Anonymous による #OpFukushima オペレーション:福島原発の汚染水放出の計画に抗議

#OpFukushima: Anonymous group protests against the plan to dump Fukushima RADIOACTIVE wastewater into Pacific

2023/08/18 SecurityAffairs — ハッカー・グループである Anonymous は、#OpFukushima と呼ばれるオペレーションの一環として、日本の原発関連団体に対するサイバー攻撃を開始した。このキャンペーンは、福島原発の処理水を海に放出するという、日本政府の計画に抗議するために開始された。NTT Security Japan によると、IAEA (International Atomic Energy Agency) が報告書を公表した直後の 2023年7月から、攻撃が増加しているという。IAEA は、この処理水の放出は世界的な安全基準に適合していると、報告書で述べている。また、Anonymous は、東京電力の福島第一原子力発電所から処理水を放出することを、2021年に日本政府が正式に決定した後に、”ターゲット・リスト” を公開していたことも、NTT Security Japan は明らかにした。

同社は攻撃がエスカレートする可能性があると警告しており、ターゲットとなり得る組織に対して、サイバー・セキュリティのレベルを上げるよう促している。

NTT Security Japan の担当者は、Japan Times に対して、「処理水の放出後に、攻撃がさらにエスカレートする可能性があるため、警戒が必要だ」と語った。 

Anonymous は既に、JAEA (Japan Atomic Energy Agency)/JAPC (Japan Atomic Power Co.)/AESJ (Atomic Energy Society of Japan) などを標的にしている。

#OpFukushima オペレーションで活動が特に活発なアカウントは、@AnonSecIta/@ghostman_s3c/@TEAM_HEROX_ などである。

現時点で Anonymous が実行しているのは、ターゲットの組織のサイトに対する分散型サービス拒否 (DDoS) 攻撃のみだ。Japan Times によると、このグループの最も活発なグループの1つはイタリア支部のようだ。以下は、JAPC に対する攻撃を表明した投稿である。

JAEA は、同機構の Web サイトへのトラフィックが悪意のものに埋め尽くされ、約 100倍に到達したことを確認したが、攻撃は問題なく軽減されたとしているという。

NTT Security によると、ベトナムに拠点を置くグループも、このキャンペーンに積極的に参加しているという。

Anonymous は、「1990年代に、ロシアの核廃棄物海洋投棄に早くから反対してきた日本の現在の行動は、政府が自国の利益を追求するために、いかに裏切り者になり得るかを示している」と投稿している。

Japan Times は、「近頃、Anonymous のメンバーが共同通信に語ったところによると、日本政府の処理水放出政策には透明性が欠けており、市民はその決定プロセスに参加することができなかったという。同グループのメンバーは、経済的利益のために海をゴミ捨て場にする無分別な行為に、終止符を打たなければならないと語った」と報じている。

2011年の地震と津波による福島原発事故の後に、汚染水はトリチウムを除く大半の放射性核種を除去する高度液体処理システムを経てから、タンクに保管されてきた。Japan Times は、貯蔵容器の容量が限界に近づいていると報じている。

世界中の多くの団体や地域社会は、処理された放射能汚染水を海に放出するという決定に失望している。