Atlassian の脆弱性 CVE-2023-22518:Linux 版 Cerber ランサムウェアの配布に悪用されている

Linux Cerber Ransomware Variant Exploits Atlassian Servers

2024/04/17 InfoSecurity — パッチ未適用の Atlassian サーバを悪用する攻撃者たちが、Cerber ランサムウェア (別名:C3RB3R) の Linux 亜種を展開していることが確認された。Atlassian Confluence Data Center/Server に存在する、深刻なセキュリティ脆弱性 CVE-2023-22518 の悪用に成功した攻撃者たちは、認証なしで Confluence をリセットし、管理者アカウントを作成することが可能になる。

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TeamCity 認証バイパスの脆弱性 CVE-2024-27198 が FIX:悪用の検知と CISA KEV 登録

Critical TeamCity flaw now widely exploited to create admin accounts

2024/03/06 BleepingComputer — JetBrains が 3月4日のアップデートで対処した、TeamCity On-Premises の深刻な認証バイパス脆弱性 CVE-2024-27198 が、ハッカーたちに悪用され始めた。パッチの適用されていない TeamCity のインスタンスが、一般の Web 上に公開され、数百人の新規ユーザーが作成されるといった悪用が、大規模に展開されているという。

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JetBrains TeamCity の脆弱性 CVE-2024-27198:PoC エクスプロイトが提供された

Exploit available for new critical TeamCity auth bypass bug, patch now

2024/03/04 BleepingComputer — JetBrains が提供する CI/CD ソリューション TeamCity On-Premises には、リモートの認証されていない攻撃者 に対して、管理者権限によるサーバの制御を許してしまう、致命的な脆弱性 CVE-2024-27198 が存在する。また、すでにエクスプロイトを作成するための、完全な技術的詳細も公開されている。したがって、管理者に強く推奨されるのは、同製品の最新バージョンへの更新または、ベンダーからのセキュリティ・パッチ・プラグインのインストールにより、この問題に優先的に対処することである。

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JetBrains TeamCity の脆弱性 CVE-2024-27198/27199 が FIX:ただちにパッチを!

Critical vulnerabilities in TeamCity JetBrains fixed, release of technical details imminent, patch quickly! (CVE-2024-27198, CVE-2024-27199)

2024/03/04 HelpNetSecurity — JetBrains が公表したのは、TeamCity On-Premises に存在する2つの深刻なセキュリティ脆弱性 CVE-2024-27198/CVE-2024-27199 の修正である。今日、JetBrains は、「この脆弱性を最初に特定した Rapid7 は、当社に報告してくれたが、独自の開示ポリシーを厳守することを選択した。つまり、同社のチームは、この通知から 24時間以内に、脆弱性の技術的な詳細とレプリケーション手順を公開する予定である」と述べている。

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GoAnywhere の CVE-2024-0204:Horizon3 が詳述する PoC エクスプロイトとは?

PoC Code Published for Just-Disclosed Fortra GoAnywhere Vulnerability

2024/01/24 SecurityWeek — Fortra の GoAnywhere MFT に存在する深刻な脆弱性を標的とする PoC コードが、ベンダー・アドバイザリの翌日に公開された。この認証バイパスの脆弱性 CVE-2024-0204 (CVSS:9.8) の悪用に成功した、認証されていない攻撃者が得るのは、管理ポータルを介してアプリケーションの管理者ユーザーを作成する可能性である。

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CISA KEV 警告 24/01/18:Ivanti の脆弱性 CVE-2023-35082 を追加

CISA: Critical Ivanti auth bypass bug now actively exploited

2024/01/18 BleepingComputer — CISA は、Ivanti の Endpoint Manager Mobile (EPMM) および MobileIron Core デバイス管理ソフトウェアに存在する、深刻な認証バイパスの脆弱性が、いまも積極的に悪用されていると警告している。この、2023年8月にパッチ適用済の脆弱性 CVE-2023-35082 は、認証を必要としないリモートからの API アクセスの脆弱性であり、EPM 11.10/11.9/11.8 および MobileIron Core 11.7 以下の、すべてのバージョンに影響を及ぼすものだ。

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Milesight Router/Titan Server の複数の脆弱性:悪用された形跡を発見

