WordPress Core に脆弱性:バージョン 6.5.2 への移行を急いでほしい

WordPress Releases Urgent Security Patch – Update Immediately!

2024/04/10 SecurityOnline — 人気の CMS (Content Management System) である WordPress がリリースしたのは、クロス・サイト・スクリプティング (XSS) などの脆弱性に対処する、重要なセキュリティ・アップデートである。あらたにリリースされた WordPress 6.5.2 は、このソフトウェアを利用している、すべてのウェブサイト所有者にとって不可欠なものだ。

このアップデートが重要な理由は?

この XSS の脆弱性を、パッチ未適用の状態で放置すると、WordPress Web サイトに対して、脅威アクターによる有害なスクリプトの注入が可能になる。それにより、Web サイトの改ざんや、機密データの窃取、そして、閲覧者に対するマルウェアの拡散などが生じる可能性がある。

その他の修正されたバグは、深刻度が低いものであるが、WordPress Web サイト全体に対する、セキュリティと安定性を損なうものとなる。

今すぐアップデートを

WordPress が、すべてのユーザーに対して強く推奨しているのは、直ちにアップデートを行うことである。自動アップデートを有効にしている場合には、そのサイトが既に保護されている可能性もある。しかし、再確認が必要である。

手動アップデートの場合は、以下の手順に従ってほしい:

  1. サイトのバックアップ:アップデート 作業を進める前に、WordPress Web サイトの完全なバックアップを作成する。
  2. アップデートのダウンロード:WordPress の公式 Web サイトにアクセスし、最新バージョンである WordPress 6.5.2 をダウンロードする。
  3. ダッシュボードからアップデートを実行:WordPress ダッシュボードにログインして、”Updates” に移動し、アップデートを開始する方法もある。
その他の注意事項

興味深いことに、WordPress はバージョン 6.5.1 をスキップしているが、この 6.5.2 が、6.5 シリーズにおける最初のマイナー・リリースとなる。

さらに、このアップデートでの修正は、以前のバージョンにもバックポートされており、WordPress 6.1 以降に対しても有効となっている。