侵害のイニシャル・アクセスとしての脆弱性悪用:2023年は 180% 増 – Verizon DBIR

DBIR: Vulnerability Exploits Triple as Initial Access Point for Data Breaches

2024/05/01 InfoSecurity — 侵害のイニシャル・アクセス・ステップとしての脆弱性の悪用は、2022年から 2023年の間に 180% も増加した。5月1日に Verizon が発表した 2024 Data Breach Investigations Report (DBIR) によると、この方式でネットワークに侵入する脅威アクターが 14% に達し、そこから不正アクセスや侵害につながっていった。1位のクレデンシャル窃取と、2位のフィッシングに続いて、脆弱性の悪用は3位となっている。この増加は、MOVEit の脆弱性の悪用や、2024年を通してランサムウェア・ギャングが用いた、いくつかのゼロデイ・エクスプロイトが要因になっていると、同レポートは指摘している。

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Docker Hub ユーザーを標的にした3つのキャンペーン:2021年から展開されていたことが判明

Millions of Docker repos found pushing malware, phishing sites

2024/04/30 BleepingComputer — Docker Hub ユーザーを標的として、2021年初めから展開されている3つの大規模なキャンペーンにより 、マルウェアやフィッシング・サイトをプッシュする、数百万のリポジトリが設置されていたことが判明した。Docker Hub がホストする 1,500 万件のリポジトリのうちの約 20%に、スパムからマルウェアやフィッシング・サイトなどにいたる、悪意のコンテンツが含まれていたことが、JFrog のセキュリティ研究者たちにより発見された。

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Google Play から排除された 228万件のアプリ:プライバシー侵害との 2023年の戦い

Google Says it Blocked 2.28 Million Apps from Google Play Store

2024/04/29 SecurityWeek — 4月29日 (月) に Google が発表したのは、セキュリティのプロセスを改善したことで、2023年の Google Play アプリ・ストアでは、プライバシーを侵害する 228万件のアプリの公開が阻止されたというトピックだ。悪質な Android アプリや脅威アクターたちとの戦いにおいて、優れたセキュリティ機能/更新されたポリシー/高度な機械学習/アプリケーション審査プロセス/開発者のオンボーディング強化への投資などが効果的だったと、同社は述べている。

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技術者の就活を狙う悪意の npm パッケージ:騙されてマルウェアをインストール

Bogus npm Packages Used to Trick Software Developers into Installing Malware

2024/04/27 TheHackerNews — 現在進行中のソーシャル・エンジニアリング・キャンペーンは、ソフトウェア開発者の就活をターゲットにする偽の npm パッケージを提供し、Python バックドアをダウンロードさせるというものだ。サイバー・セキュリティ企業の Securonix は、このキャンペーンを DEV#POPPER という名前で追跡しており、北朝鮮の脅威アクターと結びつけている。

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サイバー保険請求の 56%はEメールの受信トレイから発生している – Coalition 調査

56% of cyber insurance claims originate in the email inbox

2024/04/24 HelpNetSecurity — サイバー保険会社である Coalition は、2023年1月1日〜12月31日に報告された保険金支払いデータに基づき、新たなレポート ”2024 Cyber Claims Report” を公開した。Coalition の Head of Global Claims である Robert Jones は、「金銭的な利得を求める攻撃者は、Eメールの受信トレイで支払情報を見つけ出し、支払プロセスに潜在的に介入して資金を盗む。つまり、受信トレイは、犯行が容易な場所であることが証明されている」と述べている。

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XZ Utils へのバックドア混入:そこで用いられたソーシャル・エンジニアリングを紐解く

Attacker Social-Engineered Backdoor Code Into XZ Utils

2024/04/25 DarkReading — SolarWinds や CodeCov が経験したような、広範なソフトウェア・サプライチェーンへの攻撃において、敵対者には高度な技術的スキルは必要ない。 必要なのは、ほんの少しの時間と、巧妙なソーシャル・エンジニアリングだけということもある。今年の初めに、Linux システムの OSS である XZ Utils データ圧縮ユーティリティに、バックドアを仕込んだ人物も、きっと、そうだっただろう。今週に発表された、このインシデントに対する Kaspersky による分析と、ここ数日における他の企業からの同様の報告から判明したのは、このユーティリティにバックドアを組み込んだ攻撃者は、ほぼ全面的にソーシャル・エンジニアリングを頼っていたことだ。

