Apple の iPhone/Mac/WebKit の脆弱性が FIX:3件のゼロデイを含む数十件の欠陥

Apple Patches 3 Exploited WebKit Zero-Day Vulnerabilities

2023/05/19 SecurityWeek — 5月19日にリリースされた、Apple のセキュリティ・アップデートにより、iPhone/Mac への攻撃で悪用される可能性のある、数十件の脆弱性が FIX した。その中には、ブラウザ・エンジンである WebKit に影響を及ぼす、3件のゼロデイ脆弱性も含まれている。積極的に悪用される脆弱性のうち、CVE-2023-28204/CVE-2023-32373 は、匿名の研究者たちが Apple に報告したものだ。これらの脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、特別に細工された Web コンテンツを処理させる (悪意のサイトに誘導するなど) ことでユーザーを騙し、機密情報の漏えいや任意のコード実行を可能にするという。

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Microsoft 2023-5 月例アップデートは3件のゼロデイと 38件の脆弱性に対応

Microsoft May 2023 Patch Tuesday fixes 3 zero-days, 38 flaws

2023/05/09 BleepingComputer — 今日は Microsoft の May 2023 Patch Tuesday の日だ。このセキュリティ更新プログラムにより、活発に悪用されるゼロデイ脆弱性3件と、合計で 38件の不具合が修正された。このうち、Critical と評価された6つの脆弱性は、リモート・コード実行にいたる恐れのあるものだ。

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Google Chrome 112 がリリース:今年2つ目のゼロデイ CVE-2023-2136 などに対応

Google Patches Second Chrome Zero-Day Vulnerability of 2023

2023/04/19 SecurityWeek — 4月18日 (火) に Google は、Chrome で発見されたゼロデイ脆弱性 CVE-2023-2136 に対するパッチを公開した。このセキュリティ脆弱性は、Skia に存在する整数オーバーフローの欠陥であり、深刻度 High と評価されている。このバグの報告者は Google Threat Analysis Group の研究者 Clement Lecigne で、Google のポリシーに基づき、金銭的な報酬は発行されていない。Google はアドバイザリで、「CVE-2023-2136 のエクスプロイトが野放し状態で存在することを認識している」と述べている。

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Google Chrome ゼロデイ脆弱性 CVE-2023-2033 が FIX:野放し状態での悪用を観測

Google Chrome emergency update fixes first zero-day of 2023

2023/04/14 BleepingComputer — Google が緊急リリースした、Chrome のセキュリティ・アップデートは、2023年に入ってから初めて攻撃で悪用された、ゼロデイ脆弱性に対処するためのものだ。4月14日に同社が公開したセキュリティ・アドバイザリには、「Google は、脆弱性 CVE-2023-2033 が、野放し状態で悪用されていることを認識している」と記されている。この問題に対応した、Chrome の新バージョンは、Stable Desktop チャネルのユーザーに対して展開されており、今後の数日から数週間かけて、すべてのユーザーに行き渡る予定だという。

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Microsoft 2023-4 月例アップデートは1件のゼロデイと 97件の脆弱性に対応

Microsoft April 2023 Patch Tuesday fixes 1 zero-day, 97 flaws

2023/04/11 BleepingComputer — 今日は、Microsoft の April 2023 Patch Tuesday だ。新たに公表されたセキュリティ更新プログラムにより、活発に悪用されるゼロデイ脆弱性1件を含む、合計で 97件の欠陥が修正された。その中でも、7件の脆弱性はリモートコード実行を可能にする Critical に分類され、新たに修正された脆弱性として、最も深刻なものとなっている。

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Google TAG 警告:複数の Zero-Day/N-Day エクスプロイトを用いるキャンペーンについて

Google TAG shares details about exploit chains used to install commercial spyware

2023/03/29 SecurityAffairs — Android/iOS/Chrome に対して複数のゼロデイ・エクスプロイトを悪用する、2つのキャンペーンの詳細を、Google Threat Analysis Group (TAG) が公開した。専門家たちは、どちらのキャンペーンも、限定的で高度な標的型であったと述べている。攻撃の背後にいる脅威アクターは、エクスプロイトに Zero-Day と N-Day の両方を使用していたという。これらのエクスプロイト・チェーンは、ターゲットのデバイスに商用スパイウェアや悪意のアプリをインストールするために使用されていたようだ。

