Microsoft 2024-04 月例アップデート:67件の RCE バグと 150件の脆弱性に対応

Microsoft April 2024 Patch Tuesday fixes 150 security flaws, 67 RCEs

2024/04/09 BleepingComputer — 今日は、Microsoft の April 2024 Patch Tuesday であり、150件の脆弱性に対するセキュリティ更新プログラムが提供されるが、そのうちの 67件がリモート・コード実行のバグとなっている。また、今日の Patch Tuesday で修正された、Critical な脆弱性は3件のみである。また、67件のリモート・コード実行バグの半数以上は、Microsoft SQLドライバ内で発見されており、共通の欠陥が重複している可能性が高い。なお、26件の Secure Boot バイパスに対する修正がリリースされたが、その中には、Lenovo に関連する2件の脆弱性も含まれる。

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Microsoft Outlook のバグが FIX:2023年12月の Patch Tuesday で取り込まれた問題とは?

Microsoft fixes Outlook security alerts bug caused by December updates

2024/04/04 BleepingComputer — Microsoft が修正した問題は、2023年12月の Outlook Desktop のセキュリティ更新プログラムをインストールした後に、.ICS (Internet Calendaring and Scheduling) カレンダー・ファイルを開くと、Outlook のセキュリティ警告が誤って表示されるというものである。これらの誤った警告の背後にあるのは、2023年12月の Patch Tuesday のセキュリティ更新プログラムである。そのときに修正された、Microsoft Outlook の情報漏洩の脆弱性 CVE-2023-35636 は、悪意を持って細工されたファイルを介して、NTLM ハッシュの窃取に悪用されるというものだ。

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ClickUp Desktop の脆弱性 CVE-2024-23755 が FIX:ただちにパッチを!

CVE-2024-23755: ClickUp Desktop App Vulnerability Patched, Users Urged To Update

2024/03/24 SecurityOnline — オールインワンの生産性プラットフォームとして人気の ClickUp だが、悪意のコード実行にいたる可能性のある脆弱性に対処するため、デスクトップ・アプリケーションに対して重要なアップデートをリリースした。この脆弱性 CVE-2024-23755 は、ClickUp Desktop アプリの macOS/Windows 版に影響を及ぼす。

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Microsoft 2024-03 月例アップデート:18件の RCE バグと 73件の脆弱性に対応

Microsoft March 2024 Patch Tuesday fixes 60 flaws, 18 RCE bugs

2024/03/12 BleepingComputer — 今日は Microsoft の2024年3月 Patch Tuesday であり、18件のリモート・コード実行の欠陥を含む、60件の脆弱性に対するセキュリティ更新プログラムがリリースされた。今回の Patch Tuesday で修正された深刻な脆弱性は、Hyper-V のリモートコード実行とサービス拒否2件のみとなっている。

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ScreenConnect の脆弱性 CVE-2024-1708/CVE-2024-1709:マルウェアの投下に悪用されている

ScreenConnect flaws exploited to drop new ToddleShark malware

2024/03/04 BleepingComputer — 北朝鮮の APT ハッキング・グループである Kimsuky は、ScreenConnect の脆弱性を、特に CVE-2024-1708/CVE-2024-1709 を悪用して、ToddleShark という新しいマルウェアの亜種をターゲットに感染させている。Kimsuky (別名 Thallium/Velvet Chollima) は、北朝鮮の国家支援ハッキング・グループであり、世界中の組織や政府に対するサイバー・スパイ攻撃で知られている。

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Microsoft Outlook の脆弱性 CVE-2024-21413:PoC エクスプロイトが GitHub で公開

PoC Exploit Released for Microsoft Outlook RCE Flaw – CVE-2024-21413

2024/02/16 SecurityOnline — 今週にパッチが公開された、Microsoft Outlook の深刻な脆弱性 CVE-2024-21413 に対する PoC エクスプロイト・コードが公開され、最新バージョンへのアップデートが喫緊の課題となっている。Check Point の脆弱性研究者である Haifei Li により発見された、Microsoft Outlook のリモート コード実行 (RCE) の脆弱性 CVE-2024-21413 (CVSS:9.8) は、脆弱なエディションを用いて悪意のリンクを含む電子メールを開くと誘発されるものである。

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Microsoft Azure を狙う攻撃キャンペーン:すでに数百の個人アカウントが侵害されている

