BrutePrint という新たな攻撃手法:スマフォの指紋認証をブルートフォースで突破

Android phones are vulnerable to fingerprint brute-force attacks

2023/05/21 BleepingComputer — BrutePrint と呼ばれる新しい攻撃手法について、Tencent Labs と Zhejiang University の研究者たちが調査結果を発表した。この攻撃は、最新のスマートフォンの指紋をブルートフォースしてユーザー認証を突破し、デバイスを制御するものだ。ブルートフォース攻撃では、コード/キー/パスワードなどを解読して、アカウント/システム/ネットワークなどへ不正アクセスするために、あらゆる手段が試みられている。

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Google とサードパーティ Cookie:2024年 Q1 から段階的に削除していく計画

Privacy Sandbox Initiative: Google to Phase Out Third-Party Cookies Starting 2024

2023/05/19 TheHackerNews — Chrome ブラウザにおけるサードパーティ Cookie のサポートを廃止するために、2度も延期されてきた Privacy Sandbox イニシアチブ計画を正式にスタートすると、Google は発表した。そのために、同社は、2024年 Q1 に、世界中の Chrome ユーザーの 1% に対して、サードパーティ Cookie を段階的に削除するつもりだと述べている。

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KeePass 2.X の脆弱性 CVE-2023-32784:マスター・パスワードが流出するおそれ

KeePass Flaw Exposes Master Passwords

2023/05/19 InfoSecurity — パスワード管理ソフトウェアの KeePass 2.X に脆弱性が発見された。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、プログラムのメモリからマスター・パスワードをダンプすることが可能になる。脆弱性 CVE-2023-32784 は、セキュリティ研究者の Dominik Reichl により発見されたものであり、2023年6月上旬にリリースされる KeePass 2.54 で修正される予定だ。5月18日に Reichl が、この脆弱性を詳述するセキュリティ・レポートを GitHub で公開している。その中で、この脆弱性は、マスター・パスワードがキーボードで入力された場合にのみ悪用され、クリップボードからコピーされた場合には悪用されないことも明らかにされた。

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Microsoft VSCode に悪意のエクステンション:パスワード窃取やリモートシェル確立などが目的

Malicious Microsoft VSCode extensions steal passwords, open remote shells

2023/05/17 BleepingComputer — Microsoft の VSCode Marketplace を標的とするサイバー犯罪者たちが、3種類の悪意の Visual Studio エクステンションをアップロードし、Windows 開発者たちが 46,600回もダウンロードしていることが判明した。Check Point のアナリストたちが、それらの悪意のエクステンションを発見し、Microsoft に報告した内容は、これらのマルウェアを操る脅威アクターたちは、認証情報/システム情報を盗み出し、被害者のマシン上に=にリモート・シェルを確立しているというものだ。

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Azure VM を乗っ取る UNC3944:SIM Swapping と Serial Console 悪用を組み合わせた攻撃

Threat Group UNC3944 Abusing Azure Serial Console for Total VM Takeover

2023/05/17 TheHackerNews — 仮想マシン (VM) 上の Microsoft Azure Serial Console を悪用する脅威アクターが、侵害した環境内にサードパーティ製のリモート管理ツールをインストールしている。Google 傘下の Mandiant は、この金銭的な動機に基づく活動は、UNC3944 (Roasted 0ktapus/Scattered Spider) という名前で追跡している脅威グループによるものだと分析している。

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情報スティーラー・ビジネスの活性化:ロシア市場での盗難ログ取引量が 670% 増

Infostealer Malware Surges: Stolen Logs Up 670% on Russian Market

2023/05/16 InfoSecurity — Secureworks Counter Threat Unit (CTU) が明らかにしたのは、ロシアのオンライン市場で、盗まれたログ情報の販売が活性化しており、その増加率は 670%を記録していることである。この最新の調査結果は、”The Growing Threat From Infostealers” というレポートに記載されているものだ。同レポートは、ランサムウェア攻撃などのサイバー犯罪活動を円滑にする上で、きわめて重要な役割を果たす、情報スティーラー市場の繁栄ぶりにフォーカスしている。Secureworks の VP of CTU である Don Smith は、「企業へのアクセスを素早く獲得し、そのアクセスからの収益化を狙うサイバー犯罪者たちが、情報スティーラーに目をつけるのは自然なことだ」とコメントしている。