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Microsoft/Google/Apple を悩ませたゼロデイ脆弱性: 2022年の統計結果を見てみよう

2022 witnessed a drop in exploited zero-days

2023/03/21 HelpNetSecurity — 2022年に悪用されたゼロデイ脆弱性は 55件であり、2021年の 81件から減少しており、最も狙われたのは Microsoft/Google/Apple の製品だった。 この 55件のうち 53件が、脆弱なデバイス上での攻撃者による特権昇格やリモートコード実行につながるものだと、Mandiant の最新レポートは明らかにしている。

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GoAnywhere ゼロデイの被害者:Hitachi Energy が4番目として公表される

Hitachi Energy breached by Clop gang through GoAnywhere Zero-Day exploitation

2023/03/17 SecurityAffairs — 日立エネルギーが公表したデータ漏洩は、先日に公表された GoAnywhere MFT (Managed File Transfer) のゼロデイ脆弱性を悪用する、ランサムウェア集団 Clop にハッキングされデータを盗まれたというものだ。同社も、このゼロデイ脆弱性の悪用により、世界中の GoAnywhere MFT デバイスを標的とする、Clop の大規模キャンペーンの犠牲者となった。

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Fortinet のゼロデイ悪用:ハッキングの背景に存在する中国系ハッカー集団とは?

Fortinet zero-day attacks linked to suspected Chinese hackers

2023/03/16 BleepingComputer — Fortinet のゼロデイ脆弱性 CVE-2022-41328 を悪用してマルウェアを展開するという、政府機関に対する一連の攻撃の背景には、中国のハッカー集団の存在があるようだ。先週に Fortinet が開示したように、この脆弱性の悪用に成功した脅威アクターは、パッチ未適用の FortiGate ファイアウォール・デバイス上で、不正なコード/コマンドを実行することで、マルウェア・ペイロードを展開できるとされる。さらに、このマルウェアの分析を進めることで、データの流出/侵害デバイス上でのファイルのダウンロードと書き込み/細工された ICMP パケット受信によるリモートシェルのオープンといった、サイバースパイ活動にも利用可能なことが判明した。

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Microsoft 2023-2 月例アップデートは3件のゼロデイと 77件の脆弱性に対応

Microsoft February 2023 Patch Tuesday fixes 3 exploited zero-days, 77 flaws

2023/02/14 BleepingComputer — 今日の、Microsoft February 2023 Patch Tuesday により、活発に悪用されているゼロデイ脆弱性3件を含む、合計77件の脆弱性が修正された。そのうちの9件は、脆弱なデバイスでリモート・コード実行を可能にするもので、深刻度 Critical に分類されている。

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iPhone/iPad/Mac の新たなゼロデイ CVE-2023-23529 などが FIX

Apple fixes new WebKit zero-day exploited to hack iPhones, Macs

2023/02/13 BleepingComputer — Apple リリースした緊急セキュリティ・アップデートは、iPhone/iPad/Mac へのハッキング攻撃で使われる、新たなゼロデイ脆弱性に対処するものだ。今回のアップデートで修正されたゼロデイ脆弱性 CVE-2023-23529 [12] は、WebKit の混乱を悪用し、侵害したデバイス上で OS クラッシュを誘発し、コード実行を許すものだ。

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Microsoft の深刻な2つのゼロデイ脆弱性:2022-12 月例アップデートで FIX

Two Zero-Days Fixed in December Patch Tuesday

2022/12/14 InfoSecurity — 2022年12月の Microsoft Patch Tuesday は、2つのゼロデイを含む 50件ほどの脆弱性に対処したが、そのうちの1つは野放し状態で悪用されているものだ。このうちの一握りの脆弱性は Critical と評価され、また 13件については悪用される可能性が高いと、Microsoft は説明している。したがって、年末にシステム管理者が行うべき作業が、たくさん残っていることになる。

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Citrix ADC/Gateway のゼロデイ CVE-2022-27518:中国の APT5 による攻撃を NSA が指摘

Citrix and NSA urge admins to fix actively exploited zero-day in Citrix ADC and Gateway

2022/12/13 SecurityAffairs — Citrix ADC/Gateway のゼロデイ脆弱性 CVE-2022-27518 に対する、セキュリティ・アップデートの適用が管理者たちに推奨されている。この脆弱性は、中国に関連する脅威アクターたちが標的とする、ネットワークへのアクセスのために積極的に悪用されているという。Citrix のブログポストには、「この脆弱性を悪用する、少数の標的型攻撃を認識している」と記されている。この脆弱性の悪用に成功した、認証されていないリモートの攻撃者は、対象となるアプライアンス上で任意のコード実行を可能にするという。 

