NIST が MITRE に $20m を投資:AI セキュリティ・プロジェクトを推進

NIST, MITRE Partner on $20m AI Centers For Manufacturing and Cybersecurity

2025/12/24 InfoSecurity — 米国の National Institute of Standards and Technology (NIST) が公表したのは、主要な AI セキュリティ・プロジェクトに対する $20m (2,000万ドル) の投資であり、AI 分野における米国のリーダーシップを支援するためのものだ。この投資は、新設される研究開発センター “AI Economic Security Center for US Manufacturing Productivity” と “AI Economic Security Center to Secure US Critical Infrastructure from Cyber Threats” に充てられる。

これら2つの機関は、米国の非営利団体 MITRE により運営される。NIST の 12月22日の公式声明は、AI イノベーションにおける米国の優位性を守るというものだ。具体的には、AI を悪用する敵対的な行為に対処し、安全でない AI への依存リスクを軽減するために必要な技術面での評価と開発が、この投資により推進されるとしている。

NIST が期待するのは、これらのセンターにより応用科学と先端技術が大幅に進歩し、国家が直面する差し迫った課題に対処する革新的なソリューションが提供されることだ。

Paul Dabbar 米国商務副長官は、この投資が米国製造業の競争力を高め、国内への投資を誘致することで、製造業の復興を促進すると述べている。

商務省の標準技術担当次官代理と NIST 長官代理を兼任する Craig Burkhardt は、「NIST と MITRE との新たな合意は、米国企業が高付加価値製品をより効率的に製造し、国内外の市場需要に対応し、新技術やデバイスの発見と商業化を促進する能力を強化することに重点を置いている」とコメントしている。

この投資は NIST における “Strategy for American Technology Leadership in the 21st Century” の一環であり、重要技術と新興技術の開発から導入までの進展を加速させるものだ。

2025年7月にホワイトハウスが発表した America’s AI Action Plan とも整合している。そこには、米国における AI イノベーションの加速と、AI インフラの構築などが含まれる。

これまで、NIST が主導してきた AI とセキュリティに重点を置くプロジェクト US AI Safety Institute なども、この2つのセンターが継承していく予定である。

さらに NIST は、Manufacturing USA プログラムの一環として AI for Resilient Manufacturing Institute を発表する予定である。政府と民間の資金を組み合わせ、AI 主導のサプライチェーンと製造業のレジリエンスを強化する $70m (7,000 万ドル) 規模の投資が行われる。