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GitLab にも GitHub スタイルの コメント悪用の問題:マルウェアのホスティングが容易になる

GitLab affected by GitHub-style CDN flaw allowing malware hosting

2024/04/22 BleepingComputer — 先日に BleepingComputer は、GitHub の欠陥 (あるいは設計上の仕様) を悪用する脅威アクターが、Microsoft のリポジトリに関連付けられた URL を介して、信頼できるファイルを装いながら、マルウェアを配布していることを報告した。この問題は、GitLab に対しても影響を及ぼすものであり、同様の方法で悪用される可能性が生じることが判明した。このマルウェアに関連する活動の大半は、Microsoft GitHub の URL に基づくものだった。しかしこの “欠陥” は、GitHub や GitLab の、あらゆる公開リポジトリで悪用が可能であり、きわめて説得力のあるルアーを、脅威アクターたちは作成できるという。

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GitHub のコメント機能を悪用:Microsoft のリポジトリ URL 経由でマルウェア配布

GitHub comments abused to push malware via Microsoft repo URLs

2024/04/20 BleepingComputer — GitHub のバグ (あるいは設計上の仕様) を悪用する脅威アクターたちが、Microsoft のリポジトリに関連する URL を使って信頼できるファイルを装い、マルウェアを配布している。先日に発見されたマルウェアの多くは、Microsoft GitHub の URL を中心に活動していた。さらに、この “欠陥” の悪用は、GitHub 上のあらゆる公開リポジトリで応用できるため、きわめて説得力のあるルアーを、脅威アクターたちが作成するという可能性が生じている。

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QR コードを悪用するフィッシング:2021/2024 比較で 10倍以上に増加 – Egress

Quishing Attacks Jump Tenfold, Attachment Payloads Halve

2024/04/18 InfoSecurity — QR コードを悪用するフィッシングの一種である、クイッシング (Quishing) 攻撃が大幅に増加しており、2021年には僅か 0.8% であったものが、2024年には 10.8% にまで増加している。この数字は Egress の最新レポートによるものである。その一方では、添付ファイルベースのペイロードの減少も顕著であり、同期間中に 72.7% から 35.7% へと半減している。

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CryptoChameleon フィッシング・キット:LastPass を装うキャンペーンを展開

Cybercriminals pose as LastPass staff to hack password vaults

2024/04/18 BleepingComputer — 暗号通貨窃盗をサポートする CryptoChameleon フィッシング・キットによりユーザーを狙うという、悪質なキャンペーンが展開されていると、LastPass が警告している。CryptoChameleon は、2024年の初めに発見された高度なフィッシング・キットであり、カスタムメイドの Okta Single Sign-On (SSO) ページを用いて、連邦通信委員会 (FCC:Federal Communications Commission) の職員をターゲットにしていた。

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OpenJS Foundation/OpenSSF の共同アラート:OpenJS が乗っ取りの標的にされた

OpenJS Foundation Targeted in Potential JavaScript Project Takeover Attempt

2024/04/16 TheHackerNews — 先日に発覚したオープンソースの XZ Utils バックドア騒動と似た手口で、信頼を悪用して OpenJS Foundation を標的とし、 乗っ取ろうとする試みが、セキュリティ研究者たちにより発見された。OpenJS Foundation と Open Source Security Foundation (OpenSSF) は共同アラートの中で、「OpenJS Foundation Cross Project Council は、GitHub 関連のメールと重複するが、名前が異なる一連の不審なメールを受け取った」と述べている。

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Cisco Duo で侵害が発生:サードパーティ MFA における論点とは?

