Kali Linux 2025.1a がリリース:新たなツール Hoaxshell の追加とデスクトップの刷新

Kali Linux 2025.1a released with 1 new tool, annual theme refresh

2025/03/19 BleepingComputer — 2025年における最初の Kali Linux バージョンとなる、2025.1a がリリースされた。このバージョンには、新しいツールが1つ追加され、デスクトップが変更され、テーマがリフレッシュされている。Kali Linux は特殊なディストリビューションであり、サイバー・セキュリティの専門家や倫理的なハッカーたちによる、レッドチーム演習/ペンテスト/セキュリティ監査/ネットワーク調査などに用いられている。その年の、最初のバージョンの恒例である、新しいビジュアル要素が取り入れられ、Kali チームは壁紙やデスクトップ環境などを更新している。

今回のバージョン・ナンバーは少し奇妙なのは、2025.1 のリリース直前でバグが発見され、修正と再構築が必要になったからだと開発者は述べている。そのため、2025年の最初のリリースとして、2025.1a がリリースされた。

Kali Linux 2025.1 に追加された新しいツール

すべてのリリースと同様に、Kali Linux には新しいツール・トイが付属している。

しかし、残念なことに、このリリースはアップデートに主眼を置いているため、新たに取り込まれたツールは1つだけである:

  • Hoaxshell:HTTP (s) プロトコルを悪用することで、ビーコンのようなリバース・シェルを確立する、Windows リバース・シェル・ペイロードのジェネレーター/ハンドラー

この Hoaxshell に加えて、Kali 2025.1a では、カーネル・バージョンが 6.12 にアップグレードされている。

毎年恒例のテーマ更新

2025年の最初のバージョンとして、Kali チームは、新しい壁紙とテーマを導入し、起動およびログイン ・エクスペリエンスも変更している。

Kali 2025.1a のリリース文には、「以前のリリースと同様に、2025年の最初のリリースである 20XX.1 では、毎年恒例のテーマ更新が行われている。さらに、最新のツールとインターフェイスが提供されている。今年は、起動した瞬間から、ユーザー・エクスペリエンスを向上させる、最新のテーマを発表できた。Kali/ Kali Purple エディションにおいて、ブート・メニュー/ログイン画面/デスクトップ壁紙などの素晴らしいセレクションが更新されている」と記されている。

New Kali desktop wallpaper in version 2025.1
New Kali desktop wallpaper in version 2025.1
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Source: Kali

この、最新の Kali バージョンには、Community Wallpapers パッケージに、5つの新しい壁紙などが付属するようになった。

新しいデスクトップの変更

このリリースには、Plasma 6.2 と Xfce 4.20 を取り込んだ、デスクトップの変更機能も付属している。Kali チームは、「私たちは、新しい環境に合わせて、すべてのテーマを更新し、ウィンドウとデスクトップのビジュアルを一新した。そして、KDE ​​から取り込んだ新しい機能は、フローティング・パネルである」と説明している。

Floating panels in KDE
Floating panels in KDE
Source: Kali

このリリースには、新しいキーボード・ショートカットが取り込まれ、効率の良よいデスクトップ・ナビゲーションが実現されている。

Kali Linux 2025.1 の入手方法

Kali Linux 2025.1 を使用するには、既存のインストールのアップグレード/プラットフォームの選択に加えて、新規インストールおよびライブ・ディストリビューション用の ISO イメージのダイレクトなダウンロードがある。

以前のバージョンから更新する場合には、以下のコマンドを使用して、最新バージョンへとアップグレードできる。

echo "deb http://http.kali.org/kali kali-rolling main contrib non-free non-free-firmware" | sudo tee /etc/apt/sources.list

sudo apt update && sudo apt -y full-upgrade

cp -vrbi /etc/skel/. ~/

[ -f /var/run/reboot-required ] && sudo reboot -f

Windows Subsystem for Linux で Kali を実行している場合には、グラフィカル・アプリ機能などを使用し、優れたエクスペリエンスを得るために、WSL2 へとアップグレードしてほしい。

Kali が使用する WSL バージョンは、Windows コマンド・プロンプトで “wsl -l -v” コマンドを使用することで確認できある。

アップグレードが完了したら、以下コマンドを使用して、アップグレードの成功を確認できる:

grep VERSION /etc/os-release

Kali 2025.1 の完全な変更ログは、Kali の Web サイトで確認できる。