Citrix Urges Mac Users to Patch Workspace App Against Privilege Escalation Flaw – CVE-2024-5027
2024/05/28 SecurityOnline — Citrix 製品の開発元である Cloud Software Group が、5月28日に公開したセキュリティ・アドバイザリは、Citrix Workspace app for Mac に深刻な脆弱性 CVE-2024-5027 (CVSS:7.7) が存在するとして、Mac ユーザーに警告するものだ。Mac デバイスへのローカル・アクセス権を持つ攻撃者が、この脆弱性の悪用に成功すると、最高レベルの root ユーザーにまで権限をエスカレートさせ、システムを完全に制御する可能性が生じる。
![](https://iototsecnews.jp/wp-content/uploads/2024/05/citrix-1.png?w=750)
脆弱性が悪用された場合に想定されるリスク
この脆弱性は、Citrix Workspace app for Mac の 2402.10 未満の全てのバージョンに影響する。この脆弱性を悪用する攻撃者は、脆弱性のあるバージョンの Citrix Workspace app for Mac を実行しているデバイスへの、ローカル認証アクセスを持つ必要がある。つまり、システム上の既存ユーザー・アカウントを、攻撃者は持っている必要があることを意味する。したがって、リモートの攻撃者から悪用される可能性は低くなるが、内部からの脅威を考慮する必要がある。また、他の手段により、攻撃者がイニシャル・アクセスを得た場合にも、重大なリスクが生じる。
悪用に成功した攻撃者は、以下のような悪意のアクションを実行する可能性がを持つ:
- データの窃取:機密性の高いファイルや情報に不正にアクセスする。
- システムの改変:システムの設定変更/マルウェアのインストール/バックドアの作成などを行う。
- システムの完全な乗っ取り:最悪の場合だが、感染したデバイスを、攻撃者が完全に制御することもある。
ユーザーへの推奨事項
Cloud Software Group は、影響を受ける全てのユーザーに対して強く推奨しているのは、Citrix Workspace app for Mac のバージョン 2402.10 以降へと、ただちにアップデートすることだ。このアップデートにより、脆弱性が解消され、悪用のリスクがなくなる。
Citrix Workspace app for Mac の 2402.10 未満に影響を及ぼす、脆弱性が発見されました。リモート攻撃者いよる悪用の可能性は低くても、内部の脅威アクターに悪用される、甚大な被害にいたるおそれがあります。ご利用のチームは、ご注意ください。よろしければ、Citrix で検索も、ご利用ください。
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