JFrog Researchers Uncover RCE Exploit for Existing Redis Database Vulnerability
2026/01/17 SecurityBoulevard — 今週、Redis データベースに存在する脆弱性 CVE-2025-62507 の分析結果が公開された。この脆弱性に対するリモートコード実行 (RCE) エクスプロイトへの経路が発見され、当初の想定よりも深刻である可能性が示されている。複数の ID を指定して XACKDEL コマンドを実行することでスタック・オーバーフローが引き起こされ、結果としてリモートコード実行 (RCE) に至る可能性があることが、JFrog の研究者たちにより明らかにされた。

この脆弱性 CVE-2025-62507 (CVSS:8.8) の、RCE エクスプロイトが作成可能であることが JFrog により示されている。それにより、広く利用されているオープンソース・データベースのバージョン 8.3.2 へ向けた迅速なパッチ適用が求められている。
迅速なアップグレードが不可能な場合には必ずファイアウォールを導入し、本番環境で稼働している旧バージョンを保護すべきだと、JFrog の VP of Security Research である Shachar Menashe は述べている。
現時点では、CVE-2025-62507 の実際の悪用は確認されていないが、研究内容が公表された以上、近いうちに出現する可能性が高いとされる。深刻度が 8.8 に留まっているため、パッチ適用の優先度を高く設定していない組織があると、Shachar Menashe は指摘している。
通常、脆弱性に付与される深刻度は、最悪のシナリオを想定したものである。そのため、多くのセキュリティチームは、CVSS スコアが示すほど高い優先度でパッチを適用しない傾向にある。しかし CVE-2025-62507 に関しては、RCE エクスプロイトが作成できるため、この評価は十分に高いとは言えない。
脆弱性を発見したサイバー犯罪者が、修正パッチを AI ツールで解析 (リバース・エンジニアリング) し、そこから攻撃手法を逆算してエクスプロイトを作成することが、これまでになく容易になっている。したがって、脆弱性が公開されてからエクスプロイトが作成されるまでの期間が、もはや数日に、場合によっては数時間になり得ることを、セキュリティ・チームは、前提にしなければならない。
歴史的に見ると、既知の脆弱性のうち、実際に悪用されるものはごく一部に過ぎなかったが、AI の時代においては、その割合が大きく増加することも考えなければならない。その結果として、セキュリティ・チームの逼迫が、さらに厳しい状況に陥っていくだろう。
そこで各組織にとって必要となるのは、自動的なパッチ適用に対する許容度の見直しである。多くの組織は、アプリケーションが正常に動作し続けることを確認するため、アップグレード前にパッチをテストすることを好む。しかし、サイバー攻撃が事業に与えるリスク全体が増大し続ける中で、自動適用すべきパッチの範囲が広がり始めている。潜在的なサイバー攻撃がもたらすリスクは、パッチ適用によって発生し得る一時的なダウンタイムのコストを明らかに上回る。
将来的に期待されるのは、脆弱性が公表される以前の段階で、AI ツールが発見や修正を容易にしてくれる状況である。その一方で、現時点におけるアプリケーション・セキュリティの最大のコストは、攻撃の量と高度さが増し続ける時代における、絶え間ない警戒に対する労力であり続けている。
データベースとして広く使われている Redis に、深刻なリモートコード実行 (RCE) の経路が見つかりました。この脆弱性 CVE-2025-62507 は、2025年11月に発見されたものですが、このエクスプロイトの発見により、アップデートが急がれる状況となりました。この問題の原因は、特定の命令 (XACKDEL) を実行する際に、一度に大量のデータを詰め込みすぎることで生じる、スタック・オーバーフローにあります。本来は受け取れるデータの量に制限をかけるべきですが、その不十分な処理により、攻撃者が仕組んだ特別なプログラムの実行が可能になってしまいます。また、最新の AI ツールを使えば、短時間で攻撃コードを作れる時代になっています。すでに修正版のバージョン 8.3.2 がリリースされていますので、ご利用のチームは、ご注意ください。よろしければ、Redis での検索結果も、ご参照ください。
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