Palo Alto の脆弱性 CVE-2024-3400:リセット/アップグレード後の永続性に関する PoC

Palo Alto firewalls: CVE-2024-3400 exploitation and PoCs for persistence after resets/upgrades

2024/04/30 HelpNetSecurity — 4月30日に Palo Alto Networks は、同社の PAN-OS の脆弱性 CVE-2024-3400 の PoC (proof-of-concept) に関するアドバイザリを更新した。この PoC は、脆弱性の悪用に成功した攻撃者に、ファイアウォール上での永続化の獲得を可能にするものであり、同社は「現時点においては、これらの永続化テクニックを使用して、脆弱性を積極的に悪用しようとする悪意の試みは、確認されてない。これらのテクニックは、インタラクティブな root レベルのコマンド実行が可能な、すでに侵害されたデバイス上で機能する」と詳述している。

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サイバー保険請求の 56%はEメールの受信トレイから発生している – Coalition 調査

56% of cyber insurance claims originate in the email inbox

2024/04/24 HelpNetSecurity — サイバー保険会社である Coalition は、2023年1月1日〜12月31日に報告された保険金支払いデータに基づき、新たなレポート ”2024 Cyber Claims Report” を公開した。Coalition の Head of Global Claims である Robert Jones は、「金銭的な利得を求める攻撃者は、Eメールの受信トレイで支払情報を見つけ出し、支払プロセスに潜在的に介入して資金を盗む。つまり、受信トレイは、犯行が容易な場所であることが証明されている」と述べている。

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Cisco ASA/FTD のゼロデイ脆弱性:ArcaneDoor ハッカーが政府機関ネットワークへの侵入で悪用

ArcaneDoor hackers exploit Cisco zero-days to breach govt networks

2024/04/24 BleepingComputer — 4月24日に公開したアドバイザリで Cisco が警告しているのは、2023年11月以降において国家に支援されるハッカー・グループが、Adaptive Security Appliance (ASA) と Firepower Threat Defense (FTD) ファイアウォールに存在する、2つのゼロデイ脆弱性を悪用していたことだ。 それにより、世界中の政府機関のネットワークで、侵入が発生していたという。

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Palo Alto の脆弱性 CVE-2024-3400:Siemens 製品に影響をおよぼすことが判明

Siemens Industrial Product Impacted by Exploited Palo Alto Firewall Vulnerability

2024/04/23 SecurityWeek — 最近に公表された Palo Alto ファイアウォールの脆弱性 CVE-2024-3400 は、遅くとも1ヶ月前から攻撃で悪用されており、 Siemens の産業用製品の1つに影響が生じたことが判明した。4月19日に公開したアドバイザリで Siemens は、Palo Alto の NGFW (Next-Generation Firewall) でコンフィグレーションされた、同社の Ruggedcom APE1808 デバイスが、CVE-2024-3400 の影響を受けている可能性があることを明らかにした。

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Palo Alto の脆弱性 CVE-2024-3400:脆弱なデバイス 22,500 台がインターネット公開

22,500 Palo Alto firewalls “possibly vulnerable” to ongoing attacks

2024/04/19 BleepingComputer — 2024年3月26日以降において、Palo Alto GlobalProtect ファイアウォール・デバイス約 22,500台に、活発な攻撃で悪用されているコマンド・インジェクションの脆弱性 CVE-2024-3400 が存在する可能性があるという。この脆弱性 CVE-2024-3400 は、GlobalProtect 機能における特定の Palo Alto Networks の PAN-OS バージョンに影響するものであり、未認証の攻撃者に任意のファイル作成をトリガーとするコマンド・インジェクションを許し、その結果として root 権限でのコマンド実行にいたる可能があるという。

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悪魔の XDR:Palo Alto のソフトウェアをマルウェアに変身させる – Black Hat Asia

Evil XDR: Researcher Turns Palo Alto Software Into Perfect Malware

2024/04/19 DarkReading — Palo Alto Networks の XDR (Extended Detection and Response) ソフトウェアの狡猾な悪用により、それを悪意のマルチ・ツールのように、攻撃者たちに操られる。4月17日に開催された Black Hat Asia のブリーフィングで、SafeBreach のセキュリティ研究者である Shmuel Cohen は、同社の代表的な製品である Cortex をリバース・エンジニアリングでクラックさせただけでなく、リバースシェルとランサムウェアを展開するために、それを武器化する方法も説明した。

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Palo Alto PAN-OS の脆弱性 CVE-2024-3400:いくつかの PoC が登場している

