RA Group という新たなランサムウェア:Babuk クローンで3社を侵害している

New Ransomware Gang RA Group Hits U.S. and South Korean Organizations

2023/05/15 TheHackerNews — RA Group という名の新たなランサムウェア・グループが、流出した Babuk ランサムウェアのソースコードを活用して、独自のロッカー・バリアントを派生させている。サイバー セキュリティ企業 Cisco Talos によると、このサイバー犯罪集団は、遅くとも 2023年4月22日から活動しているとされ、急速に活動を拡大しているとのことだ。

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Babuk ランサムウェアのソースコード流出:VMware ESXi を狙う脅威アクターたちが特定された

Leaked source code of Babuk ransomware used by 10 different ransomware families targeting VMware ESXi

2023/05/12 SecurityAffairs — 2021年に流出した Babuk ランサムウェアのソースコードをベースにして、VMware ESXi ロッカーを使用する 10件のランサムウェア・ファミリーを、SentinelLabs の研究者たちが特定した。研究者たちが指摘するのは、これらのランサムウェア・ファミリーが、2022年下半期〜2023年上半期に確認されている点である。つまり、Babuk ランサムウェアのソースコードを使用する、脅威アクターが増加していると推測されるという。それらの脅威アクターたちは、流出したソースコードを利用することで、Linux システムを標的としたランサムウェアを、専門知識がなくても作成できるようになると、専門家たちは説明している。

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RTM Locker ランサムウェア:強力な暗号化機能で VMware を狙う – Uptycs

RTM Locker Ransomware Targets Linux Architecture

2023/04/27 InfoSecurity — Linux システムを標的とする新たなランサムウェアのバイナリが発見されたが、RTM Ransomware-as-a-Service グループに起因するものであることが判明した。Uptycs のセキュリティ研究者たちが、4月26日 (水) に公開したアドバイザリでは、RTM グループが Linux バイナリを作成したのは初めてのことだという、調査結果が共有されている。同社は、「この Locker ランサムウェアは、Linux/NAS/ESXi ホストに感染するものであり、Babuk ランサムウェアから流出したソースコードに影響を受けているようだ」と説明している。

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LockBit 3.0 Builder が流出:不満を持つ開発者の裏切りがもたらす大きな影響とは?

LockBit ransomware builder leaked online by “angry developer”

2022/09/21 BleepingComputer — ランサムウェア LockBit だが、不満を持つ開発者とされる人物から、最新の暗号化ソフトのビルドが流出されるという裏切り行為を受けているようだ。この6月に、LockBit ランサムウェアは、2ヶ月間にわたるテストの後に、コードネーム LockBit Black と呼ばれる暗号化装置の Ver 3.0 をリリースした。この新バージョンは、「ランサムウェアを再び偉大なものにする」ことを約束し、新しいアンチ解析機能や、ランサムウェアのバグバウンティ・プログラム、新たな強奪方法などを追加している。しかし、2人 (あるいは同一人物) の不満分子が、Twitter で LockBit 3.0 Builder を流出させるなど、LockBit の運営者は厄介な情報漏洩に見舞われているようだ。

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DENSO が Pandora ランサムウェア攻撃に遭遇:Rook/NightSky のリブランドか?

Automotive giant DENSO hit by new Pandora ransomware gang

2022/03/14 BleepingComputer — 自動車部品メーカーの DENSO は、3月10日に新たなランサムウェア Pandora のサイバー攻撃を受け、その際に盗み出されたとされるデータの流出が開始されたことを認めた。DENSO は、世界最大級の自動車部品メーカーであり、Toyota/Mercedes-Benz/Ford/Honda/Volvo/Fiat/General Motors などのブランドに対して、電気/電子/パワートレイン制御などの様々な専用部品を供給している。同社は日本で事業を展開しているが、世界中に 200社以上の子会社と、168,391人の従業員を擁し、2021年の売上高は $44.6 billion となっている。

