Critical Zimbra SSRF Flaw Exposes Sensitive Data
2025/10/18 gbhackers — Zimbra が公開したのは、深刻なサーバーサイド・リクエスト・フォージェリ (SSRF) 脆弱性 CVE-N/A (High) に対処するための緊急セキュリティパッチである。この脆弱性が影響を及ぼす範囲は、Zimbra バージョン 10.1.5~10.1.11 であり、プラットフォームのチャット・プロキシ設定を通じて、攻撃者が機密データにアクセスできる可能性がある。Zimbra がユーザーおよび管理者に対して強く推奨するのは、速やかなアップデートである。

セキュリティ・リスクの理解
Zimbra のチャット・プロキシで発見された SSRF の脆弱性は、このコラボレーション・プラットフォームを利用する組織に深刻な脅威をもたらす。サーバを操作する攻撃者が、内部/外部のリソースへ向けた不正なリクエストを送信することで、機密情報/内部ネットワークの詳細/認証情報が漏洩する可能性がある。
この脆弱性に関連する主なリスクは次のとおりである。
- データ漏洩:Zimbra 環境に保存された機密通信やユーザー・データに、攻撃者がアクセスする可能性がある。
- ネットワーク偵察:この脆弱性を悪用する攻撃者が、内部ネットワーク・インフラをマッピングし、追加の攻撃ベクターを探り出す可能性が生じる。
- 認証情報の窃取:不正なサーバ・リクエストを通じて、認証トークンや認証情報が侵害される可能性がある。
- 内部リソースへのアクセス:この脆弱性を悪用する攻撃者は、ネットワーク境界の背後で隔離されているシステムに不正アクセスする可能性がある。
この脆弱性の深刻度は高いため、悪用された場合には、重大なデータ漏洩/システムへの不正アクセスなどが引き起こされる可能性がある。その一方で、Zimbra はデプロイメント・リスクを Low と分類しており、既存サービスに大きな混乱を生じさせることなく、パッチを適用できるとしている。
速やかなパッチ適用が必要
すでに Zimbra は、2025年10月16日の時点でバージョン 10.1.12 をリリースし、この重大なセキュリティ欠陥に対処している。すべての影響を受けるバージョンを使用するユーザーに対して同社が強く推奨するのは、速やかなパッチ適用により、システムの安定性を強化しサービスの継続性を確保することだ。
Zimbra は、エンタープライズ環境で広く利用されている。パッチの適用を遅らせる組織は、メール・インフラが攻撃に晒されるリスクが高まる。
システム管理者にとって必要なことは、このコラボレーション・プラットフォームへの過去の標的攻撃を考慮した上で、セキュリティの保守スケジュールにおいて、この更新を優先的に適用することだ。
このリリースの緊急性が強調するのは、脆弱性の深刻さと迅速な対応の重要性である。Zimbra バージョン 10.1.5~10.1.11 を使用している組織は、現在のバージョンを確認し、10.1.12 へパッチを早急に適用し、通信インフラを潜在的な侵害から保護する必要がある。
Zimbra のチャット・プロキシ・コンフィグの新たな脆弱性の原因は、外部入力を十分に検証せずにサーバ側からのリクエスト生成を許してしまった点にあります。攻撃者がプロキシ経由で任意の URL を指定できるため、内部リソースや認証トークンにアクセスされやすく、結果として機密データ漏洩やネットワーク偵察、認証情報の窃取につながる仕組みだと、この記事は指摘しています。ご利用のチームは、ご注意ください。よろしければ、Zimbra で検索も、ご参照ください。
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