Researchers Released Exploit Code For Actively Exploited Palo Alto PAN-OS Bug

2024/04/17 SecurityAffairs — Palo Alto Networks の PAN-OS に存在する、脆弱性 CVE-2024-3400 に関する技術的分析と、脆弱なファイアウォールでシェルコマンドの実行を証明する PoC エクスプロイトが、watchTowr Labs の研究者たちによりリリースされた。この脆弱性 CVE-2024-3400 (CVSS:10.0) は、Palo Alto Networks の PAN-OS ソフトウェアにおける、深刻なコマンド・インジェクションの欠陥である。

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Palo Alto のゼロデイ CVE-2024-3400:公開の3週間前から Python バックドア

Hackers Deploy Python Backdoor in Palo Alto Zero-Day Attack

2024/04/13 TheHackerNews — Palo Alto Networks の PAN-OS ソフトウェアに存在するゼロデイ脆弱性だが、昨日に明るみに出る前の 2024年3月26日の時点から、3週間にわたり脅威アクターたちに悪用されてきたことが判明した。Palo Alto Networks の Unit 42 は、Operation MidnightEclipse という名称で、この活動を追跡している。現時点では、単一の脅威アクターの仕業であるとしているが、その出所は不明とされる。この脆弱性 CVE-2024-3400 (CVSS:10.0) は、コマンド・インジェクションの欠陥であり、認証されていない攻撃者に対して、ファイアウォールの root 権限を用いた任意のコード実行を許すものである。

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Palo Alto PAN-OS の脆弱性 CVE-2024-3385 などが FIX:DoS などが生じる恐れ

Palo Alto Networks Patches Vulnerabilities Allowing Firewall Disruption

2024/04/11 SecurityWeek — 4月11日に発表された、Palo Alto Networks の PAN-OS のアップデートは、ファイアウォール機能を妨害するために悪用される、複数の脆弱性に対処したものであり、その中には深刻度の高い欠陥も含まれる。修正された脆弱性のうち、3つの脆弱性 (重要度:High) は、サービス拒否 (DoS:Denial-of-Service) 攻撃に悪用される可能性がある。

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Fortinet の脆弱性 CVE-2023-45590 などが FIX:ただちにパッチを!

Fortinet Fixed A Critical Remote Code Execution Bug In Forticlientlinux

2024/04/10 SecurityAffairs — Fortinet FortiClient Linux に存在する、12件の脆弱性が修正された。その中には、深刻なリモートコード実行 (RCE) の脆弱性 CVE-2023-45590 (CVSS:9.4) も含まれる。この脆弱性は、FortiClientLinux の不適切なコード生成の制御に起因する、コードインジェクションの問題を生み出す。認証されていない攻撃者が FortiClient Linux ユーザーを騙して、特別に細工された Web サイトにアクセスさせることで、この欠陥がトリガーされ、任意のコード実行へとつながっていく。

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Ivanti 製品の脆弱性:中国系のハッカーが新たな TTP を開発している

Chinese Threat Actors Deploy New TTPs to Exploit Ivanti Vulnerabilities

2024/04/05 InfoSecurity — Ivanti の脆弱性を悪用した後に、横方向へと移動する新しいテクニックを、中国の脅威アクターたちが開発していることが、Mandiant の新しい調査により明らかになった。4月4日付けのブログ記事で Mandiant は、中国と関連があると疑われる5つのスパイ・グループの活動について詳述している。Ivanti の Connect Secure/Policy Secure ゲートウェイでは、脆弱性 CVE-2023-46805/CVE-2024-21887/CVE-2024-21893 の悪用が既に発見/報告されているが、この活度は、その後に続くものである。

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Ivanti に新たな脆弱性 CVE-2024-21894 などが発生:RCE/DoS 攻撃の恐れ

Ivanti fixes VPN gateway vulnerability allowing RCE, DoS attacks

2024/04/03 BleepingComputer — IT セキュリティ・ソフトウェア企業 Ivanti がリリースしたのは、同社の Connect Secure/Policy Secure ゲートウェイに影響を及ぼす、複数のセキュリティ脆弱性を修正するためのパッチである。脆弱性 CVE-2024-21894 の悪用に成功した未認証の脅威アクターは、ユーザーによる操作を必要としない複雑度の低い攻撃で、リモート・コードの実行やサービス拒否状態を、パッチを適用していないアプライアンス上で引き起こす可能性を得る。