Cisco Duo’s Multifactor Authentication Service Breached

2024/04/16 DarkReading — Cisco の MFA サービス Duo に関する、テレフォニー担当のサードパーティ・プロバイダーが、ソーシャルエンジニアリングによるサイバー攻撃を受けた。現時点において、Cisco Duo のユーザーたちは、それに続くフィッシング詐欺などに警戒する必要がある。

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Notepad++ を侵害する WikiLoader というマルウェア:DLL ハイジャックで C2 通信

Popular Text Editor Notepad++ Compromised in “WikiLoader” Malware Attack

2024/04/14 SecurityOnline — 広く使用されているテキスト・エディタ Notepad++ を標的とする巧妙なマルウェアキャンペーンが、AhnLab Security Emergency Response Center (ASEC) のセキュリティ研究者たちにより発見された。この WikiLoader と名付けられた攻撃は、現代の脅威アクターたちの驚くべき巧妙さと、一見すると信頼できるソフトウェアにさえ、リスクが存在することを示している。

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LastPass の CEO になりすました音声フィシング:従業員の機転により被害には至らず

LastPass: Hackers targeted employee in failed deepfake CEO call

2024/04/11 BleepingComputer — 今週に LastPass が明らかにしたのは、ディープフェイク音声を使って同社の CEO Karim Toubba になりすますという、音声フィッシング攻撃を受けたことだ。しかし、McAfee による最近のグローバル調査によると、25% の人々が AI 音声を用いるなりすまし詐欺の被害にあった、もしくは、知り合いが被害にあったと回答している。ただし、その LastPass の従業員は、攻撃者が WhatsApp を使用していたことを、つまり、きわめて珍しいビジネス・チャネルを使っていたことを不審に思い、被害には至らなかったとのことだ。

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GitHub リポジトリ検索の悪用:マルウェア拡散の温床になっている

Threat Actors Game GitHub Search to Spread Malware

2024/04/11 InfoSecurity — 脅威アクターたちは、悪意のコードが隠された GitHub リポジトリを、多大な労力を費やして拡散していると、Checkmarx が警告している。最近に発見されたキャンペーンでは、これらのリポジトリが GitHub の検索結果の上位に表示されるよう設計された、テクニックが展開されていたという。

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偽の Adobe Acrobat Reader に注意:PDF から Byakugan マルウェアにつなげる攻撃とは?

From PDFs to Payload: Bogus Adobe Acrobat Reader Installers Distribute Byakugan Malware

2024/04/05 TheHackerNews —Adobe Acrobat Reader 用を装う偽インストーラーが、Byakuganという新たな多機能マルウェアの配布に使用されている。この攻撃の起点となるのは、ポルトガル語で書かれた PDF ファイルであり、それを開くと不鮮明な画像が表示され、コンテンツを閲覧するためには必要だと欺き、Reader アプリケーションをダウンロードするためのリンクを、クリックするよう被害者に要求するという。

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Gmail におけるスパム/フィッシング対策の強化:メール送信事業者は注意が必要

Google now blocks spoofed emails for better phishing protection

2024/04/01 BleepingComputer — Google が開始したメールの自動的なブロックとは、スパム/フィッシング攻撃に対する防御を、新しいガイドラインの要求に応じて強化するものである。それにより、大量送信者により送信される欺瞞的なメッセージは、フルイにかけられることになる。現時点において Google は、Gmail アカウントに対して 5,000通を超えるメッセージを送信するドメインに対して、SPF/DKIM と DMARC メール認証を設定するよう求めている。この制限は、2023年10月に発表されたものである。

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XZ Utils の脆弱性 CVE-2024-3094:Fedora で発見されたバックドア – Red Hat 警告

Red Hat warns of backdoor in XZ tools used by most Linux distros

2024/03/29 BleepingComputer — 3月29日に Red Hat が公開したのは、最新のデータ圧縮ツール/ライブラリである XZ Utils にバックドアが見つかったという警告である。同社は、Fedora の開発版/実験版を実行しているシステムの使用を、直ちに停止するようユーザーに求めている。Red Hat は通知で、「FEDORA 41/FEDORA RAWHIDE INSTANCES の使用を直ちに中止してほしい」と述べている。

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サイバー攻撃とレジリエンス:成熟している組織は3%に過ぎない – Cisco 調査

Only 3% of Businesses Resilient Against Modern Cyber Threats

2024/03/27 InfoSecurity — Cisco の 2024 Cybersecurity Readiness Index によると、現代のサイバー・セキュリティ脅威に対して、回復力を持つ組織は僅か 3% であるという。この数値は、”成熟” レベルの準備態勢を持つグローバル組織の割合が、15% と算定された昨年に比べて、大幅に低下していることを表す。71% の組織の内訳は、”発展途上” 60% と、”ビギナー” 11% という、下位の2つのカテゴリーに分類された。残りの 26% は “進歩的”とランク付けされている。

