Facebook の GDPR 違反と $1.3 B の罰金:米国へのデータ転送により最高額に!

EU Regulators Hit Meta with Record $1.3 Billion Fine for Data Transfer Violations

2023/05/22 TheHackerNews — Facebook の親会社である Meta は、European Union のデータ保護規制当局から、同地域のユーザーの個人データを米国に転送したとして、過去最高となる $1.3 billion の罰金を科された。EDPB (European Data Protection Board) の拘束力のある決定により、Meta はデータ転送の方式を GDPR に準拠させ、違法に保存/処理されたデータを、6ヶ月以内に削除するよう命じられた。

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API の氾濫という深刻な問題:過去のインシデントを学習して将来を見据える

Unattended API challenge: How we’re losing track and can we get full visibility

2023/05/09 HelpNetSecurity — かつてないスピードで、API が開発/導入される現代の企業において、API スプロール (氾濫) の問題が広まり始めている。Postman の 2022 State of the API Report では、「回答者の 89%が、組織の API への時間とリソースの投資は、今後 12ヶ月間で増加するか、変わらないだろうと答えている」と指摘されている。つまり、API の開発/展開が進むだろうと、それぞれの組織は自信を持っているのだ。

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Facebook を攻撃する NodeStealer は情報窃取マルウェア:セッション・クッキー侵害の容易さを証明

Facebook disrupts new NodeStealer information-stealing malware

2023/05/03 BleepingComputer — Facebook が発見したのは、新たな情報スティーラー・マルウェア NodeStealer であり、ブラウザ・クッキーを盗み出した脅威アクターに対して、Meta/Gmail/Outlook アカウントの乗っ取りを許すものである。有効なユーザー・セッション・トークンを含むクッキーのキャプチャは、サイバー犯罪者の間で人気が高まっている戦術であり、二要素認証による保護をバイパスしながら認証情報を盗み出し、ターゲットとの対話を必要とすること無く、アカウントの乗っ取りへと至るものだ。

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ChatGPT の偽デスクトップ・アプリ:Chrome のログイン・データを盗み出すマルウェアだ – Trend Micro

Fake ChatGPT desktop client steals Chrome login data

2023/05/02 HelpNetSecurity — ChatGPT Windows デスクトップ・クライアントを模倣したマルウェアにより、Google Chrome のログインデータ・フォルダに保存された認証情報をコピーしていく情報窃盗犯について、研究者たちが警告を発している。ChatGPT は公式のデスクトップ・クライアントをリリースしていないが、この偽バージョンは、ユーザーが期待するものを作り込んでいるという。

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フィッシングの 2022年を総括:AI ツールにより高度化/急増しているキャンペーン – Zscaler

AI tools help attackers develop sophisticated phishing campaigns

2023/04/25 HelpNetSecurity — Zscaler のレポートによると、フィッシング詐欺の手法が洗練され、検知やブロックが困難になっていることで、サイバー犯罪の脅威が増大しているとのことだ。このレポートでは、現代のフィッシング攻撃の大半が、盗まれた認証情報に依存していることも明らかにされている。さらに、最近トレンドとして、中間者攻撃 (AitM) や、InterPlanetary File System (IPFS) の利用増加、ブラックマーケットから調達したフィッシング・キット、ChatGPT などの AI ツールへの依存についても概説している。

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Facebook で新たなフィッシング・キャンペーン:3200件の偽プロフィールを展開 – Group-IB

Scammers Impersonate Meta in Facebook Campaign With 3200 Profiles

2023/04/24 InfoSecurity — Facebook ユーザーを対象として、3,000以上の偽プロフィールを展開している脅威アクターが、新しいフィッシング・スキームを用いて、認証情報を盗み出そうとしていることが判明した。4月24日 (月) に発表したアドバイザリで、Group-IB DRP (Digital Risk Protection) の専門家たちは、「現時点において依然としてアクティブに活動している」と、このキャンペーンについて説明している。Group-IB の Sharef Hlal と Karam Chatra は、「2023年2月〜3月に、このキャンペーンを操るサイバー犯罪者が侵害/作成した、3,200以上の詐欺プロフィールを発見した」と述べている。