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Progress Flowmon の脆弱性 CVE-2024-2389 が FIX:CVSS 値は 10.0

CVE-2024-2389 (CVSS 10): Critical Security Flaw Discovered in Progress Flowmon Network Monitoring Tool

2024/04/02 SecurityOnline — Progress Flowmon に存在する、深刻な脆弱性 CVE-2024-2389  (CVSS:10.0) に対するセキュリティ・パッチがリリースされた。この、広範に利用されている、ネットワーク Monitoring/Security ソリューションの脆弱性が攻撃者に悪用されると、機密性の高いネットワーク・インフラへの不正アクセスが生じる可能性がある。

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Bitdefender の権限昇格の脆弱性 CVE-2023-6154 が FIX:直ちにアップデートを!

Bitdefender CVE-2023-6154 Flaw Alert: Update Now to Prevent Potential Privilege Escalation

2024/04/01 SecurityOnline — サイバーセキュリティ・ソリューションのリーディング・プロバイダである Bitdefender は、同社の人気製品 Total Security/Internet Security/Antivirus Plus/Antivirus Free に存在する、脆弱性 CVE-2023-6154 (CVSS:7.8) に対処するパッチをリリースした。

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Imperva SecureSphere WAF の深刻な脆弱性 CVE-2023-50969:PoC と技術的詳細が公開

CVE-2023-50969: Critical Flaw in Imperva SecureSphere WAF Could Lead to Devastating Breaches

2024/03/28 SecurityOnline —オンプレミスで広く利用されている WAF (Web Application Firewalls) である Imperva SecureSphere に、新たな脆弱性 CVE-2023-50969 (CVSS:9.8) が発見された。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、Web 攻撃を防ぐためのセキュリティ・ルールを回避し、SQL インジェクションや XSS (Cross-Site Scripting) などを実施できるようになるため、ユーザー組織においては壊滅的なセキュリティ侵害の可能性が生じる。

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ネットワーク監視ツール Stork の脆弱性 CVE-2024-28872:サーバの乗っ取りが生じる恐れ

CVE-2024-28872 Vulnerability in Stork Monitoring Tool Could Enable Server Takeover

2024/03/27 SecurityOnline — Kea DHCP サーバ用の、人気のオープンソース・ネットワーク監視ツールである Stork に、深刻な脆弱性 CVE-2024-28872 が存在することが、セキュリティ研究者たちにより発見された。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、Stork サーバを乗っ取り、機密データを漏洩させ、重要なネットワーク・サービスを停止させる可能性がある。

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CISA KEV 警告 24/03/25:Fortinet FortiClient EMS の脆弱性 CVE-2023-48788 の悪用

Recent Fortinet FortiClient EMS Vulnerability Exploited in Attacks

2024/03/26 SecurityWeek — 米国のサイバーセキュリティ機関 CISA は、先日に公開された Fortinet FortiClient Enterprise Management Server (EMS) の脆弱性 CVE-2023-48788 が、サイバー攻撃で悪用されているとユーザー組織に警告している。このエンタープライズ・エンドポイント管理ソリューションに影響を及ぼす脆弱性は、特別に細工されたリクエストを介して任意のコード/コマンドの実行を許すため、未認証の攻撃者により悪用される可能性のある、深刻な SQL インジェクションのバグになると説明されている。

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OpenVPN の深刻な脆弱性が FIX:特権昇格/リモート攻撃/クラッシュなどの権限に対応

OpenVPN Patches Serious Vulnerabilities in Windows Installations

2024/03/24 SecurityOnline — OpenVPN がリリースした、重要なセキュリティ・アップデート (バージョン 2.6.10) は、特権昇格/リモート攻撃/システムクラッシュなどを引き起こす可能性のある、 Windows ソフトウェアにおける一連の脆弱性に対処するものだ。これらの脆弱性が浮き彫りにするのは、特に OpenVPN のようなネットワーク・トラフィックを扱うツールにおける、定期的なソフトウェア・アップデートの必要性である。

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WordPress miniOrange プラグインの脆弱性 CVE-2024-2172 が FIX:サイトの侵害が生じる恐れ

WordPress Admins Urged to Remove miniOrange Plugins Due to Critical Flaw

2024/03/18 TheHackerNews — WordPress プラグインである、miniOrange の Malware Scanner と Web Application Firewall に、深刻なセキュリティ欠陥が発見された。ユーザーに求められるのは、これらのプラグインを Web サイトから削除することだ。Stiofan により発見された、この脆弱性 CVE-2024-2172 は、CVSS スコア 9.8 と評価されている。

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Fortinet EMS の RCE 脆弱性 CVE-2023-48788 が FIX:直ちにアップデートを!

