VMware の Avi Load Balancer の SQLi 脆弱性 CVE-2025-22217 が FIX:ただちにパッチを!

VMware fixed a flaw in Avi Load Balancer

2025/01/28 SecurityAffairs — VMware が公表したのは、Avi Load Balancer に存在する、高リスクのブラインド SQL インジェクションの脆弱性 CVE-2025-22217 (CVSS:8.6) に関する警告である。この脆弱性の悪用に成功した、ネットワーク・アクセス権を持つ攻撃者は、細工されたクエリを介してデータベースの悪用を可能にするという。

同社のアドバイザリには、「VMware AVI Load Balancer には、認証を必要としないブラインド SQL インジェクション脆弱性が存在する。ネットワーク・アクセス権を持つ攻撃者は、特別に細工された SQL クエリを介して、データベース・アクセスを達成する可能性を手にする」と記されている。

VMware Avi Load Balancer (旧称 Avi Vantage) は、最新のマルチ・クラウド環境に対して、高度な負荷分散/アプリケーション分析/セキュリティを提供する、次世代の ADC (application delivery controller) である。従来のハードウェア・ベースのロード バランサーとは異なり、ソフトウェアで定義されるものであり、パブリック/プライベート/ハイブリッド・クラウド・インフラ全体で動作するものだ。

この脆弱性は、Daniel Kukuczka と Mateusz Darda から、VMware に対して非公開で報告された、認証を必要としないブラインド SQL インジェクションの問題である。

VMware は、この脆弱性に対する回避策はないと指摘し、可能な限り早急に対処するよう、顧客に促している。

この脆弱性が影響を及ぼす範囲は、Avi Load Balancer のバージョン 30.1.1/30.1.2/30.2.1/30.2.2 であり、すでにセキュリティ・パッチが提供されている。