フィッシングの 2022年を総括:AI ツールにより高度化/急増しているキャンペーン – Zscaler

AI tools help attackers develop sophisticated phishing campaigns

2023/04/25 HelpNetSecurity — Zscaler のレポートによると、フィッシング詐欺の手法が洗練され、検知やブロックが困難になっていることで、サイバー犯罪の脅威が増大しているとのことだ。このレポートでは、現代のフィッシング攻撃の大半が、盗まれた認証情報に依存していることも明らかにされている。さらに、最近トレンドとして、中間者攻撃 (AitM) や、InterPlanetary File System (IPFS) の利用増加、ブラックマーケットから調達したフィッシング・キット、ChatGPT などの AI ツールへの依存についても概説している。

Continue reading “フィッシングの 2022年を総括:AI ツールにより高度化/急増しているキャンペーン – Zscaler”

Google Chrome の偽アップデートに御用心:日韓言語圏から世界へと広がる攻撃範囲

Hacked sites caught spreading malware via fake Chrome updates

2023/04/11 BleepingComputer — いくつかの Web サイトを侵害したハッカーたちが、偽の Google Chrome 自動更新エラーを表示するスクリプトを注入し、それに気づかない訪問者にマルウェアを配布している。このキャンペーンは、2022年11月から行われている。NTT の Security Analyst である Rintaro Koike によると、2023年2月以降に活動を加速させ、日本語/韓国語/スペイン語を話すユーザーを対象にターゲット範囲を拡大している。このマルウェア配布キャンペーンにより、アダルトサイト/ブログ/ニュースサイト/オンラインストアなどの、多数のサイトがハッキングされたことを、BleepingComputer は確認している。

Continue reading “Google Chrome の偽アップデートに御用心:日韓言語圏から世界へと広がる攻撃範囲”

Tox P2P Messenger とクリプトマイナー:IPFS 上の C2 サーバとして重宝される

Crypto Miners Using Tox P2P Messenger as Command and Control Server

2022/08/24 TheHackerNews — 脅威アクターたちは、Tox P2P Messenger を Command and Control Server (C2) の手段として使用し始め、ランサムウェアの交渉のための連絡手段という、以前の役割を拡大しているようだ。Uptycs の調査結果では、ボットとして機能する ELF (Executable and Linkable Format) アーティファクト “72client” を分析し、侵入したホスト上で Tox プロトコルを用いてスクリプトを実行できることを明らかにした。

Continue reading “Tox P2P Messenger とクリプトマイナー:IPFS 上の C2 サーバとして重宝される”

Dark Utilities という C2-as-a-Service が登場:すでに 3,000人のサブスクライバーを獲得

Thousands of hackers flock to ‘Dark Utilities’ C2-as-a-Service

2022/08/04 BleepingComputer — セキュリティ研究者たちが、サイバー犯罪者が悪意の作戦で使用する Command and Control (C2) センターを、簡単かつ安価に設置できる Dark Utilities という新たなサービスを発見した。Dark Utilities とは、Windows/Linux/Python ベースのペイロードをサポートするプラットフォームを脅威アクターに提供し、C2 通信路の実装に関連する労力を不要にするサービスである。

Continue reading “Dark Utilities という C2-as-a-Service が登場:すでに 3,000人のサブスクライバーを獲得”

IPFS 分散型ファイル・システムとサイバー犯罪:フィッシング・キャンペーンの温床?

Researchers Warns of Increase in Phishing Attacks Using Decentralized IPFS Network

2022/07/29 TheHackerNews — IPFS と呼ばれる分散型ファイル・システム・ソリューションが、フィッシング・サイトをホストするための新たな温床になりつつあると、研究者たちが警告を発している。サイバー・セキュリティ企業の Trustwave SpiderLabs は、特定された過去3ヶ月間の攻撃キャンペーンの詳細を公開し、攻撃ベクターとして IPFS フィッシング URL を含む、3,000 以上の電子メールを確認したと述べている。

Continue reading “IPFS 分散型ファイル・システムとサイバー犯罪:フィッシング・キャンペーンの温床?”