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Facebook 上の ChatGPT/Google Bard 偽広告:RedLine スティラーを配布している

Attackers Hide RedLine Stealer Behind ChatGPT, Google Bard Facebook Ads

2023/04/12 DarkReading — サイバー犯罪者たちは、Facebook のビジネスページやコミュニティページを乗っ取り、ChatGPT や Google Bard などの正規のスポンサーを装い、AI チャットボットの無料ダウンロードを宣伝する広告を展開している。それらの広告に誘導されたユーザーは、AI チャットボットではなく、RedLine Stealer と呼ばれる有名な情報スティーラー・マルウェアをダウンロードしていることが、研究者たちの調査により判明した。RedLine Stealer とは、オンライン・ハッカー・フォーラムを通じて販売されている Malware-as-a-Service (MaaS) プラットフォームだ。Web ブラウザを標的にして、認証情報や支払いカードの詳細などの、様々なユーザー情報を収集する。さらに、次の攻撃にむけて攻撃対象領域を評価するために、システムのインベントリを取得する。

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SYS01stealer という情報スティーラーを発見:Facebook ビジネス・アカウントなどが標的

SYS01stealer: New Threat Using Facebook Ads to Target Critical Infrastructure Firms

2023/03/07 TheHackerNews — サイバー・セキュリティ研究者たちが発見したのは、政府/インフラ/製造業などを標的とする、SYS01stealer という名の新しい情報スティーラーである。 Morphisec は、「このキャンペーンのターゲットは、Facebook のビジネス・アカウントだ。この脅威アクターは、ゲーム/アダルトコンテンツ/クラックソフトウェアなどを宣伝する、Google 広告や Facebook の偽プロファイルを使用して、悪意のファイルをダウンロードするように、被害者たちを誘導する。この攻撃は、ログインデータ/クッキーだけではなく、Facebook ビジネスアカウント情報などの、機密情報を盗むために設計されている」と、The Hacker News と共有したレポートで詳述している。

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S1deload Stealer という情報スティーラーが登場:Facebook/YouTube ユーザーが標的

Hackers Use S1deload Stealer to Target Facebook, YouTube Users

2023/02/23 InfoSecurity — Facebook/YouTube のアカウントを標的とする情報スティーラーを用いた、新たなグローバル・キャンペーンをセキュリティ研究者たちが発見した。Bitdefender が S1iDeload Stealer と命名した新しいスティーラーは、悪意のコンポーネントを実行するために、DLL サイドローディング技術を採用している。

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ChatGPT がフィッシングをプッシュ:2022年下半期の 61% 増が さらに加速する?

Phishing Surges Ahead, as ChatGPT & AI Loom

2023/02/10 DarkReading — 2022年後半にキャンペーン量が大幅に増加するなど、フィッシングが勢いを増している。今週に発表された分析では、フィッシング・メールの総量は下半期に 61% も増加していたという。また、ChatGPT などの新しいツールの台頭により、この分野の勢いも加速する可能性がある。メール・セキュリティ企業である Vade が 2月9日に発表した Q4 2022 Phishing and Malware Report によると、フィッシング攻撃の量は 2022 Q3〜Q4 で 36% 増加しており、研究者たちは 2022年10月〜12月の3月間で、2億7830万件のユニークなフィッシング・メールを調査したとのことだ。

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Facebook/Instagram の 2FA バイパスが FIX:バグ報奨金は $27,000

Researcher received a $27,000 bounty for 2FA bypass bug in Facebook and Instagram

2023/01/30 SecurityAffairs — Instagram/Facebook に影響を与える2要素認証 (2FA) バイパスの脆弱性を報告したことで、研究者の Gtm Manoz は $27,000 のバグバウンティを得た。この脆弱性は、電話番号/メールアドレスの確認のために、親会社である Meta が使用しているコンポーネントに存在する。Mänôz は、このソフトウェアがレート制限の保護メカニズムを実装していないことに気づいた。そして、Meta Accounts Center を使用して、ターゲット・ユーザーの認証済み Facebook 携帯電話番号を確認することで、Facebook の2要素認証を回避した。