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Agent Tesla というマルウェア:銀行振込通知を装うフィッシングで配布されている

Alert: New Phishing Attack Delivers Keylogger Disguised as Bank Payment Notice

2024/03/27 TheHackerNews — 革新的なローダー・マルウェアを活用する、新たなフィッシング・キャンペーンにより、情報窃取とキーロガーの機能を持つ Agent Tesla が配信されている。Trustwave Spider Labs によると、2024年3月8日に、この攻撃チェーンを持つフィッシング・メールが発見されたという。このメッセージは、銀行からの支払い通知を装い、ユーザーにアーカイブ・ファイルの添付ファイルを開くよう促すものだった。このアーカイブ (Bank Handlowy w Warszawie – dowód wpłaty_pdf.tar.gz) には、悪意のローダーが隠されており、感染させたホスト上で Agent Tesla を展開する手順を起動させる。

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Google のゼロデイ調査:2022/2023 の比較で50% 以上も増加

Zero-Day Vulnerabilities Surged by Over 50% Annually, Says Google

2024/03/27 InfoSecurity — Google が検出したゼロデイ脆弱性の量は、2022年から2023年にかけて 50% 以上も増加し、サードパーティ製コンポーネントのバグが増加しているとのことだ。Google TAG (Threat Analysis Group) と Mandiant の研究者で構成される調査チームは、2023年を振り返る “We’re All in this Together” で調査の結果を明らかにしている。2023年に発見されたゼロデイ脆弱性は合計で 97件であり、2021年の106件に僅かに及ばなかった。

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GitHub のサプライチェーン攻撃:Top.gg アカウントを悪用してマルウェアを展開

GitHub Developers Hit in Complex Supply Chain Cyberattack

2024/03/25 DarkReading — 正体不明の脅威グループが、Top.gg の GitHub のメンバーや開発者たちに対して高度なサプライチェーン攻撃を展開し、このコード・エコシステムに悪意のコードを注入していることが明らかになった。攻撃者は、信頼されているソフトウェア開発要素に侵入することで、開発者たちを侵害していく。彼らは、盗んだクッキーで GitHub アカウントを乗っ取り、検証済みのコミットを通じて悪意のコードを投稿し、偽の Python ミラーを確立し、PyPI レジストリに汚染されたパッケージを公開する。

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ロシアのハッカー Midnight Blizzard:パスワード・スプレー攻撃で Microsoft を侵害

Key Lesson from Microsoft’s Password Spray Hack: Secure Every Account

2024/03/25 TheHackerNews — 2024年1月に Microsoft は、ロシアのハッカー Midnight Blizzard (別名:Nobelium) によるハッキング被害を受けていたことを発表した。この件で特筆すべきは、Microsoft への侵入が、いかに容易であったかということだ。ハッカーたちは、ゼロデイ脆弱性を悪用した高度な技術的ハッキングではなく、単純なパスワード・スプレーという手法を使って、同社の古い非アクティブなアカウントの制御に成功した。このインシデントは、パスワード・セキュリティの重要性と、組織が全てのユーザー・アカウントを保護すべき理由を、思い知らせる結果となった。

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Tycoon 2FA という PhaaS の台頭:Microsoft 365/Gmail アカウントの MFA バイパスで収益

New MFA-bypassing phishing kit targets Microsoft 365, Gmail accounts

2024/03/24 BleepingComputer — Microsoft 365 および Gmail のアカウントを標的とし、二要素認証 (2FA) 保護をバイパスするために、Tycoon 2FA という PhaaS プラットフォームを使用する、サイバー犯罪者が増加している。2023年10月に実施された Sekoia の定期的な脅威ハンティングの最中に、Tycoon 2FA は発見されている。遅くとも 2023年8月には、Saad Tycoon グループがプライベートな Telegram チャンネルを通じて提供したようだ。

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800 以上の NPM パッケージで不一致を検出:そのうちの 18件は Manifest Confusion を悪用

Over 800 npm Packages Found with Discrepancies, 18 Exploitable to ‘Manifest Confusion’

2024/03/21 TheHackerNews — npm レジストリに存在する、800 以上のパッケージのレジストリ・エントリに不一致であることが、サイバーセキュリティ企業 JFrog の新たな調査により判明した。不一致があったエントリのうちの 18 件は、 “Manifest Confusion” と呼ばれる手法を悪用していたという。JFrog によると、開発者を騙して悪意のコードを実行させるために、この問題が脅威アクターに悪用される可能性があるという。

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X (Twitter) 上で横行する悪意のリダイレクト:プレビューを信用すると騙される?

