software Could Let Attackers Hack Your Computer

2021/10/21 TheHackerNews — Windows 用のファイル・アーカイブ・ユーティリティー WinRAR の試用版で、新たなセキュリティ上の欠陥が発見された。この脆弱性を悪用するリモートの攻撃者が、標的となるシステム上で任意のコードを実行し、さまざまな攻撃にいたる可能性がある。

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クラウド環境におけるペンテストは従来からのパターンとは全く異なる

Penetration Testing in the Cloud Demands a Different Approach

2021/10/20 DarkReading — ほとんどの企業は、攻撃者がテクニックを変更すれば、防御側はセキュリティ戦略を見直す必要があるというパターンを熟知している。そして今、犯罪者がクラウド環境を攻撃の標的にしていることで、企業はクラウド・インフラの安全性を確保する必要に迫られている。

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DDoS レポート:ロシア企業に対する攻撃が前年比で 2.5 倍になっている

DDoS attacks against Russian firms have almost tripled in 2021

2021/10/20 BleepingComputer — あるレポートが分析したデータによると、ロシア企業に対する分散型サービス拒否 (DDoS) 攻撃が、昨年同期に比べて 2.5倍に増加したとのことだ。DDoS 攻撃とは、攻撃者がサービスやネットワークの帯域幅に、処理しきれないほどのリクエストを殺到させ、サービスを停止させることである。

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YouTube アカウントを乗っ取る Cookie-Stealing マルウェアとは?

Google: YouTubers’ accounts hijacked with cookie-stealing malware

2021/10/20 BleepingComputer — Google によると、金銭的な動機を持った脅威アクターがコーディネートしたフィッシング攻撃により、YouTube クリエイターのパスワードを盗み出す、マルウェアの標的になっているという。このキャンペーンは 2019年後半に、Google の Threat Analysis Group (TAG) の研究者たちにより発見されたものだが、攻撃の背後にはロシア語圏のフォーラムの求人広告で募集された、複数の hack-for-hire アクターが存在するとされている。

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中国由来のサイバースパイ:世界のテレコム・ネットワークから個人情報を窃取?

A China-aligned espionage group is targeting global telecoms, sweeping up call data dating back years

2021/10/19 CyberScoop — 火曜日に CrowdStrike が発表した調査結果によると、中国と関係のある高度なデジタルスパイ・ネットワークが、世界の通信ネットワークへの侵入に成功し、場合によっては加入者情報/通話メタデータ/テキストメッセージなどの、一部のデータへのアクセスが可能になっていることが判明した。

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OWASP API Top-10: API を脅かす脆弱性を分析して対策を講じる

A guide to the OWASP API top ten

2021/10/19 SecurityBoulevard — OWASP Top-10 や、Web Application 脆弱性 Top-10 について聞いたことがあると思う。OWASP は、API を脅かす脆弱性の Top-10 も定期的に選出しており、それは OWASP API Top-10 と呼ばれている。

現在の API Top-10 は、Broken Object Level Authorization/Broken User Authentication/Excessive Data Exposure/Lack of Resources & Rate Limiting/Broken Function Level Authorization/Mass Assignment/Security Misconfiguration/Injection/Improper Assets Management/Insufficient Logging & Monitoring の順になっている。

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Zerodium とゼロデイ脆弱性:NordVPN/ExpressVPN/SurfShark が対象

Zerodium wants zero-day exploits for Windows VPN clients

2021/10/19 BleepingComputer — 今日の短いツイートで、エクスプロイト・ブローカーである Zerodium が、マーケットで人気の VPN サービス・プロバイダー3社の、ゼロデイ・エクスプロイト脆弱性情報の取得を検討していることを明らかにした。

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JavaScript と難読化:脅威スクリプトの 26% が検知を逃れている