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WhatsApp が GDPR 違反:Meta に €5.5m の罰金を科した EU 委員会内に摩擦

WhatsApp Hit with €5.5m fine for GDPR Violations

2023/01/20 InfoSecurity — アイルランドのデータ保護委員会 (DPC : Data Protection Commission) が WhatsApp に対して、GDPR 違反があったとして €5.5m ($5.9m) の罰金を科した。また、この罰金に加えて、WhatsApp Ireland は 6ヶ月以内に、データ処理業務をコンプライアンスに適合させるよう指示された。この WhatsApp の責任範囲に関する訴訟については、欧州のデータ保護当局の間に、大きな意見の相違があることを示すものだ。

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WhatsApp がプロキシのサポートを開始:インターネット遮断を回避する

WhatsApp adds proxy support to help bypass Internet blocks

2023/01/05 BleepingComputer — 今日から WhatsApp は、インターネットが遮断された場合や、政府によるサービス・ブロックに直面した場合に、プロキシ・サーバ経由で接続できるようになった。この新しいプロキシ・サポート・オプションは、最新の WhatsApp iOS/Android アプリを利用している全てのユーザーに提供される。WhatsApp によると、プロキシ経由で接続しても、メッセージは End-to-End の暗号化で保護されるため、プライバシーとセキュリティは維持されるという。そのため、プロキシ・サーバ運営者/Meta/WhatsApp などの第三者が、メッセージの内容にアクセスすることはできず、ユーザーと受信者だけがメッセージを読むことができるようになる。

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SpyNote のオープン化:金融機関を標的とする Android スパイウェアが進化

SpyNote Strikes Again: Android Spyware Targeting Financial Institutions

2023/01/05 TheHackerNews — 2022年10月以降において、SpyNoteと呼ばれる Android マルウェアの新バージョンが、金融機関を標的にしている。ThreatFabric は The Hacker News と共有したレポートの中で、「このスパイウェアが増加した背景には、開発者がソースコードを公開したことにある。つまり、他の脅威アクターによるスパイウェアの開発/ 配布が容易になり、銀行機関をターゲットにするケースが増えている」と述べている。このマルウェアが装う有名な金融機関には、Deutsche Bank/HSBC U.K./Kotak Mahindra Bank/Nubank などがある。

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Facebook/Instagram に €390M の罰金:GDPR 違反という主張に Meta は反発

Meta to fight €390 million fine for breaching EU data privacy laws

2023/01/04 bleepingcomputer — アイルランドのデータ保護委員会 (DPC : Data Protection Commission) は、Facebook/Instagram のユーザーに対するターゲット広告のために、Meta が個人データ処理に同意するよう強制していたと認定し、合計で €390 million の罰金を科した。本日の決定は、EU の General Data Protection Regulation (GDPR) データプライバシー/セキュリティ法が施行された 2018年5月25日に、オーストリア/ベルギーのユーザー非営利団体 noyb が提出した苦情に端を発したものであり、Meta のデータ処理業務に関する2件の調査が終了した後に下されたものだ。

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Facebook が $725 Million の罰金に同意:Cambridge Analytica のデータ流出問題

Facebook to Pay $725 Million to settle Lawsuit Over Cambridge Analytica Data Leak

2022/12/27 TheHackerNews — Facebook/Instagram/WhatsApp などの親会社である Meta Platforms は、2018年からの長期間の集団訴訟に対して、$725 million を支払うことに合意した。この法的紛争が勃発した背景には、Cambridge Analytica が使用したようなサードパーティ・アプリが、政治的広告のためにユーザーの個人情報に同意なくアクセスすることを、Meta Platforms が許可していたことがある。

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Twitter ユーザー情報の大量流出:EU のデータ保護委員会が調査を開始

Massive Twitter data leak investigated by EU privacy watchdog

2022/12/23 BleepingComputer — アイルランド・データ保護委員会 (DPC : Data Protection Commission) は、Twitter における先月の大規模データ流出に関する報道を受け、調査を開始した。このインシデントは、Twitter ユーザー 540万人以上に影響を与えるだけではなく、サイトから収集された公開情報が流出させただけではなく、個人の電話番号/電子メール・アドレスなども流出させている。一連の流出したデータは、Twitter が 2022年1月に修正した API の、脆弱性を悪用して不正に取得されている。