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MerDoor という高スティルス性のマルウェア:5年前からのバックドア展開を確認 – Symantec

Stealthy MerDoor malware uncovered after five years of attacks

2023/05/15 BleepingComputer — 南アシア/東南アジアの政府機関/航空機関/通信機関を標的に、Lancefly という新たな APT ハッキング・グループが、カスタム Merdoor バックドア・マルウェアを展開している。今日の Symantec Threat Labs の発表で明らかにされたのは、Lancefly が2018年以降において、スティルス性の高い標的型攻撃で Merdoor バックドアを展開し、企業ネットワーク上での永続性の確立/コマンドの実行/キーロギングを行ってきたことだ。

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Discord で発生したサプライチェーン攻撃:ユーザーの機密情報が流出した可能性

Discord Breached After Service Agent Targeted

2023/05/15 InfoSecurity — Discord のユーザーに送られた通知は、サードパーティ・カスタマー・サービス・エージェントのサポート・チケット・キューに、脅威アクターが不正アクセスした際に発生したデータ侵害に関するものだ。影響を受けたユーザーに送られたメッセージには、「このインシデントの性質上、あなたの電子メールアドレスおよび、あなたと Discordの 間で交換された顧客サービス・メッセージの内容および添付ファイルが、第三者に公開されている可能性がある」と書かれていることを InfoSecurity は確認している。

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Brave の Forgetful Browsing という新機能:ファーストパーティ追跡を Stop!

Brave unveils new “Forgetful Browsing” anti-tracking feature

2023/05/14 BleepingComputer — Brave Browser は、プライバシーに配慮した Web ブラウザである。そして、新たな機能として、同じ Web サイトに再訪問したといきに、そのサイトがあなたを特定することを防ぐ Forgetful Browsing を導入する。この新機能は、指定した Web サイトの Cookie だけでなく、そのサイトを閉じた際にローカル・ストレージやキャッシュに残っているデータもクリアする。それにより、ユーザーはサイトから自動的にログアウトすることになるが、次回以降に同サイトにアクセスした際の、再識別を防ぐことが可能になる。

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WordPress の Elementor プラグインの脆弱性が FIX:100 万件の Web サイトに乗っ取りの危険性

WordPress Elementor plugin bug let attackers hijack accounts on 1M sites

2023/05/11 BleepingComputer — WordPress で人気を博している、Essential Addons for Elementor に存在する権限昇格の脆弱性の悪用に成功したリモートの未認証の攻撃者が、サイトの管理者権限を獲得する可能性があることが判明した。Essential Addons for Elementor は、100万以上の WordPress サイトで使用されているページ・ビルダー Elementor 用の、90種類のエクステンションを搭載したライブラリである。2023年5月8日に PatchStack が発見した、この脆弱性 CVE-2023-32243 はプラグインのパスワード・リセット機能における、未認証の攻撃者による権限昇格を可能にするものであり、バージョン 5.4.0〜5.7.1 に影響を及ぼす。

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悪意のボット・トラフィックの増大:ついにインターネット全体の 30% を埋め尽くす – Imperva 調査

Bad Bots Now Account For 30% of All Internet Traffic

2023/05/11 InfoSecurity — 自動化された悪意のソフトウェアに起因するインターネット・トラフィックの量は、2021年以降において 2.5% ほど増加し、いまでは 30% を超えているようだ。この値は、2013年に Imperva が Bad Bot Report の初版を発表した以降において、最高の数値となっている。この、長期にわたるレポートの最新版で Imperva が主張しているのは、アカウント侵害/データ窃取/スパム/インフラ・コスト増加/オンライン・サービス劣化/顧客離れなどにつながる、悪質なボット攻撃により年間で数十億ドルが失われているという点だ。

