Mirai ベースの Medusa ボットネット:ランサムウェア機能を備えて再登場

Medusa botnet returns as a Mirai-based variant with ransomware sting

2023/02/07 BleepingComputer — Miraiコードをベースにした、Medusa という DDoS ボットネットの新バージョンが、ランサムウェア・モジュールと Telnet ブルートフォースターを搭載し、野放し状態で暴れまわっている。Medusa とは、2015年からダークウェブで宣伝されている、昔からのマルウェア株 (同名の Android トロイの木馬とは別物) であり、2017年には HTTP ベースの DDoS 機能が追加されている。

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Netgear Nighthawk の脆弱性が FIX:Pwn2Own 用のエクスプロイトを無効化

Netgear Neutralizes Pwn2Own Exploits With Last-Minute Nighthawk Router Patches

2022/12/06 SecurityWeek — 先週に Netgear がリリースしたホット・フィックスにより、Nighthawk RAX30 (AX2400) ルータの誤設定により、ローカル・ネットワークのサービスへの無制限なアクセスを、リモートの攻撃者に許してしまう脆弱性が対処された。Nighthawk RAX30 の WAN インターフェースが、デフォルトで IPv6 を有効にしているにもかかわらず、IPv4 トラフィックに適用されるアクセス制限が、IPv6 トラフィックに適用されないことに、この脆弱性は起因する。

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PuTTY トロイの木馬版:Amazon の求人情報をルアーにしてバックドアを配布

Hackers trojanize PuTTY SSH client to backdoor media company

2022/09/15 BleepingComputer — 北朝鮮のハッカーが、PuTTY SSH クライアントのトロイの木馬版を使用し、偽の Amazon Job Assessment を仕掛ける手段として、ターゲットのデバイスにバックドアを展開している。 このキャンペーンにおける斬新な要素は、PuTTY/KiTTY SSH ユーティリティのトロイの木馬版を使用して、バックドア (このキャンペーンの場合は AIRDRY.V2) を展開している点にある。今日の Mandiant 技術レポートによると、このキャンペーンを展開した脅威アクターは UNC4034 (別名 Temp.Hermit または Labyrinth Chollima) だとのことだ。このグループの最新の活動は、2020年6月から続いている Operation Dream Job キャンペーンに続くものであり、今回はメディア企業を標的にしていると見られている。

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航空機内の無線 LAN デバイスに致命的なセキュリティ欠陥:Contec Flexlan とは?

Vulnerabilities Found in Airplane WiFi Devices, Passengers’ Data Exposed

2022/09/14 InfoSecurity — 航空機内のインターネット接続に使用される無線 LAN デバイスに、2つの深刻な脆弱性が発見された。これらの脆弱性は、Necrum Security Labs の Thomas Knudsen と Samy Younsi が発見したものであり、Contec 社製の Flexlan FX3000/FX2000 シリーズの、無線 LAN デバイスに影響を及ぼすものである。

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RapperBot ボットネットは Mirai 由来:SSH サーバにブルートフォースを仕掛けて休眠

New Linux malware brute-forces SSH servers to breach networks

2022/08/04 BleepingComputer — 2022年6月の中旬から、RapperBot と呼ばれる新しいボットネットが攻撃が検知されているが、その後の調査により、Linux SSH サーバーにブルートフォースで侵入し、デバイスに足場を築くことに重点を置いていることが判明した。研究者たちによると、RapperBot は Mirai トロイの木馬をベースにしているが、可能な限り多くのデバイスを無秩序に感染させるという、マルウェア本来の動作から逸脱しているようだ。

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QNAP 警告:大半の NAS デバイスが Linux の Dirty Pipe 脆弱性の影響を受ける

QNAP warns severe Linux bug affects most of its NAS devices

2022/03/14 BleepingComputer — 台湾のハードウェア・ベンダーである QNAP は、同社の NAS デバイスの大半が、ローカル・アクセスを持つ攻撃者が Linuxの root 権限を取得できる、Dirty Pipe と呼ばれる深刻な脆弱性の影響を受けると警告を発している。この Dirty Pipe バグは、Linux Kernel 5.8 以降のバージョンに影響し、そこには Android デバイスも含まれる。この脆弱性の悪用に成功した非特権ユーザーは、root 権限で実行される SUID プロセスを含む Read Only ファイルにデータを注入し、上書きすることが可能となる。

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Cisco が深刻な脆弱性を FIX:認証情報ハードコードと SSH key の再利用

Cisco fixes hard-coded credentials and default SSH key issues

2021/11/04 BleepingComputer — Cisco が公表したセキュリティ・アップデートにより、ハードコードされた認証情報やデフォルトの SSH キーを使って認証のない攻撃者がログインし、パッチが適用されていないデバイスを乗っ取るという、深刻な脆弱性が FIX した。また、CISA は Cisco のアップデートを確認し、システム乗っ取りを阻止するアップデートを適用するよう、ユーザーや管理者に対して推奨している。

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Apple macOS のメールを介してコマンドを実行する脆弱性とは?

Unpatched High-Severity Vulnerability Affects Apple macOS Computers

2021/09/21 TheHackerNews — 火曜日に、サイバー・セキュリティ研究者たちは、macOS の Finder に存在する未パッチの脆弱性の詳細を公開した。この脆弱性が、リモートの脅威アクターに悪用されると、ユーザーを騙して、マシン上で任意のコマンドが実行される可能性がある。

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D-Link DIR-3040 のパスワード・ハードコードなどの脆弱性が FIX

D-Link issues hotfix for hard-coded password router vulnerabilities

2021/07/16 BleepingComputer — D-Link は、AC3000 ベースの WiFi ルーター DIR-3040 に存在する、複数の脆弱性に対処するため、ファームウェアの Hotfix を発行した。これらの脆弱性により、ルーター上での任意のコード実行/機密情報への不正アクセス/サービス拒否状態などを引き起こされ、ルーターがクラッシュする可能性があるため、パッチの適用は必須となる。

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