Trend Micro Apex Central の脆弱性 CVE-2025-69258/69259/69260 が FIX:RCE と DoS の可能性

Trend Micro fixed a remote code execution in Apex Central

2026/01/09 securityaffairs — Trend Micro が公表したのは、Apex Central 管理コンソールに存在する 3 件の脆弱性 CVE-2025-69258/CVE-2025-69259/CVE-2025-69260 の修正である。しかし、これら一連の脆弱性は、すでに Tenable により詳細情報と PoC コードが公開されていたものである。研究者らは 2025年8月にこれらの脆弱性を発見しており、悪用された場合にはリモート・コード実行 (RCE) やサービス拒否 (DoS) 攻撃が可能になるとされている。

最も深刻な脆弱性は CVE-2025-69258 であり、CVSS スコアは 9.8 (Critical) と評価されている。この脆弱性は、LoadLibraryEx に起因するRCE の欠陥である。影響を受けるのは、Windows プラットフォームで動作する English 版の Apex Central (on-premise) Build 7190 未満のバージョンである。

ProductAffected Version(s) Platform Language(s) 
Apex Central (on-premise) Versions below Build 7190 WindowsEnglish

アドバイザリによると、「Trend Micro Apex Central に存在する LoadLibraryEx の脆弱性により、認証されていないリモート攻撃者が制御する DLL が、主要な実行型のファイルをロードする可能性がある。それにより、影響を受ける環境における SYSTEM コンテキストで、攻撃者による悪意のコード実行に至る可能性がある」と説明されている。

Tenable が公開した PoC エクスプロイト・コードを含むレポートには、「認証されていないリモート攻撃者がメッセージ 0x0a8d を送信することで、攻撃者が制御する DLL を MsgReceiver.exe にロードさせ、SYSTEM セキュリティ・コンテキストで悪意のコードを実行する可能性がある」と記されている。

Trend Micro が修正した、その他の脆弱性としては CVE-2025-69259/CVE-2025-69260 がある。これら2件の CVSS スコアは 7.5 (High) と評価されており、いずれもサービス拒否 (DoS) を引き起こす欠陥である。

  • CVE-2025-69259:メッセージ処理における未チェックの NULL 戻り値に起因する DoS 脆弱性であり、リモート攻撃者が影響を受けるシステム上で、サービス拒否状態を引き起こす可能性がある。
  • CVE-2025-69260:メッセージの境界外読み取りに起因するDoS 脆弱性であり、同様にリモート攻撃者による攻撃を許す恐れがある。

これらの脆弱性を悪用する前提として、対象となる管理インターフェイスへのネットワーク・アクセスが必要となる。Trend Micro がユーザーに対して強く推奨するのは、パッチを速やかに適用し、リモートアクセスを制限し、セキュリティ対策を最新の状態に維持することである。

すでに同社は、修正プログラムの提供により、これらの脆弱性に対処している。Apex Central (on-premise) 向けには、Critical Patch Build 7190 が Windows プラットフォーム向けに提供されている。

ProductUpdated version NotesPlatform Availability 
Apex Central (on-premise) Critical Patch Build 7190Readme WindowsNow Available 

なお、2025年8月に Trend Micro は、Apex One 管理コンソール (on-premise) に存在する2件の深刻な脆弱性 CVE-2025-54948/CVE-2025-54987 (CVSS:9.4 Critical) に対する修正プログラムを公開している。同社は、これら2件の脆弱性が実際に悪用されていることを確認している。これらの脆弱性はいずれも、Apex One 管理コンソール (on-premise) におけるコマンド・インジェクションに起因する RCE の問題である。

そのときに公開されたアドバイザリで Trend Micro は、「これらの脆弱性の少なくとも1件について、実環境で悪用を試みるインシデントを確認している」と述べている。ただし、同社は攻撃の詳細については公表していない。さらに Trend Micro は 2025年6月にも、Apex Central/Endpoint Encryption (TMEE) PolicyServer 製品に影響を及ぼす複数の脆弱性を修正している。