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Google の Dark Web Report が米国で発動:あなたの情報がダークウェブで見つかるかもしれない

Google brings dark web monitoring to all U.S. Gmail users

2023/05/10 BleepingComputer — 5月10日に Google が発表した計画によると、米国のすべての Gmail ユーザーは、自身のメールアドレスがダークウェブ上で開示されているかどうかを確認するための、セキュリティ機能 Dark Web Report を近々に利用できるようになるようだ。さらに Google は、アニュアル・デベロッパー・カンファレンス Google I/O での発表で、この機能は今後の数週間をかけて展開され、一部のグローバル市場からのアクセスは対しても拡大される予定だと述べている。

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Windows に新たなゼロデイ:Outlook クライアントの強制接続で NTLM 認証情報を盗み出す

Experts Detail New Zero-Click Windows Vulnerability for NTLM Credential Theft

2023/05/10 TheHackerNews — サイバー・セキュリティ研究者たちは、Windows の MSHTML プラットフォーム上の、すでにパッチが適用されている脆弱性の詳細を共有し、悪用の可能性があることを明らかにした。この脆弱性 CVE-2023-29324 (CVS:6.5) の悪用に成功した攻撃者は、セキュリティ機能の整合性保護をバイパスできると説明されている。この脆弱性は、2023年5月の Patch Tuesday 更新プログラムの一部として、Microsoft により対処されている。

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Greatness という Phishing-aaS:強力なサービス・セットで Microsoft 365 ユーザーを標的に!

New ‘Greatness’ service simplifies Microsoft 365 phishing attacks

2023/05/10 BleepingComputer — Greatness という名の Phishing-as-a-Service (PhaaS) プラットフォームは、Microsoft 365 を使用している組織を、米国/英国/カナダ/オーストラリア/南アフリカでターゲットとしており、活動量を急増させていることが判明した。クラウドベースの Microsoft 365 は、世界中の多くの組織で使用されており、ネットワーク侵害で悪用するデータや認証情報を盗み出すサイバー犯罪者にとって、貴重なターゲットになっている。

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GitHub のプッシュ・プロテクション:すべてのパブリック・リポジトリで無料化

Never leak secrets to your GitHub repositories again

2023/05/10 HelpNetSecurity — GitHub のプッシュ・プロテクション (リポジトリでの機密漏えいを自動的に防ぐためのセキュリティ機能) が、すべてのパブリック・リポジトリの所有者に向けて無料化された。これまでは、GitHub Advanced Security ライセンスを持つ、プライベート・リポジトリの所有者のみが利用可能だった。この機能は、オープンソースの開発者やメンテナが、コードのセキュリティを積極的に確保することを目的としている。

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Microsoft と MFA 疲労攻撃:Authenticator のプッシュ通知で番号照合を実施

Microsoft enforces number matching to fight MFA fatigue attacks

2023/05/08 BleepingComputer — Microsoft は、MFA 疲労攻撃を防ぐため、Microsoft Authenticator のプッシュ通知において番号照合を実施することにした。この種の、プッシュボミング/MFA プッシュスパム攻撃を実施する脅威アクターたちは、盗み出した認証情報を悪用し、モバイル・プッシュ通知が承認されるまでターゲットに送り続け、企業アカウントにログインしようとする。多くのケースにおいて、標的にされた被害者は、無限に続く警告を止めるために、あるいは、誤って悪意の MFA プッシュ要求に応じ、アカウントへの攻撃者のログインを許してしまう。

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Netgear NMS300 ProSAFE の深刻な脆弱性:権限昇格と認証情報の漏えい – Flashpoint