About 26% of all malicious JavaScript threats are obfuscated

2021.10/19 BleepingComputer — JavaScript で書かれた、悪意のソフトウェアの1万件以上のサンプルを分析した研究において、そのうちの約26%が、検出/分析を逃れるための難読化を用いていると、結論づけられている。難読化とは、意図した通りに動作させる、理解しやすいソースコードがあるにもかかわらず、理解し難く混乱したコードに変換することである。

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BlackByte ランサムウェア:バグにより複合キーが漏れ出したようだ

BlackByte ransomware decryptor released to recover files for free

2021/10/19 BleepingComputer — ランサムウェア BlackByte の復号器が無償で公開され、これまでの被害者は身代金無しでファイルを復元できるようになった。ほとんどのケースにおいて、ランサムウェアが実行されると、被害者のデバイスを暗号化するための、ファイル/マシンごとに固有の暗号化キーである、セッションキーと呼ばれるものが生成される。

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未知のマルウェアが南アジアのテレコムを狙っている

State-backed hackers breach telcos with custom malware

2021/10/18 BleepingComputer — 南アジアの通信事業者や IT 企業を標的とした攻撃において、未知だった国家支援型の脅威アクターが、新しいツールセットを利用している。このグループは Symantec の研究者たちにより発見され、Harvester という名前で追跡されているが、その目的は、IT/電気通信/政府機関に焦点を当てた、高度な標的型スパイ活動で情報を収集することにある。

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Prometheus:保護されていない大量のエンドポイントが発見される

Prometheus endpoint unprotected installs could expose sensitive data

2021/10/18 SecurityAffairs — JFrog の研究者たちが、オープンソースのイベント監視ソリューションである、Prometheus の保護されていない複数のインスタンスを発見し、機密データが漏洩する可能性があることを公表した。Prometheus は、複数のエンドポイントからリアルタイムでメトリクスを取得するソリューションであり、Uber などの大手企業で使用されている。

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FBI/CISA/NSA の BlackMatter 対策:防御のための詳細情報を勧告として共有

FBI, CISA, NSA share defense tips for BlackMatter ransomware attacks

2021/10/18 BleepingComputer — 今日、Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) および、Federal Bureau of Investigation (FBI)、National Security Agency (NSA) は、ランサムウェア BlackMatter の活動に関する詳細を記載する勧告を発表した。また、この3組織は、この敵対者のネットワーク上での活動を把握し、防御するのに役立つ情報を提供している。

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イスラエルの医療期間を狙った攻撃は中国ハッカーの仕業なのか?

Suspected Chinese hackers behind attacks on ten Israeli hospitals

2021/10/18 BleepingComputer — イスラエルの Ministry of Health と National Cyber Directorate の共同発表によると、週末にランサムウェア攻撃が急増し、国内の9つの医療機関のシステムが狙われた。イスラエル政府は共同発表の中で、今回の試みは、国家レベルでの調整と現地 IT チームの迅速な対応により、病院や医療機関への被害はなかったと述べている。

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Accenture の情報漏洩インシデント:SEC への報告で深刻さが露呈

Accenture lost ‘proprietary information’ in summer ransomware attack

2021/10/18 CyberScoop — Accenture は、米国証券取引委員会に提出した書類において、今夏のサイバー・インシデントで外部の人間が、同社が専有する情報を抜き取ったことを認めた。金曜日に提出された、この SEC ファイルには、同社が7月30日に発見し、8月初旬に開示した情報漏洩に関する詳細が記載されている。

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中国 MIIT による規制:Tencent や Alibaba による独占は許さない

China’s tech regulator says scrutiny of internet industry to deepen as targeted six-month campaign continues

2021/10/17 SCMP — 中国の政府高官は、7月に開始した6ヵ月間のキャンペーンが後半に入ったことで、これからはインターネット業界に対する監視を強化する計画であると、中国メディアに語った。これにより、1年近く続いているテクノロジー分野への規制が、さらに長期化することになる。

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中国の Tianfu ハッキングコンテスト:Windows 10/Linux/iOS などが陥落

Windows 10, Linux, iOS, Chrome and Many Others at Hacked Tianfu Cup 2021

2021/10/17 TheHackerNews — 中国の成都市で開催された、国際的なサイバーセキュリティ・コンテストの第4回大会 Tianfu Cup 2021 において、これまでにないオリジナルのエクスプロイトが使用され、Windows 10/iOS 15/Google Chrome/Apple Safari/Microsoft Exchange Server/Ubuntu 20 などへの侵入に成功した。

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REvil ランサムウェアの Tor サイトがハイジャックされた:ついに終焉を迎えるのか?

