Windows Kernel の脆弱性 CVE-2024-21338 に PoC:2024年2月の月例パッチを確認!

PoC Exploit Released for 0-day Windows Kernel Elevation of Privilege Vulnerability (CVE-2024-21338)

2024/04/15 SecurityOnline — 国家に支援される北朝鮮のハッキンググループ Lazarus が悪用した、危険なゼロデイ脆弱性 CVE-2024-21338 の技術的詳細と概念実証 PoC エクスプロイトコードが、最近になってセキュリティ研究者たちから公開された。この脆弱性は Windows カーネル自体に存在し、攻撃者に対してシステムレベルでの制御を許し、セキュリティ・ツールの無効化も可能となる。

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Windows SmartScreen の脆弱性を悪用する DarkGate マルウェア:検出回避の戦術を解明

Hackers exploit Windows SmartScreen flaw to drop DarkGate malware

2024/03/14 BleepingComputer — DarkGate マルウェアによる新たな攻撃の波は、現時点では修正済みの Windows Defender SmartScreen の脆弱性を悪用し、セキュリティ・チェックを回避して、偽のソフトウェア・インストーラーを自動的にインストールするものだ。SmartScreen は Windows のセキュリティ機能であり、ユーザーがインターネットからダウンロードした不審なファイルなどの、実行が試みられる際に警告を表示する。しかし、Windows Defender SmartScreen の脆弱性 CVE-2024-21412 を悪用する、特別に細工されたダウンロード・ファイルにより、これらのセキュリティ警告の回避が可能になる。

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Phemedrone スティーラー:Windows の脆弱性 CVE-2023-36025 を悪用している

Phemedrone Stealer: Exploiting CVE-2023-36025 for Defense Evasion

2024/01/14 SecurityOnline — 先日の Trend Micro のサイバー・セキュリティ研究者たちの発見により、サイバー脅威の世界における懸念すべき展開が明らかになった。脆弱性 CVE-2023-36025 の積極的な悪用が確認され、Phemedrone Stealer として呼ばれる未知のマルウェアの亜種が増殖していることが判明したのだ。 

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Windows のゼロデイ脆弱性 CVE-2023-36025:PoC エクスプロイトが公開

Researchers Published PoC Exploit for Windows Zero-Day CVE-2023-36025 Vulnerability

2023/11/21 SecurityOnline — Microsoft がリリースしたパッチを解析し、脆弱性 CVE-2023-36025 の PoC エクスプロイトを作成した、セキュリティ研究者たちがいる。この脆弱性は、発見された後にパッチが適用されており、脅威アクターによる悪用は確認されていない。CVE-2023-36025 (CVSS:8.8) は、Windows SmartScreen コンポーネント内の高度なセキュリティ機能バイパスの脆弱性である。Microsoft のアドバイザリによると、この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、通常の SmartScreen チェックや関連する警告を回避し、特別に細工されたインターネット・ショートカット (.URL) や、悪意のファイルを指すハイパーリンクを、ユーザーがクリックするように仕向けるという。

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PyPI 汚染が露見:BlazeStealer マルウェアを隠し持つ悪意の Python パッケージ

Beware, Developers: BlazeStealer Malware Discovered in Python Packages on PyPI

2023/11/08 TheHackerNews — PyPI (Python Package Index) リポジトリに忍び込み、開発者のシステムを侵害して機密情報を盗み出す、悪質な Python パッケージの新しいセットが発見された。 Checkmarx は、「これらのパッケージは、無害な難読化ツールを装っているが、BlazeStealer と呼ばれるマルウェアを隠し持っている」と、The Hacker News と共有したレポートで述べている。

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Microsoft Defender 対 Akira ランサムウェア:エンジニアリング分野への攻撃を封じ込めた

Microsoft Defender Thwarted Akira Ransomware Attack On An Industrial Engineering Firm

2023/10/16 SecurityAffairs — Microsoft の Defender for Endpoint が、Akira ランサムウェア・オペレーション (Storm-1567) による大規模なハッキング・キャンペーンの阻止に貢献したようだ。Microsoft によると、この攻撃は 2023年6月上旬に発生した、インダストリー組織を狙うものとのことだ。同社のサイバー防衛ソリューションは、他の機能を展開することなく、ランサムウェアのような人手による攻撃を自動的に防止できるとされる。