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Facebook 対 GDPR:$275M の罰金とデータ・スクレイピングへの圧力

Meta fined €265M for not protecting Facebook users’ data from scrapers

2022/11/28 BleepingComputer — 世界中の数億人のユーザー情報が流出した、2021年の Facebook データ大量流出事件を追求する、アイルランドの DPC (data protection commission) は Meta に対して、€265 million ($275.5 million) の罰金を科した。5億3300万人の Facebook ユーザーのデータが、2021年4月14日にハッカーフォーラムで公開されたことを受けて開始された、Meta による GDPR 違反に関する DPC の調査は、これにより終了した。

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OpenVPN/SoftVPN とトロイの木馬:Android ユーザーを狙う Bahamut というハッカー

Hackers modify popular OpenVPN Android app to include spyware

2022/11/24 BleepingComputer — 2017 年以降のサイバー・スパイ活動に関与する脅威アクターたちが、正規のソフトウェア SoftVPN や OpenVPN をトロイの木馬化し、Android 向けの偽 VPN ソフトウェアを作成し、被害者を誘い込んでいることが判明した。研究者たちによると、このキャンペーンは “高度な標的型“ であり、複数のアプリから連絡先/通話データ/デバイスの位置情報/メッセージなどの窃取を目的としているとのことだ。

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Ducktail 情報スティーラーが進化:狙いは Facebook Business アカウント

Ducktail information stealer continues to evolve

2022/11/23 SecurityAffairs — 2022年7月下旬に WithSecure (旧 F-Secure Business) の研究者たちが発見したのは、Facebook Business/Ads プラットフォームの組織/個人を標的とする、Ducktail という名の進行中のオペレーションだ。このキャンペーンの主体については、2018年から活動していると見られる、ベトナムの経済的な動機を持つ脅威アクターだと、専門家たちは考えている。この脅威アクターの主目的は、ターゲットの Facebook Business アカウントを乗っ取ることだ。

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SandStrike という Android 向けスパイウェア:悪意の VPN アプリ経由で端末に感染

Experts Warn of SandStrike Android Spyware Infecting Devices via Malicious VPN App

2022/11/02 TheHackerNews — これまで文書化されていなかった Android のスパイウェア・キャンペーンが、一見無害な VPN アプリを装って、ペルシャ語圏の人々を襲っていることが判明した。ロシアのサイバーセキュリティ企業である Kaspersky は、このキャンペーンを SandStrike という名前で追跡している。ただし、それは、特定の脅威グループに起因するものではない。

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企業が SNS を使うとき:そこに隠された7つのリスクとは?

7 Hidden Social Media Cyber Risks for Enterprises

2022/10/27 DarkReading — ブランドを持つ企業はソーシャルメディアを好み、ビジネスの拡大/新入社員の採用/新製品の宣伝/消費者への直販などに活用している。最近の統計によると、ソーシャルメディア上のブランド広告は、昨年には 53% 増という成長を示し、それぞれのブランドは、コンテンツの開発と配布に投資し続けている。また、コンテンツとしては、バイラルビデオ/興味深いミーム/ポッドキャスト/ドキュメントなどがあり、顧客とのエンゲージメントを高めている。

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Meta Pixel トラッカーの問題が再発:医療情報 300万件が流出という深刻な状況

Health system data breach due to Meta Pixel hits 3 million patients

2022/10/20 BleepingComputer — ウィスコンシン州とイリノイ州の 26ヶ所に病院を持つヘルスケア・システム Advocate Aurora Health (AAH) が、300万人の患者の個人情報が流出したデータ侵害について、患者に通知している。このインシデントの原因は、ログインした患者が、機密性の高い個人情報や医療情報を入力する AAH の Web サイトにおいて、Meta Pixel が不適切に使用されたことにある。

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Ducktail の PHP バージョン:Facebook ビジネス・アカウントの窃取を狙っている