Fortinet Warns of Yet Another Critical RCE Flaw

2024/03/15 DarkReading — Fortinet は、エンドポイント・デバイス管理ツールである FortiClient Enterprise Management Server (EMS) に存在する、リモート・コード実行 (RCE:Remote Code Execution) の深刻な脆弱性にパッチを適用した。この脆弱性 CVE-2023-48788 は、サーバのダイレクト接続ストレージ・コンポーネントにおける、SQL インジェクション・エラーに起因する。この脆弱性の悪用に成功した未認証の攻撃者は、特別に細工されたリクエストを使用して、影響を受けるシステム上の管理者権限で、任意のコードやコマンドを実行することが可能になる。

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FortiOS/FortiProxy の脆弱性 CVE-2024-21762:150,000 台のデバイスが危険に晒されている

Critical Fortinet flaw may impact 150,000 exposed devices

2024/03/08 BleepingComputer — 約 150,000 台の Fortinet FortiOS/FortiProxy が、深刻なセキュリティ脆弱性 CVE-2024-21762 の危険に晒されていることが、Shadowserver のスキャンにより判明した。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、認証なしでコード実行を行う可能性がある。2024年2月に、米国のサイバー防衛局である CISA (Cybersecurity and Infrastructure Security Agency) は、この脆弱性を KEV (Known Exploited Vulnerabilities Catalog) カタログに追加し、この脆弱性が攻撃者たちにより積極的に悪用されていることを警告している。

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Five Eyes Alliance の脆弱性警告:Ivanti が反論する永続化の実態とは?

Five Eyes Alliance Warns Of Attacks Exploiting Known Ivanti Gateway Flaws

2024/03/01 SecurityAffairs — Five Eyes Intelligence Alliance が発表したのは、Ivanti Connect Secure/Policy Secure Gateway に存在する、既知の脆弱性を悪用する脅威者について警告する、共同サイバー・セキュリティ勧告である。この勧告には、Connect Secure/Policy Secure の脆弱性 CVE-2023-46805/CVE-2024-21887/CVE-2024-21893 の悪用に関する詳細が記載されている。複数の脅威アクターたちが一連の問題を連鎖させ、認証を回避し、悪意のリクエストを作成し、昇格した権限で任意のコマンドを実行している。

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Ivanti Connect Secure VPN の脆弱性:中国由来ハッカーによるマルウェア展開で悪用

State-sponsored hackers know enterprise VPN appliances inside out

2024/02/29 HelpNetSecurity — Ivanti Connect Secure VPN の脆弱性を悪用して、さまざまな組織に侵入している、中国の国家支援ハッカーと思われるグループ UNC5325 は、アプライアンスに精通しているようだと、Mandiant のインシデント対応者や脅威ハンターたちは述べている。このハッカーたちは、デバイス上で数多くの改ざんを行っていた。さらに、システムのアップグレード/パッチ適用/工場出荷状態リセットなどの対策に影響されることなく、侵入した環境での永続性を獲得するために、UNC5325 は特殊なマルウェアやプラグインの展開も成功させていた。

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Nagios XI の脆弱性 CVE-2024-24401/CVE-2024-24402 が FIX:PoC も公開

CVE-2024-24401 & 24402: Nagios XI Security Flaws Found! PoC Published

2024/02/27 SecurityOnline — 広く使用されているエンタープライズ・グレードの監視ツールである Nagios XI で、2つのセキュリティ脆弱性 CVE-2024-24401/CVE-2024-24402 が発見された。これらの脆弱性が悪用されると、ユーザー組織に深刻なリスクの可能性が生じる。

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OpenVPN の脆弱性 CVE-2023-7235 が FIX:直ちにアップデートを!

