AdaptixC2 のバージョン 1.0 がリリース:OSS C2 フレームワークの安定性と即応性を改善

New Open-Source C2 Framework AdaptixC2 Debuts With Improved Stability and Speed

2025/12/31 gbhackers — AdaptixC2 のメジャー・アップデートである、バージョン 1.0 がオープンソース・コミュニティへ向けてリリースされた。この新バージョンでは、Command and Control (C2) フレームワークに大幅な機能強化が加えられた。特に、ネットワークの安定性/ユーザー・インターフェイス (UI) のパフォーマンス/通信応答性 (レイテンシ) の最適化に重点が置かれている。バージョン 1.0 において、最も注目すべき技術面での進展は、ネットワーク・トンネル機能の全面的な刷新である。


AdaptixC2 の開発者は、クライアント側とサーバ側の双方で SOCKS4/SOCKS5 トンネルを再構築した。

これらのトンネルは RFC 標準に完全準拠しており、より信頼性の高いポートスキャンを可能にする。さらに、SOCKS5 の実装はクライアントと TeamServer の双方で IPv6 をサポートするようになり、より広範なネットワーク互換性が確保された。

AdaptixC2
AdaptixC2

このフレームワークを使用するオペレーター向けに、ビジュアル・エクスペリエンスが再設計され、操作性が向上した。

セッション・グラフは、新しいアイコンを用いたトップ/ボトム・レイアウトをサポートし、アクティブな接続を容易に視覚化できるようになった。

オペレーターがトラフィック・ソースを識別しやすくするために、セッションは TunS」(TeamServer 経由のトンネル) または。TunC (クライアント経由のトンネル) として明確にマークされる。

AdaptixC2 は、一般的な C2 フレームワークに見られるパフォーマンス問題にも対応した。クライアントは、非同期機能を用いてサーバと通信する方式へと変更された。

Agent data set
Agent data set

これらの変更と、新たに導入されたテキスト・バッチ処理機能により、大量データ処理時に UI がフリーズする問題が抑制される。

バージョン 1.0 の主な機能と更新内容

コア部分における安定性の修正に加えて、このアップデートではレッドチーム作戦向けの強力な新機能が導入された。

コンポーネントの主な改善点は以下の通りである。

ComponentKey Improvement
Network TunnelsSOCKS4/5 completely reworked for speed; added IPv6 support.
User InterfaceRedesigned session graph, added Dark/Light themes, and tab blinking animations.
Terminal / ShellImplemented Remote Shell (Non-PTY) and SSH-like Remote Terminal.
Extension KitAdded new BOFs including LDAP, DCSync, nbtscan, and runas.
PerformanceAsynchronous execution and text batching to stop UI freezes.

Extension Kit は、LDAP 偵察ツールや DCSync 攻撃ツールといった、複数の新しい Beacon Object File (BOF) により拡張された。

このリリースには、新たなリモートシェルの実装に加えて、高速入力と複数ターミナルタブをサポートする SSH 風リモート・ターミナルも含まれる。

バージョン 1.0 へのアップグレードには、互換性を損なう変更がある点に注意が必要だ。クライアントおよびサーバのデータベース構造が変更されるため、旧バージョンとの下位互換性は存在しない。

このリリースにおける、UI アニメーションから Gopher エージェントの深刻なバグ修正に至るまでの改善は、GitHub 上の複数の貢献者により実現した。shashinma/P0142/bri5ee/BlackMeerkat たちが、多方面で貢献したという。