中国 MIIT による規制:Tencent や Alibaba による独占は許さない

China’s tech regulator says scrutiny of internet industry to deepen as targeted six-month campaign continues

2021/10/17 SCMP — 中国の政府高官は、7月に開始した6ヵ月間のキャンペーンが後半に入ったことで、これからはインターネット業界に対する監視を強化する計画であると、中国メディアに語った。これにより、1年近く続いているテクノロジー分野への規制が、さらに長期化することになる。

日曜日の国営メディア 『経済日報』において、Ministry of Industry and Information Technology (MIIT) により、公正で秩序ある市場環境を醸成するための「的を射た措置」が取られていくと、Xiao Yaqing 大臣は語っている。

Xiao Yaqing コメントは、インターネット分野の問題点を一掃するための、キャンペーンの開始から3ヶ月後に発せられた。昨年からの、北京政府によるデジタル分野全般に対する監視は、ソーシャルメディアから金融サービスに至るまで、あらゆるものに打撃を与えた。そして MIIT は、中国で最も重要な技術規制機関のひとつとなった。

今回のキャンペーンで MIIT は、データ・セキュリティの不備に加えて、ユーザーにパーソナライズされたサービスの提供を強要することや、競合サービスへのアクセスを遮断/制限することなど、特定のアプリのエコシステムにユーザーを囲い込む、中国のインターネット大手に共通する問題に取り組むことを約束している。

このキャンペーンが始まって以来、複数のビッグテック企業が、新たな規制要件に対応するために自社のプラットフォームをオープンにしてきた。その結果、企業間の競争に影響が生じ、その効果は広範囲におよぶ可能性がある。先月に、中国最大の SNS プラットフォームである Tencent Holdings の WeChat は、One-to-One のチャットにおいて、ライバルのプラットフォームから共有されたリンクを開くことを許可し始めた。

Alibaba Group Holdings も、フードデリバリー・サービスの Ele.me および、ビデオ・ストリーミングの Youku、オンライン・チケットの Damai、EC プラットフォームの Kaola など、数多くの自社プラットフォームにおける WeChat Pay の利用を許可した。Alibaba のプラットフォームでは、WeChat Pay の競合相手である Ant Group の Alipay が主として利用されている。

北京政府による取締が始まってから数ヶ月の間に、香港や米国に上場している関連銘柄から US$1 trillion の価値が消えていったが、それでも、規制は一向に収まる気配がない。MIIT の Xiao は、「MIIT は引き続きインターネット企業の責任を追及し、監督を強化し、他の政府機関と協力して業界を管理していく」と述べている。また、経済日報とのインタビューの中で Xiao は、反競争的行為の抑制、手数料の引き下げ、融資の拡大などにより、中小企業の支援を約束するという、以前からの北京政府の公約を繰り返した。

7月に Liu He 副首相は、湖南省の長沙市で開催された中小企業フォーラムで、「政府は中小企業の成長を促すために健全なビジネス環境を整える」と述べ、企業経営者に国の経済発展に積極的に参加するよう呼びかけた。

今回の発言は、Xi Jinping 国家主席が中小企業への支援を表明したことに続くものだ。また、2週間前に開催された国務院シンポジウムで、Li Keqiang 首相も中小企業への支援を表明した。それは、大企業の独占的な行為を減らして、中小企業が繁栄できるようにすることの重要性を強調するものだ。

中国における、この種の話題だと、不動産大手の恒大集団がテレビなどで取り上げられていますが、最近では Tencent や Alibaba の名前も聞くようになってきました。富の再配分というキーワードが、世界中で注目される状況ですが、市場原理に任せておくと、大きな偏りが生じてしまいますね。二度の世界大戦でシャッフルされた部分もありますが、この先、いったい、どうなるのでしょう?

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