New PHP Version of Ducktail Malware Hijacking Facebook Business Accounts

2022/10/14 TheHackerNews — Zscaler の最新の調査結果によると、Ducktail と呼ばれる情報窃取マルウェアの PHP バージョンが、クラックされた正規のアプリやゲーム用のインストーラーの形で、野放し状態で配布されていることが発覚した。Zscaler ThreatLabz の研究者である Tarun Dewan と Stuti Chaturvedi は、「旧バージョン (.NetCore) と同様に、最新バージョン (PHP) も、保存したブラウザ認証情報/Facebook アカウント情報などの、機密情報の流出を目的としている」と述べている。

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FB アカウントでのログイン要求に注意:認証情報を盗む 400種以上のマルアプリが判明

Facebook Login Details at Risk as Meta Identifies Over 400 Malicious Apps

2022/10/10 InfoSecurity — Facebook の親会社である Meta は、Facebook のログイン情報を盗み出すことを目的とした、400種類以上の悪質な Android/iOS アプリを発見したと述べている。Meta によると、一連のアプリの発見は 2022年に生じており、発見者たちは Apple と Google に結果を報告している。

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NullMixer の新キャンペーン:ユーザーの認証情報窃取 + 各種 RAT の大量散布

New NullMixer Malware Campaign Stealing Users’ Payment Data and Credentials

2022/09/27 TheHackerNews — このサイバー犯罪者は、クラックされた海賊版ソフトウェアを探そうとするユーザーを、武器化されたインストーラーをホストする不正な Web サイトに誘導してシステムを侵害し、NullMixer と呼ばれるマルウェアを展開している。月曜日のレポートで Kaspersky は、「ユーザーが NullMixer を解凍/実行すると、感染したマシンに多数のマルウェア・ファイルがドロップされる。NullMixer は、バックドア/バンカー/ダウンローダー/スパイウェアなどのような、さまざまな悪意のバイナリをドロップして、マシンに感染させる」と述べている。

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Chrome/Edge のスペルチェック機能の問題:ユーザーの個人情報が G/M に送信されている?

Google, Microsoft can get your passwords via web browser’s spellcheck

2022/09/17 BleepingComputer — Web ブラウザ Google Chrome/Microsoft Edge の拡張スペルチェック機能は、個人情報 (PII:Personally Identifiable Information) や、場合によってはパスワードを含むフォームデータを、Google と Microsoft に送信することが判明した。これは、これらの Web ブラウザの一般的な機能かもしれない。しかし、送信後のデータの取り扱いについては、特にパスワード・フィールドに関しては、どれほどの安全性が担保されるのかという点で懸念が生じる。

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Facebook Page オーナーを狙うフィッシング・メール:その特徴を確認しておこう

Phishers take aim at Facebook page owners

2022/09/14 HelpNetSecurity — フィッシング詐欺師たちは、Facebook/Instagram/WhatsApp/Meta を装う偽の通知で、Facebook ページのオーナーを騙し、機密情報を引き渡させようとしている。Meta Ads Manager でリード・ジェネレーション・フォームを作成し、そのリンクをフィッシング・メールに記載するというものであり、非常に巧妙な方法で情報を収集している。

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Instagram に €405M の罰金:アイルランド規制当局が不適切なアカウント保護を摘発

Irish Watchdog Fines Instagram 405M Euros in Teen Data Case

2022/09/06 SecurityWeek — 欧州連合の厳格なデータプライバシー規則に違反して、Instagram が 10代の若者の個人情報を誤って扱っていたことが判明した後に、このソーシャルメディア・プラットフォームは、アイルランドの規制当局により多額の罰金を科されることになった。 この月曜日のメールで、アイルランドのデータ保護委員会は、Instagram に €405 million ($402 million) の罰金を科す最終決定を、先週に下したことを明らかにした。

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Facebook の Meta Pixel:ミスコンフィグレーションで 130万人分の医療データが流出

Misconfigured Meta Pixel exposed healthcare data of 1.3M patients

2022/08/22 BleepingComputer — 米国の医療機関である Novant Health は、Meta Pixel 広告トラッキング・スクリプト Meta Pixel により誤って機密情報を収集してしまった、136万2296人に影響をおよぼすデータ侵害を公表した。Meta Pixel (旧 Facebook Pixel) とは、Facebook の広告主が広告のパフォーマンスを追跡するためにサイトに追加する、JavaScript 追跡スクリプトのことである。