Ongoing Azure Compromises Target Senior Execs, Microsoft 365 Apps

2024/02/12 DarkReading — 企業の Microsoft Azure クラウドを標的とする、現在進行中のキャンペーンにより、すでに数十の環境と数百の個人アカウントが被害にあっている。このキャンペーンを操る脅威アクターは、様々な地域や業種の組織に対して、データの流出/金融詐欺/なりすましなどを、手当たり次第に仕掛けているように見える。しかし、その一方で、企業の経営者層の個人を標的とするオーダーメイドのフィッシングといった、きわめて洗練された攻撃も仕掛けられている。

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Microsoft Outlook の脆弱性 CVE-2023-35636:NTLM v2 侵害の PoC エクスプロイト

New Outlook Exploit Unveiled: CVE-2023-35636 Leads to NTLM v2 Password Breach

2024/01/18 SecurityOnline — NTLM v2 のハッシュ化されたパスワードにアクセスするために、サイバー攻撃者たちが悪用できる3つの新しい手口を、先日に Varonis Threat Labs が発表した。そこで悪用される脆弱性の中で、特に重要なのは CVE-2023-35636 であり、機密情報の暴露のために Outlook の悪用を可能にするものだ。

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Microsoft 2024-01 月例アップデート:12件の RCE と 49件の脆弱性に対応

Microsoft January 2024 Patch Tuesday fixes 49 flaws, 12 RCE bugs

2024/01/09 BleepingComputer —今日は Microsoft マ2024年1月 Patch Tuesday であり、合計 49件の脆弱性に対するセキュリティ更新プログラムが提供されたが、そのうちの 12件はリモート・コード実行に関するものである。致命的とされた脆弱性は2件のみであり、1件目は Windows Kerberos Security Feature Bypass であり、2件目は Hyper-V RCE である。

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Microsoft 2023-12 月例アップデート:1件のゼロデイと 34件の脆弱性に対応

Microsoft December 2023 Patch Tuesday fixes 34 flaws, 1 zero-day

2023/12/12 BleepingComputer — 今日は Microsoft の December 2023 Patch Tuesday であり、合計で 34件の脆弱性が修正されたが、その中には AMD CPU ゼロデイ脆弱性1件に対する更新プログラムも含まれている。Microsoft は、8件のリモート・コード実行 (RCE) バグを修正したが、そのうちの3件のみが Critical と評価されている。全体では、4件の Critical 脆弱性があり、1件はPower Platform (スプーフィング) 、2件はインターネット接続共有 (RCE)、1件はWindows MSHTML Platform (RCE) であった。

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Microsoft 2023-11 月例アップデート:5件のゼロデイと 58件の脆弱性に対応

Microsoft November 2023 Patch Tuesday fixes 5 zero-days, 58 flaws

2023/11/14 BleepingComputer —

今日は Microsoft の November 2023 Patch Tuesday であり、合計で58件の脆弱性と、5件のゼロデイ対するセキュリティ更新プログラムが提供されている。

今月は、14件のリモートコード実行 (RCE) の脆弱性が修正されたが、Critical と評価されたのは1件のみである。また、今日の Critical は、Azure の情報漏えいのバグ/Windows の Internet Connection Sharing (ICS) の RCE/SYSTEM権限 でホスト上のプログラム実行を許す Hyper-V エスケープの3件がある。

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Microsoft Access の新たな脆弱性:NTLM トークンの盗難に悪用される – Check Point

Critical Microsoft Access Vulnerability Exploited for NTLM Token Theft

2023/11/10 SecurityOnline — Check Point Research が発表したのは、Microsoft Access の “リモートSQL Serverテーブルへのリンク” 機能を悪用するポート 80 などの TCP 通信を介して、Windows ユーザーの NTLM トークンを攻撃者のサーバに自動的に流出させる脆弱性を発見である。

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Microsoft の SketchUp サポート:大量の脆弱性が発見され一時的に中止

Microsoft Temporarily Disables SketchUp Support After Discovery of 117 Vulnerabilities

2023/11/02 SecurityWeek — Microsoft 365 アプリケーションに、SketchUp (SKP) ファイルのサポートが追加された後に、117 件のユニークな脆弱性が発見されたと、Zscaler の ThreatLabz 調査チームが指摘している。Microsoft 365 の 3D コンポーネントの一部として、2022年6月に導入された SKP ファイル形式により、プレゼンテーションの作成とデータの視覚化において、多様な 3D ファイル形式の取り扱いが可能になった。この独自のファイル形式は、2000年から存在している。世界でもトップクラスの建築ソフトウェアである SketchUp は、そこに 3D モデルの作成に必要な情報を保存している。

