ウクライナのサイバー警察:フェイクニュース拡散に使われた 100万個のボットを停止

Ukraine takes down 1,000,000 bots used for disinformation

2022/08/03 BleepingComputer — ウクライナのサイバー警察 (SSU) は、SNS でフェイク・ニュースを拡散するために使用されていた、100万個のボットによる大規模なボットファームを停止させた。このボットファームの目的は、ウクライナ国家の公式情報を信用させず、同国の社会的/政治的状況を不安定にし、内戦を引き起こすことだった。ボットが拡散していたメッセージは、ロシアのプロパガンダに沿ったものであることから、そのオペレーターはロシアの特殊部隊のメンバーであると考えられている。

実際に、SSU の調査により、犯行グループのリーダーは、過去にキエフに住んでいたロシアの “政治専門家” であることが判明した。SSU の発表では、「調査の結果、この人物は、国内のある政治勢力から命じられた、情報窃取と破壊活動を取りまとめていた。彼は、調整役として、我が国の旧指導部の側近である現議員と接触していた」と説明されている。ウクライナ警察による捜査は、この作戦の他の共謀者を明らかにするために進行中であるが、容疑者は同国刑法 361条 2項違反で起訴されるだろう。

大規模なボットファーム

SSU が解体したボットファームは、キエフ/ハルキフ/ヴィニツィアに存在し、偽情報を拡散させるために、100 万個のボットを用いていた。脅威者は、5,000枚の SIM カードを使って、新しい SNS アカウントを登録し、このボットファームを作っていた。さらに、このオペレーターは、実際の IP アドレスを偽装する 200 のプロキシ・サーバーを使用し、不正行為の検出を回避し、SNS プラットフォームによるブロッキングも回避していた。

SSU によると、ボットファームのオペレーターは、偽名の SNS アカウントをリモートで管理するソフトウェアを開発/配備し、必要とされるプロパガンダ・メッセージをプッシュするように調整していたという。

解体されたボットファーム (SSU)

戦時中のフェイクニュース

特に激動の時代において、さらに言うならインターネット・アクセスが制限された時代においては、フェイク・ニュースの威力を過小評価すべきではない。ロシア人は、偽情報キャンペーンに長い間に渡って関与しており、ウクライナの地元住民をターゲットにした、ウクライナ・ベースのボットファームに投資してきた。

2022年2月に Meta は、SNS 上で偽の情報を拡散していた、Facebook のいくつかの偽アカウント群を削除した。2022年3月に SSU は、この種の5つのボットファームを発見/閉鎖したが、そこではフェイク・ニュースを広めるための、10万件の偽の SNS アカウントが運営されていたと、発表している。

この偽情報キャンペーンには、ウクライナの Volodymyr Zelenskyy 大統領に関する偽情報も含まれている。たとえば、Facebook 上でディープ・フェイクを使用したものや、ウクライナのラジオ局をハッキングして、大統領が危篤状態であるというフェイクニュースを流したものなどがある。これらは、いずれもロシアの工作員の仕業とみられている。

SSU は、この戦争が始まって以来、国家や重要な組織に対する 1,200以上のサイバー攻撃を特定/無効化し、合計で 1,500万人の登録者を持つ 500 の YouTube チャンネルを報告/削除してきた。さらに、ロシアのプロパガンダを広めているとして、1,500の Telegram チャンネル/ボットを、さらに 1,500の Facebook/Instagram/TikTok のアカウントを報告している。

戦争なので、サイバー空間で、このようなことが起こっていても不思議ではありません。それにしても、この写真のリアリティはすごいです。こんなふうにして、ボットファームが構成されているのですね。話は変わりますが、このところ Facebook が登場する機会が増えてきました。よろしければ、Facecbook で検索も、ご利用ください。→ Ukraine まとめページ

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