Netgear Vulnerabilities Lead to Credentials Leak, Privilege Escalation

2023/05/03 SecurityWeek — Netgear の NMS300 ProSAFE に存在する脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、平文の認証情報を取得し、権限昇格を可能にすると、サイバー・セキュリティ企業 Flashpoint が報告している。この Netgear のネットワーク・ツールは、デバイスを管理するための Web ベース・インターフェイスをユーザーに提供するものだ。その通信には TCP ポート 8080 を使用し、管理者アカウントに加えて、権限の低いオペレーターや、オブザーバーなどの、アカウント・ロールをサポートしている。その中でも、オブザーバー・アカウントのユーザーに許されるのは、ネットワーク機能の表示と監視だけであるが、この低特権のロールからから、デバイスを管理するロールへと、権限昇格が可能なことを Flashpoint は確認している。

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Facebook を攻撃する NodeStealer は情報窃取マルウェア:セッション・クッキー侵害の容易さを証明

Facebook disrupts new NodeStealer information-stealing malware

2023/05/03 BleepingComputer — Facebook が発見したのは、新たな情報スティーラー・マルウェア NodeStealer であり、ブラウザ・クッキーを盗み出した脅威アクターに対して、Meta/Gmail/Outlook アカウントの乗っ取りを許すものである。有効なユーザー・セッション・トークンを含むクッキーのキャプチャは、サイバー犯罪者の間で人気が高まっている戦術であり、二要素認証による保護をバイパスしながら認証情報を盗み出し、ターゲットとの対話を必要とすること無く、アカウントの乗っ取りへと至るものだ。

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ChatGPT の偽デスクトップ・アプリ:Chrome のログイン・データを盗み出すマルウェアだ – Trend Micro

Fake ChatGPT desktop client steals Chrome login data

2023/05/02 HelpNetSecurity — ChatGPT Windows デスクトップ・クライアントを模倣したマルウェアにより、Google Chrome のログインデータ・フォルダに保存された認証情報をコピーしていく情報窃盗犯について、研究者たちが警告を発している。ChatGPT は公式のデスクトップ・クライアントをリリースしていないが、この偽バージョンは、ユーザーが期待するものを作り込んでいるという。

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1Password からの誤通知:Secret Key/Password の変更は生じていなかった

1Password explains scary Secret Key and password change alerts

2023/05/02 BleepingComputer — 先日に 1Password で発生した、パスワードの変更に関する顧客への通知というインシデントは、サービスの中断の結果であり、セキュリティ侵害が生じたわけではないとのことだ。1Password のインシデント・レポートが明らかにしたのは、この通知は誤りであること、そして、4月27日 (木) に予定されていた定期的なデータベース・メンテナンスに関連していたことである。

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Apache Superset の脆弱性 CVE-2023-27524 が FIX:脆弱なインスタンスが散在している状況

Apache Superset Vulnerability: Insecure Default Configuration Exposes Servers to RCE Attacks

2023/04/26 TheHackerNews — OSS データ可視化ソフトウェア Apache Superset (BI Tool) のメンテナたちは、リモート・コード実行を許す可能性のある、安全性が担保されないデフォルト・コンフィグレーションの問題を修正するプログラムをリリースした。この脆弱性 CVE-2023-27524 (CVSS:8.9) は、Apache Superset バージョン 2.0.1 以下に影響を及ぼす。そして、デフォルトの SECRET_KEY の悪用に成功した攻撃者は、インターネットに露出したインスタンスに対して、不正な認証/リソース・アクセスを行っていく。

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Google Authenticator の新機能:TOTP コードのクラウド・バックアップが可能に

Google Authenticator App Gets Cloud Backup Feature for TOTP Codes

2023/04/25 TheHackerNews — 4月24日 (月) に Google は、12年の歴史を持つ Android/iOS 用の Authenticator アプリに関する、アカウント同期オプションのメジャー・アップデートを発表し、ワンタイム・パスワード (TOTPs:Time-based One-Time Passwords) コードを、ユーザーがクラウドにバックアップできるようにした。

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Facebook で新たなフィッシング・キャンペーン:3200件の偽プロフィールを展開 – Group-IB