REvil ransomware shuts down again after Tor sites were hijacked

2021/10/17 BleepingComputer — REvil ランサムウェアは、自身の Tor ペイメント・ポータルとデータリーク・ブログが何者かに乗っ取られた後に、再び活動を停止したようだ。REvil に所属する脅威アクターが、XSS ハッキング・フォーラムに投稿したところ、このギャングのドメインを何者かが乗っ取ったとのことであり、Tor サイトは本日未明にオフラインになった。

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Cisco レポート:パスワード依存から MFA/Biometric への移行が進んでいる

Cisco Report Shows Shift Away from Traditional Passwords

2021/10/15 SecurityBoulevard — 今週に Cisco の Duo Security Unit が発表したレポートによると、パスワードに代わる多要素認証 (MFA) とバイオメトリック認証の利用が増加していることが分かった。本レポートでは、3,600万台以上のデバイスで、40万以上のアプリケーションが実行され、月間で8億回の認証が行われた結果として、多要素認証とバイオメトリック認証の利用が、前年比でそれぞれ 39% 増と 48% 増となったことが報告されている。

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エンタープライズ・ストレージ環境の調査:惨憺たる結果は他人事ではない

Enterprise Data Storage Environments Riddled With Vulnerabilities

2021/10/15 DarkReading — ランサムウェア攻撃が急増しているが、企業におけるストレージ/バックアップ環境のセキュリティ対策は、IT インフラのコンピュータ/ネットワーク層に比べて、非常に脆弱であることが新しい調査で明らかになった。

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Facebook の機密文書流出を考える:そんなに簡単に漏れるものなの?

The Human Element Is the Weakest Link

2021/10/15 DarkReading — 先日に発生した Facebook の障害は、35億人のユーザーと膨大な数の企業に影響を与えた。しかし、それは大したことではない。問題が発生したら、世間に向けて謝罪の言葉を発表し、次のステップに進む・・・それが通常のビジネスだ。しかし、この会社は、もっと大きな問題を抱えている。

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ランサムウェアと水道施設:米国における3件の SCADA Systems 侵害とは

Ransomware Hit SCADA Systems at 3 Water Facilities in U.S.

2021/10/15 SecurityWeek — 木曜日に、米国の複数の政府機関が共同で注意喚起を行い、上下水道分野の組織に対して、現在進行中のサイバー攻撃について警告した。このアラートでは、水道施設の産業用制御システム (ICS: industrial Control Systems) に影響を与えたが、これまでは報告されていなかった、3つのランサムウェア攻撃についても説明している。

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Juniper Networks がセキュリティ・アドバイザリを発表:70件以上の脆弱性に対応

Juniper Networks released +40 security advisories to fix +70 vulnerabilities

2021/10/15 SecurityAffairs — サイバーセキュリティ・プロバイダーの Juniper Networks は、同社のソリューションに影響する 70件以上の脆弱性に対処するため、40以上のセキュリティ・アドバイザリを発表した。

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米国司法省が立ち上げる暗号資産追跡チーム:サイバー詐欺を追い詰める

DoJ Launches Crypto Enforcement Team, Cyber-Fraud Initiative

2021/10/14 SecurityBoulevard — 先週、米国司法省 (DoJ) は、National Cryptocurrency Enforcement Team (NCET) の設立と、同省における Civil Cyber-Fraud Initiative の立ち上げにより、ランサムウェアの取り締まりに乗り出した。

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