CVE-2023-7235: OpenVPN Vulnerability Puts Windows Users at Risk

2024/02/21 SecurityOnline — OpenVPN は、Windows/Mac/Linux 用のバージョン 2.6.9 をリリースし、深刻な特権昇格の脆弱性 CVE-2023-7235 に対処した。この脆弱性は OpenVPN の Windows GUI インストールに影響するものであり、Will Dormann により発見された。

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Ivanti の SSRF 脆弱性 CVE-2024-21893:新たな DSLog バックドアの展開に悪用される

Hackers exploit Ivanti SSRF flaw to deploy new DSLog backdoor

2024/02/12 BleepingComputer — Ivanti Connect Secure/Policy Secure/ZTA Gateway の SSRF (Server-Side Request Forgery) 脆弱性の悪用に成功した攻撃者が、脆弱なデバイス上に新しい DSLog バックドアを展開していることが分かった。この脆弱性 CVE-2024-21893 は、2024年1月31日にアクティブに悪用されるゼロデイとして公開されたものであり、Ivanti からはセキュリティ・アップデートと緩和策が共有されている。

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ExpressVPN の DNS リクエスト・リークのバグ:スプリット・トンネリング機能が原因

ExpressVPN bug has been leaking some DNS requests for years

2024/02/11 BleepingComputer — ExpressVPN の最新バージョンから、スプリット・トンネリング機能が削除された。その背景にあるのは、ユーザーがアクセスするように設定された、DNS サーバのドメインが公開されるというバグの発見である。このバグは、2022年5月19日〜2024年2月7日に公開された、ExpressVPN Windows バージョン12.23.1~12.72.0 に入り込んだものであり、スプリット・トンネリング機能を使用している場合のみ影響が生じるという。

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CISA KEV 警告 24/02/09:Fortinet の RCE 脆弱性 CVE-2024-21762 を追加

New Fortinet RCE bug is actively exploited, CISA confirms

2024/02/09 BleepingComputer — 2月9日に CISA が発表したのは、 その前日である 2月8日に、Fortinet がパッチをリリースした深刻なリモート・コード実行 (RCE:Remote Code Execution) の脆弱性が、攻撃者に積極的に悪用されているというものだ。悪用が確認されたのは、FortiOS における境界外書き込みの脆弱性 CVE-2024-21762 であり、認証されていない攻撃者が、悪意を持って細工した HTTP リクエストを使用して、リモートで任意のコードを実行する可能性があるとされる。

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SonicWall SSL-VPN の脆弱性 CVE-2024-22394 が FIX:ファームウェアの更新が急がれる

CVE-2024-22394 Exposed: SonicWall SSL-VPN’s Authentication Flaw

2024/02/09 SecurityOnline — SonicWall SSL-VPN に存在する、脆弱性 CVE-2024-22394 により、認証に欠陥があることが判明した。この脆弱性 CVE-2024-22394 (CVSS:8.6) は、不適切な認証を露呈しており、リモートの攻撃者によりデバイスの認証をバイパスされる可能性を生じている。この脆弱性は、ネットワークの保護のために、SonicWall テクノロジーに依存する、数多くの組織のセキュリティに大きな脅威をもたらすものだ。

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Ivanti ICS に新たな脆弱性 CVE-2024-22024:パッチ適用までの緩和策とは?

Ivanti: Patch new Connect Secure auth bypass bug immediately

2024/02/08 BleepingComputer — 2月8日に Ivanti は、Connect Secure/Policy Secure/ZTA Gateway に影響を及ぼす、新たな認証バイパスの脆弱性について警告し、管理者たちにアプライアンスを直ちに保護するよう促した。この脆弱性 CVE-2024-22024 は、ゲートウェイの SAML コンポーネントの XXE (XML eXternal Entities) に起因するものである。その悪用に成功したリモート攻撃者は、ユーザーの操作や認証を必要としない低複雑度の攻撃で、パッチ未適用のアプライアンス上の制限されたリソースにアクセスできるという。

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ClamAV の脆弱性 CVE-2024-20328/CVE-2024-20290 が FIX:ただちにパッチを!

ClamAV Bugs Expose Users to Command Injection (CVE-2024-20328) and DoS Attacks (CVE-2024-20290)

2024/02/07 SecurityOnline — OSS のアンチウイルス・エンジン ClamAV に存在する、深刻な脆弱性について、先日に Cisco が明らかにした。それらの脆弱性には、エンドポイント/クラウドサービス/Web セキュリティ・インフラなどに大混乱をもたらす可能性があるため、早急な対策が必要である。

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Binisoft Windows Firewall の脆弱性 CVE-2024-25089/CVE-2023-36631 が FIX

CVE-2024-25089: RCE Risk in Malwarebytes Binisoft Windows Firewall Control

2024/02/04 SecurityOnline — 最近のことだが、Windows ファイアウォール機能を強化するツールとして、広く使用されている Malwarebytes 傘下の Binisoft Windows Firewall Control で、2つのセキュリティ脆弱性が発見された。これらの脆弱性 CVE-2024-25089/CVE-2023-36631 は、ユーザーとシステムに深刻なリスクをもたらすものだ。