Here’s why Twitter sends you to a different site than what you clicked

2024/03/20 BleepingComputer — ソーシャルメディア・プラットフォーム X (旧 Twitter) のユーザーが困惑するのは、外部リンクの取り込んだポストをクリックしても、そこに表示されるものとは全く異なる、予想外の Web サイトに到達するときである。この記事で紹介する Twitter 広告は、あるセキュリティ研究者が発見したものであり、リンク先として forbes.com が表示されているが、実際に誘導されるのは暗号詐欺を宣伝するとされる、Telegram のアカウントである。

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Okta で発生したデータ侵害:偽の流出データがハッキング・フォーラムに投稿された?

Okta says data leaked on hacking forum not from its systems

2024/03/11 BleepingComputer — 2023年10月の Okta へのサイバー攻撃で盗み出したとされるファイルが、ある脅威アクターによりハッカー・フォーラムに投稿された。しかし Okta は、このデータは 同社のものではないと否定している。サンフランシスコを拠点とするクラウド ID アクセス管理ソリューション・プロバイダー Okta は、シングル・サインオン (SSO:Single Sign-On)/多要素認証 (MFA:multifactor authentication)/API アクセス管理サービスを提供しており、それらは世界中の数千の組織で利用されている。

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Microsoft の警告:ロシアン・ハッカーの侵入によりソースコードが盗まれた

Microsoft Says Russian Gov Hackers Stole Source Code After Spying on Executive Emails

2024/03/08 SecurityWeek — Microsoft の発表によると、同社の企業ネットワークに侵入して上級幹部に対するスパイ活動を展開した、ロシア政府に支援されたハッキング・チームは、ソースコードも盗んでいたという。さらに、現在も同社内のコンピューター・システムに、粘着している可能性があるという。Microsoft は、「現在進行中の攻撃として、あるハッキング・グループが当社の企業電子メール・システムから流出した情報を使って、不正アクセスを獲得している可能性もしくは、獲得しようと施行している可能性の証拠を掴んだ」と述べている。

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E メール攻撃の現状:Secure Email Gateways を毎分1通のペースで迂回

100% Surge In Malicious Emails Bypassing Secure Email Gateways

2024/03/08 GBHackers — SEG (Secure Email Gateways) の回避に成功する悪意のメールの頻度は、過去1年間で倍増している。この急増が浮き彫りにするのは、サイバー脅威の高度化と、組織が直面するデジタル資産の保護という課題である。Cofense の分析によると、SEG を迂回する悪質な電子メールは毎分1通に達し、企業の防御に対する執拗な攻撃が示唆されている。

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中国のハッカー Evasive Panda:水飲み場とサプライチェーンを組み合わせる戦術とは?

China-Linked Cyber Spies Blend Watering Hole, Supply Chain Attacks

2024/03/07 DarkReading — 中国の脅威グループによる標的型の水飲み場攻撃により、仏教フェスティバルの Web サイト訪問者とチベット語翻訳アプリのユーザーが、MgBot マルウェアなどに感染したことが判明した。ESET の新しい調査によると、ハッキング・チームである Evasive Panda のサイバー作戦キャンペーンが、2023年9月以前に開始されており、インド/台湾/オーストラリア/米国/香港などのシステムに影響を与えたという。

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NTLM 認証の脆弱性を悪用:TA577 が仕掛けるキャンペーンの実態とは?

