Parrot 7.0 がリリース:ペンテストのための新たなツールと LLM に特化したツール

Parrot 7.0 Released with New Penetration Testing and AI Tools

2025/12/26 CyberSecurityNews — Parrot OS 7.0 (コードネーム Echo) は、KDE Plasma 6/Wayland (デフォルト)/専用 AI カテゴリを取り込む最新のペンテスト・ツール群を搭載し、Debian 13 をベースに全面的に再設計されたシステムとしてリリースされている。今回のリリースで重視されているのは、軽量なテーマ設定とコミュニティ主導の改良であり、倫理的ハッカーやセキュリティ専門家にとって重要なアップデートとなる。

Flat Remix/Sweet Mars をベースにパッケージ化された Echo テーマは、モダンでパフォーマンスの高い外観となる。KDE Plasma 6 はスムーズなアニメーションと最適化されたリソース使用を実現し、旧型ハードウェアやリソースが限られるペンテスト環境に適する。壁紙には Echo Parakeet が描かれたテーマは、プロジェクトのグラフィック・リポジトリから入手できる。

ISO 用のライブ・ビルドと、 QCOW2/VMDK などの VM 形式向けカスタム・スクリプトが、GitLab CI/CD により完全自動化される。parrot-core (7.0.10)/parrot-menu (7.0.16) などコアパッケージは KDE コンフィグをサポートし、Go の launcher-updater はデスクトップ・エントリの問題を修正する。それらのメタパッケージが、プリインストール・ツールをカテゴリ間で拡張していく。

ペンテスト・ツールの更新と追加

Parrot 7.0 には、偵察とエクスプロイトのための最先端ツールが追加される。

  • 新規ツール:convoC2 (MS Teams C2)/goshs (Go HTTPS サーバ)/evil-winrm-py (WinRM 実行)/hexstrike-ai (AI ペンテスト)/bpf-linker (eBPF リバースエンジニアリング)/pkinit-tools (Kerberos)/chisel (トンネリング)/bloodhound.py (AD マッピング)/autorecon (ネットワーク偵察)/trufflehog (シークレットスキャン)
  • 更新ツール:Burp Suite (2025.10.5)/airgeddon (11.60)/sqlsus (0.7.2)/Caido (0.53.1)/jadx (1.4.7)/Maltego (4.8.1)

parrot-tools メタパッケージには gdb/cgdb (開発環境)、peass/autorecon (情報収集)、syft/trufflehog (クラウド)、seahorse (暗号) がプリインストールされる。

hexstrike-ai により導入された新しい AI ツール・メニューは、汎用性のある自動化のためのものではなく、LLM における迅速なセキュリティ/エンジニアリングのテストに重点を置くものである。開発者たちが目指すのは、AI 駆動サイバー・セキュリティを確保し、機械学習モデルにおける新たな脅威へ対応するツールである。

“rootfs tarball” とネイティブ・リポジトリによる公式 RISC-V サポートを備えた、初のペンテスト・ディストリビューションである。Rust で書き直され、GTK4 GUI を採用する Parrot Updater は、毎週のノーティフィケーションを通じて更新される。

Rocket 1.3.0 では、Docker/WSL イメージが自動更新され、Debian 13 変換スクリプトが追加された。Raspberry Pi ユーザーには Core Edition のクリーン・インストールが推奨される。安定性の確保のために、Parrot 7 へのアップグレードが推奨される。