Centreon の複数の脆弱性が FIX:深刻なSQL インジェクションが発生する恐れ

Centreon Issues Critical Security Update: SQL Injection Vulnerabilities Threaten IT Monitoring

2024/08/26 SecurityOnline — OSS として提供され、広く利用されている監視ソリューション Centreon Web インターフェイスに、複数の SQL インジェクション脆弱性が存在することが判明した。それらの脆弱性である CVE-2024-32501/CVE-2024-33852/CVE-2024-33853/CVE-2024-33854/CVE-2024-5725/CVE-2024-39841 が悪用されると、IT インフラ監視を Centreon に依存している組織にとって深刻なリスクが生じる。一連の脆弱性における CVSS スコアは 8.8〜 9.1 と高いため、パッチ適用を急ぐ必要がある。


Centreon Web は、Centreon プラットフォームを通じて管理者と運用者が、IT インフラの管理/監視をする際の中心的なハブとして機能するものだ。しかし、これらの SQL インジェクション脆弱性の発見により、Centreon Web の全オンプレミス・バージョンが潜在的な悪用にさらされることになった。

  • CVE-2024-32501:updateServiceHost 関数における SQL インジェクション脆弱性。
  • CVE-2024-33852 (CVSS 9.1):Downtime コンポーネントの SQL インジェクション。攻撃者がデータベースを操作することで機密情報の流出にいたる。
  • CVE-2024-33853 (CVSS 9.1):Timeperiod コンポーネントの SQL インジェクション。データベースが侵害される可能性がある。
  • CVE-2024-33854:Graph Template コンポーネントの SQL インジェクション。データの整合性に重大な脅威が生じる。
  • CVE-2024-5725 (CVSS 8.8):Metric Image コンポーネントの SQL インジェクション。データベースへの不正アクセスが可能になる。
  • ​​CVE-2024-39841 (CVSS 8.8):サービス・コンフィグを介した SQL インジェクション。攻撃者による Centreon Web システムの制御が可能になる。

これらの脆弱性が悪用された事例について、Centreon は認識していないという。しかし、Centreon Web のインスタンスがインターネットに公開されている場合には、悪用の可能性が高くなる。攻撃が成功した場合の影響は深刻であり、機密データへの不正アクセス/データベースの破損などに加えて、システム全体への侵害が生じる可能性がある。

Centreon Web における、すべてのオンプレミス・バージョンは、これらの SQL インジェクション攻撃に対して脆弱である。一連の脆弱性は、Centreon Web のコア・コンポーネントに影響を与えるため、すべてのユーザーにとって迅速な対処が必要となる。

すでに Centreon は、これらの重大な脆弱性に対処するために、すべての Centreon Web バージョンのアップデートをリリースしている。累積的な修正を含む推奨バージョンは、次のとおりである:

  • Centreon Web 24.04.3
  • Centreon Web 23.10.13
  • Centreon Web 23.04.19
  • Centreon Web 22.10.23

サポートが終了しているバージョンの、Centreon Web を実行しているユーザーに対しては、バージョン 24.04 へとアップグレードし、システムを確実に保護することが強く推奨される。なお、Centreon Cloud プラットフォームは、既に更新されている。