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Microsoft Defender の新機能:侵害されたアカウントの自動ブロック

Microsoft Defender now auto-isolates compromised accounts

2023/10/11 BleepingComputer — Microsoft Defender for Endpoint の、新たな Contain User 機能のプレビューは、人手による攻撃で侵害されたユーザー・アカウントを分離し、横方向の移動をブロックするという、自動的な攻撃阻止を目指すものとなっている。この種のハンズオンキーボード攻撃では、人間により操作されるランサムウェアのケースと同様に、脅威者がネットワークに侵入し、盗んだアカウントで権限を昇格させた後に、横方向への移動や悪意のペイロード展開が行われる。

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Microsoft Defender による Tor Browser へのマルウェア・フラグ:誤検知が確認され解除

Microsoft Defender no longer flags Tor Browser as malware

2023/10/02 BleepingComputer — 最近のバージョンの Tor Browser は、更新された tor.exe ファイルが取り込まれていることが原因となり、それを潜在的な脅威だと誤解する Windows Defender によりフラグを立てられていた。ユーザーはトロイの木馬の可能性を警告され、コミュニティにさざ波が立ったが、それは誤検知のケースであった。TorBrowser は、この件に関して最新情報を提供している。この問題について Microsoft に問い合わせた Tor Browser は、明確な回答を得たとしている。

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Akira ランサムウェア:多様な戦術を用いて Linux システムを狙い始めている

Akira Ransomware Mutates to Target Linux Systems, Adds TTPs

2012/09/23 DarkReading — 2023年3月に登場した Akira ランサムウェアは、それ以降において進化を続けている。その、攻撃範囲は当初の Windows システムから Linux サーバへと拡大され、数々の TTP (Tactics/Techniques/Procedures) を採用するようになっている。LogPoint の Akira に関する詳細なレポートでは、被害者のファイルを暗号化し、シャドウコピーを削除し、データ復旧との引き換えに身代金の支払いを要求するという、高度に洗練されたランサムウェアだと解説されている。その感染チェーンは、多要素認証のない Cisco ASA VPN を積極的にターゲットとし、脆弱性 CVE-2023-20269 をエントリポイントとして悪用するものだ。

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Cobalt Strike の Golang 亜種が登場:Apple macOS を狙う中国の APT とは?

Hackers Using Golang Variant of Cobalt Strike to Target Apple macOS Systems

2023/05/16 TheHackerNews — Golang で実装された Geacon という名の Cobalt Strike 亜種が、Apple macOS システムをターゲットとする脅威アクターたちの注目を集める可能性があるという。VirusTotal に掲載される Geacon ペイロードの数が、この数カ月で増加していることを確認した SentinelOne が調査結果を発表した。セキュリティ研究者である Phil Stokes と Dinesh Devadoss はレポートの中で、「これらのペーロードには、レッドチーム・オペレーションで使用されたものもあると思われるが、本物の悪意あ攻撃の特徴を持つものもある」と述べている。

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hVNC は高スティルス性のマルウェア:ロシアの犯罪グループ Lobshot が API を介して悪用

New ‘Lobshot’ hVNC Malware Used by Russian Cybercriminals

2023/05/01 SecurityWeek — ロシアのサイバー犯罪グループ TA505 が、最近の攻撃で新たな hVNC (Hidden Virtual Network Computing) マルウェアを使用していると、脅威情報会社 Elastic が報告している。この、Lobshot と呼ばれるマルウェアは、不正検知エンジンを回避し、感染させたマシンに対して、攻撃者によるステルス・アクセスを可能にする。その攻撃は、Google 広告や偽サイトのネットワークを悪用して、ユーザーを騙すところから始まる。そして、バックドアを含む正規のインストーラをダウンロードさせる、マルバタイジングにより配布されていく。

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Google Chrome の偽アップデートに御用心:日韓言語圏から世界へと広がる攻撃範囲

