RubyGems でも MFA の運用がスタート:人気パッケージのメンテナに義務化

RubyGems Makes Multi-Factor Authentication Mandatory for Top Package Maintainers

2022/08/16 TheHackerNews — プログラミング言語 Ruby の公式パッケージ・マネージャである RubyGems は、NPM や PyPI に続くかたちで、人気のパッケージ・メンテナに対して多要素認証 (MFA) を義務付けるプラットフォームになった。そのため、総ダウンロード数が 1億8000万を超える gem の所有者は、2022年8月15日から MFA をオンにすることが義務付けられた。

Continue reading “RubyGems でも MFA の運用がスタート:人気パッケージのメンテナに義務化”

Google の Titan M Chip で発見された深刻な脆弱性:研究者たちに $75,000 の報奨金

Critical Vulnerability in Google’s Titan M Chip Earns Researchers $75,000

2022/08/16 SecurityWeek — Quarkslab のセキュリティ研究者は、今年の初めに発見した Google の Titan M Chip における、深刻な脆弱性についての詳細情報を公開した。2018年に発表された Titan M は、Pixel デバイスにセキュリティ保護の強化を提供するために設計された、セキュアブートなどを保証する SoC (system-on-a-chip) である。この新たな脆弱性 CVE-2022-20233 は、Android の 2022年6月のセキュリティ・パッチの一部として対処されたが、深刻な権限昇格のバグだと、Google は説明していた。

Continue reading “Google の Titan M Chip で発見された深刻な脆弱性:研究者たちに $75,000 の報奨金”

Kaspersky 調査:Web ブラウザ・エクステンション 700万に潜む悪意のアドウェア

Malicious browser extensions targeted almost 7 million people

2022/08/16 BleepingComputer — 2020年以降において、約700万人のユーザーの Web ブラウザに、悪意のエクステンションがインストールされているが、そのうちの 70% が不正な広告でユーザーを狙うアドウェアとして使用されるものだ。2022年上半期においても、Web ブラウザの悪意のエクステンションが運び込む、一般的なペイロードはアドウェア・ファミリーに属し、ブラウジング・アクティビティを盗聴し、アフィリエイト・リンクを宣伝するものだった。

Continue reading “Kaspersky 調査:Web ブラウザ・エクステンション 700万に潜む悪意のアドウェア”

Clop ランサムウェアが英国の水道施設を攻撃:別会社を誤って恐喝して訂正

Hackers attack UK water supplier but extort wrong company

2022/08/16 BleepingComputer — 160万人の消費者に対して、3億3000万リットル/日の飲料水を供給している South Staffordshire Water が、サイバー攻撃と情報の混乱に関する声明を発表した。同社の発表によると、現時点で安全性は確保され、給水システムは稼働しており、子会社である Cambridge Water/South Staffs Water を含めて、安全な水の供給には支障がなく、システムも混乱していないとのことだ。

Continue reading “Clop ランサムウェアが英国の水道施設を攻撃:別会社を誤って恐喝して訂正”

産業用位置情報システム RTLS に深刻な脆弱性:Black Hat で中間者攻撃が証明される

RTLS systems vulnerable to MiTM attacks, location manipulation

2022/08/16 BleepingComputer — セキュリティ研究者たちが、UWB (Ultra-Wideband) の RTLS (Real-Time Locating Systems) に影響を与える複数の脆弱性を発見した。この脆弱性の悪用に成功した脅威アクターは、中間者攻撃を行い、タグの地理位置データを操作できるという。 RTLS 技術の用途は、産業環境/公共交通機関/ヘルスケア/スマートシティなどに広がっている。その主な役割は、追跡タグ/信号受信アンカー/中央処理システムを使用した、ジオ・フェンシング・ゾーンの定義により、安全を支援することにある。

Continue reading “産業用位置情報システム RTLS に深刻な脆弱性:Black Hat で中間者攻撃が証明される”

2022年 Q2 のサイバー攻撃を分析:Microsoft の古い脆弱性が最も多く狙われた

Most Q2 Attacks Targeted Old Microsoft Vulnerabilities

2022/08/16 DarkReading — 2021年9月にパッチが適用された、Microsoft の MSHTML ブラウザエンジンに存在するリモートコード実行の脆弱性だが、それを狙った攻撃が 2022年 Q2 に急増したことが、Kaspersky の分析により判明した。Kaspersky の研究者たちは、この脆弱性 CVE-2021-40444 を狙った攻撃は、少なくとも 4886件を数え、2022年 Q1 に比べて8倍に増加したという。 この脆弱性に対する敵対者の関心が継続しているのは、悪用が容易であるためだと、同社は分析している。

Continue reading “2022年 Q2 のサイバー攻撃を分析:Microsoft の古い脆弱性が最も多く狙われた”

Signal ユーザー 1900人分の電話番号が流出:Twilio データ侵害の影響

Phone numbers of 1,900 Signal users exposed as a result of Twilio security breach

2022/08/16 SecurityAffairs — コミュニケーション企業である Twilio は、Signal に電話番号認証サービスを提供しているが、最近の同社に生じたセキュリティ侵害により、Signal の一部のユーザーにも影響をおよんでいた。Twilio を攻撃したハッカーは、Signal ユーザーの電話番号を確認し、別のデバイスへの再登録するような、試みを実行した可能性があるという。

Continue reading “Signal ユーザー 1900人分の電話番号が流出:Twilio データ侵害の影響”

Evil PLC という攻撃シナリオ:武器化した PLC から OT/IT ネットワークを侵害

New Evil PLC Attack Weaponizes PLCs to Breach OT and Enterprise Networks

2022/08/16 TheHackerNews — サイバーセキュリティ研究者たちが作り上げたのは、PLC (programmable logic controllers) を武器にしてエンジニアリング・ワークステーションに最初の足場を築き、その後に OT (operational technology) ネットワークに侵入するという新しくて精巧な攻撃手法である。 産業用セキュリティ企業の Claroty が Evil PLC 攻撃と名付けた、この課題は、Rockwell Automation/Schneider Electric/GE/B&R/Xinje/OVARRO/Emerson などのエンジニアリング。ワークステーション・ソフトウェアに影響を与えるものである。

Continue reading “Evil PLC という攻撃シナリオ:武器化した PLC から OT/IT ネットワークを侵害”