Experts Warn of Severe Flaws Affecting Milesight Routers and Titan SFTP Servers

2023/10/17 TheHackerNews — Milesight の産業用セルラー・ルーターに影響を及ぼす深刻な脆弱性が、実際の攻撃で積極的に悪用されている可能性があることが、VulnCheck の新たな調査結果により明らかになった。 脆弱性 CVE-2023-43261 (CVSS:7.5) は、UR5X/UR32L/UR32/UR35/UR41 ルーターの 35.3.0.7 未満に影響を及ぼす、情報漏えいの欠陥だと説明している。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、httpd.log などのログを含む、各種の機密情報にアクセスできる可能性がある。その結果として、リモートの未認証の攻撃者が、Web インターフェイスに不正にアクセスできるようになり、VPN サーバーの設定やファイアウォールの保護の解除などが可能になる。

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Atlassian Confluence の脆弱性 CVE-2023-22515:APT による攻撃を Microsoft が警告

Microsoft: State hackers exploiting Confluence zero-day since September

2023/10/11 BleepingComputer — Microsoft の警告によると、Storm-0062 (別名 DarkShadow/Oro0lxy) として追跡されている中国の脅威グループが、2023年9月14日以降において、Atlassian Confluence Data Center/Server の親告な特権昇格のゼロデイを悪用しているという。2023年10月4日に Atlassian は、脆弱性 CVE-2023-22515 について情報を公開した際に、すでに積極的なエクスプロイト状態であることを通知していた。しかし同社は、この脆弱性を悪用している脅威グループについては、具体的な詳細を明らかにしていない。

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Atlassian Confluence のゼロデイ CVE-2023-22515:すでに攻撃が観測されている

Atlassian Ships Urgent Patch for Exploited Confluence Zero-Day

2023/10/04 SecurityWeek — 10月4日 (水) に Atlassian が公表したのは、Confluence Data Center/Server 製品に存在する深刻なセキュリティ上の欠陥が、すでにゼロデイとして悪用されているという警告である。Atlassian からの緊急アドバイザリーには、「一握りの顧客が、Confluence Data Center/Server のインスタンス上で、リモートから悪用が可能な脆弱性を狙う、エクスプロイトを受けたことを確認している」と記されている。

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Progress WS_FTP の脆弱性 CVE-2023-40044:積極的な悪用が観測された

Live Exploitation Underscores Urgency to Patch Critical WS-FTP Server Flaw

2023/10/02 SecurityWeek — Progress Software の WS_FTP サーバ製品に存在する、認証前の深刻な脆弱性に対するパッチがリリースされたが、その僅か数日後に、複数のターゲット環境に対する積極的な悪用を検出されたと、セキュリティ専門家たちが警告している。サイバーセキュリティ・ベンダー Rapid7 は、さまざまな顧客の環境で、WS_FTP の脆弱性が悪用されている事例を検出し、この週末に警鐘を鳴らし始めた。

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Akira ランサムウェア:Cisco ASA の SSL VPN へのブルートフォース攻撃を展開

Hacking campaign bruteforces Cisco VPNs to breach networks

2023/08/30 BleepingComputer — Cisco Adaptive Security Appliance (ASA) の SSL VPN を標的とし、多要素認証 (MFA) 未実施などのセキュリティ防御の不備を利用した、クレデンシャル・スタッフィング攻撃やブルートフォース攻撃が、ハッカーたちにより行われている。先週に BleepingComputer は、Akira ランサムウェア・ギャングがイニシャル・ネットワーク・アクセスのために、Cisco VPN を突破していることを報告した。

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急増するランサムウェア攻撃:2023年上半期には 1,500件の被害が確認された – Rapid7

Ransomware Surges With 1500 Confirmed Victims This Year

2023/08/17 InfoSecurity — Rapid7 の 2023 Mid-Year Threat Review によると、2023年の上半期においては、全世界で少なくとも 1500の組織がランサムウェア攻撃の被害に遭っている。これらの攻撃の大半は、主要なランサムウェア・ギャングである、LockBit (35.3%)/ALPHV/BlackCat (14.2%)/Cl0p (11.9%) により実施されている。Rapid7 の Vulnerability Research Manager である Caitlin Condon は、「2023年上半期のデータを集計した時点では、MOVEit Transfer ハッキングにおける新たな被害者を集計している最中であり、Cl0p によるインシデント数は、調査結果よりも多い可能性がある」と InfoSecurity に語っている。

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Adobe ColdFusion の脆弱性:7月の月例アップデートの混乱が明らかになった

