なぜ米国はロシア由来のランサムウェア攻撃者に弱いのか

Why US is so powerless against suspected Russian ransomware hackers

2021/06/05 SCMP — 恐れを知らない海外からのキーボード犯罪者たちは、米国の学校や病院を麻痺させ、機密性の高い警察のファイルを流出させ、燃料不足を引き起こし、最近では世界の食品サプライチェーンを脅かしている。ランサムウェアの被害が拡大していることから、ある疑問が浮かぶ。世界最高のサイバー能力を有すると考えられる米国が、ロシアなどで平然と活動している犯罪者から、なに故に国民を守ることができないのか?

その答えは、ランサムウェアを撲滅するためには、技術/法律/外交の面で、数多くのハードルがあるからとなるだろう。最近まで、米国政府は、ランサムウェア対策をあまり重視してこなかった。しかし、単なる経済的な問題を超えて、この問題が巨大化したため、状況は一変した。今月にヨーロッパで行われる会談で、バイデン大統領はプーチン大統領に対して、モスクワがランサムウェア犯罪者たちを匿っていることについて、問いただすつもりだという。

バイデン政権は、サイバー攻撃に対する防御を強化し、当事者を起訴するための取り組みを改善し、ランサムウェア・ギャングを匿う国に圧力をかける、外交同盟を構築すると公言しています。また、米国の情報機関や軍隊に対しては、ランサムウェア・ギャングの技術インフラを攻撃して、ハッキングや、ダークウェブへの機密データ掲載、デジタル通貨の保管など防ぐべきだという声も高まっています。元 FBI 捜査官で、米国病院協会のサイバーセキュリティ・リスク担当上級顧問でもある John Riggi は、ランサムウェアとの戦いには非殺傷兵器が必要であり、9月11日の同時多発テロ以降に開始された「世界的な対テロ戦争」に匹敵するものが必要だと述べています。G7 の後に開催された米ロ首脳階段でバイデンがプーチンに、「うちのサイバー攻撃力はスゴイよ」と言ったようです。脅威アクターたちに対する、政治による規制が進むと良いですね。

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