Hacked sites caught spreading malware via fake Chrome updates

2023/04/11 BleepingComputer — いくつかの Web サイトを侵害したハッカーたちが、偽の Google Chrome 自動更新エラーを表示するスクリプトを注入し、それに気づかない訪問者にマルウェアを配布している。このキャンペーンは、2022年11月から行われている。NTT の Security Analyst である Rintaro Koike によると、2023年2月以降に活動を加速させ、日本語/韓国語/スペイン語を話すユーザーを対象にターゲット範囲を拡大している。このマルウェア配布キャンペーンにより、アダルトサイト/ブログ/ニュースサイト/オンラインストアなどの、多数のサイトがハッキングされたことを、BleepingComputer は確認している。

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Veritas Backup の3つの脆弱性:ALPHV/BlackCat ランサムウェアの標的になっている

ALPHV/BlackCat ransomware affiliate targets Veritas Backup solution bugs

2023/04/04 SecurityAffairs — ALPHV/BlackCat ランサムウェア・ギャングのアフィリエイトである UNC4466 が、Veritas Backup の3つの脆弱性を悪用して、ターゲットのネットワークへのイニシャル・アクセスを取得していることが確認された。この UNC4466 は、他の ALPHV のアフィリエイトとは異なり、ターゲットの環境へのイニシャル・アクセスにおいて、盗み出した認証情報に依存していない。2022年10月22日に、Mandiant の研究者たちは、このアフィリエイトが Veritas の脆弱性をターゲットにしていることを初めて観測した。

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WinRAR/7-Zip アーカイブに仕込まれたトリック:検出を回避して PowerShell などを実行

WinRAR SFX archives can run PowerShell without being detected

2023/04/03 BleepingComputer — 脅威アクターたちは、WinRAR 自己解凍アーカイブを無害なファイルで偽装した上で、悪意の機能を追加することで、ターゲットシステムのセキュリティ・エージェントを起動させることなく、バックドアを仕掛けるようになってきた。WinRAR や 7-Zip などの圧縮ソフトウェアで作成される、自己解凍型アーカイブ (SFX:Self-extracting archives) は、基本的に、アーカイブされたデータと内蔵の解凍スタブ (データを解凍するためのコード) で構成される実行型のファイルである。そして、SFX ファイルには、不正なアクセスを防止するためのパスワードが設定されている。

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Microsoft の AI セキュリティ:GPT-4 を搭載する Copilot のプレビューが始まった

Microsoft Introduces GPT-4 AI-Powered Security Copilot Tool to Empower Defenders

2023/03/28 TheHackerNews — 2023年3月28日 (火) に Microsoft は、Security Copilot のプレビュー版を発表した。それは、マシンのスピードとスケールで End−to-End 防御を提供するために、AI 指向の機能を組み込むことを、継続的に推進していくことを示すものだ。この、OpenAI の GPT-4 AI と、独自のセキュリティ専用モデルを搭載した製品は、サイバー・セキュリティ・アナリストによる、脅威への迅速な対応/シグナルの処理/リスク露出の評価を可能にする、セキュリティ分析ツールだとされている。

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Microsoft クラウドへのハッキングを検出:CISA が最新ツールを提供

New CISA tool detects hacking activity in Microsoft cloud services

2023/03/23 BleepingComputer — 米国の Cybersecurity & Infrastructure Security Agency (CISA) は、Microsoft のクラウド環境における悪意のアクティビティの兆候の検出に有効な、新しいオープンソースのインシデント対応ツールを公開した。米国エネルギー省の国立研究所である Sandia と共同で開発された、この Untitled Goose Tool という名の Python ベースのユーティリティは、Azure Active Directory/Microsoft Azure/Microsoft 365 環境からテレメトリ情報をダンプする。

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.NET 開発者がターゲット:NuGet に展開された悪意のパッケージを追跡

Hackers target .NET developers with malicious NuGet packages

2023/03/20 BleepingComputer — タイポスクワッティングにより複数の正規パッケージになりすました暗号通貨ステーラーが、NuGet リポジトリを通じて配信され、.NET 開発者をターゲットに感染し続けている。この継続的なキャンペーンを発見した、JFrog のセキュリティ研究者 Natan Nehorai と Brian Moussalli によると、そのうちの3つは、この1ヶ月の間に 15万回以上もダウンロードされているとのことだ。この膨大なダウンロード数は、システムを侵害された多数の .NET 開発者を示している可能性もありるが、悪意の NuGet パッケージを正当化するために、攻撃者が人為的に操作した結果なのかもしれない。