New Vulnerabilities Found in Adobe ColdFusion

2023/07/18 InfoSecurity — Web 開発コンピューティング・プラットフォームである Adobe ColdFusion に、複数の脆弱性が存在することを、Rapid7 のセキュリティ研究者たちが発見した。2023年7月11日に Adobe は、Rapid7 が発見したアクセス制御バイパスの脆弱性 CVE-2023-29298 および、任意のコード実行を可能にする安全でないデシリアライズの脆弱性 CVE-2023-29300 を含む、ColdFusion に影響を及ぼす複数の脆弱性にパッチをリリースしている。しかし、最近になって Rapid7 は、これらの脆弱性の一部が数日後も悪用されており、また、一部のパッチが不完全であることを確認した。彼らは、7月17日にアドバイザリで調査結果を公表した。

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日本の官民における脆弱なサイバー・セキュリティ:数多くの APT に狙われている – Rapid7

Japan in the Crosshairs of Many State-Sponsored Threat Actors New Report Finds

2023/06/29 InfoSecurity — Rapid7 の最新レポートによると、日本は数多くのサイバー脅威にさらされ、スパイ活動や金銭的な動機によるキャンペーンなどの標的になっているという。Rapid7 は、2023年6月28日に発表したレポート ”Japan and Its Global Business Footprint: The Cyberthreat Landscape Report” で、典型的な国家的脅威の発生源である3カ国 (中国/北朝鮮/ロシア) から、この東アジアの国が標的にされていることを明らかにした。また、2022年上半期におけるランサムウェア攻撃の 32.5%が、製造業に対するものであることも判明した。これに対して、同期間中にヘルスケア業界から報告されたものは、わずか 7.9%だった。

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GitHub リポジトリで発見されたマルウェア拡散の新手口:研究者たちの偽プロファイルを悪用

Fake Researcher Profiles Spread Malware through GitHub Repositories as PoC Exploits

2023/06/14 TheHackerNews — 不正なサイバー・セキュリティ企業の研究者たちによる、少なくとも6つの GitHub アカウントが、7つの悪意のリポジトリをプッシュしていることが確認された。この7つのリポジトリは、Discord/Google Chrome/Microsoft Exchange Server などの、ゼロデイ脆弱性の概念実証 (PoC) だと見られている。

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British Airways/BBC などでデータ侵害が発生:MOVEit @ Zellis の脆弱性悪用が原因

British Airways, BBC and Boots were impacted the by Zellis data breach

2023/06/06 SecurityAffairs — 給与計算プロバイダー Zellis へのサイバー攻撃により、BBC と British Airways の従業員の個人データが漏洩したことが判明した。タブロイド紙の The Mirror は、「英国に拠点を置く Zellis は、ファイル転送ソフトである MOVEit へのサイバー・セキュリティ攻撃の影響を受けたと見られている。Zellis の他に影響を受けた企業の中には、British Airways も含まれている」と報じている。

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Mirai ボットネットが Zyxel Firewall をハッキング:修正済の CVE-2023-28771 を悪用

Zyxel Firewalls Hacked by Mirai Botnet

2023/05/26 SecurityWeek — Mirai ボットネットの亜種が、最近にパッチがリリースされた脆弱性 CVE-2023-28771 を悪用して、Zyxel ファイアウォールを大量にハッキングしている。4月25日の時点で Zyxel は、影響を受ける ATP/VPN/USG Flex/ZyWALL/USG/ファイアウォールに対してパッチをリリースし、このセキュリティ脆弱性について顧客に通知を行っている。

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Zyxel Firewall の深刻な脆弱性 CVE-2023-28771:root 権限での OS コマンド実行 PoC が提供される

Vulnerability in Zyxel firewalls may soon be widely exploited (CVE-2023-28771)

2023/05/22 HelpNetSecurity — 先日に修正された、Zyxel ファイアウォールに存在するコマンド・インジェクションの脆弱性 CVE-2023-28771 が、近い将来において野放し状態で悪用される可能性があると、Rapid7 の研究者たちが警告を発している。彼らは、この脆弱性をトリガーして、リバース root シェルへといたる、PoC スクリプトも公開している。

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英国の大手企業のセキュリティ態勢が大幅に向上 – Rapid7