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Fortinet FortiOS に緊急パッチ:認証バイパスの脆弱性 CVE-2022-42475 の悪用に対応

Fortinet Warns of Active Exploitation of New SSL-VPN Pre-auth RCE Vulnerability

2022/12/13 TheHackerNews — 月曜日に Fortinet は、同社の SSL-VPN 製品 FortiOS に影響を及ぼす深刻なセキュリティ脆弱性に対して緊急パッチをリリースし、この脆弱性が実際に悪用されていることを明らかにした。この深刻な脆弱性 CVE-2022-42475 (CVSS:9.3) は、ヒープベース・バッファ・オーバーフローの脆弱性であり、認証されていない攻撃者による、特別に細工したリクエストを介した任意のコード実行を引き起こす可能性がある。

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Microsoft 2022-12 月例アップデートは2件のゼロデイと 49件の脆弱性に対応

Microsoft December 2022 Patch Tuesday fixes 2 zero-days, 49 flaws

2022/12/13 BleepingComputer — 今日の Microsoft December 2022 Patch Tuesday により、活発に悪用されている2件の脆弱性を含む、合計 49件の脆弱性が修正された。49件の脆弱性のうち6件は、リモート・コード実行を可能にするもので、Critical に分類されている。

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Variston IT というスパイウェア:Chrome/Firefox/Defender の N-Day 脆弱性を悪用

Spyware Vendor Variston Exploited N-Days in Chrome, Firefox, Windows

2022/12/01 InfoSecurity — スペインの カスタム・セキュリティ・ソリューション・プロバイダーとされる Variston IT は、自社の Heliconia フレームワークで Chrome/Firefox/Microsoft Defender の N-Day 脆弱性を悪用し、ターゲット・デバイスにペイロードを展開するためのツールを配布している。これは、Google Threat Analysis Group (TAG) が、11月30日のアドバイザリで明らかにしたものであり、Google/Microsoft/Mozilla は 2021年と 2022年初旬に、この脆弱性を修正しているという。

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Google Chrome のゼロデイ CVE-2022-4135 が FIX:野放し状態での悪用を確認

Google pushes emergency Chrome update to fix 8th zero-day in 2022

2022/11/25 BleepingComputer — Google は、Chrome デスクトップ版のセキュリティ・アップデートを緊急リリースし、今年に入ってから攻撃で悪用された、8つ目のゼロデイ脆弱性に対応した。Google Threat Analysis Group の Clement Lecigne が、2022年11月22日に発見した、この深刻度の高い脆弱性 CVE-2022-4135 は、GPU におけるヒープバッファ・オーバーフローに起因するものだ。Google は、「CVE-2022-4135 のエクスプロイトが、野放し状態で悪用されてことを認識している」と、アップデート通知に記している。

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Microsoft の MoTW ゼロデイ脆弱性:VBA Macro ブロックに関連する重要機能

Microsoft Patches MotW Zero-Day Exploited for Malware Delivery

2022/11/09 SecurityWeek — Microsoft の最新 Patch Tuesday では、サイバー犯罪者がマルウェアを送り込むために悪用している、Mark-of-The-Web (MoTW) セキュリティ機能の欠陥などを含む、6つのゼロデイ脆弱性が対処された。Windows では、ブラウザからのダウンロード・ファイルや電子メールの添付ファイルといった、信頼できない場所から送られてくるファイルに、MoTW フラグが追加される。そして、MoTW が設定されたファイルを開こうとすると、潜在的なリスクについて警告が表示され、それが Office ファイルの場合には、悪質なコードの実行を防ぐために VBA マクロがブロックされる。

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Cisco ISE の深刻な脆弱性 CVE-2022-20961 などが FIX:OpenSSL の問題は調査中

Cisco addressed several high-severity flaws in its products

2022/11/04 SecurityAffairs — 今回 Cisco が対応したのは、Identity/eMail/Web Security 製品群における深刻な脆弱性を含む、同社製品に影響を及ぼす複数の欠陥である。その中で最も深刻なものは、Identity Services Engine (ISE) に存在する、クロス・サイト・リクエスト・フォージェリ (CSRF) の脆弱性 CVE-2022-20961 (CVSS:8.8) である。この脆弱性の悪用に成功した未認証のリモート攻撃者は、脆弱なデバイス上で任意のアクションを実行できる。この問題の根本的な原因は、影響を受けるデバイスの Web ベースの管理インターフェイスの不十分な CSRF 対策にある。

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Windows の MoTW ゼロデイ脆弱性:Magniber ランサムウェアを 0Patch が阻止する?