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ウクライナの研究者が反撃:Conti ランサムウェアのソースコードが大規模に流出

Conti Ransomware source code leaked by Ukrainian researcher

2022/03/01 BleepingComputer — ウクライナの研究者たちが、ランサムウェア Conti オペレーターの内部の会話や、ランサムウェアのソース、管理パネルなどを流出さ、壊滅的な打撃を与え続けている。Conti がロシアによる侵略を支持し、ウクライナのアフィリエイトを混乱させた後に、ある研究者が動き出したことで、Conti にとって極めて不利な展開の1週間となった。

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ロシアと中国のコラボ:Dark Web でハッカーたちは何を相談する?

Russian ransomware gangs start collaborating with Chinese hackers

2021/11/17 BleepingComputer — ロシア語圏のサイバー犯罪フォーラムにおいて、中国のハッカーたちに協力を求めているような、新たな動きが散見される。中国の脅威アクターを参加させようとする試みは、主に RAMP ハッキング・フォーラムで見られる。このフォーラムでは、中国語を話す人物の会話への参加や、ヒントの共有。共同での攻撃などが奨励されている。

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Hive ランサムウェアによる暗号化:Linux と FreeBSD がターゲットに追加

Hive ransomware now encrypts Linux and FreeBSD systems

2021/10/29 BleepingComputer — ランサムウェア Hive は、Linux や FreeBSD をターゲットに開発された新種のマルウェアを用いて、これらのプラットフォームも暗号化してしまう。しかし、スロバキアのインターネット・セキュリティ企業 ESET が発見したように、Hive の新しい暗号化ツールは開発中であり、機能が不足している。

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Babuk ランサムウェアの復号ツールが無償でリークされた

Babuk ransomware decryptor released to recover files for free

2021/10/27 BleepingComputer — チェコのサイバーセキュリティ・ソフトウェア企業である Avast は、Babuk ランサムウェアの被害者に対して、ファイルを復元する復号ツールを作成し、無料で公開した。Avast Threat Labs によると、Babuk の復号ツールは、流出したソースコードと復号キーを使用して作成されたとのことだ。

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VirusTotal 調査:8,000万件のランサムウェアを分析してみた

VirusTotal Releases Ransomware Report Based on Analysis of 80 Million Samples

2021/10/14 TheHackerNews — 2020年から 2021年前半にかけて、イスラエル/中国/韓国/シンガポール/ベトナム/インド/カザフスタン/フィリピン/イラン/英国において、130種類ものランサムウェアが活動していたことが、8,000万件のランサムウェア関連サンプルの包括的な分析により明らかになった。

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Fortinet VPN アカウント 50万件が流出:脆弱性 CVE-2018-13379 に要注意

Hackers leak passwords for 500000 Fortinet VPN accounts

2021/09/08 BleepingComputer — 昨年の夏に悪用されたデバイスからスクレイピングされた、約50万件の Fortinet VPN のログイン名/パスワードのリストが、ある脅威行アクターにより流出させられた。そのときに悪用された Fortinet の脆弱性はパッチがリリースされているが、多くの VPN 認証情報は依然として有効だと、この脅威アクターは主張している。

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REvil ランサムウェアの謎:だれがオンラインに戻したのか?

REvil ransomware servers mysteriously come back online

2021/09/07 BleepingComputer — ランサムウェア REvil の、ダークウェブ・サーバーが、約2ヶ月ぶりに突然復活した。これがランサムウェア・ギャングの復帰を意味するのか、それとも法執行機関がサーバーをオンにしたのかは不明だ。7月2日に、Sodinokibi こと REvil ランサムウェア・ギャングは、Kaseya VSA リモート管理ソフトウェアのゼロデイ脆弱性を悪用し、約60社のマネージド・サービス・プロバイダー (MSP) と、1,500社以上のビジネス顧客を暗号化した。

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Babuk ランサムウェアの全ソースコードがハッカー・フォーラムにリーク!