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VBScript の非推奨化と侵害経路の遮断:Microsoft が廃止へ向けて舵を切った

Microsoft Set to Retire Grunge-Era VBScript, to Cybercrime’s Chagrin

2012/10/13 DarkReading — 今週に Microsoft が発表したのは、使い古された VBScript を非推奨にするという方針である。VBScript はサイバー犯罪者たちが愛用するツールであるため、彼らにとっては悪いニュースである。今後の Windows のリリースでは、VBScript の利用範囲が限定され、必要に応じて提供される機能としてのみ利用できるようになるという。そして、最終的には、オペレーティング・システムから完全に削除される予定である。

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Microsoft 2023-10 月例アップデート:3件のゼロデイと 104件の脆弱性に対応

Microsoft October 2023 Patch Tuesday fixes 3 zero-days, 104 flaws

2023/10/10 BleepingComputer — 今日は Microsoft の October 2023 Patch Tuesday であり、104件の欠陥に対するセキュリティ更新プログラムが提供されたが、その中には3件の積極的に悪用されるゼロデイ脆弱性も含まれる。また、45件のリモート・コード実行 (RCE) のバグが修正されたが、その中の 12件の脆弱性に対してのみ、Microsoft は Critical と評価している。

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Microsoft 2023-09 月例アップデート:2件のゼロデイと 59件の脆弱性に対応

Microsoft September 2023 Patch Tuesday fixes 2 zero-days, 59 flaws

2023/09/12 BleepingComputer — 今日は、Microsoft の September 2023 Patch Tuesday であり、積極的に悪用されている2件のゼロデイ脆弱性を含む、全体で 59件の欠陥に対するセキュリティ・アップデートが提供されている。その一方で Microsoft は、他社製品である Electron と Autodesk の2つの欠陥と、Microsoft Edge (Chromium) に存在する4つの脆弱性に対して、9月7日に修正プログラムを公開している。

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Microsoft Office を攻撃する Agent Tesla RAT:古い脆弱性が悪用されるという現実

Old vulnerabilities are still a big problem

2023/09/06 HelpNetSecurity — Microsoft Office に存在する、古いリモートコード実行の脆弱性を悪用して、無防備なユーザーに Agent Tesla RAT 配信するィッシングキャンペーンが、つい先日に発見された。Fortinet の研究者である Xiaopeng Zhang は、「脆弱性 CVE-2017-11882/CVE-2018-0802 に対するパッチは、2017年11月と 2018年1月に、Microsoft からリリースされている。しかし、脅威アクターたちにとって、これらは依然として人気の脆弱性であり、5年以上が経過した今でも、まだパッチが適用されていないデバイスが野放しになっていることが示唆される。私たちは、IPS レベルで、1日あたり 3000件の攻撃を観測し、緩和している。観測された脆弱なデバイスの数は、1日あたり約 1300台である」と述べている。

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日本の JPCERT/CC が新たな攻撃手法について警告:Maldoc In PDF とは?

Japan’s JPCERT Warns of New ‘Maldoc In Pdf’ Attack Technique

2023/08/29 SecurityAffairs — 先日に、日本の JPCERT/CC (computer emergency response team) が、悪意の Word ファイルを PDF ファイルに埋め込むことで検知を回避する、MalDoc in PDF と呼ばれる新たな攻撃手法を観測した。研究者たちは、MalDoc in PDF で作成されたファイルは、PDF の magic numbers and file 構造を持っているが、Wordで開くことができると説明している。このファイルに悪意のマクロが含まれていれば、ファイルを開くことで悪意のコードが実行される。JPCERT/CC が観測した攻撃では、脅威アクターはファイル拡張子 “.doc” を使用していたという。

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Microsoft Office/Windows Search の RCE 脆弱性 CVE-2023-36884 が FIX

Microsoft Office update breaks actively exploited RCE attack chain

2023/08/08 BleepingComputer — Microsoft は 8月8日に、CVE-2023-36884 として追跡されている RCE 脆弱性の悪用を防ぐ、Microsoft Office のアップデートをリリースした。このアップデートは、7月に公開された CVE-2023-36884 を修正するものだ。その当時、Microsoft はパッチを適用せずに、緩和のためのアドバイスを提供していた。当初、この脆弱性は、Microsoft Office の RCE (Remote Code Execution) として報告されていたが、さらなる検証の結果、Windows Search の RCE として分類された。