Scammers Impersonate Meta in Facebook Campaign With 3200 Profiles

2023/04/24 InfoSecurity — Facebook ユーザーを対象として、3,000以上の偽プロフィールを展開している脅威アクターが、新しいフィッシング・スキームを用いて、認証情報を盗み出そうとしていることが判明した。4月24日 (月) に発表したアドバイザリで、Group-IB DRP (Digital Risk Protection) の専門家たちは、「現時点において依然としてアクティブに活動している」と、このキャンペーンについて説明している。Group-IB の Sharef Hlal と Karam Chatra は、「2023年2月〜3月に、このキャンペーンを操るサイバー犯罪者が侵害/作成した、3,200以上の詐欺プロフィールを発見した」と述べている。

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Kubernetes の RBAC を悪用:暗号マイニングの大規模キャンペーンが始まっている – Aqua

Kubernetes RBAC Exploited in Large-Scale Campaign for Cryptocurrency Mining

2023/04/21 TheHackerNews — この、野放し状態の大規模な攻撃キャンペーンは、Kubernetes (K8s) の Role-Based Access Control (RBAC) を悪用してバックドアを作成し、暗号通貨マイナーを走らせていた。クラウド・セキュリティ会社の Aqua は、「攻撃者は、標的である K8s クラスターのリソースを乗っ取り、ハイジャックするために DaemonSets を展開した。この攻撃を RBAC Buster と名付けた同社は、このキャンペーンの背後にいる脅威アクターにより悪用された、60 件の露出した K8s クラスターを発見した」と、The Hacker News と共有したレポートの中で述べている。

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Google Cloud Platform の脆弱性 GhostToken:悪意のアプリをスティルス化

GhostToken Flaw Could Let Attackers Hide Malicious Apps in Google Cloud Platform

2023/04/21 TheHackerNews — サイバー・セキュリティ研究者が、Google Cloud Platform (GCP) のゼロデイ欠陥 (パッチ適用済み) の詳細を明らかにした。この欠陥は、企業向けの Workspace アカウントを含む、すべての Google アカウントに影響を及ぼすものであり、イスラエルのサイバー・セキュリティ企業 Astrix Security により GhostToken と名付けられた。同社により、2022年6月19日に発見され、すでに Google に報告されている。そして、9ヶ月が経過した 2023年4月7日に、Google はグローバル・パッチを展開した。

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クラウド・セキュリティ警告の解決には約6日が必要:OSS への依存が要因 – Palo Alto 調査

Cloud Security Alerts Take Six Days to Resolve

2023/04/18 InfoSecurity — Palo Alto Networks が最新のレポートが警告しているのは、クラウド・セキュリティ・チームは、アラートへの迅速な対処を怠ることで、サイバーリスクが高まる可能性を生み出し、組織をさらしているということだ。同社は、様々なクラウド・サービス・プロバイダー (CSP) /業界/国々にまたがる組織に配備された数万個のセンサーや、GitHub/NVD (National Vulnerability Database) などの公開ソースを調査した。

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RedLine の GitHub リポジトリをテイクダウン:C2 サーバの管理画面を破壊した!

Takedown of GitHub Repositories Disrupts RedLine Malware Operations

2023/04/18 SecurityWeek — 2020年の初頭からは活動していたと思われる、コモディティ・マルウェアの一種である RedLine stealer は、.NET で書かれており、幅広いデータ流出能力を搭載している。このマルウェアがターゲットにするのは、システム情報および、クッキーなどのブラウザ・データ、各種アプリ/サービスのログイン認証情報、クレジットカード情報、暗号ウォレットなどである。

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Active Directory のセキュリティ:Tier-Zero 資産の特定と保護を最優先すべきだ

