Google brings dark web monitoring to all U.S. Gmail users
2023/05/10 BleepingComputer — 5月10日に Google が発表した計画によると、米国のすべての Gmail ユーザーは、自身のメールアドレスがダークウェブ上で開示されているかどうかを確認するための、セキュリティ機能 Dark Web Report を近々に利用できるようになるようだ。さらに Google は、アニュアル・デベロッパー・カンファレンス Google I/O での発表で、この機能は今後の数週間をかけて展開され、一部のグローバル市場からのアクセスは対しても拡大される予定だと述べている。
この機能が有効になると、Gmail ユーザーはダークウェブ上で自分のメールアドレスをスキャンし、Google が提供するガイダンスにしたがって、データを保護するためのアクションを引き起こせるようになる。また、Google アカウントを乗っ取りから保護するために、2段階認証を有効にすることも推奨されている。

Google の Core Services SVP の Jen Fitzpatrick は、「これまでは、米国の Google One 加入者のみが利用できたが、今後の数週間で Dark Web Report へのアクセスを拡大する予定だ。
また、Google は Gmail ユーザーへの定期的な通知により、サイバー犯罪フォーラムに掲載されたデータ漏洩と、ユーザーのメールアドレスの関連性について、確認する予定だという。
この Dark Web Report は、2023年3月には米国内の Google One プラン会員に展開され、ユーザー自身の個人情報がダークウェブ上で発見されたときに、通知を受けるための簡単な方法が提供されている。
この機能が発表された3月の時点で、Google One の Director of Product Management である Esteban Kozak は、「Google One の Dark Web Report は、ユーザーの氏名/住所/Eメール/電話番号/社会保障番号などの個人情報を、ダークウェブ上でスキャンし、発見された場合に通知する」と述べている。
Google One の契約者は、Google One にアクセスし、Dark Web Report の下にある “Set up > Start monitoring” をクリックして、自身の情報を含む監視プロファイルを作成することで、この機能を有効化できる。
このプロファイルに追加された個人情報だが、監視プロファイルから削除することが可能であり、また、Dark Web Report の設定からプロファイルを削除することで、すべて削除することも可能だという。
また、今日の Google I/O において、Chrome と Android のセーフ・ブラウジング・サービスをアップグレードし、フィッシングの検出度が 25% ほど高まっていることも、Google は発表している。また、Google Drive に新たなスパムビューを追加し、また、Google Maps で検索履歴を削除するための簡単な方法も追加したという。
Kozak は、「Google One のユーザーに対しては、データ漏洩で見つかるかもしれない、関連情報も表示される。そして、一致する情報がダークウェブで見つかった場合には、Google からの通知が行われ、その情報を保護する方法についてのガイダンスが提供される」と付け加えている。
日本は、マダなのでしょうか? 2023/03/08 の「Google One の新機能:VPN アクセス/Dark Web レポートでセキュリティを強化」の続報です。この機能が使えるようになると、嬉しいようで、怖いようで、という感じですね。でも、確認できるものは、確認すべきだと思います。待ち遠しいです。

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