Firefox Will Give Users an AI Kill Switch for Better Privacy
2026/02/07 hackread — ほぼすべての、私たちが訪れる Web サイトに AI が組み込まれつつあるが、この変化を歓迎しないユーザーも少なくない。身近にあるデジタル・アシスタントを便利だと感じる一方で、データ共有への懸念を抱くユーザーや、絶え間ないポップアップに疲弊するユーザーもいる。Mozilla は、こうした傾向に注目し、ユーザー主導の環境を取り戻すことを目的とする大規模なアップデートを発表した。

2026年2月24日に、Mozilla は Firefox 148 をリリースする。このバージョンでは、デスクトップ設定に、新たな AI 制御セクションが導入される。これは単なる小規模な調整ではなく、専門家たちが “グローバル・キル・スイッチ” と評する機能を含んでおり、ユーザーによる AI 機能の完全なオプトアウトを実現する。
自分に合った選択
デスクトップ設定を開くと、(Block AI enhancements) と表示された新しいトグルが追加されている。このスイッチを有効化すると、Firefox は現時点で提供されているすべての AI ツールを一括で無効化する。それは、将来の AI ツールに対しても、同様に機能する。この変更は、単に画面表示を整理する以上の意味を持つ。AI 機能が有効な場合には、技術的には API コールと呼ばれる機能を介して、処理のためにデータが外部企業へ送信されることがある。しかし、新しいトグルを使用することで、こうした接続は完全に遮断される。また、ブラウザが新機能を試すよう継続的に促す、通知や挙動も停止される。
正式リリースに先立ち、これらの AI ツールは Firefox Nightly と呼ばれる先行版ブラウザでテストされている。Mozilla は、Mozilla Connect コミュニティ・ハブを通じてユーザーから意見を募り、利便性と制御性の適切なバランスを取ることを目指している。
ブラウザのカスタマイズ
完全に AI を排除する準備ができていないユーザーであっても、導入において問題は発生しない。Firefox では、気に入った機能だけを選択的に利用できる。たとえば、ChatGPT/Microsoft Copilot/Google Gemini/Claude/Le Chat Mistral などを利用するためのサイドバーのチャットボット機能を残し、それ以外の AI 機能のみを無効化することも可能である。ユーザーが管理できる主な項目は、以下のとおりである。
- 翻訳:Web サイトをユーザーの言語で閲覧するための機能
- リンク・プレビュー:リンクをクリックする前に、対象ページの要点を表示する機能
- AI タブ・グルーピング:散在するタブを整理するため、名称やカテゴリを提案する機能
- PDF 代替テキスト:視覚障害者向けに、文書内の画像内容を説明するアクセシビリティ機能
Mozilla の目標は、ブラウザがアップデートされた後も、ユーザーの設定が維持される状態を実現することだ。新技術を積極的に活用したいユーザーであっても、従来どおりのエクスペリエンスを重視するユーザーであっても、最終的にブラウジング方法を決定するのはユーザー自身である。
Firefox 148 で導入される AI 制御機能について解説する記事です。AI に関連する問題背景にあるのは、Web サイトやブラウザに AI が組み込まれる過程で、ユーザーの意図しないデータ共有や頻繁な通知が発生し、プライバシーと利便性のバランスが崩れている現状です。具体的には、AI 機能の動作に伴う外部企業への API コールにより、利用者のデータが送信される仕組みが懸念されています。Mozilla は、この状況に対して、一括で機能を停止できるスイッチを設けることで、AI 接続を完全に遮断し、ユーザーの制御権を回復させようとしています。なお、今回のアップデートは、機能の選択肢を広げるための仕様変更であり、意図しないデータ露出を防ぐための重要なセキュリティ対策の一環とも言えます。よろしければ、Firefox での検索結果も、ご参照ください。


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