How to Define Tier-Zero Assets in Active Directory Security

2023/04/13 DarkReading — Active Directory 環境のセキュリティ向上を目指す企業は、「攻撃者の選択肢が多すぎる」というシンプルな問題に直面している。平均的な企業の AD 環境には、数千から数万もの攻撃経路が存在する。それは、低特権ユーザーのアカウントへの初期アクセスに成功した攻撃者が、特権を拡大し、高特権ユーザーへと移動し、ドメイン乗っ取りに可能にするという、ミスコンフィグレーションの連鎖である。すべてのミスコンフィグレーションの修正は不可能かもしれないが、セキュリティ/アイデンティティ/アクセスの管理者は、AD の安全性を確保するために、有意義な進歩を遂げていくはずだ。しかし、それを成功させるためには、作業に優先順位をつける方法が不可欠となる。

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LastPass 侵害を再考する:そこから学ぶことがタクサンあるはず

LastPass Breach Reveals Important Lessons

2023/04/13 DarkReading — LastPass の情報漏えいは、ある種の典型的な出来事として記憶されるだろう。この2022年8月に発生した情報漏えいの爆発半径は、6ヶ月の間に悪い状態から破滅的な状態にまで拡大した。当初、LastPass の CEO は侵害の封じ込めを宣言した。しかし、2022年11月に未知の脅威アクターが、8月のインシデントで得た情報を使って、LastPass のクラウドベース・ストレージ環境と暗号化されたパスワード保管庫にアクセスしたことが発覚した。そして、2022年末までに LastPass は、暗号化されたパスワードやユーザー名などの、顧客データが漏洩したことを認めた。

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Facebook 上の ChatGPT/Google Bard 偽広告:RedLine スティラーを配布している

Attackers Hide RedLine Stealer Behind ChatGPT, Google Bard Facebook Ads

2023/04/12 DarkReading — サイバー犯罪者たちは、Facebook のビジネスページやコミュニティページを乗っ取り、ChatGPT や Google Bard などの正規のスポンサーを装い、AI チャットボットの無料ダウンロードを宣伝する広告を展開している。それらの広告に誘導されたユーザーは、AI チャットボットではなく、RedLine Stealer と呼ばれる有名な情報スティーラー・マルウェアをダウンロードしていることが、研究者たちの調査により判明した。RedLine Stealer とは、オンライン・ハッカー・フォーラムを通じて販売されている Malware-as-a-Service (MaaS) プラットフォームだ。Web ブラウザを標的にして、認証情報や支払いカードの詳細などの、様々なユーザー情報を収集する。さらに、次の攻撃にむけて攻撃対象領域を評価するために、システムのインベントリを取得する。

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Microsoft Azure ユーザーへの警告:侵害された Shared Key 認証がもたらす甚大な被害とは?

Microsoft Azure Users Warned of Potential Shared Key Authorization Abuse

2023/04/11 SecurityWeek — Azure Active Directory (Azure AD) の認証情報と同様に、Microsoft Azure Storage アカウントで利用できる認証方法には Shared Key があり、Azure のデフォルト・インフラの一部になっている。この Shared Key は、Azure AD と比較してセキュリティが劣るため、きめ細かいアクセスが必要な場合には、アクセスキーによるストレージ認証は非推奨とされている (組織がリスクにさらされる可能性があるため)。今回、Orca が発見した攻撃シナリオは、こうしたリスクを証明するものであり、Shared Key による認証を無効化する必要性を、セキュリティ・ベストプラクティスとして強調するものである。

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NLBrute パスワード・クラッキング攻撃:ダークウェブでのビジネス実態が明らかに

Russian malware dev behind NLBrute hacking tool extradited to US

2023/02/23 BleepingComputer — パスワード・クラッキング・ツール NLBrute を開発/販売した罪に問われていたロシアのマルウェア開発者が、2022年10月4日にジョージア共和国で逮捕され、米国に身柄を引き渡された。この容疑者 Dariy Pankov は、dpxaker という名でも知られている。彼は現在、アクセス機器詐欺およびコンピュータ詐欺で起訴されており、全ての訴因で有罪判決を受けた場合には、最高で 47年間におよぶ連邦刑務所への収監の可能性があるという。

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