Rapid7 Has Good News for UK Security Posture

2023/04/13 InfoSecurity — Rapid7 によると、この2年間において英国の大手上場企業は、リスクの高いポートへのアクセスを減らし、電子メールのセキュリティを強化したが、一部の企業は依然として過度のサイバーリスクを抱えているとのことだ。セキュリティ・ベンダーである Rapid7 は、2023年3月時点の英国の攻撃対象領域を把握するため、FTSE350 を3つの分野で評価した。

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Cacti/Realtek/IBM Aspera の脆弱性:複数の DDoS ボットネットとランサムウェアが悪用

Cacti, Realtek, and IBM Aspera Faspex Vulnerabilities Under Active Exploitation

2023/04/01 TheHackerNews — Cacti/Realtek/IBM Aspera Faspex の深刻なセキュリティ脆弱性を悪用する脅威アクターたちにより、パッチ未適用のシステムを標的としたハッキングが行われている。今週の Fortinet FortiGuard Labs レポートによると、MooBot/ShellBot (別名 PerlBot) の配信に、CVE-2022-46169 (CVSS:9.8)/CVE-2021-35394 (CVSS:9.8) が悪用されているようだ。

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IBM の Aspera Faspex の脆弱性 CVE-2022-47986:危険性を考慮した対策が必要

Patch Now: Cybercriminals Set Sights on Critical IBM File Transfer Bug

2023/03/30 DarkReading — IBM のファイル転送スタック Aspera Faspex に存在する、任意のコード実行の脆弱性に対するパッチ適用が滞っていることで、ランサムウェア・ギャングなどのサイバー犯罪者の目に留まりはじめている。この深刻な脆弱性に対して、IBM がパッチをリリースしてから数ヶ月が経つが、脅威アクターたちにより野放し状態で悪用されていると、今週に Rapid7 の研究者たちが報告している。先日に、Rapid7 の顧客が、この脆弱性 CVE-2022-47986 により危険にさらされたことで、研究者たちは、早急な対策が必要であると述べている。

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CISA KEV 警告 23/03/08:Teclib/Apache/Zoho の脆弱性など3件が追加

CISA’s KEV Catalog Updated with 3 New Flaws Threatening IT Management Systems

2023/03/08 TheHackerNews — 米国の CISA は、悪用されている証拠があるとして、3つのセキュリティ脆弱性を KEV (Known Exploited Vulnerabilities) カタログに追加した。この3件のうち最も深刻なものは CVE-2022-35914 で、オープンソースの資産/IT 管理ソフトウェア・パッケージである、Teclib GLPI のサードパーティ・ライブラリ htmlawed に存在する、リモート・コード実行の脆弱性だ。

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F5 BIG-IP の脆弱性 CVE-2023-22374:DoS/コード実行につながる可能性

F5 BIG-IP Vulnerability Can Lead to DoS, Code Execution

2023/02/02 SecurityWeek — F5 が発している警告によると、BIG-IP に存在する深刻なフォーマット文字列の脆弱性により、認証された攻撃者がサービス拒否 (DoS) 状態を引き起こし、任意のコードを実行する可能性があるようだ。この脆弱性 CVE-2023-22374 は、システム間の通信を可能にするために root として実行される、iControl SOAP というオープン API に影響を与える。

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F5 製品群の深刻な RCE 脆弱性が FIX:Rapid7 が報告した CVE-2022-41622 など

Remote Code Execution Vulnerabilities Found in F5 Products

2022/11/16 SecurityWeek — サイバー・セキュリティ企業 Rapid7 の研究者たちが、F5 製品群に影響を及ぼす複数の脆弱性および、その他の潜在的なセキュリティ問題を特定した。8月中旬に Rapid7 から F5 に調査結果がベンダーに報告され、セキュリティ・ホールやエンジニアリング・ホットフィックスなどのアドバイザリが、水曜日に両社からリリースされた。

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LockBit のハッキング主張:自動車部品グループ Continental のデータを窃取

LockBit Claims Ransomware Attack on Continental

2022/11/04 InfoSecurity — ハッキング・グループ LockBit は、この8月に多国籍自動車グループ Continental にサイバー攻撃を仕掛けたと主張している。11月2日に LockBit は、リークサイトにおいて発表を行い、11月4日までの間に身代金が支払われなければ、Continental のデータを公開すると脅している。ダークウェブのブログ記事によると、Continental のネットワークから盗み出したデータの内容や、侵入の記事については、詳細を明らかにしていないとのことだ。

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RockYou2021 にエントリーされる 84億のパスワード:攻撃で悪用される 50万のパスワードとの関係は?