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Ivanti VPN 上でポスト・エクスプロイト・マルウエアを観測:中国由来の APT UNC5221 の活動と重複

Warning: New Malware Emerges in Attacks Exploiting Ivanti VPN Vulnerabilities

2023/02/01 TheHackerNews — Ivanti の Connect Secure VPN/Policy Secure デバイスを標的とするポスト・エクスプロイトの活動において、UNC5221 という中国由来のスパイ・アクターなどが採用する新たなマルウェアを確認したと、Google 傘下の Mandiant が発表した。それらのマルウエアに含まれるのは、BUSHWALK/CHAINLINE/FRAMESTING/LIGHTWIRE などの、カスタム Web シェルの亜種である。

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Ivanti VPN アプライアンスで発見:WIREFIRE Web シェル亜種のステルス性とは

Cybersecurity Alert: Unseen WIREFIRE Web Shell Variant in ICS VPN Appliances

2024/01/28 SecurityOnline — 先日に QuoIntelligence が発見したのは、Python ベースのインプラントである WIREFIRE という Web シェルの新たな亜種だ。この亜種が発見されたのは、2つのゼロデイ脆弱性 CVE-2024-21887/CVE-2023-46805 を悪用して侵害された、Ivanti Connect Secure (ICS) VPN アプライアンスである。この亜種の登場が浮き彫りにするのは、サイバー・スパイ戦術の大幅な進化であり、また、インターネットに面した VPN デバイスのセキュリティに関する懸念である。

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SonicWall NGFW の DoS/RCE 脆弱性:178,000 台以上の脆弱なアプライアンスと PoC エクスプロイト

Over 178K SonicWall firewalls vulnerable to DoS, potential RCE attacks

2024/01/15 BleepingComputer — SonicWall Next-Generation Firewalls (NGFW) の、管理インターフェイスがオンラインで公開されている 178,000 台以上のファイアーウォールにおいて、 DoS (Denial-of-Service) 攻撃および RCE (Remote Code Execution) 攻撃が起こり得ることが、セキュリティ研究者たちにより発見された。これらのアプライアンスには、2つの DoS 脆弱性 CVE-2022-22274/CVE-2023-0656 が存在している。そして、1つ目の脆弱性は、リモート・コード実行につながる可能性もあるという。

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Ivanti Connect Secure の2つの脆弱性:複数の脅威アクターにより攻撃がエスカレート

Ivanti Connect Secure zero-days now under mass exploitation

2024/01/15 BleepingComputer — Ivanti の Connect Secure VPN および Policy Secure Network Access Control (NAC) アプライアンスに影響を及ぼす、2つのゼロデイ脆弱性が大規模なレベルで悪用されている。脅威インテリジェンス企業 Volexity が発見した、このゼロデイ脆弱性は 2023年12月以降の攻撃で悪用されてきた。そして、2024年1月11日からは複数の脅威グループが、CVE-2023-46805 (認証バイパス) および CVE-2024-21887 (コマンド・インジェクション) 脆弱性を連鎖させ、広範な攻撃を行っている。

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Buffalo VR-S1000 VPN ルーターの脆弱性が FIX:PoC エクスプロイトも公開

The Urgent Need to Patch Buffalo’s VR-S1000 VPN Router

2023/12/27 SecurityOnline — デジタル時代に入り、中小企業のインターネットへの依存度はますます高まっている。そして、このようなインターネットへの依存に伴い、サイバー脅威に対する脆弱性も高まっている。最近、Buffalo の VPN ルーター VR-S1000 BroadStation Pro に複数のセキュリティ脆弱性が発見されたことは、サイバー・セキュリティへの警戒が極めて重要であることを浮き彫りにしている。

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悪意の VPN Chrome エクステンション:すでに 150万回インストールされている

Fake VPN Chrome extensions force-installed 1.5 million times

2023/12/22 BleepingComputer — VPN (Virtual Private Networks) を装う悪意の Chrome エクステンションが、150万回もダウンロードされていることが判明した。この悪意のエクステンションは、ブラウザ・ハイジャッカー/キャッシュバック・ハックツール/データ・スティーラーとしての、3つの機能を有しているという。この悪質なエクステンションを発見した ReasonLabs によると、それらのエクステンションは、Grand Theft Auto/Assassins Creed/The Sims 4 などの、人気ビデオゲームの海賊版に隠されたインストーラーを介して、多数のサイトから拡散しているという。