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米 FTC の新たな規制:大手 IT 企業のデータ収集/利用の方法が疑問視される

FTC Looking at Rules to Corral Tech Firms’ Data Collection

2022/08/12 SecurityWeek — 手首に巻きつけたフィットネス・トラッカーも、居間に置かれたスマート家電も、子どもたちが夢中になるオンライン・ビデオでの流行も、その全てが、大手ハイテク企業にとっては個人データの宝庫となっている。これらのデータが、どのように利用され、どのように保護されているかについて、社会的な関心が高まっており、政府関係者の怒りも広がっている。そして今、連邦規制当局は、商業的で有害な監視と、がさつなデータ・セキュリティを取り締まるために、新たな規則の起草を検討している。

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Facebook が摘発した南アジアのサイバー・ギャングたち:騙しのテクニックを分析

Meta Cracks Down on Cyber Espionage Operations in South Asia Abusing Facebook

2022/08/08 TheHackerNews — Facebook の親会社である Meta は、同社の SNS を利用してマルウェアを配布していた、南アジアにおける2つのスパイ活動への対策を講じたことを発表した。1つ目のアクティビティは、ニュージーランド/インド/パキスタン/イギリスの個人を標的とした、ハッキング・グループ Bitter APT (別名 APT-C-08/T-APT-17) により実施されたものだ。Meta は、この活動について、十分な持続性とリソースを持つと表現している。

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ウクライナのサイバー警察:フェイクニュース拡散に使われた 100万個のボットを停止

Ukraine takes down 1,000,000 bots used for disinformation

2022/08/03 BleepingComputer — ウクライナのサイバー警察 (SSU) は、SNS でフェイク・ニュースを拡散するために使用されていた、100万個のボットによる大規模なボットファームを停止させた。このボットファームの目的は、ウクライナ国家の公式情報を信用させず、同国の社会的/政治的状況を不安定にし、内戦を引き起こすことだった。ボットが拡散していたメッセージは、ロシアのプロパガンダに沿ったものであることから、そのオペレーターはロシアの特殊部隊のメンバーであると考えられている。

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フィッシングの分析:最も多く偽装されたブランドは1位 Microsoft/2位 Facebook

The most impersonated brand in phishing attacks? Microsoft

2022/08/01 HelpNetSecurity — Vade が発表したレポート Phishers’ Favorites Top 25, H1 2022 によると、フィッシング攻撃におけるブランド偽装 Top-25 の、1位は Microsoft、2位は Facebook であり、以下 フCrédit Agricole、WhatsApp、Orange などがランクインしている。

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Meta (FB) と米病院が提訴された:ターゲティング広告のために医療データを収集/使用?

Meta, US hospitals sued for using healthcare data to target ads

2022/07/30 BleepingComputer — ターゲット広告のために、患者の機密医療データを違法に収集しているとして、Meta (Facebook) /UCSF Medical Center/Dignity Health Medical Foundation に対し、カリフォルニア州北部地区で集団訴訟が起こされている。このトラッキングとデータ収集は、患者が自身の病状/担当医師/処方された薬などに関する、非常に機密性の高い情報を管理する、医療ポータルで行われているとされる。

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Facebook 上で宣伝されるアドウェア・アプリ:日本などから 700万回も DL されている

Facebook ads push Android adware with 7 million installs on Google Play

2022/07/30 BleepingComputer — Android デバイスの System Cleaner や Optimizer として、Facebook 上で積極的に宣伝されているアドウェア・アプリが存在するが、それらの Google Play Store 上でのインストール回数は数百万を数えている。それらのアプリは、約束された機能をすべて備えることもなく、デバイス上で可能な限り長期間に渡り居座り、広告を不正にプッシュしていく。

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Facebook ページ担当者に迫る乗っ取りの脅威:LinkedIn での怪しい勧誘に御用心

LinkedIn phishing target employees managing Facebook Ad Accounts

2022/07/25 BleepingComputer — Ducktail というコードネームで呼ばれる、新しいフィッシング・キャンペーンが進行中だ。そこでは、LinkedIn に登録されている専門家がターゲットにされ、企業の広告を管理する Facebook のビジネス・アカウントが乗っ取られている。Ducktail のオペレーターは、ターゲットの範囲を絞り込み、犠牲者を慎重に選び出し、Facebook ビジネス・アカウントの管理者権限を持っている人を見つけようとする。

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Facebook ビジネスページでデータ収穫:インタラクティブで本物に見えるフィッシングの新常識とは?