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Microsoft 2023-08 月例アップデート:2件のゼロデイと 87件の脆弱性に対応

Microsoft August 2023 Patch Tuesday warns of 2 zero-days, 87 flaws

2023/08/08 BleepingComputer −−− 今日は Microsoft の August 2023 Patch Tuesday であり、積極的に悪用される脆弱性2件と、リモート・コード実行の脆弱性 23件を含む、87件の脆弱性に対するセキュリティ更新プログラムが提供された。23件の RCE バグが修正されたが、Microsoft が Critical と評価したのは、そのうちの6件のみである。

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LOLBAS という難題:Microsoft Office がステルス性マルウェア・ローダーになり得る

Hackers can abuse Microsoft Office executables to download malware

2023/08/03 BleepingComputer — LOLBAS ファイル (Windows に存在し、悪用される可能性のある正規のバイナリやスクリプト) のリストには、Microsoft の電子メール・クライアント Outlook や、データベース管理システム Access の主要な実行ファイルが、まもなく含まれることになる。Microsoft Publisher アプリケーションのメイン実行ファイルに関しては、リモート・サーバからペイロードをダウンロードできることが、すでに確認されている。なお、LOLBAS とは、Living-off-the-Land Binaries and Scripts の略であり、Windows OS でネイティブのもの、また、Microsoft からダウンロードされた、署名付きファイルのことを指す。

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Exchange サーバを C2 サーバとして悪用:Turla の DeliveryCheck マルウェアに注意

Microsoft: Hackers turn Exchange servers into malware control centers

3023/07/19 BleepingComputer — Microsoft と Ukraine CERT (CERT-UA) は、ロシア政府に支援されたハッキング・グループ Turla による新たな攻撃について警告している。この新たな “DeliveryCheck” マルウェアは、バックドアを用いて防衛産業と Microsoft Exchange サーバを標的としている。Turla (別名 Secret Blizzard/KRYPTON/UAC-0003) とは、ロシア連邦保安庁 (FSB) につながる、高度持続的脅威行為者 (APT) だと考えられている。このサイバー・スパイは、Operation MEDUSA という名の国際的な法執行活動により破壊された、サイバー・スパイ・マルウェア・ボットネット Snake を含め、長年にわたる欧米への攻撃に関与してきた。

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MS Office ドキュメントを悪用する攻撃:LokiBot マルウェアの新たな手口に注意

LokiBot Malware Targets Windows Users in Office Document Attacks

2023/07/14 InfoSecurity — 悪意の Office 文書を介して拡散する、LokiBot と呼ばれる巧妙なマルウェアに、Windows ユーザーたちが再び狙われている。Fortinet の Security Researcher である Cara Lin の最新アドバイザリによると、攻撃者たちは既知の脆弱性 CVE-2021-40444/CVE-2022-30190 などを悪用することで、Microsoft Office 文書内に悪意のマクロを埋め込んでいるという。これらのマクロが実行されると、被害者のシステム上に LokiBot マルウェアがドロップされ、機密情報の収集などが行われる。

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Microsoft Office ゼロデイ CVE-2023-36884:標的型攻撃で活発に悪用されている

Unpatched Office zero-day CVE-2023-36884 actively exploited in targeted attacks

2023/07/12 SecurityAffairs — Microsoft が明らかにしたのは、複数の Windows/Office 製品に存在する、パッチ未適用のゼロデイ脆弱性の悪用である。この脆弱性 CVE-2023-36884 は、悪意の Office 文書を介してリモートでコードを実行するために、国家に支援される脅威アクターやサイバー犯罪者に悪用されている。同社は、Windows/Office 製品に影響を及ぼす、一連のリモート・コード実行の脆弱性に関する報告を調査しており、特別に作成された Office 文書を用いて、この脆弱性を悪用しようとする攻撃を認識しているという。

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Microsoft 2023-07 月例アップデート:6件のゼロデイと 132件の脆弱性に対応

Microsoft July 2023 Patch Tuesday warns of 6 zero-days, 132 flaws

2023/07/11 BleepingComputer — 今日は Microsoft の July 2023 Patch Tuesday であり、積極的に悪用される脆弱性6件と、リモート・コード実行の脆弱性 37件を含む、132件の欠陥に対するセキュリティ更新プログラムが提供された。37件の RCE バグが修正されたが、Microsoft が Critical と評価したのは、そのうちの9件のみである。しかし、それたの RCE の欠陥のうちの1つは、依然としてパッチが適用されておらず、攻撃で積極的に悪用されていると、多くのサイバー・セキュリティ企業が指摘している。