List of Common Passwords Accounts for Nearly All Cyberattacks

2022/10/21 DarkReading — 一般的な2種類のサーバを標的とする、数千万件の認証情報ベースの攻撃は、流出した認証情報のリストを形成する RockYou2021 の、ごく一部のパスワードに集約される。Rapid7 は 12ヶ月間にわたり、ハニーポットのネットワークを通じて、これらのサーバを侵害しようとした全ての試みを記録した。その結果として、クレデンシャル攻撃の試みは、512,000 通りの組み合わせになることを発見した。

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Zimbra のゼロデイ CVE-2022-41352:約 900台のサーバーにハッキング被害

Almost 900 servers hacked using Zimbra zero-day flaw

2022/10/15 BleepingComputer — Zimbra Collaboration Suite (ZCS) の深刻な脆弱性が悪用され、約 900台のサーバがハッキングされていることが判明した。この脆弱性は公開から約 1ヶ月半にわたり、パッチ未適用のゼロデイ脆弱性だった。この脆弱性 CVE-2022-41352 は、攻撃者が ZCS サーバに Web シェルを植え付けると同時に、アンチウイルス・チェックを回避する悪意のアーカイブを添付した、メールの送信を可能にするリモート・コード実行の脆弱性である。

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Zimbra の深刻な RCE 脆弱性 CVE-2022-41352:悪用するハッカーが出現

Hackers Exploiting Unpatched RCE Flaw in Zimbra Collaboration Suite

2022/10/08 TheHackerNews — Zimbra の企業向けコラボレーション・ソフトウェア/Eメール・プラットフォームに存在する、深刻なリモート・コード実行の脆弱性が活発に悪用されているが、この脆弱性のパッチは現時点で提供されていない。この脆弱性 CVE-2022-41352 (CVSS:9.8) の悪用に成功した攻撃者は、任意のファイルをアップロードし、影響を受けるインストール上で悪意のアクションを実行できる。

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航空機内の無線 LAN デバイスに致命的なセキュリティ欠陥:Contec Flexlan とは?

Vulnerabilities Found in Airplane WiFi Devices, Passengers’ Data Exposed

2022/09/14 InfoSecurity — 航空機内のインターネット接続に使用される無線 LAN デバイスに、2つの深刻な脆弱性が発見された。これらの脆弱性は、Necrum Security Labs の Thomas Knudsen と Samy Younsi が発見したものであり、Contec 社製の Flexlan FX3000/FX2000 シリーズの、無線 LAN デバイスに影響を及ぼすものである。

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2022年 Q2 のサイバー攻撃を分析:Microsoft の古い脆弱性が最も多く狙われた

Most Q2 Attacks Targeted Old Microsoft Vulnerabilities

2022/08/16 DarkReading — 2021年9月にパッチが適用された、Microsoft の MSHTML ブラウザエンジンに存在するリモートコード実行の脆弱性だが、それを狙った攻撃が 2022年 Q2 に急増したことが、Kaspersky の分析により判明した。Kaspersky の研究者たちは、この脆弱性 CVE-2021-40444 を狙った攻撃は、少なくとも 4886件を数え、2022年 Q1 に比べて8倍に増加したという。 この脆弱性に対する敵対者の関心が継続しているのは、悪用が容易であるためだと、同社は分析している。

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OCFS でセキュリティ・アラートを正規化:AWS と Splunk が Black Hat で発表

New Cross-Industry Group Launches Open Cybersecurity Framework

2022/08/12 DarkReading — BLACK HAT USA – LAS VEGAS — Amazon Web Services (AWS) と Splunk は、各種の監視システムにおけるセキュリティ・アラートの標準化を推進するために、18種類のシステムおよびセキュリティ・ベンダーによる、業界としての取り組みを主導していく。その目的は、セキュリティ・チームのためにあり、セキュリティ・データを迅速に取り込み分析するための、ベンダーにとらわれない簡素化された分類法を提供することにある。

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CISA 勧告:Atlassian Confluence パスワードハードコード欠陥の積極的な悪用を検知

