Google の Dark Web Report が米国で発動:あなたの情報がダークウェブで見つかるかもしれない

Google brings dark web monitoring to all U.S. Gmail users

2023/05/10 BleepingComputer — 5月10日に Google が発表した計画によると、米国のすべての Gmail ユーザーは、自身のメールアドレスがダークウェブ上で開示されているかどうかを確認するための、セキュリティ機能 Dark Web Report を近々に利用できるようになるようだ。さらに Google は、アニュアル・デベロッパー・カンファレンス Google I/O での発表で、この機能は今後の数週間をかけて展開され、一部のグローバル市場からのアクセスは対しても拡大される予定だと述べている。

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Rilide マルウェアは Chromium を狙う:偽物の Google Drive エクステンションに要注意

New Rilide Malware Targeting Chromium-Based Browsers to Steal Cryptocurrency

2023/04/04 TheHackerNews — Chromium ベースの Web ブラウザが、新しいマルウェア Rilide の標的になっている。このマルウェアは、正規のエクステンションを装い、機密データを採取し、暗号通貨を吸い上げる。Trustwave SpiderLabs Research は、「Rilide マルウェアは、正規の Google Drive エクステンションに偽装されており、脅威アクターに対して各種の悪意のアクティビティを提供する。具体的に言うと、閲覧履歴の監視/スクリーンショットの撮影に加えて、各種の暗号通貨取引所から資金を引き出すための悪意のスクリプトの挿入なども可能にする」と、The Hacker News に提供されたレポートで述べている。

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2022 サイバー攻撃調査:件数はグローバルで前年比 38% 増で Q4 は過去最大

Global Cyber-Attack Volume Surges 38% in 2022

2023/01/09 InfoSecurity — Check Point によると、昨年に記録されたサイバー攻撃の件数は、2021年との比較において 38% 増とのことだ。前年同期比で最大の増加率 74% を記録した、医療機関への攻撃が急増したことや、小規模で機敏なハッキング集団の活動が主な原因であると、同社は述べている。全体として、2022年 Q4 に攻撃は過去最高を記録し、1組織あたりの週間平均攻撃回数は 1168回となった。週平均の数値が最も高かったのは、教育分野の組織 2314件/政府と軍 1661件/ヘルスケア 1463件である。

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ロシアの国家支援 APT29 ハッキング・グループ:DropBox/Google を介してマルウェアを配布

Russian Hackers Using DropBox and Google Drive to Drop Malicious Payloads

2022/07/19 TheHackerNews — APT29 として知られるロシアの国家支援されたハッキング・グループが、Google Drive や Dropbox などの正規のクラウド・サービスを利用して、侵害したシステム上に悪意のペイロードを配信するという、新しいフィッシング・キャンペーンを立ち上げていることが判明した。

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Google Drive の警告バナー:悪意のファイルへのアクセスを止める

Google Drive now warns you of suspicious phishing, malware docs

2022/01/25 BleepingComputer — Google は、Google Drive に新たな警告バナーを導入し、脅威アクターがマルウェア配信やフィッシング攻撃に使用する可能性のある、疑わしいファイルについてユーザーに警告を発している。この新しい警告バナーは、2021年10月に開催されたユーザー・カンファレンス Google Cloud Next 2021 で発表されたものだ。Google は、「Google Drive に存在する疑わしいファイルや危険なファイルを、ユーザーが開いた場合に警告バナーを表示して、マルウェア/フィッシング/ランサムウェアなどから保護する」と説明している。

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サイバー攻撃の最新動向:クラウドからトロイの木馬を振り撒く攻撃者たち

New Cyberattack Campaign Uses Public Cloud Infrastructure to Spread RATs

2022/01/13 DarkReading — 最近の攻撃キャンペーンには、パブリック・クラウドのインフラを利用して、コモディティ RAT である Nanocore/Netwire/AsyncRAT の亜種を配信し、ユーザーのデータを標的にするものが見られると、研究者たちが報告している。この、10月に発見された攻撃キャンペーンは、攻撃者が自身でインフラをホストせずに目的を達成するために、クラウド利用を増やしていることが明示されていると、Cisco Talos の研究者たちが報告している。

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Google 警告:GCP の不適切な管理がもたらす暗号通貨マイニングなどの手口

Hackers Using Compromised Google Cloud Accounts to Mine Cryptocurrency

2021/11/29 TheHackerNews — Google Cloud Platform (GCP) の不適切なセキュリティ管理を悪用することで、侵害されたシステムへの暗号通貨マイニング・ソフトウェアのダウンロードや、インフラを悪用したランサムウェアのインストール、フィッシング・キャンペーンの実施、YouTube トラフィック/視聴回数の操作などが横行している。

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Slack/Teams/Zoom などによる攻撃面積の拡大を理解する

Understanding the Human Communications Attack Surface

2021/11/01 DarkReading — 最近の話だが、Slack/Microsoft Teams/Zoom などのチャネルで、人と人のコミュニケーションを悪用した脆弱性の公開や、PoC エクスプロイトの悪用などのインシデントが増えている。これらのクラウド・ベースのチャネルは、具体的な攻撃手段であるだけではなく、内部の人間にアクセスできるという点で、ヒューマン・コミュニケーションを悪用する犯罪者にとって、魅力的な手段となっている。

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シャドウ IT とクラウド・マルウェアが組織のリスクを高める

Shadow IT, Cloud-Based Malware Increase AppSec Risks

2021/07/26 SecurityBoulevard — Netskope の調査によると、クラウド・アプリにより配信されるマルウェアが増加し続けていることにより、クラウド・アプリのセキュリティ・リスクが引き続き高まっているという。この調査では、従業員の離職に伴い、重要なデータが流出していく可能性も指摘されている。離職する従業員は、その直前の 30日間に、通常の3倍ものデータをパーソナル・アプリにアップロードしているという。つまり、Google Drive や Microsoft OneDrive などが、最も人気のターゲットとなる。

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