Actively exploited Windows MoTW zero-day gets unofficial patch

2022/10/30 BleepingComputer — Windows 10/11 の積極的に悪用されているゼロデイに対して、無料の非公式パッチがリリースされた。この脆弱性は、不正に署名されたファイルが、Mark-of-the-Web セキュリティ警告を回避するというものだ。先週末に BleepingComputer は、スタンドアロンの JavaScript ファイルを悪用する脅威アクターが、被害者のデバイスに Magniber ランサムウェアをインストールしていることを報告した。

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VMware の深刻な RCE 脆弱性 CVE-2021-39144:PoC エクスプロイトが公開

Exploit released for critical VMware RCE vulnerability, patch now

2022/10/28 BleepingComputer — VMware の Cloud Foundation/NSX Manager アプライアンスに存在し、未承認の攻撃者に root 権限によるリモート・コード実行 (RCE) を許してしまう、未パッチの脆弱性に対する PoC エクスプロイト・コードが公開された。この脆弱性 CVE-2021-39144 は、2つの VMware 製品で使用されている XStream オープンソース・ライブラリに存在し、VMware は CVSS 値 9.8 と評価している。

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Google Chrome 107 の緊急アップデート:新たなゼロデイ CVE-2022-3723 を FIX

Google fixes a new actively exploited Chrome zero-day, it is the seventh one this year

2022/10/28 SecurityAffairs — Google は、積極的に悪用されるゼロデイ脆弱性 CVE-2022-3723 に対処するために、Chrome 107 の緊急アップデートをリリースした。CVE-2022-3723 は、Chrome V8 の Javascript エンジンに存在するタイプ・コンフュージョンの脆弱性であり、2022年10月25日に Avast の Jan Vojtěšek/Milánek/Przemek Gmerek により報告されたものだ。

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iPhone/iPad のゼロデイ脆弱性にパッチ適用:iOS 16.1 への移行を急ごう

Apple fixes new zero-day used in attacks against iPhones, iPads

2022/10/24 BleepingComputer — Apple は、月曜日に公開されたセキュリティ・アップデートにおいて、今年の iPhone 攻撃に悪用された、9つ目のゼロデイ脆弱性を修正した。 今日のアドバイザリで Apple は、「このセキュリティ上の脆弱性が積極的に悪用されている可能性があるとする、レポートの存在を認識している」と述べている。この脆弱性 CVE-2022-42827 は、匿名の研究者が Apple に報告したものであり、メモリバッファの境界の外にデータを書き込む、境界外書き込みの問題に関するものだ。

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Microsoft 2022-10 月例アップデートは2件のゼロデイと 84件の脆弱性に対応

Microsoft October 2022 Patch Tuesday fixes zero-day used in attacks, 84 flaws

2022/10/11 BleepingComputer — 今日は Microsoft の October 2022 Patch Tuesday だが、それに伴い、活発に悪用されている Windows の脆弱性などを含む、合計で 84件の不具合が修正された。今日のアップデートで修正された 84件の脆弱性のうち 13件は、最も深刻な Critical に分類され、特権昇格/なりすまし/リモートコード実行などを許すものだ。

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Microsoft Exchange の新たな別のゼロデイ:悪用により LockBit ランサムウェアを配布?

Microsoft Exchange servers hacked to deploy LockBit ransomware

2022/10/11 BleepingComputer — Microsoft が進めている調査は、Exchange Server の新たなゼロデイ脆弱性がハッキングに悪用され、その後にランサムウェア Lockbit 攻撃の起動に使用されたという報告に対するものだ。2022年7月に発生した、少なくとも1件のインシデントでは、事前に Exchange Server に配置していた WebShell を用いて、侵入に成功した攻撃者が Active Directory 管理者への権限昇格を実行し、約 1.3TB のデータを窃取し、ネットワーク・システムの暗号化を行ったとされている。

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Microsoft Exchange のゼロデイ脆弱性:ProxyNotShell に対する緩和策の更新

