Juniper Junos OS Evolved の脆弱性:root への権限昇格の恐れ

Juniper Junos OS Evolved Vulnerabilities Enable Root-Level Compromise

2024/07/12 SecurityOnline — Juniper Networks が公開したのは、同社の Junos OS Evolved で発見された5つの脆弱性に対応するパッチだ。CVE-2024-39520 ~ 39524にまとめられた、これらの脆弱性の悪用に成功した攻撃者は、影響を受けるシステムの乗っ取りが可能となるため、重大なリスクがもたらされる。


これらの脆弱性の核心は、Junos OS Evolved Command Line Interface (CLI) における、特定のコマンド・オプションの取り扱い方にある。これらのコマンド内において、特定のパラメータを操作することで、事前に低レベルのアクセス権を得ている攻撃者は、最高レベルの “root” まで特権を昇格させる機会を得る。その結果として、任意のコード実行/設定の変更/機密データの漏えい/ネットワークの運用妨害などが可能になる。

一連の脆弱性に対しては、CVSS v4 スコア 8.5 が割り当てられており、深刻度 “High” に分類されている。

  • CVE-2024-39520
  • CVE-2024-39521
  • CVE-2024-39522
  • CVE-2024-39523
  • CVE-2024-39524

すでに Juniper Networks は、これらの脆弱性に対応する修正版ソフトウェアをリリースしている。Junos OS Evolved 20.4R3-S7-EVO 未満のバージョン、および、21.2-EVO ~ 22.4-EVO の各種バージョンを、使用しているユーザーに強く推奨されるのは、パッチを適用したリリースへと、直ちにアップグレードすることである。

これらの脆弱性に対する回避策は存在しないが、管理者は厳格なアクセス制御を実施し、信頼できる担当者だけにシステムへのアクセスを制限することで、リスクを軽減できる。だたし、最も効果的な方法は、遅滞なくパッチを適用することである。