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Microsoft 2023-6月 月例アップデートで 78件の脆弱性と 38件の RCE バグに対応

Microsoft June 2023 Patch Tuesday fixes 78 flaws, 38 RCE bugs

2023/06/13 BleepingComputer — 今日は Microsoft 2023年6月の Patch Tuesday であり、リモート・コード実行の脆弱性 38件を含む、全体で 78件の不具合に対するセキュリティ更新プログラムが提供された。 RCE のバグは 38個修正されたが、Microsoft が Critical だと指摘したものは、サービス拒否攻撃/リモート・コード実行/権限昇格などの、6件の不具合である。

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Microsoft のマクロ・ブロックに挑む攻撃者たち:何がどう変わったのか? – Proofpoint

How Cybercriminals Adapted to Microsoft Blocking Macros by Default

2023/05/13 DarkReading — Office Macro をデフォルトでブロックすることを、Microsoft が決定してからというもの、脅威アクターたちは進化を余儀なくされ、マルウェア配信のための新たな方法を。かつてない速度で導入している。長期間にわたって脅威アクターたちは、悪意の Microsoft Office マクロを使用して、ターゲットのコンピュータの内部にフックを仕掛けてきた。そのため、2022年に Microsoft は、インターネットからダウンロードされるファイルに対して、デフォルトでマクロをブロックするようになった (不均一ではあっても) 。

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XWorm マルウェアを配信するフィッシング攻撃が急増中:脆弱性 Follina が悪用されている

XWorm Malware Exploits Follina Vulnerability in New Wave of Attacks

2023/05/12 TheHackerNews — 独自の攻撃チェーンを利用して、標的のシステム上に XWorm マルウェアを配信する、進行中のフィッシング・キャンペーンを、サイバー・セキュリティ研究者たちが発見した。この、MEME#4CHAN と命名されたキャンペーンで標的にされているのは、主にドイツの製造会社や医療クリニックだと、Securonix は述べている。セキュリティ研究者である Den Iuzvyk/Tim Peck/Oleg Kolesnikov は、「この攻撃キャンペーンは、被害者を感染させるために、かなり珍しいミーム充填 PowerShell コードと、それに続く重く難読化された XWorm ペイロードを使用している」と、The Hacker News と共有した新しい分析で述べている。

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Greatness という Phishing-aaS:強力なサービス・セットで Microsoft 365 ユーザーを標的に!

New ‘Greatness’ service simplifies Microsoft 365 phishing attacks

2023/05/10 BleepingComputer — Greatness という名の Phishing-as-a-Service (PhaaS) プラットフォームは、Microsoft 365 を使用している組織を、米国/英国/カナダ/オーストラリア/南アフリカでターゲットとしており、活動量を急増させていることが判明した。クラウドベースの Microsoft 365 は、世界中の多くの組織で使用されており、ネットワーク侵害で悪用するデータや認証情報を盗み出すサイバー犯罪者にとって、貴重なターゲットになっている。

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Microsoft 2023-5 月例アップデートは3件のゼロデイと 38件の脆弱性に対応

Microsoft May 2023 Patch Tuesday fixes 3 zero-days, 38 flaws

2023/05/09 BleepingComputer — 今日は Microsoft の May 2023 Patch Tuesday の日だ。このセキュリティ更新プログラムにより、活発に悪用されるゼロデイ脆弱性3件と、合計で 38件の不具合が修正された。このうち、Critical と評価された6つの脆弱性は、リモート・コード実行にいたる恐れのあるものだ。

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ScarCruft という北朝鮮の APT:感染チェーンに大容量 LNK ファイルを使用 – Check Point

North Korea-linked ScarCruft APT uses large LNK files in infection chains

2023/05/02 SecurityAffairs — 北朝鮮に関連する ScarCruft APT グループ (別名:APT37/Reaper/Group123) による、2022年以降の攻撃に関するレポートが、Check Point の研究者たちにより公開され。このレポートによると、観測された感染チェーンでは、マルウェアの配信手段が、悪意のドキュメントから、悪意のペイロードを埋め込んだ大容量の LNK ファイルに変わったとのことだ。