CISA warns of critical Confluence bug exploited in attacks

2022/07/29 BleepingComputer — CISA は、Atlassian Confluence の深刻な脆弱性 CVE-2022-26138 を、悪用脆弱性リスト (KVE:Known Exploited Vulnerabilities Catalog) に追加した。この脆弱性の悪用に成功したリモート攻撃者は、ハードコードされた認証情報の窃取が可能になる。先週に、オーストラリアのソフトウェア会社である Atlassian が公開したように、パッチ未適用の Questions for Confluence アプリは、8,000台以上のサーバーにインストールされており、ハードコードされた認証情報を持つアカウントを作成している。

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Atlassian Confluence のパスワード・ハードコードの脆弱性:すでに悪用が始まっている

Latest Critical Atlassian Confluence Vulnerability Under Active Exploitation

2022/07/28 TheHackerNews — Atlassian の Confluence Server/Confluence Data Center 用アプリである、Questions For Confluence の深刻な脆弱性を修正するパッチを配布してから 1 週間が経ったが、実際に悪用される事態が発生している。この脆弱性 CVE-2022-26138 は、Questions For Confluence 内でハードコードされたパスワードが使用されており、リモートの未認証の攻撃者に対して、Confluence の全ページへの無制限のアクセスを許す可能性が問題視されている。

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Atlassian Confluence の脆弱性 CVE-2022-26134:50件のアクセス権を販売する驚異アクターが登場

Threat actors sell access to tens of vulnerable networks compromised by exploiting Atlassian 0day

2022/06/26 SecurityAffairs — 先日に発見された、Atlassian Confluence のゼロデイ欠陥 (CVE-2022-26134) の悪用により、侵入を許してしまった 50件の脆弱のネットワークへのイニシャル・アクセスが、ある脅威アクターにより販売されている。この発見は、Rapid7 Threat Intelligence チームによるものでありで、その情報は The Record で公開されている。この脆弱なネットワークへのイニシャル・アクセスは、ロシア語のフォーラム XSS で提供されていた。

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Atlassian Confluence の脆弱性 CVE-2022-26134:脆弱なインスタンス数は減ったが攻撃が活発化

Atlassian Confluence Server Bug Under Active Attack to Distribute Ransomware

2022/06/18 DarkReading — Atlassian Confluence Server における、先日に公開リモートコード実行 (RCE) の深刻な脆弱性が一連の攻撃に頻繁にさらされ、マルウェアやランサムウェアなどが展開されている。Sophos の研究者たちによると、Windows/Linux サーバ上で動作する脆弱な Atlassian Confluence インスタンスに対して、脅威アクターによる自動化されたエクスプロイト攻撃が、これまでの2 週間で複数回観測されているという。

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Zyxel Firewall/VPN の脆弱性 CVE-2022-30525 は広範囲に影響を及ぼす

Hackers are exploiting critical bug in Zyxel firewalls and VPNs

2022/05/15 BleepingComputer — 先日にパッチが適用された、Zyxel のエンタープライズ向け firewall/VPN デバイスに存在する、深刻な脆弱性 CVE-2022-30525 を、脅威アクターたちが悪用し始めている。この脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、認証なしでリモートから任意のコマンドを注入することが可能になり、リバースシェルの設定も可能となる。

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Zyxel Firewall 製品群に影響を及ぼす 深刻な OS コマンド実行の脆弱性が FIX

Zyxel Releases Patch for Critical Firewall OS Command Injection Vulnerability

2022/05/12 TheHackerNews — Zyxel ファイアウォール・デバイスに影響を及ぼす、認証されていないリモート攻撃者による任意のコード実行の脆弱性に対応するための、同社による取り組みが開始された。木曜日に Zyxel が発表したアドバイザリーは、「ファイアウォール・デバイスの一部のバージョンの CGI プログラムに存在する、コマンド・インジェクションの脆弱性により、攻撃に成功した脅威アクターに対して、特定のファイルの変更や、脆弱なデバイス上での OS コマンドの実行を許す可能性がある」と述べている。

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WSO2 の RCE 脆弱性:ワイルドな悪用が観察されているので要注意

Organizations Warned of Attacks Exploiting WSO2 Vulnerability

2022/04/26 SecurityWeek — 企業向けソフトウェア開発ソリューション・プロバイダーである WSO2 の製品だが、その深刻な脆弱性が野放し状態の攻撃にさらされている。WSO2 の Web サイトによると、同社の製品は Fortune 500 などの大手企業で使用されており、そのすべてが危険にさらされる可能性があるという。また、月曜日には Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA) も、この脆弱性を Known Exploited Vulnerabilities Catalog に追加し、5月16日までにパッチを適用するよう、それぞれの連邦政府機関に指示している。

