Zoom の脆弱性 CVE-2023-49647 が FIX:権限昇格により各種の影響が生じる

CVE-2023-49647: A High-Risk Zoom Vulnerability

2024/01/10 SecurityOnline — バーチャル・ミーティングやウェビナーがユビキタス化したデジタル時代において、Zoom Video Communications のソフトウェアである Zoom Meetings が、バーチャル・コミュニケーションの要として活躍している。しかし、Zoom Meetings に深刻な特権昇格の脆弱性 CVE-2023-49647 が発見されたことで、遠隔地との交流が広まる時代における、サイバー・セキュリティの重要性にスポットライトが当たっている。

この脆弱性 CVE-2023-49647 (CVSS:8.8) は、実質的なセキュリティの抜け穴であり、個人/組織ユーザーを危険な状況に陥れるものだ。この脆弱性は、Windows Desktop Client/Windows VDI Client に加えて、Windows Video SDK/Meeting SDK における、バージョン 5.16.10 以下の Zoom 製品に存在する。

この問題の核心は、不適切なアクセス制御にある。この脆弱性は、認証されたユーザーに対するローカルアクセスを介した特権昇格を許し、システム内での不正な操作やアクセスにいたる可能性を生じる。この脆弱性が悪用されると、権限が昇格され、Zoom セッションや、ユーザーデータの機密性/完全性に対する、深刻な脅威を引き起こすことになる。

CVE-2023-49647 の影響を受ける製品は、以下の通りである:

  • Zoom Desktop Client for Windows (バージョン 5.16.10 以下)
  • VDI Client for Windows (バージョン5.16.10 以下:5.14.14/5.15.12 を除く)
  • Zoom Video SDK for Windows (バージョン 5.16.10 以下)
  • Zoom Meeting SDK for Windows (バージョン 5.16.10 以下)

この脆弱性は、セキュリティ研究者である sim0nsecurity により発見された。

日常業務で Zoom に依存しているユーザーや組織にとって、この脆弱性から身を守るための当面の対策は、ソフトウェアをアップデートすることだ。最新アップデートの適用もしくは、 Zoom ソフトウェアの最新バージョンのダウンロードが必須となる。この問題に対して、Zoom は最新バージョン 5.17.2 (28415) で対処し、今回のセキュリティ侵害を阻止している。ユーザーは Zoom の公式ダウンロード・ページから、これらのアップデートにアクセスできる。