Microsoft updates mitigation for ProxyNotShell Exchange zero days

2022/10/05 BleepingComputer — Microsoft は、ProxyNotShell と呼ばれ、CVE-2022-41040/CVE-2022-41082 として追跡される、最新の Exchange ゼロデイ脆弱性に対する緩和策を更新した。最初の推奨事項に関しては、2 つのバグを悪用する新しい攻撃方法が研究者たちが示し、容易な回避策を提示したことで、不十分さが証明されている。

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Microsoft Exchange のゼロデイ脆弱性:ProxyNotShell の偽 PoC が販売されている

Fake Microsoft Exchange ProxyNotShell exploits for sale on GitHub

2022/10/03 BleepingComputer — 詐欺師たちがセキュリティ研究者になりすまし、新たに発見された Microsoft Exchange のゼロデイ脆弱性に対する、偽の PoC エクスプロイト ProxyNotShell を販売しているようだ。先週に、ベトナムのサイバー・セキュリティ企業 GTSC は、Microsoft Exchange の2つの新しいゼロデイ脆弱性を悪用した攻撃を、一部のユーザーが受けていたことを明らかにした。研究者たちは、Trend Micro の Zero Day Initiative と共同で、この脆弱性を Microsoft に対して非公開で報告した。Microsoft は、この脆弱性が攻撃に悪用されていることを確認し、セキュリティ更新プログラムをリリースするスケジュールを早めるとしている。

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Microsoft Exchange に2つの深刻なゼロデイ脆弱性:積極的な悪用を検出

WARNING: New Unpatched Microsoft Exchange Zero-Day Under Active Exploitation

2022/09/30 TheHackerNews — セキュリティ研究者たちは、すべてのパッチが適用されているはずの Microsoft Exchange Server において、これまで公表されていなかった脆弱性が驚異アクターに悪用され、それにより侵害されたシステム上で、リモートコード実行を実現することを警告している。ベトナムのサイバー・セキュリティ企業である GTSC は、2022年8月に実施したセキュリティ監視とインシデント対応のアクティビティ一環として、この欠点を発見した。

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WordPress サイト 28万件に影響:WPGateway Plugin の深刻なゼロデイ脆弱性

Over 280,000 WordPress Sites Attacked Using WPGateway Plugin Zero-Day Vulnerability

2022/09/14 TheHackerNews — WordPress プレミアム・プラグイン WPGateway の最新バージョンに存在する、ゼロデイ脆弱性が活発に悪用されており、攻撃に成功した脅威アクターによるサイトの完全な乗っ取りの可能性が生じている。この脆弱性 CVE-2022-3180 (CVSS : 9.8) は、WPGateway プラグインを実行しているサイトに対して、攻撃者を管理者ユーザーとして追加する武器として使われていると、WordPress セキュリティ企業である Wordfence は指摘している。

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Microsoft 警告:Windows CLFS 脆弱性 CVE-2022-37969 へのゼロデイ攻撃を検知

Microsoft Raises Alert for Under-Attack Windows Flaw

2022/09/13 SecurityWeek — Microsoft のセキュリティ・チームが、主要 Windows プラットフォームの深刻な脆弱性を悪用するゼロデイ攻撃を検出したことを明らかにした。同社は、9月の Patch Tuesday において、最新のゼロデイ脆弱性に対する修正を提供しているが、すでに、この脆弱性を悪用する攻撃者たちが、パッチが適用された Windows マシンでも SYSTEM 権限を獲得しているケースがあると警告している。

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Microsoft 2022-09 月例アップデートは2件のゼロデイと 63件の脆弱性に対応

Microsoft September 2022 Patch Tuesday fixes zero-day used in attacks, 63 flaws

2022/09/13 BleepingComputer — 今日は Microsoft の September 2022 Patch Tuesday であり、活発に悪用されている Windows の脆弱性を含めて、合計で 63件の不具合が修正された。本日のアップデートで修正された 63件の脆弱性のうち 5件は、最も深刻なタイプの脆弱性である、リモートコード実行を許すものであり、Critical に分類されている。

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Apple macOS/iOS アップデート:悪用中のゼロデイ脆弱性 CVE-2022-32917 が FIX