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Oracle Weblogic Server が標的:ScrubCrypt 攻撃を仕掛ける 8220 Gang

8220 Gang Behind ScrubCrypt Attack Targeting Oracle Weblogic Server

2023/03/09 InfoSecurity —8220 Gang と呼ばれる脅威アクターが、特定の Uniform Resource Identifier (URI) 内の悪用可能な Oracle Weblogic Server を標的とし、新たなペイロードを展開することが判明した。この、Fortinet のセキュリティ研究たちが分析したペイロードは、セキュリティ・プログラムによる検出の回避を特徴としている。そして、アプリケーションを難読化/暗号化するために設計されたマルウェアである、ScrubCrypt の抽出を目的としている。

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BlackLotus という UEFI Bootkit マルウェア第1号:Windows 11 の Secure Boot を突破する

BlackLotus Becomes First UEFI Bootkit Malware to Bypass Secure Boot on Windows 11

2023/03/01 TheHackerNews — BlackLotus という高ステルス性の UEFI (Unified Extensible Firmware Interface) ブートキットが、Secure Boot 防御を回避するマルウェアとして初めて公になり、サイバー環境における強力な脅威となってきた。スロバキアのサイバーセキュリティ企業 ESET は、「このブートキットは、UEFI セキュアブートを有効にした最新の Windows 11 システム上でも実行可能である」と、The Hacker News と共有したレポートで述べている。

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Microsoft 365 Defender の新機能:ランサムウェア/BEC の攻撃を自動で遮断

Microsoft announces automatic BEC, ransomware attack disruption capabilities

2023/02/24 HelpNetSecurity — 昨年に Microsoft は、企業向けのセキュリティ・スイートである Microsoft 365 Defender に、自動攻撃遮断機能を搭載すると発表した。水曜日に同社は、これらの機能を活用する組織は、ランサムウェアと BEC (Business Email Compromise) の攻撃という、2つの代表的なパターンを効果的に阻止すると明かした。

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Havoc という OSS C2 フレームワーク:Microsoft Defender をバイパスする能力とは?

Hackers start using Havoc post-exploitation framework in attacks

2023/02/15 BleepingComputer — Cobalt Strike や Brute Ratel などの有料オプションに代わるものとして、Havoc という新しいオープンソースの Command and Control (C2) フレームワークへと脅威アクターが乗り換えていることを、セキュリティ研究者たちは確認している。クロス・プラットフォームに対応する Havoc は、スリープの難読化/リターン・アドレス・スタックのスプーフィング/間接的なシステムコールを用いて、最新の Windows 11 と Microsoft Defender をバイパスしていく。

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Microsoft Defender の Linux 機能が強化:侵害されたエンドポイントの隔離が可能に

Microsoft Defender can now isolate compromised Linux endpoints

2023/01/31 BleepingComputer — 今日、Microsoft が発表したのは、Linux に搭載された Microsoft Defender for Endpoint (MDE) への、デバイス分離サポートの追加である。エンタープライズ管理者たちは、Microsoft 365 Defender ポータルまたは、API リクエストを用いて、パブリック・プレビューの一部として登録された Linux マシンを、手動で隔離することができる。この隔離が行われると、脅威アクターによる侵入済みシステムへの接続が不能になる。したがって、攻撃者によるコントロールは遮断され、データ盗難などの悪意のアクティビティは阻止される。

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Zoho ManageEngine の RCE 脆弱性 CVE-2022-47966:活発な悪用と攻撃

Critical ManageEngine RCE bug now exploited to open reverse shells

2023/01/20 BleepingComputer — 複数の Zoho ManageEngine 製品に影響を及ぼす、深刻な RCE (Remote Code Execution) の脆弱性が、攻撃に悪用されている。この脆弱性の悪用コードと詳細な技術分析を、Horizon3 のセキュリティ研究者たちが公開する2日前に、サイバーセキュリティ企業の Rapid7 が最初の悪用の試みを検知していた。Rapid7 は、「我々は、少なくとも 24種類のオンプレミス ManageEngine 製品に影響を与える、未認証のRCE 脆弱性 CVE-2022-47966 の悪用から生じる、さまざまな侵害に対応している。2023年1月17日 (UTC) の時点で、複数の組織にまたがる悪用を観測している」と述べている。

