NTT Com に発生したデータ侵害:2025年2月のインシデントと 18,000 の法人顧客への影響

18,000 Organizations Impacted by NTT Com Data Breach

2025/03/07 SecurityWeek — 日本の大手 ICT プロバイダーである NTT Communications (NTT Com) が、約18,000社の法人顧客に影響及ぼすデータ侵害の発生について明らかにした。同社によると、このインシデントは 2月5日に発生し、顧客企業に提供されているサービスに関する、情報をホストしている社内システムへの、未知の攻撃者にアクセスを許したとのことだ。

NTT Com は、2月5日に疑わしい通信行為を検知した直後に、侵害されたシステムへのアクセスを制限し、2月15日にはアクセスをブロックしたと述べている。

同社によると、この攻撃者は顧客企業17,891社の情報を盗み出したが、その内容は、契約番号/顧客名/連絡先名/電話番号/メールアドレス/住所/サービス利用情報などだとされる。

NTT Com は、影響を受けた全ての顧客に対して、データ侵害に関する通知を行うと述べている。

同社の発表を自動翻訳した結果は、「再発防止とサービス品質の、さらなる向上のため、セキュリティ対策と監視体制をさらに強化していく」となっている。

NTT Com によると、侵害されたシステムには、個人ユーザーの情報は保存されず、今回のインシデントは法人顧客だけに影響するものだという。

Nippon Telegraph and Telephone Corporation の子会社である NTT Com は、190 を超える国々と地域における企業や政府の機関に、クラウド/ネットワーク/セキュリティなどのサービスを提供している。