Apple fixes eighth zero-day used to hack iPhones and Macs this year

2022/09/12 BleepingComputer — Apple は、iPhone/Mac に対する攻撃で使用された、2022年に入ってから8番目のゼロデイ脆弱性に対処するセキュリティ・アップデートを公開した。同社は、月曜日に公開されたセキュリティ・アドバイザリの中で、この脆弱性の積極的な悪用の可能性が報告されていることを明らかにしている。この脆弱性 CVE-2022-32917 により、悪意を持って細工されたアプリケーションが、カーネル権限で任意のコードを実行する可能性があるという。

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QNAP 対 Deadbolt:Photo Station のゼロデイ脆弱性を悪用する新たな攻撃

QNAP patches zero-day used in new Deadbolt ransomware attacks

2022/09/05 BleepingComputer — QNAP Photo Station のゼロデイ脆弱性を悪用する、土曜日から始まった新たな DeadBolt ランサムウェア攻撃について、顧客へ警告が発せられた。同社は、このセキュリティ脆弱性にパッチを適用したが、攻撃は今日も続いている。QNAP はセキュリティ通知において、「今日、QNAP は、セキュリティ脅威として DeadBolt ランサムウェアを検出した。この攻撃は、ダイレクトにインターネット接続されている QNAP NAS を暗号化するために、Photo Station の脆弱性を悪用している」と述べている。

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Google Chrome の緊急アップデート:新たなゼロデイ CVE-2022-3075 を FIX

Google Chrome emergency update fixes new zero-day used in attacks

2022/09/02 BleepingComputer — Google は、Chrome for Windows/Mac/Linux 105.0.5195.102 をリリースし、2022年に入って攻撃に悪用された、6番目のゼロデイ脆弱性にパッチを適用した。同社は、金曜日に公開したセキュリティ・ アドバイザリで、「我々は、脆弱性 CVE-2022-3075 が、野放し状態で悪用されていると認識している」と述べている。Google によると、この新バージョンは Stable Desktop チャンネルで展開されており、数日〜数週間のうちに全ユーザーに行き渡るようだ。

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Apple iOS/macOS のゼロデイ脆弱性が FIX:CVE-2022-32893/CVE-2022-32894

Apple security updates fix 2 zero-days used to hack iPhones, Macs

2022/08/17 BleepingComputer — 今日、Apple が公開したのは、iPhone/iPad/Mac のハッキングに悪用された、2つのゼロデイ脆弱性を修正するための緊急セキュリティ・アップデートである。ゼロデイ脆弱性とは、ソフトウェア・ベンダーがパッチ適用を行う前に、攻撃者や研究者により検知されたセキュリティ上の欠陥のことである。多くの場合において、ゼロデイ脆弱性には、PoC エクスプロイトの公開や、積極的な攻撃での悪用が伴う。

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プロトコル運用の調査:FTP 公開 36%/LDAP 露出 41%/SSH 露出 64% ・・・

36% of orgs expose insecure FTP protocol to the internet, and some still use Telnet

2022/08/10 HelpNetSecurity — ExtraHop Benchmarking Cyber Risk and Readiness レポートでは、SMB/SSH/Telnet などの安全ではないプロトコルや、きわめて機密性の高いプロトコルを、かなりの割合の組織が、インターネットに公開していることが明らかにされていいる。意図的であれ偶発的であれ、こうした公開は、サイバー攻撃者にネットワークへの容易な侵入口を提供し、あらゆる組織の攻撃対象領域を拡大することになる。

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Cloudflare の従業員に SMS フィッシング攻撃:Twilio の二の舞にならなかった理由は?

Cloudflare employees also hit by hackers behind Twilio breach

2022/08/09 BleepingComputer — 先週の Twilio のネットワークが侵害されたのと同様に、Cloudflare にも SMS フィッシング攻撃が発生し、同社の従業員の一部が認証情報を盗まれたとのことだ。この攻撃者は Cloudflare 従業員のアカウントを手に入れたが、同社の FIDO2 準拠のセキュリティキーによりログインでブロックされ、システムへの侵入には至らなかったという。

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Atlassian Confluence のパスワード・ハードコードの脆弱性:すでに悪用が始まっている

Latest Critical Atlassian Confluence Vulnerability Under Active Exploitation

2022/07/28 TheHackerNews — Atlassian の Confluence Server/Confluence Data Center 用アプリである、Questions For Confluence の深刻な脆弱性を修正するパッチを配布してから 1 週間が経ったが、実際に悪用される事態が発生している。この脆弱性 CVE-2022-26138 は、Questions For Confluence 内でハードコードされたパスワードが使用されており、リモートの未認証の攻撃者に対して、Confluence の全ページへの無制限のアクセスを許す可能性が問題視されている。

