Amazon 傘下の Twitch ストリーミングサイト:ハッキングの背景にある憎悪とは?

Streaming Site Twitch Confirms Hack

2021/10/06 SecurityWeek — Amazon 傘下の人気ライブ・ビデオ・ストリーミング・プラットフォーム Twitch は、同社の機密データが流出したとの報告がネット上に掲載された後に、ハッカーたちがネットワークに侵入してきたと発表した。Twitch は、ゲームのライブ配信などを行っているサービスだが、この侵入は Twitter を介して確認されている。

Twitch は、認証済みの Twitter アカウントからの投稿で、「侵入が発生したことを確認した。我々のチームは、この問題の範囲を理解するために、緊急の体制で取り組んでいる」と述べている。この声明は、Twitch データの大規模なダンプが、過激な匿名掲示板である 4Chan に投稿されたという報道の後に出されている。

4Chan に投稿されたデータは 125 GByte に及び、その中には Twitch のソースコード、ストリーマーへの支払記録、Amazon Game Studios が構築しているデジタルゲーム配信サービスなどが含まれているようだ。Twitch ユーザーの個人情報は含まれていないようだが、ハッキングの範囲については現在も調査中である。

マーケティング・アナリストの N. Rich によると、ハッキングのニュースが広まるにつれ、Twitch の削除方法に関する Google 検索が8倍に増加したという。N.Rich の広報担当者は、「Twitch のように広く世界的に普及しているプラットフォームで、このような重大なデータ流出が発生したことで、ユーザーが自身とデータをできるだけ早く保護したいと考えるのは当然だ」と述べている。

報道によると、盗まれたデータを投稿した人物が残したメッセージは、ビデオ・ストリーミングの競争を促進するために侵入したというものであり、Twitch のコミュニティは有毒の巣窟であるとしている。

先月のこと、世界最大のゲームストリーミング・サイトである Twitch のユーザーたちは、人種差別/性差別/同性愛嫌悪などの罵詈雑言を浴びせられたことに憤慨していた。Hate Raids と呼ばれる罵詈雑言の嵐の現象により、白人や異性愛者ではない Twitch のストリーマーにとって、このプラットフォームは不愉快なものになってきた。

Twitter のハッシュタグ #TwitchDoBetter は、この1カ月間に、主に女性/非白人/LGBTQ のプレイヤーから苦情が殺到し、荒らしや暴走が止まらず、しかもストリーマーの収益の 50% を失われているとの声が上がっている。Twitch は、アカウントを悪用から守るための、ツールの改善に取り組んでいると主張している。その一方で Twitch は、2人のユーザーが Hate Raids を組織したとして、米国連邦裁判所に提訴している。

ライブ・ビデオ・ストリーミングも Twitch も、ほとんど知らない世界なのですが、さまざまなゲームがあるとすれば、そこの憎悪が生まれることもあるのでしょう。それにしても、この Hate Raids (嫌悪の嵐?) の勢いは凄まじいですね。