1.08M Downloads at Risk: Volt Fixes Severe RCE Vulnerability (CVE-2025-27517)
2025/03/09 SecurityOnline — Livewire で広く採用され、ダウンロード数が 108 万回を超える Functional API の Volt が、深刻なリモート・コード実行 (RCE) 脆弱性 CVE-2025-27517 に対する、パッチ適用を発表した。Volt を使用する開発者は、PHP ロジックと Blade テンプレートを単一ファイル・コンポーネント内でシームレスに統合できる。ただし、そのためのリクエスト処理メカニズムで発見された欠陥により、深刻なセキュリティ・リスクが生じている。

コンポーネント開発に対する、Volt の合理化されたアプローチでは、ユーザー入力と動的なリクエスト処理が活用される。ただし、セキュリティ・アドバイザリには、このメカニズム自体が、悪用可能な欠陥をもたらしたと記されている。つまり、悪意のユーザーが作成したリクエスト・ペイロードにより、Volt コンポーネント内でのリモート・コード実行が起こり得ると指摘されている。
この脆弱性を悪用する攻撃者は、特別に設計されたペイロードを作成し、脆弱な Volt 搭載アプリケーション内で、任意の PHP コードを実行できる。それにより、以下の悪意のアクションへと至る:
- システム全体を侵害した攻撃者による、機密データの操作/窃取が可能になる。
- 権限の昇格を達成した攻撃者は、影響を受けるシステムにおける管理者権限を得る。
- Web シェルやバックドアなどのマルウェアを展開による、永続的なアクセスが可能になる。
この脆弱性 CVE-2025-27517 の CVSSv4 スコアは 9.3 であり Critical と分類されている。したがって、緊急での修正の適用が強調される。
すでに Volt チームは、バージョン 1.7.0 のリリースにより、この RCE の問題に対処している。従来からのバージョンを実行しているユーザーに強く推奨されるのは、速やかなアップデートにより、アプリケーションを保護することだ。
Volt の深刻な RCE 脆弱性が FIX とのことです。Volt は、Laravel フレームワークで使用されるフルスタック・フレームワークである Livewire で採用されており、ご利用のチームも多いことと思います。ご利用のチームは、迅速なアップデートを、ご検討下さい。よろしければ、2024/10/09 の「Laravel アプリのリスク:Livewire の REC 脆弱性 CVE-2024-47823 と PoC」という関連記事も、併せてご参照下さい。
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