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PrestaShop のゼロデイ CVE-2022-36408 の悪用:オンラインストアから決済データを窃取

Hackers Exploit PrestaShop Zero-Day to Steal Payment Data from Online Stores

2022/07/25 TheHackerNews — 脅威アクターたちが、オープンソースの eコマース・プラットフォーム PrestaShop の未知の脆弱性を悪用し、機密情報の窃取を目的としたスキマー・コードを注入するという、悪質な攻撃を行っているようだ。7月22日に発表されたアドバイザリで PrestaShop は、「攻撃者は、PrestaShop を運用しているサーバー上で任意のコードを実行するために、セキュリティの脆弱性を悪用する方法を発見した」と説明している。

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Google Chrome の ゼロデイ脆弱性 CVE-2022-2294:Candiru スパイウェアが悪用

Chrome zero-day used to infect journalists with Candiru spyware

2022/07/21 BleepingComputer — イスラエルのスパイウェア・ベンダー Candiru が、Google Chrome のゼロデイ脆弱性を悪用していたことが判明した。彼らはスパイウェア DevilsTongue を用い、中東のジャーナリストや、彼らと利害関係のある人々に対してスパイ活動を行っていた。このヒープバッファ・オーバーフローの脆弱性 CVE-2022-2294 は、WebRTC に存在するものだ。悪用に成功した攻撃者が、ターゲット・デバイス上でコードを実行する可能性がある。Google は、2022年7月4日に、この脆弱性にゼロデイ・パッチを適用した際に、活発に悪用されていることを明らかにしていたが、それ以上の詳細は提供しなかった。

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Atlassian の Questions for Confluence:パスワード・ハードコードの脆弱性が FIX

Atlassian fixes critical Confluence hardcoded credentials flaw

2022/07/20 BleepingComputer — Atlassian は、Confluence Server/Data Center に存在するハードコードされた認証情報の脆弱性を修正し、リモートの未認証の攻撃者による、未パッチ・サーバーにログインを阻止した。このハードコードされたパスワードは、ユーザー名 disabledsystemuser のユーザー・アカウントで Questions for Confluence アプリ (Ver 2.7.34/2.7.35, 3.0.20) をインストールした後に追加され、管理者がアプリから Confluence Cloud にデータを移行する際に役立つように設計されている。

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Google Chrome のゼロデイ脆弱性 CVE-2022-2294 が FIX:野放し状態の攻撃を確認

Google patches new Chrome zero-day flaw exploited in attacks

2022/07/04 BleepingComputer — Google は、Chrome 103.0.5060.114 for Windows をリリースし、攻撃者に悪用される可能性のある、深刻度の高いゼロデイ脆弱性に対処した。それは、2022年にパッチが適用された、4番目の Chrome ゼロデイとなる。月曜日に公開したセキュリティ・アドバイザリで、「Google は、CVE-2022-2294 のエクスプロイトが野放しで存在することを認識している」と述べている。

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Google の 2022年ゼロデイ分析:古い脆弱性の派生系が 50% を占める

Google: Half of 2022’s Zero-Days Are Variants of Previous Vulnerabilities

2022/07/01 SecurityWeek — Google Project Zeroは、2022年前半に悪用された、合計 18件のゼロデイ脆弱性を観測しており、そのうちの少なくとも半分は、以前のバグが適切に対処されていなかったことに起因していると述べている。Google Project Zero の研究者である Maddie Stone によると、今年に入ってから確認された、野放し状態だったゼロデイ脆弱性のうち9件は、組織がより包括的なパッチを適用していれば防ぐことができた可能性があるという。

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Microsoft の定例6月パッチは重要:Follina 以外にも深刻な RCE 情報が満載

Microsoft Patches ‘Follina’ Zero-Day Flaw in Monthly Security Update

2022/06/15 DarkReading — 今日、Microsoft は、6月にスケジュールされたセキュリティ更新プログラムの一環として、Microsoft Support Diagnostic Tool (MSDT) に存在し、広く悪用されているゼロデイ脆弱性 Follina に対するパッチを発行した。このパッチは、同社が製品ポートフォリオ全体の脆弱性に対処するために公開した、合計で 60件のセキュリティ更新プログラムの中で、重要のものとなる。