TA577 Exploits NTLM Authentication Vulnerability

2024/03/04 InfoSecurity — Proofpoint のサイバー・セキュリティ研究者たちが注目しているのは、サイバー犯罪者である TA577 アクターが採用する新たな戦術であり、また、これまでの彼らの活動において稀有だった狙いである。この脅威グループは、NT LAN Manager (NTLM) の認証情報を盗み出し、攻撃チェーンを利用していることが判明した。この攻撃方法は、機密データの収集に悪用される可能性があり、さらなる悪意のある活動を促進する可能性を持つものだ。

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増加するヴィッシング/スミッシング/フィッシング攻撃:ChatGPT 登場から 1,265%急増

Vishing, smishing, and phishing attacks skyrocket 1,265% post-ChatGPT

2024/02/29 HelpNetSecurity — 企業の 76% においては、ボイス/メッセージング詐欺対策が不十分である、その一方では、ChatGPT がリリースされた以降において、AI を利用するヴィッシング/スミッシングが急増していることが、Enea の調査により明らかになった。

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JPCERT/CC 警告:北朝鮮のハッカー Lazarus が悪意のパッケージを PyPI にアップロード

Japan warns of malicious PyPi packages created by North Korean hackers

2024/02/28 BleepingComputer — JPCERT/CC (Japan’s Computer Security Incident Response Team) の警告は、悪名高い北朝鮮のハッキング・グループ Lazarus が、開発者をマルウェアに感染させる4つの悪意の PyPI パッケージをアップロードしたというものだ。PyPI (Python Package Index) は、オープンソースのソフトウェア・パッケージのリポジトリだ。ソフトウェア開発者たちは、多種多様なパッケージを Python プロジェクトで利用することで、最小限の労力でプログラムに機能を追加していく。

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有名ブランドの 8,000 ドメインをハイジャック:悪意のメールを送り続けるキャンペーンとは?

8,000+ Domains of Trusted Brands Hijacked for Massive Spam Operation

2024/02/26 TheHackerNews — 正規の組織やブランドに属する 8,000以上のドメインと13,000以上のサブドメインが、スパム拡散とクリック収益化のための、狡猾な配信アーキテクチャの一部として乗っ取られている。Guardio Labs が追跡しているのは、SubdoMailingという名称で、遅くとも2022年9月から続いている悪質な活動である。それらの悪意のメールの内容は、偽の荷物の配達通知から、アカウント認証情報を求めるフィッシングにいたるものとなる。

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IBM 2023 調査:企業における最大の脅威は、依然として基礎的なセキュリティ対策

The old, not the new: Basic security issues still biggest threat to enterprises

2024/02/23 HelpNetSecurity — IBM の 2024 X-Force Index によると、2023年に増加したのは、サイバー犯罪者が不正ログインを行い、有効なアカウントを通じて企業ネットワークに侵入するインデントであるという。

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Twilio SendGrid を悪用した新たなフィッシング・キャンペーン:中小企業が主な標的

SMBs at Risk From SendGrid-Focused Phishing Tactics

2024/02/22 InfoSecurity — 主に中小企業 (SMB:Small and Medium Business) を標的とした新しいフィッシング・キャンペーンが、Kaspersky のサイバーセキュリティ専門家たちにより発見された。このキャンペーンで用いられている攻撃方法は、ESP (Email Service Provider) の Twilio SendGrid を悪用して顧客のメーリング・リストにアクセスし、そこで盗んだ認証情報を利用して巧妙なフィッシング・メールを送信するというものである。これらのメールは、まるで本物であるかのように作られており、悪意を疑わない受信者に甚大な損害を与える可能性がある。

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FTC が Avast を提訴:Web 閲覧記録の広告転用に対して $16.5 M の罰金

FTC to ban Avast from selling browsing data for advertising purposes

2024/02/22 BleepingComputer — 米国の連邦取引委員会 (FTC:Federal Trade Commission) が Avast に命じたのは、ユーザーの Web 閲覧データの販売および、広告目的でのライセンス供与の禁止、そして罰金 $16.5 million の支払いである。訴状によると、データを収集するために使用される Avast 製品は、オンライン追跡をブロックするという誤解を、結果的にユーザーに与えるものである。さらに同社は、消費者の認識や同意を得ることなしに、閲覧データを収集/保存/販売し、何百万人もの消費者の権利を侵害したという。

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PyPI に “NP6” を冠した悪意のパッケージ:DLL サイド・ローディングで攻めてくる

