Zscaler Integrates SquareX to Deliver Stronger Browser Security Protections
2026/02/06 gbhackers — クラウド・セキュリティ分野のグローバル・リーダーである Zscaler が、SquareX に対する買収の完了を発表した。この戦略的な買収は、Zscaler の Zero Trust 機能を Web ブラウザに直接拡張し、AI 時代におけるエンタープライズ業務を効果的に保護することを目的としている。2026年2月5日に完了した買収により、ユーザー組織における管理対象外デバイスの保護方法が再定義されることになる。

SquareX の技術を統合することで、Zscaler は Google Chrome/Microsoft Edge などの標準ブラウザに対して、軽量なセキュリティ・エクステンションを組み込むことを可能にする。このアプローチにより、サードパーティ・デバイス/Bring Your Own Device (BYOD) 環境において、高価な Virtual Desktop Infrastructure (VDI) やリスクの高いレガシー VPN を使用する必要がなくなる。
管理外デバイス問題の解決
これまで、個人端末を利用する従業員や、契約社員などの外部ユーザーに対するセキュリティ確保は、IT 部門にとって大きな課題であった。従来の手法は、悪用されやすい Remote Access VPN や、コストが高くユーザーの生産性を阻害する VDI ソリューションに依存してきた。
以前から Zscaler は、Zscaler Private Access (ZPA) によりこの市場を変革し、業界を Zero Trust アーキテクチャへと移行させてきた。今回の SquareX の追加により、Zscaler のフレームワークは進化し、現代の分散型エンタープライズに対応していく。
この統合により、オペレーティング・システムへのフルエージェントのインストールや、専用のエンタープライズ・ブラウザの強制導入を必要としないかたちで、妥協のないセキュリティとデバイス・ポスチャ・チェックが実現する。
Zscaler の CEO 兼創業者である Jay Chaudhry は、「歴史的に見て、エンタープライズはレガシー VPN/VDI に依存してきたが、これらの技術には本質的に欠陥があり、多くのセキュリティ・リスクを内包している。SquareX の統合により、Zscaler は Zero Trust Exchange プラットフォームの機能を標準ブラウザ内で深化させ、サードパーティのエンタープライズ・ブラウザを展開することなく、脅威を阻止できる」と、従来のアクセス技術の問題点を強調している。
SquareX の創業者である Vivek Ramachandran は、「Zscaler との統合により、管理対象デバイスや BYOD を問わず、あらゆるデバイス上で、SaaS/プライベート・アプリケーションを、生産性を損なうことなく保護できる。それにより、運用面でメリットが生じる」と述べている。
同氏が指摘するのは、この統合により、IT リーダーは安全性の低いレガシーツールを排除できる点だ。それに代わり、特定のリスク・プロファイルをベースにした、データ/AI インタラクションを保護する精緻なポリシーが導入されていく。
この買収により Zscaler は、グローバル・エンタープライズセキュリティにおける主要プラットフォームとしての地位を強化する。現代の業務の大半が処理されるブラウザを保護することで、デバイスや場所に依存せず、データを確実に保護することが可能になる。
Zscaler による SquareX の買収完了について解説する記事です。今回の買収の背景にあるのは、現時点で多くのエンタープライズが直面している、管理外デバイス (BYOD) や、レガシーな VPN/VDI の限界です。従来の VPN は、一度侵入を許した脅威アクターにネットワーク全体への侵害を許すものであり、VDI は、導入コストが高く、ユーザーの操作感 (生産性) を損なうという課題を抱えています。この買収により Zscaler は、専用のエンタープライズ・ブラウザを別途インストールするという手間を省き、従業員が使い慣れている Chrome や Edge に対して軽量なエクステンションを追加するだけで、最高レベルのセキュリティを実現する道を示しています。よろしければ、Zscaler での検索結果も、ご参照ください。
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