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Ivanti Avalanche の深刻な脆弱性 13件が FIX:RCE などにいたる恐れ

Ivanti releases patches for 13 critical Avalanche RCE flaws

2023/12/20 BleepingComputer — Ivanti の Avalanche MDM (mobile device management) ソリューションで発見された、13件の Critical な脆弱性を修正する、セキュリティ・アップデートがリリースされた。Avalanche を利用する管理者は、センタライズされたロケーションからインターネットを介して、10万台以上ものモバイル・デバイスを管理し、ソフトウェア展開やアップデートのスケジューリングも可能にする。12月20日 (水) に Ivanti が発表したように、これらのセキュリティ欠陥は、WLAvalancheService スタック/ヒープ・バッファオーバーフローに起因するものであり、Tenable のセキュリティ研究者と Trend Micro の ZDI により報告されたものである。

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Volt Typhoon は中国の APT:KV-botnet で SOHO ルーターや VPN 機器を攻撃?

Stealthy KV-botnet hijacks SOHO routers and VPN devices

2023/12/13 BleepingComputer — Volt Typhoon (Bronze Silhouette) という中国由来の APT ハッキング・グループは、遅くとも 2022年以降において、SOHO ルーターを標的とする攻撃するために、KV-botnet ボットネットを使用していると推定される。Volt Typhoon の手口は、主に ルーター/ファイアウォール/VPN デバイスなどに対して、悪意のトラフィックをプロキシすることで、正規のトラフィックに紛れ込ませて検知を回避するというものだ。Microsoft と米国政府による共同レポートには、攻撃者たちは米国内の通信インフラを混乱させるための悪意のインフラを構築していると記されている。

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Sophos の脆弱性 CVE-2022-3236:EOL デバイスを狙う積極的な攻撃を観測

Sophos backports RCE fix after attacks on unsupported firewalls

2023/12/12 BleepingComputer — Sophos の脆弱性 CVE-2022-3236 を悪用する攻撃が、積極的に行われていることが発見され、販売が終了している EOL (end-of-life) 製品のファームウェア・バージョン向けにも、セキュリティ・アップデートのバックポートが余儀なくされている。この問題は、Sophos Firewall の User Portal と Webadmin におけるコード・インジェクションの脆弱性に起因するものであり、リモートコード実行にいたる可能性がある。

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pfSense に3つの脆弱性:連鎖による リモート・コード実行が可能

Over 1,450 pfSense servers exposed to RCE attacks via bug chain

2023/12/12 BleepingComputer — pfSense の、オンラインで公開されている約 1,450インスタンスには、コマンド・インジェクション/XSS (Cross-Site Scripting) の脆弱性が存在している。これらの脆弱性の連鎖に成功した攻撃者は、アプライアンス上でのリモート・コード実行が可能になる。pfSense は、オープンソースのファイアウォール/ルーター・ソフトウェアとして人気を博しており、幅広いカスタマイズと柔軟なデプロイメントが可能である。一般的には、高額な商用製品に搭載されている幅広い機能を、特定のニーズに対応して提供する、費用対効果の高いソリューションである。

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Zyxel Fixed の Firewall/Access Point/NAS デバイス:複数の脆弱性が FIX

Zyxel Fixed Tens Of Flaws In Firewalls, Access Points, And NAS Devices

2023/12/04 SecurityAffairs — 台湾のベンダーである Zyxel は、同社のファイアウォール/アクセスポイントに存在する数十件の問題に対処した。対処された脆弱性は、CVE-2023-35136/CVE-2023-35139/CVE-2023-37925/CVE-2023-37926/CVE-2023-4397/CVE-2023-4398/CVE-2023-5650/CVE-2023-5797/CVE-2023-5960 である。

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Arcserve UDP の3つの脆弱性が FIX:PoC エクスプロイトも提供?