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Microsoft 2023-4 月例アップデートは1件のゼロデイと 97件の脆弱性に対応

Microsoft April 2023 Patch Tuesday fixes 1 zero-day, 97 flaws

2023/04/11 BleepingComputer — 今日は、Microsoft の April 2023 Patch Tuesday だ。新たに公表されたセキュリティ更新プログラムにより、活発に悪用されるゼロデイ脆弱性1件を含む、合計で 97件の欠陥が修正された。その中でも、7件の脆弱性はリモートコード実行を可能にする Critical に分類され、新たに修正された脆弱性として、最も深刻なものとなっている。

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Microsoft OneNote の安全性を確保する:危険なファイル拡張子のブロックが始まる

Microsoft OneNote Starts Blocking Dangerous File Extensions

2023/04/03 SecurityWeek — Microsoft が発表したのは、危険とされる拡張子を持つエンベッド・ファイルを自動的にブロックする、OneNote ユーザー向けの保護機能の向上である。OneNote は、企業ユーザーがメモ作成やタスク管理のために使用する、Office スイートのコンポーネントであり、マルチ・ユーザー・コラボレーション機能も備えている。その他の Office アプリケーションと同様に、OneNote はマルウェア配信に悪用されてきた。そして、OneNote ドキュメントでは、ユーザーに対する警告を出さずに実行されるファイルを添付できる。

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中国の原子力エネルギー部門が標的:APT アクター Bitter は南アジアから攻撃する

China’s Nuclear Energy Sector Targeted in Cyberespionage Campaign 

2023/03/28 SecurityWeek — サイバースパイ・キャンペーンを展開する南アジアの APT アクターが、中国の原子力エネルギー部門を標的にしていると、Intezer が最新情報として報告している。2021年ころから活動している Bitter という名のグループは、中国/バングラデシュ/パキスタン/サウジアラビアのエネルギーおよび政府組織を標的とすることで知られており、その戦術として、Excel/Microsoft Compiled HTML Help (CHM)/Windows Installer (MSI) ファイルの悪用を特徴としている。

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Microsoft 2023-3 月例アップデートは2件のゼロデイと 83件の脆弱性に対応

Microsoft March 2023 Patch Tuesday fixes 2 zero-days, 83 flaws

2023/03/14 BleepingComputer — 今日は Microsoft の March 2023 Patch Tuesday の日であり、このセキュリティ更新プログラムにより、活発に悪用されるゼロデイ脆弱性2件と、合計で 83件の不具合が修正された。また、Critical と評価された9つの脆弱性は、リモートコード実行/サービス拒否/特権昇格攻撃などにいたる恐れのあるものだ。

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Emotet の活動再開を捕捉:2023 大規模キャンーペンのトリックは大容量ファイル?

Emotet malware attacks return after three-month break

2023/03/07 BleepingComputer — 2023年03月07日 (火) の朝の時点で、Emotet マルウェアの活性化が観測されている。このマルウェアは、3ヶ月間の休息を経て、再び悪意の電子メールを送信し、そのネットワークを再構築し、世界中のデバイスへの感染を広め始めている。Emotet は、悪意の Word/Excel 添付ファイルを隠し持つ子メールで配布される、悪名高いマルウェアである。それらの文書をユーザーが開いたとき、マクロが有効になっていると、Emotet DLL がダウンロードされ、メモリにロードされる。そして、ロードされた Emotet は静かに待機し、リモートの Command and Control (C2) サーバからの指示を待つ。

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Microsoft Word の深刻な RCE 脆弱性 CVE-2023-21716:PoC エクスプロイトが公開された

Proof-of-Concept released for critical Microsoft Word RCE bug

2023/03/06 BleepingComputer — この週末に、Microsoft Word に存在する、深刻なリモート・コード実行の脆弱性 CVE-2023-21716 の PoC エクスプロイトが公開された。この脆弱性の CVSS 値は 9.8 と評価されているが、Microsoft は2月の Patch Tuesday のセキュリティ・アップデートで対処し、いくつかの回避策も提供している。この脆弱性を悪用するために必要な、特権やユーザー操作がないため、つまり、攻撃の複雑性が低いため、上記のような評価となっている。

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Microsoft OneNote ファイルによるマルウェア感染:防止のための手順を詳述する