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Variston IT というスパイウェア:Chrome/Firefox/Defender の N-Day 脆弱性を悪用

Spyware Vendor Variston Exploited N-Days in Chrome, Firefox, Windows

2022/12/01 InfoSecurity — スペインの カスタム・セキュリティ・ソリューション・プロバイダーとされる Variston IT は、自社の Heliconia フレームワークで Chrome/Firefox/Microsoft Defender の N-Day 脆弱性を悪用し、ターゲット・デバイスにペイロードを展開するためのツールを配布している。これは、Google Threat Analysis Group (TAG) が、11月30日のアドバイザリで明らかにしたものであり、Google/Microsoft/Mozilla は 2021年と 2022年初旬に、この脆弱性を修正しているという。

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Microsoft Defender for Endpoint の保護機能を強化:すべての企業ユーザーが利用可能に

Microsoft Defender boosts default protection for all enterprise users

2022/11/29 BleepingComputer — Microsoft は、同社のエンドポイント・セキュリティ・プラットフォームである Defender for Endpoint を導入している全てのデバイスで、ビルトイン保護機能が利用可能になることを発表した。このデフォルト設定を適用すると、ランサムウェア攻撃を含む、高度な脅威や新たな脅威に対して、企業のエンドポイント保護を強化できる。Microsoft は、「この保護機能では、まずはテナントの改ざん防止機能をオンにする。その後に、その他のデフォルト設定も導入する予定だ」と説明している。

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Microsoft 365 とユーザーを隔てるギャップ:90% の企業は何を思う?

90% of organizations have Microsoft 365 security gaps

2022/11/22 HelpNetSecurity — 前日に発表された CoreView の調査では、世界の 160万人の Microsoft 365 ユーザーの声を評価することで、90% もの組織においてセキュリティ保護にギャップが存在することを明らかにした。Microsoft 365 (M365) の管理は複雑である。どのようにすれば、IT チームは管理における頭痛の種を回避し、100% のコンプライアンスを維持し、M365 インスタンスを正しくコントロールできるのだろうか。

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IceXLoader マルウェアの感染が増大:Windows Defender を巧みに回避

Phishing drops IceXLoader malware on thousands of home, corporate devices

2022/11/10 BleepingComputer — 現在進行中のフィッシング・キャンペーンにより、数千のホーム/コーポレート・ユーザーが、マルウェア IceXLoader の新バージョンに感染していることが判明している。 この夏に、マルウェア・ローダー IceXLoader の野放し状態での悪用が発見されたが、その後にツールの機能が強化され、多段階の配信チェーンを導入されるという、バージョン 3.3.3 がリリースされている。2022年6月に Fortinet が、この Nim ベースのマルウェアを発見したときのバージョンは 3.0 であり、また、ローダーとしての重要な機能が欠けており、開発中というような印象だったという。

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Microsoft Teams と Defender for Office 365 の連携強化:フィッシング・メッセージを排除する

Microsoft to let Office 365 users report Teams phishing messages

2022/10/01 BleepingComputer — Microsoft は、Defender for Office 365 のアップデートに取り組んでおり、Microsoft Teams のユーザーが受け取った疑わしいメッセージを、組織のセキュリティ・チームに警告できるようにするという。Microsoft Defender for Office 365 (旧 Office 365 Advanced Threat Protection/Office 365 ATP) は、メールメッセージ/リンク/コラボレーション・ツールからの、悪質な脅威から組織を保護するものとなる。

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LockBit の新戦術:Windows Defender を悪用して Cobalt Strike をロードする経路を発見

LockBit operator abuses Windows Defender to load Cobalt Strike

2022/07/29 BleepingComputer — ランサムウェア LockBit 3.0 に関連する脅威アクターたちは、Windows Defender のコマンドライン・ツールを悪用して、感染させたシステムに Cobalt Strike Beacon をロードし、セキュリティ・ソフトウェアによる検出を回避していることが明らかになった。Cobalt Strike は、正規のペンテスト・スイートだが、その広範な機能は脅威アクターたちに好まれ、ネットワークでの偵察と横方向の移動をステルスで実行した後に、データを盗んで暗号化するために使用されている。

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