Conti の置きみやげ:Intel ファームウェアを標的とするスティルス攻撃が消えない

Conti ransomware targeted Intel firmware for stealthy attacks

2022/06/02 BleepingComputer — Conti ランサムウェアから流出したチャットを分析した研究者たちは、ロシアのサイバー犯罪グループ内のチームが、ファームウェアのハッキングを積極的に行ってきたことを発見した。このサイバー犯罪シンジケートのメンバーたちが交わしたメッセージによると、Conti の開発者は、Intel の Management Engine (ME) を活用してフラッシュを上書きし、System Management Mode (SMM) を実行させる PoC コードを作成していたことが判明した。

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2022年の攻撃ベクターを予測:Top-5 に対処するためには?

Top 5 Attack Vectors to Look Out For in 2022

2021/10/21 SecurityAffairs — 悪質なサイバー犯罪者たちは、サイバー攻撃を成功させるための、より狡猾な方法を常に探し出そうとしている。サイバー犯罪者は、給料日の到来を予測や、機密情報へのアクセス経路の探索など、目的を達成するために最も効果的な方式を熟知している。この記事では、組織が警戒し防御すべき、2022年の Top-5 攻撃ベクターに焦点を当てる。

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産業制御システム (ICS) に 637件の脆弱性:2021年上半期のレポート

Over 600 ICS Vulnerabilities Disclosed in First Half of 2021: Report

2021/08/19 SecurityWeek — 2021年の上半期において、ベンダー 76社の製品に影響をおよぼす、637件の ICS (Industrial Control System) 脆弱性が明らかになり、そのうち 70%以上が Critical または High の評価を受けている。それに対して、2020年下半期に公開された脆弱性は、449件に過ぎなかった。Claroty の分析によると、2021年上半期に開示されたセキュリティ・ホールにおいて、大部分は特別な条件を必要とせず、4分の3は特権を必要とせず、3分の2はユーザー操作を必要せずに悪用できるという。また、脆弱性の 61% はリモートで悪用でき、65% はサービス妨害 (DoS) 攻撃に利用できるとしており、IT システムに比べて大きな影響を与える可能性があるとしている。

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CISA 警告:重要インフラに深刻な影響をおよぼす BlackBerry QNX の BadAlloc 脆弱性

CISA: BadAlloc impacts critical infrastructure using BlackBerry QNX

2021/08/17 BleepingComputer — 今日に CISA は、BadAlloc と呼ばれる IoT / OT のセキュリティ欠陥が、重要インフラ企業が使用する BlackBerry の、QNX Real Time Operating System (RTOS) に影響をおよぼすと警告した。BadAlloc とは、メモリ割り当ての際に発生する、整数オーバーフローやラップ・アラウンドのバグを原因とする、25件の脆弱性のコレクションのことである。これらの脆弱性は Microsoft の研究者が発見した、標準的なメモリ割り当て関数に存在するものであり、複数の RTOS および C 標準ライブラリ (libc) の実装や、組み込み SDK に影響する。BadAlloc 欠陥の影響をダイレクトに受ける、脆弱な IoT / OT デバイスは、コンシューマに利用されるだけではなく、医療用/産業用ネットワーク上に数多く存している。

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Zephyr RTOS の深刻な Bluetooth 脆弱性が FIX された

Zephyr RTOS fixes Bluetooth bugs that may lead to code execution

2021/06/22 BleepingComputer — 組込み機器向けの RTOS である Zephyr は、6月の初めにアップデートを行い、サービス拒否 (DoS) やリモート・コード実行を引き起こす可能性のある、複数の脆弱性を修正した。これらの問題は、Zephyr の Bluetooth LE Link Layer (LL) および Logical Link Control and Adaptation Protocol (L2CAP) の実装において発見されている。

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