Babuk ransomware’s full source code leaked on hacker forum

2021/09/03 BleepingComputer — ある脅威アクターが、ロシア語ハッキング・フォーラムで、ランサムウェア Babuk の完全なソースコードをリークした。Babuk Locker は、Babyk とも呼ばれているが、2021年の初めに企業をターゲットにしてデータを盗み出し暗号化するという、二重窃取の手法を用いるランサムウェアである。

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BlackMatter ランサムウェアの Linux バージョンは VMware ESXi を標的とする

Linux version of BlackMatter ransomware targets VMware ESXi servers

2021/08/05 BleepingComputer — BlackMatter ランサムウェアが、ギャングたちの仲間入りをして、VMware ESXi 仮想マシン・プラットフォームを標的にした、Linux 用の暗号化ソフトウエアを開発した。エンタープライズでは、リソース管理やディザスタ・リカバリのために、サーバーを仮想マシンに移行する傾向が強まっている。VMware ESXi は最も一般的な仮想マシンプラット・フォームであるため、企業を標的としたランサムウェアの大半が、この仮想マシンを標的とする暗号化ツールをリリースし始めている。

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RaaS (Ransomware-as-a-Service) のエコシステムを解析する

Why RaaS Has Become Easier to Launch

2021/07/30 SecurityBoulevard — Intel 471 の研究者から、組織内のサイバー・セキュリティ・チームに向けたヒントが届いた。サイバー犯罪者が何を学び、どのように行動しているのかを積極的に把握することで、セキュリティ・ニーズに対する解決策を見出すことができる。犯罪者たちが容易に攻撃を仕掛けられるのは、私たちが日常的に目にしているものを、巧妙に組み合わせているからだ。つまり、日常的に見られるような、技術的なノウハウを持った人々が増えていることが前提にあり、そこに緻密なビジネス・モデルが組み合わさっている。

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Babuk Locker のランサムウェア・ビルダーが他の攻撃で使用されている

Leaked Babuk Locker ransomware builder used in new attacks

2021/06/30 BleepingComputer — Babuk Locker 運用者がカスタム・ランサムウェアの実行ファイルを作成するために使用したツールが、世界をターゲットにした極めて活発なキャンペーンにおいて、他の脅威アクターに使用されるまで広まっている。Babuk Locker は 2021年の初めに登場したランサムウェアであり、企業をターゲットにした Double-Extortion 攻撃を行っている。

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REvil ランサムウェアが開発した Linux Encryptor は VMware ESXi VM を標的にする

REvil ransomware’s new Linux encryptor targets ESXi virtual machines

2021/06/28 BleepingComputer — REvilランサムウェアが、Linux の暗号化ツールを使用することで、Vmware ESXi の仮想マシンをターゲットにし始めている。企業におけるバックアップ/デバイス管理/リソース使用の効率化などために、仮想マシンへの移行が進んでいることから、仮想マシン上のストレージを暗号化する独自のツールを、ランサムウェア・ギャングが作成するケースが増えている。

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Evil Corp の新種ランサムウェアは米当局の制裁をかわすために PayloadBin と名乗る

New Evil Corp ransomware mimics PayloadBin gang to evade US sanctions

2021/06/06 BleepingComputer — 新種のランサムウェアである PayloadBIN だが、US Treasury Department’s Office of Foreign Assets Control (OFAC) の制裁を逃れるためにブランド名を変更した、サイバー犯罪組織 Evil Corp が作成したものだとされる。

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ワシントン DC の警察署がランサムウェアに攻撃され機密情報をリーク

DC Police Victim of Massive Data Leak by Ransomware Gang

2021/05/14 SecurityWeek — ワシントン DC の警察署は、ロシア語を話すランサムウェア・シンジケートの脅迫に応じなかったことで、内部情報の大規模な流出に見舞われた。専門家によると、米国の警察署を襲ったランサムウェア攻撃としては、史上最悪のものだという。

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