How to prevent Microsoft OneNote files from infecting Windows with malware

2023/03/05 bleepingComputer — 一見何の変哲もない Microsoft OneNote ファイルが、マルウェアの拡散/企業ネットワークへの侵入で悪用される、ハッカーたちの人気のファイル形式になっている。ここでは、OneNote のフィッシング添付ファイルが、Windows に感染するのをブロックする方法を紹介していく。Microsoft OneNote ファイルが、マルウェアをばらまくフィッシング攻撃のツールとして選ばれるようになった背景を、少し説明する必要があるだろう。まずは、ここに至るまでの経緯を説明する。

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ChromeLoader マルウェアが蔓延:Nintendo/Steam のゲーム・クラックを介して配布されている

ChromeLoader Malware Poses as Steam, Nintendo Game Mods

2023/02/27 InfoSecurity — Nintendo や Steam のゲーム・クラックや MOD を装うファイルを介して、脅威アクターたちが、ChromeLoader マルウェアを配布していることが判明した。Asec のセキュリティ研究者たちによると、最近になって観測された悪意の活動は、VHD ディスク・イメージ・ファイルに依拠しているとのことだ。同社が木曜日に発表したアドバイザリには、「このプロセスを通じて VHD ファイルがダウンロードされた場合には、悪意の VHD ファイルをゲーム関連のプログラムだと、ユーザーが間違える可能性がある」と説明されている。

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CISA KEV 警告 23/02/14:Windows/Office/iOS の脆弱性を悪用リストに追加

CISA warns of Windows and iOS bugs exploited as zero-days

2023/02/16 BleepingComputer — 米国の Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) は、サイバー攻撃において野放し状態で悪用される脆弱性4件をバグリストに追加した。そのうち2件は、Microsoft 製品に影響するものだ。パッチ未適用の Windows システム上で、Common Log File System Driver やグラフィック・コンポーネントの脆弱性の悪用に成功した攻撃者に対して、リモート実行 (CVE-2023-21823) および特権昇格 (CVE-2023-23376) を許してしまう。

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Microsoft 2023-2 月例アップデートは3件のゼロデイと 77件の脆弱性に対応

Microsoft February 2023 Patch Tuesday fixes 3 exploited zero-days, 77 flaws

2023/02/14 BleepingComputer — 今日の、Microsoft February 2023 Patch Tuesday により、活発に悪用されているゼロデイ脆弱性3件を含む、合計77件の脆弱性が修正された。そのうちの9件は、脆弱なデバイスでリモート・コード実行を可能にするもので、深刻度 Critical に分類されている。

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GuLoader の標的は e-Commerce 業界:NSIS ファイルでマルウェアをドロップ

GuLoader Malware Using Malicious NSIS Executables to Target E-Commerce Industry

2023/02/06 TheHackerNews — 先月末に、韓国と米国の e-Commerce 業界が、現在進行中の GuLoader マルウェア・キャンペーンの被害を受けていたことを、サイバーセキュリティ企業の Trellix が明らかにした。このマルスパム活動の特徴は、その侵入の手口を、マルウェアを混入した Microsoft Word 文書から、マルウェアをロードするための NSIS 実行ファイルへと移行している点だ。このキャンペーンでは、ドイツ/サウジアラビア/台湾/日本などの国々も対象となっている。

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Microsoft Visual Studio アドインを悪用するマルウェア:リモート配布を検知

Hackers weaponize Microsoft Visual Studio add-ins to push malware

2023/02/03 BleepingComputer — Microsoft Visual Studio Tools for Office (VSTO) を悪用するハッカーたちが、ターゲット・マシン上で悪意の Office アドインを用いて、持続性を維持しながらコードを実行する攻撃へと移行するだろうと、セキュリティ研究者たちが警告している。このテクニックは、Office 文書に VBA マクロを忍び込ませ、外部ソースからマルウェアを取得させる手法に代わるものだ。Microsoft が Office の VBA/XL4 マクロの実行を、デフォルトでブロックすると発表した以降において、脅威アクターたちがマルウェアを配布する手法は、アーカイブ (.ZIP、.ISO)/ショートカット (.LNK) ファイルに移行している。

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Microsoft のマルウェア対策:Excel XLL add-in の制限が 2023年3月から始まる