New Malicious PyPI Packages Caught Using Covert Side-Loading Tactics

2024/02/20 TheHackerNews — Python Package Index (PyPI) リポジトリに、2つの悪意のパッケージが存在することが、サイバーセキュリティ研究者たちにより発見/確認された。それらの悪意のパッケージは、DLL サイド・ローディングと呼ばれるテクニックを用いて、セキュリティ・ソフトウェアによる検出を回避し、悪意のコードを実行するものだ。それらのパッケージは NP6HelperHttptest と NP6HelperHttper と名付けられ、削除されるまでに、それぞれが 537回/166回ダウンロードされている。

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Anatsa という Android トロイの木馬:Google Play のセキュリティを回避していた

Anatsa Android Trojan Bypasses Google Play Security, Expands Reach to New Countries

2024/02/19 TheHackerNews — 新たなキャンペーンとして 2023年11月に観測された、Anatsa と呼ばれる Android バンキング型トロイの木馬は、スロバキア/スロベニア/チェコへと活動の範囲を拡大している。ThreatFabric は、「このキャンペーンにおけるドロッパーの一部は、Google Play の強化された検出/保護メカニズムを回避して、Accessibility Service の悪用に成功している」と、The Hacker News と共有したレポートの中で述べている。

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Google Magika がオープンソース化:AI でファイルの安全性を識別

Google Open Sources Magika: AI-Powered File Identification Tool

2024/02/17 TheHackerNews — Google は、人工知能 (AI) を搭載したファイル識別ツールである Magika をオープンソース化することを発表した。同社は、「Magika は、従来のファイル識別方法を凌駕するものであり、VBA/JavaScript/Powershell などの、従来は識別が困難であったが潜在的に問題のあるコンテンツに対して、全体として 30%の精度向上と、最大で 95%の高精度を提供する」と述べている。

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PDF マルウェアの急増:WikiLoader/Ursnif/DarkGate などが配信される – HP

PDF Malware on the Rise, Used to Spread WikiLoader, Ursnif and DarkGate

2024/02/16 InfoSecurity — PDF を通じてWikiLoader/Ursnif/DarkGate などのマルウェアを拡散するサイバー犯罪者たちが検出され、新たな脅威が増加していることが、HP Wolf Security の最新レポートで明らかになった。同社の分析によると、2023年 Q4 と 2013年 Q1 の比較において、PDF の脅威が7%ほど増加している。これまでの PDF は、被害者から認証情報や財務情報を引き出すフィッシングで使用されてきたが、いまはマルウェアの拡散が増大している状況にある。

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Microsoft Azure を狙う攻撃キャンペーン:すでに数百の個人アカウントが侵害されている

Ongoing Azure Compromises Target Senior Execs, Microsoft 365 Apps

2024/02/12 DarkReading — 企業の Microsoft Azure クラウドを標的とする、現在進行中のキャンペーンにより、すでに数十の環境と数百の個人アカウントが被害にあっている。このキャンペーンを操る脅威アクターは、様々な地域や業種の組織に対して、データの流出/金融詐欺/なりすましなどを、手当たり次第に仕掛けているように見える。しかし、その一方で、企業の経営者層の個人を標的とするオーダーメイドのフィッシングといった、きわめて洗練された攻撃も仕掛けられている。

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フィッシング攻撃調査 – 2023 Q4:メール・セキュリティを回避する QR コード攻撃が急増

QR Code ‘Quishing’ Attacks on Execs Surge, Evading Email Security

2024/02/09 DarkReading — QR コードを悪用するEメール攻撃が、2023年 Q4 に急増している。そして、攻撃者たちが特に標的としていたのは、企業の重役や管理職などであることが判明した。QR コードを使ったフィッシング・メールは、”キッシング:Quishing” とも呼ばれており、スパム・フィルターを通過する可能性が高い。そのため、Microsoft 365 や DocuSign のユーザーを狙う悪意のメールが、受信トレイまで到達してしまうのだと、クラウド・メール・セキュリティ企業 Abnormal Security が、2月6日に発表したレポートで述べている。

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偽 LastPass が Apple App Store に登場:”LassPass” という悪意のアプリに要注意

Fake LastPass password manager spotted on Apple’s App Store

2024/02/08 BleepingComputer — LastPass が警告するのは、Apple App Store で同社のアプリの偽コピーが 配布されており、ユーザーの認証情報を盗むためのフィッシング・アプリとして使用されている可能性が高いというものだ。この偽アプリは、本物アプリと似た名前/似たアイコン/赤を基調としたインターフェイスを使用し、LastPass ふうのデザインで欺く。しかし、この偽アプリの名前は “LastPass” ではなく “LassPass” であり、発行者は Parvati Patel となっている。