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Dell 製ドライバーに存在し続ける Windows Kernel レベル攻撃の脆弱性

Dell driver fix still allows Windows Kernel-level attacks

2021/12/13 BleepingComputer — 2021年5月に、Dell 製のドライバーに存在する5つの脆弱性が、まとめて CVE-2021-21551 として公開されたが、それは 12年間にわたる悪用の末の修正でもある。しかし、Dell の修正は、さらなる悪用を防ぐために、十分な包括的なものとは言えず、セキュリティ研究者が警告しているように、今後の BYOVD (Bring Your Own Vulnerable Driver) 攻撃の格好の候補となっている。

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SonicWall の深刻な懸念と警告:SMA 100 シリーズのバグに迅速なパッチを

SonicWall ‘strongly urges’ customers to patch critical SMA 100 bugs

2021/12/08 BleepingComputer — SonicWall は、SMA 100 シリーズ・アプライアンスを使用している企業に対して、CVSS スコアで Critical から Medium と評価されている、複数のセキュリティ上の欠陥に対して、直ちにパッチを適用することを強く求めている。これらのバグ (Rapid7 の Jake Baines と NCC Group の Richard Warren が報告) は、Web Application Firewall (WAF) が有効になっているケースでも、SMA 200/210/400/410/500v アプライアンスに影響をおよぼす。

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Fortinet ゼロデイ・リモート脆弱性:パッチ・リリースは8月末に延期

Fortinet delays patching zero-day allowing remote server takeover

2021/08/17 BleepingComputer — Fortinet は、FortiWeb WAF (Web Application Firewal) で見つかった、ゼロデイのコマンド・インジェクションの脆弱性に対するパッチ・リリースを、8月末まで延期した。この脆弱性が悪用されると、認証された攻撃者が SAML サーバーの設定ページを介して、基盤となるシステムの root ユーザーとして、任意のコマンドを実行することができる。このバグを悪用するためには、攻撃者は対象となる FortiWeb デバイスの管理インターフェースに認証される必要があるが、たとえば認証バイパス (CVE-2020-29015) などの脆弱性と連鎖させることで、脆弱なサーバーを完全に制御することができる。

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中小企業で活用される3つの OSS プロジェクトに9つの脆弱性が

Several Bugs Found in 3 Open-Source Software Used by Several Businesses

2021/07/27 TheHackerNews — この火曜日に、サイバー・セキュリティ研究者たちは、いくつかの中小企業で広く利用されている EspoCRM / Pimcore / Akaunting という、3つの OSS プロジェクトに影響を与える、9つの脆弱性を公開した。この脆弱性が悪用されると、より高度な攻撃への道が開かれてしまう可能性がある。EspoCRM v6.1.6 および、Pimcore Customer Data Framework v3.0.0、Pimcore AdminBundle v6.8.0、Akaunting v2.1.12 に影響を与えるセキュリティ上の欠陥は、公開後1日以内に修正されたと、Nokia の研究者である Wiktor Sędkowski と Rapid7の Trevor Christiansen は指摘している。

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Codecov サイバー侵害の後に Bash Uploader から NodeJS への乗り換えが完了

Codecov ditches Bash Uploader for a NodeJS executable

2021/06/12 BleepingComputer — ソフトウェア・テストおよびコード・カバレッジを行う Codecov は、従来からの Bash Uploader に代わるクロス・プラットフォームのアップローダを発表した。この新しいアップローダは、Windows / Linux / macOS に対応した静的バイナリとして提供される。今回の発表は、改変された Codecov の Bash Uploader により顧客の CI/CD 環境から機密情報を収集するという、2ヶ月間に渡る Codecov サプライチェーン・インシデントを受けたものである。

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Codecov サプライチェーン攻撃により Rapid7 のソースコードがアクセスされた

Rapid7 Source Code Accessed in Supply Chain Attack

2021/05/14 DarkReading — Codecov への攻撃を調査した結果、侵入者がアクセス した Rapid7 のソースコード・リポジトリには、同社の認証情報や警告関連データなどが含まれていたと判明した。セキュリティ企業である Rapid7 は、Codecov サプライチェーン攻撃を調査したことで、攻撃者による不正アクセスが、自社にも及んでいたと認めている。

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