PoCs for critical Arcserve UDP vulnerabilities released

2023/11/29 HelpNetSecurity — Arcserve の Unified Data Protection (UDP) ソリューションに存在する、深刻な脆弱性 CVE-2023-41998/CVE-2023-41999/CVE-2023-42000 が修正された。Arcserve UDP は、エンタープライズにおけるデータ保護/バックアップ/ディザスタ・リカバリ・ソリューションとして普及し、ランサムウェア攻撃に対する耐性も向上させるものだ。

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Sophos Web Appliance の脆弱性 CVE-2023-1671:野放し状態での悪用を確認

Sophos Web Appliance vulnerability exploited in the wild (CVE-2023-1671)

2023/11/20 HelpNetSecurity — CISA は、Known Exploited Vulnerabilities カタログに3件の脆弱性を追加した。そのうちの1件は、2023年4月にパッチが適用された Sophos Web Appliance の深刻な脆弱性 CVE-2023-1671 である。この脆弱性 CVE-2023-1671 は、Sophos Web Appliance の warn-proceed ハンドラに存在する事前認証コマンド・インジェクションの脆弱性であり、攻撃者に任意のコード実行をゆるす可能性がある。Sophos Web Appliance は、Web プロキシとして機能する Web ゲートウェイ・アプライアンスであり、潜在的に有害なコンテンツをスキャンし、多種多様なマルウェアを検出するためのものだ。

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FortiSIEM の脆弱性 CVE-2023-36553 が FIX:直ちにパッチ適用を!

CVE-2023-36553: FortiSIEM Vulnerability Exposes Systems to Remote Code Execution

2023/11/15 SecurityOnline — SIEM (Security Information and Event Management) ソリューションとして広く使用されている FortiSIEM に、深刻な脆弱性が発見された。この脆弱性 CVE-2023-36553 (CVSS:9.3) は、FortiSIEM レポートサーバにおける OS コマンド・インジェクションの欠陥に起因するものであり、その悪用に成功した攻撃者は、リモートで任意のコマンドを実行できるという。

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OpenVPN の脆弱性 CVE-2023-46849/CVE-2023-46850 が FIX

CVE-2023-46850: OpenVPN Access Server Flaw Exposes Sensitive Data, RCE Possible

2023/11/12 SecurityOnline — OpenVPN Access Server に存在する2件の脆弱性にパッチが適用されたが、この脆弱性が攻撃者に悪用されると、機密情報への不正アクセスが生じる恐れがあるという。脆弱性 CVE-2023-46849/CVE-2023-46850 は、OpenVPN Access Server のバージョン 2.11.0/2.11.1/2.11.2/2.11.3/2.12.0/2.12.1 に影響を及ぼすものだ。一連のバージョンは、OpenVPN 2.6 を継承しており、そこで2つの脆弱性が発見された。

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Cisco IOS/IOS XE の脆弱性 CVE-2023-20109:RCE 悪用が観測されている

Cisco urges admins to fix IOS software zero-day exploited in attacks

2023/09/28 BleepingComputer — 9月27日 (水) に Cisco は、攻撃者に狙われている IOS/IOS XE ソフトウェアのゼロデイ脆弱性にパッチを当てるよう顧客に警告した。Cisco Advanced Security Initiatives Group (ASIG) の X. B. により発見された、この脆弱性 CVE-2023-20109 (深刻度 Medium) は、GET VPN 機能の Group Domain of Interpretation (GDOI) および G-IKEv2 プロトコル内における、不十分な属性検証に起因するものだ。

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Juniper の脆弱性 CVE-2023-36845 に新たな PoC エクスプロイト:悪用が容易な RCE

Thousands of Juniper devices vulnerable to unauthenticated RCE flaw

2023/09/18 BleepingComputer — 推定で 12,000台とされる Juniper SRX Firewall/EX Switche には、認証を必要とせずに悪用が可能な、ファイルレス・リモート・コード実行の脆弱性が存在する。2023年8月に Juniper は、PHP 環境変数操作の脆弱性 CVE-2023-36844/CVE-2023-36845 および、重要な機能に対する認証欠落の脆弱性 CVE-2023-36846/CVE-2023-36847 を公表した。それらの脆弱性の危険度は低いが、連鎖すると CVSS 9.8 という深刻なリモート・コード実行にいたるものでもある。

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Akira が狙う Cisco ASA のゼロデイ CVE-2023-20269:ブルートフォース攻撃?

Cisco ASA Zero-Day Exploited in Akira Ransomware Attacks

2023/09/08 SecurityWeek — 今週に Cisco は、Adaptive Security Appliance (ASA) および Firepower Threat Defense (FTD) ソフトウェアに存在する、ゼロデイ脆弱性について注意を喚起した。この脆弱性は、8月以降において Akira ランサムウェア攻撃で悪用されているものだ。この 脆弱性 CVE-2023-20269 (CVSS:5.0) は、Cisco ASA/FTD のリモート・アクセス VPN 機能に存在し、ブルート・フォース攻撃の対象とされているため、認証なしでリモートから悪用される可能性がある。

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