Google Gemini 3 spotted on AI Studio ahead of imminent release
2025/11/17 BleepingComputer — Google の次世代 LLM になると推測される Gemini 3 が、AI Studio 上で確認されており、数時間から数日の間に展開が開始される見込みだ。AI Studio は、開発者/研究者/学生などが Gemini モデルを用いてアプリを構築できるプラットフォームであり、モデルごとの制御性も高めている。また、現時点での最新モデルは Gemini 2.5 Pro であり、AI Studio ではコンテキスト・サイズや温度パラメータなどの、詳細設定が可能となっている。

当然ながら、最初に Gemini 3 が導入されるのは AI Studio であり、その後に “gemini.google.com” で段階的に公開されていく。公開に先立ち、AI Studio 上で Gemini 3 の痕跡が確認された。さらに、そこには温度パラメータ設定が推論能力に与える影響についても記述されていた。
AI Studio 内の文字列には “このモデルの温度パラメータは、最高のパフォーマンス値に設定されている” と記されている。X 上で確認できたのは、”Gemini 3 ではデフォルトの 1.0 が最良の結果をもたらす。低い値は推論に影響する可能性がある” という補足である。
Vertex AI と Nano Banana 2 における Gemini 3 の参照
以前にも Gemini-3-pro は、Vertex AI 上で確認されている。Vertex AI は Google がホストするクラウド・プラットフォームであり、AI エージェントの利用や AI を活用したアプリ/製品の開発を可能にするものだ。なお、このモデルは、gemini-3-pro-preview-11-2025 という名称で呼ばれている。
今年にリリースされる可能性のあるモデルは Gemini 3 だけではない。実際に Google は、コードネーム GEMPIX2 の Nano Banana 2 もテストしており、最近では Gemini の Web サイトで確認されている。
それが示すのは、AI 画像生成において最高峰の性能を持つ可能性のあるモデルが、早ければ 2025年12月にも提供され始めることである。Google は近日中に、今後のモデルに関する詳細情報を公開する予定である。
Gemini 3 は性能が向上しているだけではなく、温度パラメータなど推論挙動を左右する設定を重視しているようです。ただし、デフォルト 1.0 が最良と明記されている点から推測すると、モデル側の設計として温度を下げたときに、推論品質が不安定になりやすい性質なのかもしれません。また、Vertex AI や Nano Banana 2 など複数の実験的モデルが並行して登場しており、基盤モデル群が急速に多様化しているようです。よろしければ、Google Gemini で検索を、ご利用ください。

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