Microsoft plans to kill malware delivery via Excel XLL add-ins

2023/01/23 BleepingComputer — Microsoft が取り組んでいるのは、インターネットからダウンロードされた XLL アドインを、自動的にブロックする機能を追加することで、Microsoft 365 における XLL アドインを保護することである。それにより、この感染経路を悪用するマルウェア増加の傾向に、対処することが可能となる。Microsoft は、「この数カ月で増加しているマルウェア攻撃に対抗するため、インターネットからダウンロードされる XLL アドインを、ブロックするための対策を実施している」と述べている。同社によると、この新機能は 2023年3月から、Current/Monthly Enterprise/Semi-Annual Enterprise チャネルの、デスクトップ・ユーザーを対象に一般提供される予定だという。

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Microsoft OneNote ファイルに要注意:新たなマルウェア配布が始まっている

Hackers now use Microsoft OneNote attachments to spread malware

2023/01/21 BleepingComputer — OneNote の添付ファイルをフィッシング・メールに使用する攻撃者たちが、被害者のマシンにリモート・アクセスに対応するマルウェアを感染させ、さらなるマルウェアのインストールや、パスワードの窃取、暗号通貨ウォレット侵害へとエスカレートさせようとしている。長年にわたり攻撃者たちは、電子メールに添付した Word/Excel ファイルに隠したマクロを起動させ、マルウェアをダウンロード/インストールするという方式で、マルウェアを配布してきた。しかし、2022年7月に Microsoft は、Office 文書に含まれるマクロをデフォルトで無効にし、マルウェアの配布に利用できないようにした。

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IcedID マルウェアの蔓延:侵入から24時間以内に Active Directory ドメインを侵害

IcedID Malware Strikes Again: Active Directory Domain Compromised in Under 24 Hours

2023/01/12 TheHackerNews — 先日に発生した IcedID マルウェア攻撃では、イニシャル・アクセスから 24時間以内に、無名ターゲットの Active Directory ドメインが侵害されていたという。今週に発表されたレポートで Cybereason の研究者たちは、「この脅威アクターは攻撃の最中に、偵察コマンド操作/認証情報窃取/横方向への移動に加えて、侵入したホスト上での Cobalt Strike の実行という手順を踏んでいた」と述べている。IcedID (別名 BokBot) は、2017年にバンキング・トロイの木馬としてスタートした後に、他のマルウェアを支援するドロッパーへと進化し、Emotet/TrickBot/Qakbot/Bumblebee/Raspberry Robin などの仲間に加わった。

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Microsoft 2023-1 月例アップデートは1件のゼロデイと 98件の脆弱性に対応

Microsoft January 2023 Patch Tuesday fixes 98 flaws, 1 zero-day

2023/01/10 BleepingComputer — 今日の、Microsoft January 2023 Patch Tuesday により、活発に悪用されているゼロデイ脆弱性1件を含む、合計 98件の脆弱性が修正された。2023年最初の Patch Tuesday で修正された 98件の脆弱性のうち 11件は、最も深刻なタイプの脆弱性のひとつであるリモート・コード実行/セキュリティ・バイパス/権限昇格を可能にするものであり、Critical に分類されている。

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Excel への再攻撃を狙う APT:新たな手口は XLL Add-in 侵入ベクター

APT Hackers Turn to Malicious Excel Add-ins as Initial Intrusion Vector

2022/12/28 TheHackerNews — インターネットからダウンロードされた Office ファイルの Visual Basic for Applications (VBA) マクロについて、Microsoft がデフォルトでのブロックを決定したことで、多くの脅威者が、この数カ月で攻撃方法を変更するようになった。Cisco Talos によると、APT (Advanced Persistent Threat) や各種のマルウェア・ファミリーは、イニシャルの侵入経路として Excel Add-in (.XLL) ファイルを使用する傾向を強めているとのことだ。

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BlueNoroff APT の戦術:日本への強い関心と Windows MoTW 回避

BlueNoroff APT Hackers Using New Ways to Bypass Windows MotW Protection

2022/12/27 TheHackerNews — Lazarus Group のサブクラスタである BlueNoroff だが、Windows の Mark of the Web (MoTW) 保護を回避するための、新しい技術を採用していることが確認されている。今日の Kaspersky レポートによると、光ディスクイメージ (拡張子.ISO) および仮想ハードディスク (拡張子.VHD) ファイル形式を用いる、新たな感染チェーンが追加されているとのことだ。セキュリティ研究者である Seongsu Park は、「BlueNoroff は、ベンチャー・キャピタル企業や銀行を装う、多数の偽ドメインを作成している。2022年9月のテレメトリ測定において、この新しい攻撃手順にフラグが立てられた」と述べている。

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