Google confirms AI search will have ads, but they may look different
2025/11/01 BleepingComputer — Google の広告利益は高水準にあり、今後も存続するとみられる。最終的には、Google の AI 検索結果などのサービスにも広告が表示される可能性が高い。その裏付けとして、先日に Google が報告したのは、検索および YouTube における広告収益が $56.57 billion に達したことであり、検索事業から広告が消えるとは考えられないとしている。

現在、Google には2つの AI 機能がある。
- AI Overviews:検索結果の上部に表示され、パブリッシャーには対価を支払わずに、彼らのコンテンツから収集した回答を提示する。
- AI Mode:高度にパーソナライズされたエクスペリエンスを、ChatGPT のように提供する。
さらに Google は、Gmail/Google Drive などのサービスを AI Mode に統合し、AI がユーザーに関するあらゆる情報を把握する、新たなパーソナライズド・エクスペリエンスを実現する計画を明らかにしている。イメージしにくいものに思えるかもしれないが、Google が進む方向性は明確である。
Google が発表した AI 検索への広告の表示
Google の Robby Stein は、Google 広告事業は今後も存続するが、新しい環境に対応するために進化していくと、ポッドキャストで主張している。Google の見解は、広告は無くならないというものだが、ユーザー・エクスペリエンスは変化する可能性があると述べている。
Robby Stein は「たとえば、自分の靴の写真を撮って “これは私の靴だ。似たような素敵な靴は他にあるか?” と尋ねれば、その場で Google は回答し、関連する背景情報を提示できる。あるいは、気になるレストランについて質問することもできる。たとえば、アレルギーや店舗に関する悩みを5つほどの文で説明し、”大人数で食事をする予定だから、事前に予約できる、照明の明るい店を知りたい” と尋ねることも可能だ。こうした質問を今すぐ Google に入力できる」と述べている。
さらに同氏は、「AI エクスペリエンスに広告が組み込まれる形を説明したい。将来の広告分野における AI は、ユーザーに対して有益な機会を提供すると考えている。そのため、Google の AI Mode や AI エクスペリエンス内で、広告に関する実験を開始した」と付け加えている。
現時点で Google は、個人的な質問での AI Mode の活用を意図しており、その質問内容をベースにしたパーソナライズド広告を表示する可能性があるとみられる。すでに Google は、AI 検索内で限定的な広告テストを実施しており、その計画の詳細は来年に明らかになる見通しである。
Google の経済は、広告ビジネスに支えられていますので、検索や YouTube に AI が与える影響は大きなものになります。言い換えるなら、広告ビジネスに対して、AI が利益をもたらす方向へと、Google は進んでいくでしょう。それにより、個人情報の取扱が決まっていくため、直接的あるいは間接的な影響がセキュリティにも生じるはずです。BleepingComputer のようなメディアが、このテーマを取り上げるのも、セキュリティへの影響が背景にあるからだと感じます。
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