Ivanti CSA の脆弱性 CVE-2024-8190:勧告の公開数日後に悪用を観測

Ivanti Cloud Bug Goes Under Exploit After Alarms Are Raised

2024/09/17 DarkReading — 9月10日にアドバイザリが公開されたばかりの、Ivanti Cloud Service Appliance (CSA) の脆弱性 CVE-2024-8190 (CVSS:7.2) が、実環境で悪用されていることが判明した。Ivanti のアドバイザリでは、「この脆弱性の悪用には、管理者レベルの権限を必要となるが、悪用が成功してしまうと、ユーザー・デバイスへの不正アクセスを許す可能性がある」と警告されている。


すでに Ivanti は、このバグを修正しており、ユーザーに対して Ivanti CSA 4.6 から CSA 5.0 へのアップグレードを推奨している。また、CSA 4.6 Patch 518 のユーザーに対しては、Patch 519 でも緩和が可能であるが、CSA 5.0 へのアップグレードが最善策であると推奨している。

しかし、Ivanti は 9月13日に、Ivanti はアドバイザリを更新した。そこでは、一部の顧客において、この脆弱性の悪用が確認されたことがユーザーに通知されている。

ユーザーに対して推奨されるのは、可能な限り早急に、アプライアンスの最新バージョンへとアップデートすることだ。

推奨されるパッチを適用する前に、セキュリティ侵害を受けたことが判明した場合には、Ivanti Success Portal を参照してほしい。また、電話での問い合わせも受け付けているとのことだ。