Fortinet の脆弱性 CVE-2023-45590 などが FIX:ただちにパッチを!

Fortinet Fixed A Critical Remote Code Execution Bug In Forticlientlinux

2024/04/10 SecurityAffairs — Fortinet FortiClient Linux に存在する、12件の脆弱性が修正された。その中には、深刻なリモートコード実行 (RCE) の脆弱性 CVE-2023-45590 (CVSS:9.4) も含まれる。この脆弱性は、FortiClientLinux の不適切なコード生成の制御に起因する、コードインジェクションの問題を生み出す。認証されていない攻撃者が FortiClient Linux ユーザーを騙して、特別に細工された Web サイトにアクセスさせることで、この欠陥がトリガーされ、任意のコード実行へとつながっていく。


Fortinet は、「FortiClient Linux におけるコード生成の不適切な制御により、コード・インジェクション の脆弱性 [CWE-94] が発生している。未認証の攻撃者が、FortiClientLinux ユーザーを騙して、悪意の Webサイトへと誘導することで、任意のコードが実行される可能性が生じる」と述べている。

この問題について、影響を受けるバージョンと、修正済みのバージョンを、以下に示す。

VersionAffectedSolution
FortiClientLinux 7.27.2.0Upgrade to 7.2.1 or above
FortiClientLinux 7.07.0.6 through 7.0.10Upgrade to 7.0.11 or above
FortiClientLinux 7.07.0.3 through 7.0.4Upgrade to 7.0.11 or above


この脆弱性は、Dbappsecurity のセキュリティ研究者である CataLpa により、Fortinet へ報告されている。なお、Fortinet は、この脆弱性の積極的な悪用の有無については明らかにしていない。

米国の CISA も、Fortinet がリリースしたセキュリティ更新プログラムについて、利用者へ向けたアラートを発表している。そして、FortiOS や FortiProxy などに存在する複数の脆弱性に対して、速やかに対処するよう促している。

同組織は、「Fortinet が、FortiOS や FortiProxy などに存在する、複数の脆弱性に対処するセキュリティ・アップデートをリリースした。これらの脆弱性を悪用する脅威アクターたちが、影響を受けるシステムを制御する可能性が生じている。ユーザーおよび管理者は、アドバイザリを確認し、必要なアップデートを適用すべきである」と、注意を促している。