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MaaS 感染が最大の脅威:2023年下半期のサイバー攻撃 – Darktrace 調査

Malware-as-a-Service Now the Top Threat to Organizations

2024/02/06 InfoSecurity — Darktrace の最新の研究によると、2023年下半期に、組織にとっての最大の脅威となったのは、MaaS (Malware-as-a-Service) 感染だったという。Darktrace の 2023 年の “End of Year Threat Report” では、多くのマルウェアが機能横断的に適応していることが強調されている。そこに含まれるものには、リモート・アクセス型トロイの木馬 (RAT:Remote Access Trojans) のようなマルウェア・ローダーと、情報窃取型マルウェアとの組み合わせも存在する。

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FakeAPP という不正広告キャンペーン:偽の Google Ads で Line ユーザーも標的に!

Malicious Ads on Google Target Chinese Users with Fake Messaging Apps

2024/01/26 TheHackerNews — Google Ads で展開されている、Telegram などのメッセージング・アプリの不正広告キャンペーンにより、中国語圏のユーザーが狙われているという。1月25日のレポートで Malwarebytes の Jerome Segura は、「この脅威アクターは、Google の広告主アカウントを使用して悪意の広告を作成し、無防備なユーザーを RAT (Remote Administration Trojan) のダウンロード・ページに誘導している。この種の RAT は、攻撃者による被害者マシンの完全なコントロールを達成し、追加のマルウェアをドロップする能力を与える」と述べている。

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Blackwood という APT:WPS Office などのアップデートから NSPX30 マルウェアを配布

Blackwood hackers hijack WPS Office update to install malware

2024/01/25 BleepingComputer — Blackwood という新たな APT (advanced threat actor) が、企業や個人に対するサイバースパイ攻撃のために、NSPX30 と呼ばれる高度なマルウェアを使用していることが判明した。この脅威アクターは、遅くとも 2018年から活動しており、中間者攻撃 (AitM:Adversary-in-the-Middle) に加えて、単純なバックドアに根ざしたコードベースを持つ、インプラントである NSPX30 マルウェアを 2005年から利用している。

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QR Code フィッシングの進化:複雑な条件付きルーティングで検出を回避する

Beyond Simple Scams: The Rise of Conditional QR Code Routing Attacks

2024/01/25 SecurityOnline — 大手サイバー・セキュリティ企業 Avanan は、QR コードを悪用するフィッシング攻撃が、2023年8月〜9月で 587%、11月〜12月では 425% も増加していることを観測した。これらの攻撃は、一見して単純に見えるが、数多くの電子メール・セキュリティ・システムの脆弱性を、つまり、QR コード保護の欠如を悪用したものである。この脆弱性は、QR コードが一般大衆に広く普及していることと相まって、フィッシング詐欺に成功する道を開いている。

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Web Browser ベースのフィッシング:2023年の前半/後半の比較で 198% も増加

Browser Phishing Threats Grew 198% Last Year

2024/01/24 InfoSecurity — Web ブラウザ・ベースのフィッシング攻撃が、2023年の上半期と下半期の比較において 198% も増加し、それに伴い回避型攻撃も 206% 増加したことを、セキュリティ研究者たちが観測している。この調査結果は、Menlo Security が先日に発表した “2023 State of Browser Security Report” で報告されており、ブラウザを標的とする Highly Evasive Adaptive Threats (HEAT) の急増という、懸念すべき傾向を浮き彫りにしている。

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Trello のデータ流出:API ​​を悪用して 1500万人のユーザーデータを窃取

Trello API abused to link email addresses to 15 million accounts

2024/01/23 BleepingComputer — Atlassian 傘下の Trello は、データやタスクをボード/カード/リストで整理するための、オンライン・プロジェクト管理ツールを提供するベンダーである。その Trello が公開している API は、個人のメール・アドレスと Trello アカウントを紐づけ、何百万ものデータ・プロファイルの作成を可能にするが、そこには公開/非公開の情報も取り込まれている。

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