Facebook Business Pages Targeted via Chatbot in Data-Harvesting Campaign

2022/06/29 DarkReading — Facebook のアカウント情報/電話番号の窃取を目的とした、ソーシャル・エンジニアリング攻撃が、Facebook Messenger チャットボット機能を組み込んだ巧妙な手段で、ビジネス・ページを標的にしている。Trustwave SpiderLabs の Senior Security Research Manager である Karl Sigler は、「この攻撃は、そのインタラクティブ性で注目されており、ソーシャル・エンジニアリングのフィッシング攻撃が、いかに複雑になっているかを示している」と、Dark Reading に対して語っている。

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Facebook Messenger で大規模フィッシング:リダイレクト料で数百万米ドルを稼いだようだ

Massive Facebook Messenger phishing operation generates millions

2022/06/08 BleepingComputer — Facebook と Messenger を悪用した大規模なフィッシング・キャンペーンが、研究者たちにより発見された。それは、数百万人のユーザーをフィッシング・ページに誘い込み、アカウント情報を入力させ、広告を表示させるというものである。このキャンペーン運営者たちは、盗んだアカウントから友人たちをたどり、さらにフィッシング・メッセージを送ることにで、オンライン広告手数料から多額の収益を得ていた。

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Lapsus$ の犯行声明:IT 企業 Globant のデータ 70GB を流出させた

LAPSUS$ Claims to Have Breached IT Firm Globant; Leaks 70GB of Data

2022/03/30 TheHackerNews — データ強奪組織である Lapsus$ は、1週間の休暇後に Telegram で復帰を発表し、ソフトウェア・サービス企業の Globant のデータだと主張するものを流出させた。このグループは、54,000人のメンバーを有する Telegram チャンネルに、「我々は正式に休暇から戻ってきた」と書き込み、Globant の DevOps インフラに属するとされる、抽出されたデータと認証情報の画像を掲載した。

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Qihoo 360 の主張:中国からデータを盗み出すハッカーの背後に米 NSA がいる

Qihoo 360 says US NSA is behind hacking group that has stolen Chinese data

2022/03/23 SCMP — 米国の制裁対象となっている、中国のサイバー・セキュリティ企業の主張は、米国政府の支援を受けたハッカー集団が、10年以上にわたって中国を攻撃しているというものだ。中国の起業家 Zhou Hongyi が設立した Qihoo 360 は、APT-C-40 と呼ばれるハッキンググループが米国政府と提携しており、過去10年にわたり中国の大手企業/政府/研究機関/インフラをひそかに攻撃していると、最近の報告書で述べている。

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Twitter が立ち上げた Tor Web サイトでロシア政府の検閲をバイパス!

Twitter launches Tor website to tackle Russian censorship

2022/03/08 BleepingComputer — Twitter が Tor ネットワーク上でアクセス可能になり、禁止されている国々のユーザーも引き続き、このソーシャル・ネットワーク・サイトにアクセスできるようになった。この新しい Onion URL は、セキュリティ・エンジニアである Alec Muffett が本日に発表したものであり、Twitter が Tor ブラウザを介して世界中からアクセスできるようになったと表明している。

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ロシア政府による Facebook と Twitter のブロック:これもハイブリッド戦?