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Microsoft 2022-06 月例アップデートは1件のゼロデイと 55件の脆弱性に対応

Microsoft June 2022 Patch Tuesday fixes 1 zero-day, 55 flaws

2020/06/14 BleepingComputer — 今日は、Microsoft の June 2022 Patch Tuesday の日だ。今月は、Windows MSDT のゼロデイ脆弱性 Follina や Intel MMIO の新しい不具合などの、合計で 55件の脆弱性が修正された。今日のアップデートで修正された 55件の脆弱性のうち、3件はリモート・コード実行を可能にするため深刻度は Critical に分類され、残りは Important に分類されている。なお、今週初めに公開された、Microsoft Edge の Chromium アップデート5件は含まれていない。

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Atlassian Confluence の脆弱性 CVE-2022-26134:パッチ適用までの対応を詳述する

Actively Exploited Atlassian Zero-Day Bug Allows Full System Takeover

2022/06/04 DarkReading — UPDATE — Atlassian Confluence の深刻な脆弱性を悪用する攻撃が多発しており、サーバーが完全に乗っ取られる可能性があると、セキュリティ研究者たちが警告している。この脆弱性 CVE-2022-26134 は、未認証のリモート・コード実行を可能にするコマンド・インジェクションの問題であり、Confluence Server/Confluence Data Center のすべての現行バージョンに影響を及ぼす。Volexity による、2つのゼロデイ攻撃に関するフォレンジック調査では、特別に細工した Web リクエストを Confluence のシステムに送信するだけで、認証情報やユーザーの操作を必要とせずに、攻撃者による悪用が成功する可能性があるとのことだ。なお、Atlassian Cloud サイトに影響はない — UPDATE

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Atlassian Confluence の脆弱性 CVE-2022-26134:パッチ適用前にハッカーが悪用

Hackers Exploiting Unpatched Critical Atlassian Confluence Zero-Day Vulnerability

2022/06/02 TheHackerNews — Atlassian が発した警告は、Confluence Server/Data Center に影響をおよぼすリモート・コード実行の脆弱性に関して、パッチ適用前のシステムが数多く存在し、それらが活発に悪用されているというものだ。 オーストラリアに本拠を置く Atlassian は、サイバーセキュリティ会社 Volexity が、脆弱性 CVE-2022-26134 を特定したことの功績を認めている。

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Microsoft を悩ます PetitPotam Windows NTLM リレー攻撃:完全な FIX には時間が必要?

Microsoft fixes new PetitPotam Windows NTLM Relay attack vector

2022/05/14 BleepingComputer — Windows NTLM Relay Attack に関連する先日のセキュリティ更新プログラムは、これまで未修正であった PetitPotam 攻撃ベクターに対するものだと確認されている。May 2022 Patch Tuesday において Microsoft は、Windows LSA Spoofing Vulnerability とラベル付けした脆弱性 CVE-2022-26925 に対して、つまり、積極的に悪用される NTLM Relay Attack に対して、セキュリティ更新プログラムをリリースした。

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Microsoft 2022-05 月例アップデートは3件のゼロデイと 75件の脆弱性に対応

Microsoft May 2022 Patch Tuesday fixes 3 zero-days, 75 flaws

2022/05/10 BleepingComputer — 今日は、Microsoft の May 2022 Patch Tuesday の日だ。今月は、3件のゼロデイ脆弱性 (1件は積極的に悪用) が修正され、合計で 75件の脆弱性が修正された。今日のアップデートで修正された 75件の脆弱性のうち、8件はリモートコード実行や特権昇格を許すものであり、深刻度は Critical に分類されている。 各脆弱性のカテゴリーに含まれるバグの数は、以下のとおりである。

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ゼロデイ脆弱性調査 2021:悪用の件数は前年比で2倍以上に!

Zero-Day Exploit Use Exploded in 2021

2022/04/22 DarkReading — 2021年の脅威アクターたちは、これまでと比べて数多くのゼロデイ脆弱性を悪用しているが、その大半で Microsoft/Google/Apple のソフトウェアが対象にされている。これまでと同様に、国家に支援された APT (advanced persistent threat) アクターたちが、これらのゼロデイ脆弱性を最も活発に悪用している。また、ランサムウェア運営者などの、金銭的な動機のあるグループもゼロデイ攻撃を急増させ、攻撃者の3人に1人を占めている。

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