Russia blocks access to Facebook, Twitter, foreign news outlets

2022/03/04 BleepingComputer — Facebook の親会社である Meta が、RIA Novosti/Sputnik/Russia Today などのクレムリン系のメディア/通信社のアカウントを無効化/アクセス制限したことで、ロシア政府は Facebook へのアクセスをブロックした。この記事の掲載後に、ロシアのインターネット監視機関である Roskomnadzor が Interfax に伝えたところによると、ロシアは 2月24日に検察庁の要求を受けて、Twitter へのアクセスもブロックしたとのことだ。2月26日に Twitter は、「ロシアの一部の人々に対して、制限されている。サービスの安全性とアクセスを維持するために努力している」と述べている。

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ウクライナ戦でのオンラン・バトル:最前線に押し出された SNS の役割とは?

The Online Battle In Ukraine

2022/03/02 CyberSecurityIntelligence — 多くの人々のポケットに入ったスマフォのカメラから、ロシアによるウクライナ侵攻の様子が世界に流れ出している。デジタル時代の新たな最前線であるインターネットを導入された、ヨーロッパで初めて経験する武力紛争である。オンラインでの戦いが双方でエスカレートし、米国のテクノロジー企業はロシアからのコンテンツのブロックについて混乱している。たとえば、オンライン検閲や、偽情報の拡散を考える一方で、ミサイル攻撃に直面しているウクライナのインターネットユーザーのことも考える必要がある。

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ウクライナ当局の発表:IT Army によりロシア主要 Web サイトがダウン

Ukraine says its ‘IT Army’ has taken down key Russian sites

2022/02/28 BleepingComputer — ウクライナのサイバー警察は、ロシアの主要 Web サイトや国営オンライン・ポータルなどがオフラインになり、現在も公然としたサイバー戦争が行われていると主張している。同警察サイトでの発表によると、セキュリティ専門家がボランティアと協力して、ロシアとベラルーシの Web リソースを攻撃したとのことだ。この3カ国は、大規模な武力紛争に巻き込まれているが、それ以前からサイバー戦争の存在は顕在化していた。

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OpenSSF の新プロジェクト Alpha – Omega:セキュリティのために Microsoft/Google が出資

OpenSSF Launches Project to Secure Open Source Software

2022/02/01 SecurityBoulevard — 今日、Open Source Security Foundation (OpenSSF) は、Microsoft と Google から提供された $5 million の初期投資を用いて、オープンソース・ソフトウェアのセキュリティを向上させるための Alpha-Omega プロジェクトを立ち上げた。

OpenSSF の General Manager である Brian Behlendorf は、このプロジェクトの目的について、セキュリティに関する専門知識を広範なオープンソース・ソフトウェア・プロジェクトに提供し、オープンソース・ソフトウェア構築で用いられる DevSecOps ワークフローに組み込むことが可能な、自動セキュリティ・テスト・ツールへのアクセスを提供することだと述べている。

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FTC 警告:ソーシャルメディア関連の詐欺で 2021年は $770 M が失われた

FTC: Americans lost $770 million from social media fraud surge

2022/01/30 BleepingComputer — 米国連邦取引委員会 (FTC) が2021年に受理した数万件の報告書によると、ソーシャルメディア上の詐欺師に米国人が狙われるケースが増えているという。FTC が明らかにしたように、95,000人以上の米国の消費者が、ソーシャルメディア上で詐欺に遭い、約 $770 million の損失を被ったと報告している。この被害額は、2017年と比べて 18倍、2020年の2倍以上という大幅な増加を示し、2021年に報告された詐欺被害全体の約 25% に相当するという。

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ホワイトハウス OSS セキュリティ・サミット:各ベンダーの声明を集めてみた

U.S. Government, Tech Giants Discuss Open Source Software Security

2022/01/14 SecurityWeek — 2020年1月13日にホワイトハウス・サミットが開催され、米国の政府と大手ハイテク企業の代表者がオープンソース・ソフトウェアのセキュリティについて話し合った。広く利用されている Log4j ロギング・ユーティリティーに影響を与える脆弱性が、公開/悪用されたことで、オープンソースとソフトウェア・サプライチェーンのセキュリティの重要性が、あらためて浮き彫りになっている。ホワイトハウス・サミットの目的は、オープンソース・ソフトウェアのセキュリティを向上させ、オープンソース・コミュニティを効果的にサポートする方法を特定することだった。

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